死にたくないので素早さに極振りします

何故運営は俺の嫌なことをやらせるんだ（半ギレ）

どうも。最近90年代走ってる作者です。アンケートの締め切りを9日に決めました。
次は名前の方を決めようと思っていますのでよろしくお願いします

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第一回イベントの翌日。斯波は【毒竜の迷宮】に潜り続けていた。

ダンジョンを攻略しては町へと戻る斯波の様子を見て他のプレイヤー達は

「あれで何回目だよ？」

「今日だけでもう7回目だぞ、やべぇよあいつ」

「おい、今なら倒せるんじゃねぇか？」

「無茶言うな！あいつイベント直後に襲撃してきた『マルドクぶっ殺し隊』全員町送りにしてるんだぞ！」

まるで化け物でも見たかのような反応をしていた。

何故、斯波が【毒竜の迷宮】に何度も挑んでいるかというと、

「これで武装一個分…しかもまだ設計図残ってるだろうなぁ…」

イベント後に再び【毒竜の迷宮】で列車砲と再戦したのだが、その時に驚くべき事実が発覚したのだ。

「まさか武装付け替えれるとは…」

最初に挑んだ時は巨大なカノン砲と複数の迫撃砲を装備していた列車砲だったが二度目は迫撃砲の代わりに速射砲が装備されており、危うく斯波はHPをすべて無くして町へと強制送還されかけたのだ。前回とは違いスキルや武装が充実していたため何とか倒すことが出来た斯波はドロップアイテムを見て驚愕した。

設計書：20cm速射砲【レア】

使用することで20cm速射砲を作れるようになる

謎の金属

何かに使えそうではあるが…。素材アイテム

これを見た斯波は早速イズのもとへ向かって使用してもらったのだが…

「うっわ、何これ」

レシピを見て斯波は驚愕した。必要な素材は謎の金属のみだったのだが個数が異常でその数なんと50。列車砲と戦ってドロップしたのが8個だったため最低でもあと6回は列車砲と戦わなければならない。これが普通のボスであれば気が楽なのだがいかんせん相手はあの列車砲である。一瞬でも気を緩めたら即町送りとなるボスを後6回相手にしなければならないことを知った斯波は気が飛びかけた。

「そういえば明日はアプデがあるんだっけか」

【毒竜の迷宮】の中を走りながら斯波は考える。

NewWorld Onlineが発売されて明日でちょうど三ヶ月。それに合わせて明日は大規模アップデートが行われる。幾つかのスキルの追加やアイテムの追加。それらもネットを賑わせたが目玉はそれでは無い。

目玉は現在のマップの最北端にあるダンジョンのボスを倒した者が、アップデートで新たに追加されたマップに進むことが出来るようになるというものである。

勿論パーティーで挑んでもソロで挑んでも問題無い。

分かりやすく言うなら、一層をクリアすると二層に行けますよということである。

2層の探索をいち早く進めるために今日のうちに素材集めを済ませようと斯波は思い、こうして【毒竜の迷宮】に挑み続けているわけである。

「しっかし経験値も金も入らないのはつらいなぁ…」

速射砲だけならもうすでに素材が集まったのだが列車砲の武装が他にもあることから今日は粘ろうと考えたのである。

「明日はしばらく導入のためにメンテナンス入るし…学校行くか」

最後に行った日を忘れるほど長い間学校に行かなかった斯波はこれを機にリアルの方でも楓や理沙と顔を合わせとこう、と思うのであった。

因みにこの日の周回で斯波は新しい武装を全種類と新たにスキルを3つ入手したのであった。

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巨大兵器に組み換え機能があるのは当たり前だよなぁ？