なんとしてでもアイクとエリンシアを.....   作:面心立方格子

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蒼炎の軌跡でボルトアクス将軍に並ぶネタだと思います。ヒーローズでも再現されていた気がします。中の人も知ってたんだっけ?

そしてここの町民の会話を見ると少々イラッときますがそこは頑張って耐えてください。天罰はちゃんと下りますので。


愚民としっこくハウス その1

港町トハ

 

ライ「着いたぞ。ここがクリミア最西の港町トハだ。」

 

アイク「.....どういうことだ?ふつうに賑わってるように見えるが.....」

 

ゲームの世界でもここの町人には呆れてたけどガチで戦争中とは思えないくらいに賑やかだな。まぁ現代みたいに情報伝達の手段が手紙とかそれくらいしか無さそうだから無理もないか。

 

「ここら辺りにはまだ、デインの手がとどいていないからな。ほとんど影響がでてないんだろう。デインは、まず王宮を陥落させ、王都を掌握し、そこから着々と侵略の輪を広げている.....ゆっくり、確実にな。

 

「まったく知らないわけでもないのか。」

 

セネリオ「無知であるがゆえの余裕.....ですね。ここの住民たちは、敗戦国の民がどんな扱いを受けるものなのかを知らない。.....クリミアは平和で恵まれた国です。王家の気質が穏やかなせいか、領地間の争いも少なく、大掛かりな国全土を巻き込むような戦はもう何百年も起きていません。デイン王国との確執による戦いは何度となくありましたが.....被害を受けるのはいつも、デインと隣接している地域.....つまり、王都より東側ばかりでしたから。」

 

アイク「といって、ただじゃ済まないことぐらいは俺でも想像がつくぞ?偵察の時、出会ったデインの奴ら.....俺たちがクリミア側だってだけで、即、襲ってきたぐらいなんだし。」

 

「アイク、平和ボケしている国民はそこに何とも感じないんだよ。」

 

「エイリスの言う通りです。人間は図太いものです。自分に身近な不幸以外にはとても鈍感にできている.....だから、自分にかかわりのない悪事には見てみぬふりをするということができる。自分や、自分の家族に起こる不幸でなくてよかった、と胸をなでおろしながらね。だって、所詮は他人ごとなんですから。」

 

「だが、この国で起きた戦だ。他人じゃなく自分のことだろう?」

 

「....デイン軍がここにたどり着いた時.....彼らは、思い知ることになるでしょう。平和に慣らされ、他の不幸を省みなかった自分達の末路がどんなものであるかをね。同情の余地はありません。」

 

「.......」

 

「ま、間違いなく奴隷のように働かされて動けなくなったらそこら辺に捨てるだろうな。力の無い女は強姦されるだろうし子供は洗脳教育して言いなりにされる。敗戦国の国民相手に何をしようが罪にはならないからな。」

 

ライ「なんとまぁ、真実だからこそ言い辛いことをずけずけと.....この傭兵団は、ずいぶん面白い参謀と軍師をおかかえだ。」

 

「.....わりと、何にたいしても手厳しいところはあるんだが.....2人とも、いつもとは、ちょっと様子が違ったな。

 

ティアマト「仕方がないでしょ。この町には、私も少し呆れたわ。もう少し緊迫感を持てないのかしら.....セネリオは敏感な子だからこういう雰囲気、耐えられないんじゃない?」

 

ライ「知ったところで、どうにもならないから、知らぬふりをする....ってこともある。ま、生まれに恵まれなかった者からすれば、恵まれた者が、そのことに気付くことなく生きていくことこそが妬ましいか.....」

 

アイク「どういう意味だ?」

 

「独り言だ。忘れてくれ。」

 

「? ああ....」

 

「さて、オレはさっさと船の手配を済ませてくる。アイクたちは、そのあいだに支度を整えていてくれ。これからの旅に備えて、色々と入用だろうからな。」

 

「ライ、私もいっしょに行くわ。」

 

「いいよ。いいよ。お姉さんも、みんなと買い物してきなって。下手したらこれから何ヶ月も船の上なんだぜ?」

 

「だけど.....」

 

「どうしたんだ、ティアマト?」

 

.....心配してくれてんだよ。ベオクの町で、ラグズのオレを1人にすることをな。」

 

「だが、クリミアとガリアは今は同盟関係にあるはずだろ?ライがラグズだからって、そんなに心配はないんじゃないか?」

 

「ん~.....それはそうなんだがな。」

 

