4/4 スキルの効果を少しだけ変更
「さて、まずは検証と行こうかな…」
NewWorld Onlineの使用を確認するため敵とエンカウントするために周囲の探索をする斯波。大声を出したり、足音を大きくしたりと目立つ行動をしていると…
「お、出た出た」
斯波の行動に引き寄せられたのかとがった角を持つ白兎が草むらから飛び出してきた。そして斯波に向かってかなりのスピードで体当たりしてきたのだが。
「あっぶね」
現実世界ならともかくこの世界では【AGI 100】である。斯波にとって白兎の体当たりは非常にゆっくりとしたものだった
「ちょうどいい。体力の概念も試してみるか」
大盾を近くに置き、適当なところで円を描くように歩く。斯波のAGIなら歩くだけでも白兎より早いため、ダメージを受けずに済んだ。
「とりあえず目標は一時間ってところかな」
そうして、鼻歌を歌いながら斯波は歩き続ける。何も知らない人から見れば斯波と白兎が追いかけっこしてるように見え、掲示板へと書き込んでいることだろう。
そして一時間後…
「さて、一時間経ったか」
セットしておいたタイマーが鳴る同時に斯波の頭の中へ音声が流れた
『スキル【電光石火】を取得しました』
「おっ、スキルゲット」
歩きながら斯波はスキルの確認を始める
スキル【電光石火】
このスキルの所有者のAGIを二倍にする。【STR】【VIT】【INT】のステータスを上げるために必要なポイントが通常の三倍になる。
取得条件
一時間の間敵に追いかけられ、かつダメージを受けないこと。かつ、魔法、武器によるダメージを与えないこと。
「うっわ何このぶっ壊れスキル。取得条件かなりきついし…これは検証の余地あるな」
斯波自身かなり強力なスキルを得たと確信している。そしてそれと同時にこう考えていた
(
デメリットを見て今後のポイント振りをAGI一択であることを確信し、さらに伸ばすために検証を続けることにしたのだった。
「とりあえず、一旦この兎は倒すか」
短刀を抜き、反転する。いつの間にか増えたAGIで白兎と斯波の距離は大きく離れていた。短刀を逆手に持った斯波はそのまま白兎に向かって走り、一閃。
白兎の頭上にあったHPバーは一気にゼロになった。
『スキル【爆進】を取得しました』
『レベルが2に上がりました』
二つのアナウンスを聞いて斯波は白兎のHPバーが一気に無くなった理由を知るのだった。
「さて、ポイントは全部AGIに振ったし、一旦メイプルと合流するか」
少し離れたところにいるメイプルを目指して斯波は移動する。
入手した【爆進】は移動速度を攻撃に上乗せするスキルであり、その後はわざとトレインしてみたり攻撃を連続で中断してみたり盾を投げたりして様々なスキルを斯波は入手していった。
「そういえばさっきエンカウントした大きな蜂…【爆進】して【シールドアタック】したら吹っ飛んでったけど、何だったんだろう…」
左手につけた指輪を見て斯波は呟く。斯波に向かって毒液を噴射してきた赤色の大きな蜂からドロップしたものだ。
ミュータントフォレストクインビーの指輪【レア】
【AGI+8】
状態異常ダメージ軽減:毒などのダメージを軽減する
「結構強いな。無効じゃないのが少し残念だが…まぁ序盤で出るはずもないか」
それよりも入手したスキルの【
「まぁ検証はまた後でいいか、今はとりあえずメイプルと合流しないと」
そうして、メイプルと合流した斯波はメイプルが行った行動に呆れつつ、町へと戻るのであった。
尚、戻るときに相当疲れていたのかおもいっきりメイプルが斯波にしがみついたせいで何度も転びかけたのだった。
現在のマルドクのステータス
マルドク
Lv2
HP 40/40
MP 12/12
【STR 0〈+9〉】
【VIT 0〈+28〉】
【AGI 105〈+8〉】
【DEX 0】
【INT 0】
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【初心者の短刀】
左手 【初心者の大盾】
足 【空欄】
靴 【空欄】
装飾品
【ミュータントフォレストクインビーの指輪】
【空欄】
【空欄】
スキル
【大物喰らい】
【爆進】
【シールドアタック】
【電光石火】
スキル【爆進】
30秒間攻撃をSTRに現在のAGIを追加してダメージ計算する。クールタイムは1分
取得条件
20m以上離れた敵を10秒以内に倒す
やっぱシールドチャージは欠かせないね。
ボス戦の相手は?
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原作通り毒竜
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暴走特急だし列車系で
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バイクとかの爆走系
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騎士みたいな人型
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純粋に化け物