あと2日ぐらいでアンケート切ります。
第二回イベントが終わったら一旦修正作業かな…
第二回イベント4日目
砂漠エリアにて
「【100cmカノン砲 キャニスター】
「【サンダルフォンの剣】!」
100を超えるプレイヤー連合と二人のプレイヤーが戦っていた。
圧倒的な物量に対抗するのは圧倒的な強さを誇るプレイヤーが二人。
第一回イベントで圧倒的な成績を残した二枚の大盾使い。
ユニークシリーズ―ボスの初回単独討伐という偉業を成し遂げた狩人。
このコンビを中心として戦闘が繰り広げられていた。
「おいザルバ!そっちはどうなってる!」
「まだまだ元気さ!むしろ物足りないぐらいだよ!」
砲弾が放たれれば密集した箇所が一瞬で更地になり。
弓が放たれれば直線上にいたプレイヤーがすべて粒子へと変わる。
「密集するな!狙撃されるぞ!」
「盾職は前へ!後方から魔法と弓で狙撃する!」
「ヒーラーはいないか!数名虫の息だ!」
しかし、プレイヤー達も負けてはいない。リーダーシップのある数名のプレイヤー達が的確に指示を送って被害を最小限にとどめている。
「糞ッ!指揮官が厄介だ、ザルバ、狙撃頼む!」
「了解!【カマエルの炎槍】!」
ザルバが空へ向けて弓を放つ。すると、突如巨大な槍が空に現れ、地上へと突き刺さった。
それは周囲にいたプレイヤーを焼き払い、フィールドの一部を炎上させた。
当然、その一撃は指揮を執っていたプレイヤーを葬ったのだが、
「ここからは俺が指揮を執る!全員、炎上した箇所には近づくな!」
そのプレイヤーに代わって新たに指揮をするプレイヤーが現れた。
「キリがねぇ!このままじゃスキルが無くなるぞ!」
倒しても倒しても湧いてくるプレイヤー達に危機感を募らせたマルドクが叫ぶ。
「こっちもMPが不味いねぇ…こうなったら一旦退きゃ「【炎帝】!」何っ!?」
スキルを使用して退避しようとしたザルバの目の前で突如炎球が現れ、プレイヤー達をねじ伏せた。
「【爆炎】 【フレアアクセル】」
爆風によって二人の周囲にいたプレイヤー達は大きく吹き飛ばされ、彼らを取り囲む円の中心に爆炎によって加速してきた女性が現れる。
「ミィ…」
「まさか、第4位かい!?」
燃えるような赤い目と髪を持つ女性プレイヤーを見てマルドクはその名前を呟き、ザルバが反応する。
「少し目に余る光景だったのでな、加勢する」
ゲーム内で数多くの
(ふぇぇ…どうしよう…ついノリで加勢しちゃったけど…というか中心にいたのって前回一位の人!?ざっと見て2,300人近くいるんだけど!?これ、かなりピンチなんじゃ…)
かなりビビっていた。しかし、それを面に出すわけにもいかず
「こちらの方面は任せろ、確実に食い止めて見せる」
「ありがたい!」
「これなら負担が減るね。勝算が見えてきたよ!」
希望が見え、プレイヤー達の攻撃の手が止まっている隙にポーションによって回復した二人は再びプレイヤー達と向き合う。味方が一人増えただけではあるが非常に頼もしく、絶望的な状況から少しでも抜け出せる可能性を生みだしてくれた。
プレイヤー達も準備が終わったのか再び武器を構える。
「突げ「【地割り】!」なっ!?」
攻撃を指示しようとした指揮官のいる方面に突如50センチ程の深さの裂け目が無数に発生した。
その範囲およそ20メートル。亀裂に足を取られ、バランスを崩したプレイヤー達の動きが止まる。
「【多重炎弾】!」
そこに次々と炎弾が降り注ぎ、プレイヤー達を打ち抜いていく。
「楽しそうじゃねぇか、混ぜてくれよ」
「面白そうだから、加勢に来たよ♪」
プレイヤー達の姿が消えた場所に立っていたのは屈強な大男と金髪の少女。
「あれは、六位のドラグと【
「なんでアイツらがここに!?」
その姿を見たプレイヤー達から声が上がる。トッププレイヤーが集まり始めた状況に唖然とするプレイヤー達だったがそこにさらなる災厄が襲い掛かる。
「「【超加速】!」」
突然、止まっていたプレイヤー達が何者かに切り裂かれた。それらは目にも留まらぬ速度で戦場を駆け回り、砂煙をあげる。それが晴れると
「よぉ、加勢に来たぜ」
「君の首は誰にも譲らないよ」
切り裂いた張本人ーペインとドレッドが立っていた。
「ヤベェ!ペインとドレッドだ!」
「どうする!?退却するか?」
「いや、ここで仕留める!倒せば金が一気に手に入るぞ!」
トッププレイヤーの出現に慌てる彼らだったが乗り越えたときのメリットと自身の軍勢の数をみて自信を持ち、ペイン達と戦う気が湧いていた。
「さて、どうする。退却するなら止めないが」
ペインの提案に対しマルドク達は答える。
「決まってるだろう?」
「反撃開始だ!!」
作者的胸アツ展開
マルドクの武器変形先は?
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大鎌
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大鋏
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大剣
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アンカー
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斬馬刀