これまで多くの方による素晴らしい小説を読んで、私もちょっと書いてみようかなと思い立ったのがこれになります。
こういった他の人が見る場での小説は初めてなので、どうかお手柔らかに…
あの日、我らは敗北した。
7つの特異点のみならず、多くの特異点から英霊たちが集った。
それでも、ゲーティアの元に辿り着いたのは僅か2人。
その内の1人であるデミサーヴァントは、ゲーティアによって消滅した。
残るは、魔術を行使することすら出来ないただの人間。
そんなただの人間に、我らは、ゲーティアは、敗北したのだ。
何故負けた?
我ら全てと対峙できるだけの英霊があの場に集ったこと?
デミサーヴァントがゲーティアの宝具から、あの者を守りきったこと?
ソロモンが、自らの存在を犠牲にしたこと?
いずれも欠けば我らの敗北はなかっただろう。
だが、ゲーティアの敗北のあの瞬間に居た者…
人類最後のマスター、藤丸立香。
あの者こそが、ゲーティアにトドメを刺したのだ。
あの者の旅路を、その存在を観測したから、ソロモンは助けた。
あの者が手を差し伸べたから、デミサーヴァントはここに辿り着いた。
あの者の縁があったから、英霊たちは集結した。
全てだ。思考にある敗北の要因全てに、あの者が居る。
その結果、人類最後のマスターが藤丸立香であったのが結論付けられる。
何故、力としては何も持たないあの人間が結論となる?
何故、数多の英霊がその縁を追って時間神殿へと辿り着けた?
何故、デミサーヴァントはゲーティアの宝具からあの者を守りきった?
何故、ソロモンは自らの存在すら犠牲にできた?
あの宝具によって自我を持った我は、決着を見届けた。
そしてどことも知らぬところで、思考を続けた。
自我を持った我の最初の思考はこうだった。
「何故、我らはここまで追い詰められている?」
他の者は知らぬが、我は観測しようとしたのだ。
あの戦いを、そして人類最後のマスターである藤丸立香のことを。
時間神殿での決着の要因。
これを、自我を持った我の命題とし、思考し続けた。
そして今、我の思考は止まっている。
要因は全て、藤丸立香に起因している。
ならば、藤丸立香とは何者か?
答えは一向に出ない…いや、出るはずがない。
我がその答えを観測出来るのなら、我らは敗北していない。
藤丸立香を計り知ることが出来なかったから、我らは敗北したのだから。
我では藤丸立香を知ることは出来ない。
ならば他者による観測から、藤丸立香を知る必要がある。
だが、今やその手段はない。
藤丸立香らが拠点とするカルデアは解体された。
そこに存在していた英霊は既に座に還った。
デミサーヴァントも、既にいない。
そして何より、
…
我は既に敗北を受け入れた。
このまま「壊死」によって消滅しても、構わない。
だが、我という自我が最初に得た命題。
これを得ずして消滅することは、惜しいと感じている。
ならばどうする?
この思考は、容易に決まった。
抗う。
人類最後のマスターがそうしたように。
正直、FGOは離れ気味ですしストーリーも把握しきってないところもあるので本編と矛盾が生じたり、このキャラの口調に違和感があったり、そんなこともあるかもしれません。
その時は是非、皆さんから訂正や指摘をして頂けると有難い限りです。
それと、描写や改行などの使い方もこれでいいのかと不安でいっぱいです。
あとタグ付けとかも、小説の前に気にしなきゃならないことが多い…この辺りのご意見も聞けましたら、どうかよろしくお願いしたいです。