"自称"魔帝(ダークマスター)・禁書目録!! 作:ぬー(旧名:菊の花の様に)
《名前》
「おいガキ」
「ん、ってミサカはミサカはガキとか言われても怒らないで天使の笑みで返してあげたり」
と、少女は左手で拳を握りながら、白髪の少年の問いに返す。
だが、そんなことは白髪の少年の意には介していないようで、
「名前は?」
「あぁ、それならラストオーダーって呼んでも構わないわよ、ってミサカはミサカはどこぞのツンデレお嬢様みたいに言い放ってみたり」
と、明後日の方向を向きながら言い放つラストオーダー。
「あァ、分かったよ」
少年の顔はなんだか不思議な表情の顔だった。
「ふふーん、かっこいーでしょー、ってミサカはミサカはツッコミを待ちながら胸を張ってみたり」
ラストオーダーは、チラチラと白髪の少年を見るが、当の本人はなにやら考え込んだ様子でラストオーダーの声を聞いていなかったようだ。
「むむー、じゃああなたの名前は?、ってミサカはミサカはほおを膨らましながらも常識的な対応をしてみたり」
「ン……あァ、俺の名前か…………アク…………」
そこで、白髪の少年の声は詰まる。
ラストオーダーははてなマークを浮かべるも、答えを待つ。
まぁ、本人は知ってる上で聞いているのだが……
そして、
「田中、まさるだ」
「へぇー、それって厨二病みたいななま……………え?」
空気が、凍った。
《田中宅》
「へぇー、ここがマサルくんの家かー、ってミサカはミサカはギャルゲーの正統派ヒロインみたいな口調で言ってみたり」
「あァ、とりあえずお前寒かったろ、風呂入ってこい」
マサルとラストオーダーは、マンションの一室に入ると、ラストオーダーはいきなりリビングを見てはしゃぎだし、マサルは部屋の片隅にあるタンスの中からバスタオルを出してラストオーダーに投げ渡す。
「でもさぁ、あなたってけっこー不良に絡まれてるって聞いたけど、家には入られたことないの?、ってミサカはミサカは純粋な今の疑問をぶち当ててみたり」
「ン、あァ、それだったらしょっちゅうだ」
「ならなんで「まずドアを常時高温にしてる」…………ん?」
「さらにドアは学園都市製の強力な素材を使って、壊すことはレベル5勢程度、入ってきたとしても、センサーが反応してけたたましい音を鳴らす。
まぁ、あとは俺様の手で片付けるんだがなァ」
「え…………」
「だからさっきドア俺様が開けただろ?」
「……………………ハッ!!」
このハッ!!、はきっと、マサルに対してではなく、ツッコミを忘れたことに対するものなのだろう。
《田中の真髄》
「ふー、いいお風呂だった、ってミサカはミサカは幸せな気分で風呂上がりの牛乳を待ってみたり」
「ンなもンねぇよ」
「えっ!!、ってミサカはミサカは風呂上がりの牛乳が飲めないことを知って悲しみに浸ったりぃ〜」
と崩れ落ちるラストオーダー。
「うちには生憎とコーヒー以外なンも置いてねぇんだよ、文句あンなら出てけ」
「まぁ仕方がない、気にしないでやろう!!、ってミサカはミサカは自分でも若干無礼なのに気づいてはいるけど偉そうに胸を張ってみたり」
「あァ、あと服はそっちだ」
指を指すマサル。
そこには下着と綺麗なワンピースが畳まれて置いてある。
「ありがとー、ってミサカはミサカは感謝の意を表しながら服を手に取ってみたり」
と、はしゃぐラストオーダー。
やはりこんな変な喋り方でも女の子は女の子、そういうものには興味があるのだ。
「とでも言うと思った?、ってミサカはミサカは笑顔を崩さずにマサルくんの方を見てみたり」
「あァ?なンだってンだよ」
マサルは一方、ソファの上に腰を下ろしてテレビをつけようとしていた。
「なんであなたの家にこんな女物のワンピースがあるの?、っていうかなんでこんなに私にぴったりなの?、ってミサカはミサカは事と次第によってはぶん殴らなければいけないので拳を握って準備していたり」
「それはさっき作った」
「そーんなシレッて言ったところで…………え、作った?、ってミサカはミサカは驚きを隠せず口を呆然と開けてみたり」
「一応裁縫は得意なんでな」
マサルは様々な大きさが切り取られた後の布を一枚取り出す。
その布はちょうど服の色と同じで、切り取られた大きさもちょいどワンピースの大きさと等しい。
その布を見て、ラストオーダーはしばらく黙り、
「あの、その、すいません」
「分かりゃいい」
ちなみに、下着は田中の友達の青髪ピアス氏のものらしい