死にたくないので素早さに極振りします   作:叢雲草薙

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戦闘描写難しいなぁ…(今更)
現在15タグ入れたほうがいいか悩んでいる作者です


頼むから世界観を守ってくれ(悲痛)

「どうする…逃げるか?流石に連戦はキツイ」

【千撃千殺】の効果も切れた斯波は爆撃機に見つからないように岩陰に潜んでいた。

「なんでこうも世界観ぶっ壊すボスと戦う羽目になるんですかねぇ!?」

ヤケクソ気味に天に向かって斯波は叫ぶ。

「列車砲はまだいいとしてB-2はどう考えてもオーパーツのレベル超えてんだろ!」

列車砲より100年以上後に作られた兵器が層一つ越えただけで現れたのだ、無理もないだろう。

「しかもなんでホバリングできるんだよ!爆撃機だろ!?」

どこか遠くへ飛んでいくことを期待したが一向に空を飛んだままその位置を変えない爆撃機に対して斯波は叫び続ける。運営への恨み言を一通り吐き終わった彼は

「逃げ切れるわけねぇよな…やるしかないか」

と、諦めた表情をするとスキルのクールタイムを確認したのち、作戦を練り始める。

「まず探知系は使えない、多分元ネタ通りに吸収される。で、ホバリングもできるという事はある程度改造は施されているはずだ。流石に核は無いだろうが誘導ミサイルの類も警戒した方がいいな…」

思考を整理するため癖となった独り言が岩場に響く。

「素早さは負けてると仮定した方がいいな、多分、装甲もかなり硬いはずだ。アレ(・・)はまだ使うわけにはいかないし…」

ストレージに入っている秘密兵器を使うか斯波は悩むが一旦保留する。そしてスキルのクールタイムがすべて終わったのを確認すると。

「とりあえず、スキルで攻撃力上げて一気に削るか」

長時間悩んだ割に単純な作戦を胸に斯波は戦闘を始めるのであった。

 

「音速をもってわが敵を穿て!【10cm電磁加速砲】発射(ファイア)!」

長文詠唱が存在しないため通常詠唱で武装を使用する。

上位プレイヤーですら一撃で葬るほどの一撃が爆撃機に迫るが…

「おいおい、マジかよ…」

一割しか減っていないHPバーを見て斯波は驚く。

「装甲硬すぎんだろ…メイプル並みにあるぞ…」

その光景に驚く斯波だがすぐに気を引き締めて戦闘機に背を向け、走る。

「さて、鬼ごっこの始まりだ」

 

山岳地帯で一人のプレイヤーと一機の爆撃機が戦闘を繰り広げる。

「チッ、間に合わないな。パリィ!」

すさまじい速度で迫って来たミサイルをスキルを使用して受け流す。受け流されたミサイルは少し離れた地面に着弾し、爆発する。

「おわっ!?あっぶねぇー」

その爆風で吹き飛ばされた斯波は先ほどまで自分が立っていた場所を見て青ざめる。

「機銃が厄介だな…」

直線状に穴が開いた地面を見て戦闘機の脅威度を自身の想定したレベルよりもさらに一段階上に引き上げる。

作戦の修正を始める斯波だがそんなことお構いなしと爆撃機は再び迫ってくる。

「速ぇ!」

現実世界では音速の三倍近くの速度を出す戦闘機を見て斯波は叫ぶ。

現状、斯波は爆弾や機銃の直撃は免れているものの、何度か掠っており、頻繁にポーションを飲んでいる状況であった。しかも爆撃機事態には最初の一撃以外ダメージが与えられていないのでこのままだとジリ貧である。

 

「流石に使わないと不味いな…」

そう呟いた斯波がインベントリから取り出したのは一つの武器であった。

それは、ライフルのバレルを9つ円形に束ねたような形をしたロケットランチャーであった。

アイテム名は 

 

フリーガーファウスト

 

「探知系が使えないなら、自力でやるしかないな…」

それを構えた斯波は目を閉じて耳を澄ませる。

空気を割く甲高い音が聞こえ、それに意識を向け続ける。

そして、段々音が大きくなってくるのを感じると突然、

「そこだぁ!!」

ミサイルを発射した。

 

フリーガーファウスト。意味は「対航空機拳骨」・

 

最初に発射された4門のロケット弾が着弾する。そのダメージによって動きが止まった爆撃機を遅れて発射された残りの5門が襲う。

飛行する敵に対して有効な兵器が容赦なく爆撃機のHPを奪っていく。だが、

 

「対空特攻ついててこのダメージかよ」

半分ほどしか減っていない爆撃機のHPを見て斯波は呟く。

斯波の予想だとすでに倒れているはずの爆撃機は一部装甲が剥がれているが未だに健在だ。

「多分、HP半分で一旦耐えるようになってんだろうな…という事は…」

斯波の頭によぎった嫌な予想を爆撃機は行う。

先ほどまで黒かったそのフォルムを青くし、発していた甲高い音をさらに一段階高くし、機体の一部を展開させる。

「発狂が飛んでくるって意味だよなぁ!?」

遠くから見てもわかる、明らかに異常な量の爆弾が現れた事に斯波は叫ぶ。

すぐさまその場を離れようとした斯波だが、戦闘機は予想をはるかに超える。

先ほどよりもはるかに素早い動きで爆撃機が迫る。

そして、その身に積んであるおびただしい量の爆弾を投下した。

 

斯波の視界を爆弾が埋め尽くした。

 

 

 




流石に戦闘機戦は2話に分けることにしました。
やっぱ列車砲がいるならフリーガーさんも入れたくなってきたので入れました。
因みに元ネタよりもかなり性能がいいです

マルドクの武器変形先は?

  • 大鎌
  • 大鋏
  • 大剣
  • アンカー
  • 斬馬刀
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