イベント5日目
砂漠エリアにて
一台の列車砲が人を載せて爆走していた。
「サユース エェルシームィ リスプーブリク スバヴォ―ドヌィフ♪」
搭乗者はご機嫌なようで数年前解体した連合の国家を歌っている。
「スプラチーラ ナヴイェーキ ヴィェリーカヤ ルー…ん?メッセージか」
歌がクライマックスを迎える前にサリー達からメッセージが来たことによって歌っていた本人ーマルドクはそれを確認する。
[現在海エリア探索中。ヤバいボス発見した]
「…まじかよ」
メイプル達が戦った怪鳥の話から爆撃機並みにやばいことは把握している。
それと同格のボスモンスターがまだいることにマルドクは驚愕した。
[了解、とりあえず放置しといて。もうすぐ着くと思う]
そう返信してマルドクは再び国家を歌い始めるのであった…
列車砲を走らせること数分…
「多分…あれだよな」
目の前に見える巨大な砂の城を見て確実にメイプルの仕業だとマルドクは判断する。
「とりあえずメッセージ送っとくか」
[砂の城を発見]
[オッケー!入ってきて!]
「多分中でろくでもない事をやっているんだろうなぁ…」
目を離すと確実に何かやらかすメイプルのことをサリーの次に知っているマルドクは砂の城へと移動するのであった。
「改めてみるとデカいな…」
およそ3メートルほどの高さを持つ砂の城。
その中からギャーギャー騒ぐ声がする。
「お邪魔しまーす」
中に入ってみるとメイプルが他の人とオセロをしていた。
「あー!駄目だって!」
「はい、パーフェクトー」
盤面は白一色だ。
メイプルが選んだ色はその自慢の装備の色だった。
つまり黒。惨敗である。
悔しそうにしていたメイプルがマルドクに気付いて立ち上がる。
「あ、マルドク!」
「よう、メイプル。で、この人は?」
「僕はカナデ。さっきまではメイプルと一緒に砂の城を作って遊んでたんだ」
赤色の癖毛にスペードの形のイヤリング、色白の肌に髪と同じパッチリとした赤い瞳。身長はメイプルより少し高いくらいだった。
頭装備のイヤリング以外は、ぱっと見たところ初期装備だった。
特徴的なのは武器を装備しているように見えないことだ。
大盾でも無ければ剣でも杖でもない。
どうみても手ぶらである。
「楽しかったよねー」
「ねー」
似たもの同士の二人を見てマルドクは何となく打ち解けた理由を察した。
「それにしてもパーフェクトって…相当強いな」
「君もやってみる?」
「そうだな、まだサリーが来るまでには時間がかかりそうだし一戦頼む」
黒い石が存在しない盤面を片づけて二人は向き合う。
「さて、ゲームを始めようか」
うーん、中々進まない…
修正したら多分5,6話近くは減るかもです
そろそろ番外編やろうと思ってるんだけどどれがいい?
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サリーとの同棲生活編
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学校での絡み
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ザルバとかとの過去編
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IFとか