命題、あの者の力の源(仮)   作:L・F

1 / 4
はじめまして、このハーメルンで小説を投稿するのは初となる者です。
これまで多くの方による素晴らしい小説を読んで、私もちょっと書いてみようかなと思い立ったのがこれになります。
こういった他の人が見る場での小説は初めてなので、どうかお手柔らかに…


プロローグ

あの日、我らは敗北した。

 

 

7つの特異点のみならず、多くの特異点から英霊たちが集った。

 

 

それでも、ゲーティアの元に辿り着いたのは僅か2人。

 

 

その内の1人であるデミサーヴァントは、ゲーティアによって消滅した。

 

 

残るは、魔術を行使することすら出来ないただの人間。

 

 

そんなただの人間に、我らは、ゲーティアは、敗北したのだ。

 

 

何故負けた?

 

 

我ら全てと対峙できるだけの英霊があの場に集ったこと?

 

 

デミサーヴァントがゲーティアの宝具から、あの者を守りきったこと?

 

 

ソロモンが、自らの存在を犠牲にしたこと?

 

 

いずれも欠けば我らの敗北はなかっただろう。

 

 

だが、ゲーティアの敗北のあの瞬間に居た者…

 

 

人類最後のマスター、藤丸立香。

 

 

あの者こそが、ゲーティアにトドメを刺したのだ。

 

 

あの者の旅路を、その存在を観測したから、ソロモンは助けた。

 

 

あの者が手を差し伸べたから、デミサーヴァントはここに辿り着いた。

 

 

あの者の縁があったから、英霊たちは集結した。

 

 

全てだ。思考にある敗北の要因全てに、あの者が居る。

 

 

その結果、人類最後のマスターが藤丸立香であったのが結論付けられる。

 

 

何故、力としては何も持たないあの人間が結論となる?

 

 

何故、数多の英霊がその縁を追って時間神殿へと辿り着けた?

 

 

何故、デミサーヴァントはゲーティアの宝具からあの者を守りきった?

 

 

何故、ソロモンは自らの存在すら犠牲にできた?

 

 

あの宝具によって自我を持った我は、決着を見届けた。

 

 

そしてどことも知らぬところで、思考を続けた。

 

 

自我を持った我の最初の思考はこうだった。

 

 

「何故、我らはここまで追い詰められている?」

 

 

他の者は知らぬが、我は観測しようとしたのだ。

 

 

あの戦いを、そして人類最後のマスターである藤丸立香のことを。

 

 

時間神殿での決着の要因。

 

 

これを、自我を持った我の命題とし、思考し続けた。

 

 

そして今、我の思考は止まっている。

 

 

要因は全て、藤丸立香に起因している。

 

 

ならば、藤丸立香とは何者か?

 

 

答えは一向に出ない…いや、出るはずがない。

 

 

我がその答えを観測出来るのなら、我らは敗北していない。

 

 

藤丸立香を計り知ることが出来なかったから、我らは敗北したのだから。

 

 

我では藤丸立香を知ることは出来ない。

 

 

ならば他者による観測から、藤丸立香を知る必要がある。

 

 

だが、今やその手段はない。

 

 

藤丸立香らが拠点とするカルデアは解体された。

 

 

そこに存在していた英霊は既に座に還った。

 

 

デミサーヴァントも、既にいない。

 

 

そして何より、

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

我は既に敗北を受け入れた。

 

 

このまま「壊死」によって消滅しても、構わない。

 

 

だが、我という自我が最初に得た命題。

 

 

これを得ずして消滅することは、惜しいと感じている。

 

 

ならばどうする?

 

 

この思考は、容易に決まった。

 

 

 

 

抗う。

 

 

 

 

人類最後のマスターがそうしたように。

 

 

 

 




正直、FGOは離れ気味ですしストーリーも把握しきってないところもあるので本編と矛盾が生じたり、このキャラの口調に違和感があったり、そんなこともあるかもしれません。
その時は是非、皆さんから訂正や指摘をして頂けると有難い限りです。

それと、描写や改行などの使い方もこれでいいのかと不安でいっぱいです。
あとタグ付けとかも、小説の前に気にしなきゃならないことが多い…この辺りのご意見も聞けましたら、どうかよろしくお願いしたいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。