"自称"魔帝(ダークマスター)・禁書目録!!   作:ぬー(旧名:菊の花の様に)

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神裂火織……The常識人

アレイスター・クロウリー……俳人

今回、《時間稼ぎ》にて、一部翻訳機能を導入いたしました。


第4話

《時間稼ぎ》

 

「それでだ、上条当麻」

 

ステイルは上条当麻との聖なる誓いの後、神妙な表情で上条当麻に話しかける。

 

「ふっ…………」

 

だが、当の本人はやはり仲間がいたとしてもダメージはすごかったのか、目に光が宿っていない。

 

「今ここでゆっくりとしている暇はない。

 はあの子がまた勝手に動き出す可能性は十分にある」

 

「ふっ…………」

 

「だから、僕たちはなんとしてでもあの人が来るまでなんとか粘らなければならない」

 

「ふっ…………」

 

「今は幸い、誰のなんだが分からない(・・・・・・・・・・・)ノートに気を取られているようだから良いが、それを読み終えたあとだ」

 

「す、ステイル…………」

 

上条当麻はステイルの発言に思わず言い淀んでしまったが、今の発言は明らかに上条当麻のダメージを癒した。

 

「だが、それを読み終えたあとにまたさっきと同じようなことを言い出して飛び出してしまったら、僕たちにはどうすることもできない」

 

「ステイル…………お前、まさか…………」

 

上条当麻は気づいてしまった。

 

ステイルがやろうとしていることに。

 

「いや、僕もそれは最終手段だと思っているよ。

 

 だけど、もしも…………もしものことがあったら………」

 

「それなら俺が!!」

 

上条当麻はステイルの肩を思い切り掴む。

 

「いや、君はもうダメージを追いすぎた。

 対して僕は君よりも軽傷で済んでいる」

 

(精神的に)そんな言葉が必要なセリフを言うステイル。

 

「………………やるのか」

 

上条当麻はステイルの目の中に光を見た。

 

「あぁ、一回であればそれほどダメージは受けないであろう。

 

 それでも、もしもの時は、私を連れ戻してくれ」

 

ステイルは上条当麻の顔を見ない。

 

「あぁ、分かった。

 

 もしお前が逝っちまっても、俺がそこから連れ戻してやるよ」

 

※翻訳

 

『あぁ、分かった。

 

 もしお前が【中二病の世界に】【行】っちまっても、俺がそこから【物理的に意識を】連れ戻してやるよ』

 

「僕は、今一度、やるしかない」

 

※翻訳

 

『僕は、今一度、【聖炎・フレイムエンペラーに】【な】るしかない』

 

「生きて、帰って来いよ」

 

「言うまでもないだろ」

 

 

 

 

本人たちは、何故か気づいていない。

 

もうこの会話が、中二病化していることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《神裂火織》

 

ピンポーン

 

 

その音は上条当麻とステイルに救いを与えるものであった。

 

二人は未だ上…………いや、誰のだが分からないノートをウキウキしながら見ていた。

 

もしこれが目的と違う人だったら絶対殴ってやろう、そう二人は誓った。

 

そして、二人はドアの前で、一旦呼吸を整えてからドアを開けると、そこには、

 

「あの…………ここにインデックスがいると聞いたのですが…………」

 

「「よっしゃ!!」」

 

「?」

 

二人揃ってガッツポーズをする様子に疑問を抱いた神裂だったが、気にしたところで自分に不幸なことしか起こらなさそうだったので、触らぬ神に祟りなし精神でいた神裂であった。

 

「それで、あの子は」

 

「あぁ、あの子ならここにいるけど、今はちょっと出れなくてね」

 

「どうしてですか?」

 

ステイルは、神裂の問いにうやむやな感じで返す。

 

それを不思議に思ったのは神裂だけでなく、上条当麻も同じようで首をかしげていたが、

 

 

ちらりとステイルが上条当麻に目配せをした時、全てを把握することができた。

 

 

(あいつ、まさかノートを片付ける時間を稼いでくれるのか?!)

 

 

上条当麻はステイルとの友情を再確認しながらも、ダッシュでインデックスの元へ向かう。

 

当然、家主が突然目の前からダッシュでいなくなれば不思議に思うのが普通で、

 

「彼は何をしに行ったのですか?」

 

「いや、部屋の中が汚いらしくてね、片付けたいって」

 

「それならそうと言ってくれれば手伝うとか待つとかできたのに…………」

 

「ははは……まぁ、曲がりなりにも女性が入るからね、彼だって一端の男子だったらそう言うところに気を使うよ」

 

「あの子は中にいるのに?」

 

「いや、あの子は…………」

 

「それにステイル、あなたも入っていたのならば、部屋は入れないほど散らかっているわけでもないし、ましてや掃除する方がステイルたちにとって失礼です」

 

そして、神裂は間を置き、

 

「なにか隠してますね」

 

それでもなおポーカーフェイスを作るステイル。

 

「その顔は、いかにも怪しいですね」

 

それでも、ドアの前から退かないステイル。

 

だが、神裂はそれに反し、笑顔になると、

 

「ね、教えてくださいよフレイムエン「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」

 

魔法の言葉を言い、ステイルを避けさせる。

 

神裂は終始笑顔のままそのまま部屋の中に入って行く。

 

 

 

 

一方、避けたステイルはというと、

 

 

「なんで…………なんで、こんな事になったんだ………………」

 

 

 

 

友情も

 

弱み【黒歴史】の前に

 

無力かな

 

 

byアレイスター・クロウリー

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