"自称"魔帝(ダークマスター)・禁書目録!!   作:ぬー(旧名:菊の花の様に)

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新キャラ

聖炎・フレイムエンペラー……ステイル

天の使徒・ホーリーナイト……上条当麻


第3話

聖炎(せいえん)・フレイムエンペラー》

 

「でだ、インデックス、お前も早くステイルさんと一緒に家に帰れよ」

 

上条当麻は、面倒ごとから解放される、と内心喜びながらも、いたって普通の顔でそっけなく言う。

 

きっとこの喜びを顔に出してしまえば、たちまち変な空気になってしまうからだ。

 

 

ちなみに、インデックスがインデックスと呼ばれるのを了承するまでに、

 

「それは、今世での仮の名、名乗ったところでそれは私であり私ではない」

 

「やはり貴様、私の真名を呼ぶのを恐れているのだろう」

 

「ふっ、仕方が無い、貴様は特別に我のことをインデックスと呼ぶことを許可してやろう」

 

 

と、これより2、3倍の量の言い合いの末、インデックスと呼ぶことができるようになったのを思い出し、上条当麻はよく頑張ったな、自分、と自分を褒めていた。

 

だが、そんな喜びも束の間、

 

上条当麻は忘れていた。

 

「なぜ我がわざわざ敵地まで赴かなければならない?」

 

インデックスが中二病だということを。

 

「「敵地?」」

 

ステイルと上条当麻の声が重なる。

 

「そうだ、ダークマスターとは、常に聖なる者から追われる身。

 

 そして、その赤髪は、聖炎の異名を持つ者、フレイムエンペラー!!」

 

と、インデックスはステイルを指差しながらカッコよく言う。

 

だが、上条当麻は苦笑いを浮かべながら、インデックスの方を見ていた。

 

(さすがに他人に設定押し付けるのは……)

 

やるんだったら空想上にしてくれよ、と思いながらも、ステイルの方を向くと、

 

 

 

 

ガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッガンッ

 

 

 

 

頭を必死に壁にぶつけているステイルの姿があった。

 

 

「えーと、ステイル……さん?」

 

 

 

「なんでっ!!なんで覚えているんだ!!忘れたはずじゃなかったのか!!」

 

 

 

上条当麻は確信した。

 

あ、インデックスと同類(中二病)だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《天の使徒・セイントナイト》

 

「で、どうするんですか?

 

 これじゃあ帰りそうにないじゃないですか」

 

上条当麻は窓際でなにやら言い始めたインデックスを無視して、ステイルに相談するが、ステイルは、

 

「いや、何しろ今回が始めてでね、家出は。

 

 こっちもどうしたら帰ろうとするのか困り果ててるんだよ」

 

「でも、やっぱら帰るように仕向けるには、説得ですかね?」

 

「でも、あの子に説得のせの字でも伝わるかどうか…………」

 

「「はぁ…………」」

 

二人揃って盛大なため息をつく。

 

だが、

 

「あっ!!」

 

いきなり思いついたかのように手を打つステイル。

 

上条当麻は不思議に思いながらも、何か言ったところでこの状況が改善されないので、無言で先を促す。

 

「そういえば、僕と一緒にここにあの子を追いかけに来た人がいるんだよ。

 

 それで、その人を呼べば…………」

 

と、上条当麻はなんで、インデックスを見つけた時点で連絡を取らないのかすごく聞きたかったが、次の一言ですべて解決されてしまった。

 

「でも、その人、ケータイ持ってないし、方向音痴だし、勝手に先走って行っちゃったからな」

 

遠い目をするステイル。

 

本の一筋の希望を打ち砕かれた上条当麻。

 

そんな二人の間になんとも言えない空気が流れた。

 

「でも、その人は唯一あの子と明確な意思疎通ができるんだよ。

 

 だから、あの人さえ来てくれれば……」

 

上条当麻の顔は希望の復活により、明らかに明るくなった。

 

だが、そんな幸せな上条当麻に悲劇が起きる。

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

突如あがるインデックスの声に身構える上条当麻とステイル。

 

そして、一方のインデックスはというと、部屋のクローゼットの中から何やら重そうな段ボール箱を取り出して、開けていた。

 

 

その危険さにいち早く気づいた上条当麻は、人間を超えたやもしれない速度でインデックスの記憶を上条当麻式記憶消去術で抹消しようとしたが、時すでに遅し、

 

「ふふふ…………

 

 まさか貴様も聖なる者だったとはな…………

 

 それなら今までの貴様の行為にも全て納得が行く」

 

「やぁめぇてぇぇぇぇぇえ!!!!」

 

上条当麻は立ち上がったインデックスの持っていたノートに手を伸ばす。

 

だが、インデックスはここぞとばかりに無駄な身体能力を発揮し、上条当麻の突進を避けた。

 

「ぐぅふぇ!!」

 

奇妙な声をあげらながらこける上条当麻をインデックスは見下ろしながら、

 

「ふっ、貴様の正体見破ったり!!

 

 天の使徒・ホーリーナイト!!

 

 この私を倒すために現れたのだな!!」

 

デジャブを感じるビシッと指を差すインデックスの姿を誰も見てはおらず、上条当麻はゆらりと立ち上がる。

 

(もうこれは口を封じるしか…………)

 

本格的に怖いことを考えていた上条当麻の肩に、少し重みがかかった。

 

 

上条当麻は、その方を見る。

 

 

すると、そこには同情、憐れみ、嬉しさ、そんな感情がごちゃ混ぜになった何とも言えない表情をしたステイルがいた。

 

 

 

そして、二人はしばし見つめ合い、

 

 

「「同志!!」」

 

 

今ここに、聖なる誓い(命名インデックス)と言う名の友情が生まれた。




二人の中二病キャラの詳細が知りたい人がいたのならば、

感想に知りたい中二病キャラの名前を書いていただければ、解説します。
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