「カイネギス様も言っていたでしょ?クリミアとガリアの友好関係は...あくまでも国の上の者どうしで進められているものでしかない。...とても、民間にまでは根付いていないのよ。」

 

「でもま、クリミアの国王がラモン殿の代になったことをきっかけに、かなりマシになったんだぜ?いきなり襲われるようなこともなくなったし.....だいじょうぶ、だいじょうぶ!オレもツテがあるから引き受けるんだ。安請け合いしたわけじゃないって。」

 

「それに心配なら俺が行こう。俺は特に準備する物は無いし、一応クリミアでも名は知れてる。もしもめんどくさい奴らが来ても大丈夫だ。」

 

「.....そこまで言うならご厚意は無駄にする訳にはいかないか。オッケー。エイリス、一緒に行くか。」

 

「じゃあ、まかせるが...気をつけてな。」

 

「そっちこそ。ドジ踏むなよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ライ「にしても、お前とは1度ゆっくり話す時間が欲しかったんだよ。」

 

「そうなのか?俺も聞きたいことがあるんだ。」

 

「何だ?先にどうぞ。」

 

「なら。ライはセネリオの印付きに気づいていたのか?」

 

これはアイクとセネリオの支援を進めて薄々思ってはいたがライはセネリオを見たことがあるのか、それても印付きに気づいていたのか。その上ではぐらかしてたから凄く良い奴っていうのは分かる。

 

「印付き....さぁ、なんの事だか。」

 

「流石に分かってるだろ?分かってなきゃ生まれに恵まれなかったなんて言えないしな。」

 

「.....ま、お前ならいいか。お前も印付きは知ってるだろ?ガリアでもあれは忌み嫌われてるからな。」

 

「まぁな。ラグズからしたら負の遺産みたいなもんだからな。」

 

「そう。でも印があってもなくても俺には関係ないね。そんな感じでいざこざがあったら我が王やラモン殿が望んでるベオクとラグズの融和なんて無理だからな。」

 

「.....そうだな。」

 

「じゃ、俺からも質問。エイリス.....お前は一体何者なんだ?」

 

「何者.....どういうことだ?」

 

「俺もさすがに鈍感じゃないんでね。お前の実力は明らかに郡を抜いている。我が王やジフカが一瞬警戒するように。でも俺は今までそんなベオクを見たことが無かった。さらに言えばお前、出自は言えるか?」

 

「出自?普通の家庭に生まれたけど?親はサラリーマンと主婦。」

 

「サラリーマン?何だそれ?」

 

「俺の国でいう仕事をする大人の事だよ。」

 

「異国出身か。クリミアとは交流があったが10歳にして騎士団になってしかも異国出身で俺たちラグズの知識もあって俺たちを見て驚きもしなかった、なんて聞いたことすらない.....しかも、グレイル殿のピンチを予想して我が王を動かした。本当に何者なんだ?」

 

どうしよう、ライに結構考察されてた。まぁ一応王の片腕とか言われてるレベルだし強いからな。

 

「大した者じゃないよ。そこら辺の国民より知識があって魔道が使えるだけ。」

 

「....そういうことにしとくか。じゃ、俺はちょっと手配してくるからここで待っていてくれ。」

 

そう言ってライは手続きをしにいった。確かこの先にいるのってナーシルだっけか。あいつめっちゃ強いんだよなぁ.....

 

「終わった!じゃあ戻るか。」

 

「お疲れ.....なんかうるさいな。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デイン兵「聞け!この町にクリミア軍の残党が紛れ込んだとの報告があった!これより、町全体をデイン軍が封鎖する!何者も、我が軍の許可なしに町を出入りすることを禁ずる!よいか! 船も出港させることまかりならん!!

 

 

ティアマト「アイク。デイン軍が.....」

 

アイク「わかってる。このまま、やつらに見つからないよう船に近づくしかないだろうな。」

 

「ライ達は?」

 

「まだ....いや、来たようだ。ライ!エイリス!こっちだ。」

 

「やばいことになったな。」

 

やばいことになったよ。ここのマニアック普通に数的にも強さ的にもキツかった記憶があったなぁ。

 

「首尾(物事の結果、ここでいう船の手配)は?」

 

「すべて準備完了だ。とにかく、ここをうまく抜け出して港へ向かうんだ。そこに、ナーシルっていう浅黒い肌の男(めっちゃ強い)が船を用意して待っている。ナーシルは、(実力面は)信用できる男だ。おまえたちのことも大体のところは話してあるし....船に無事、たどり着きさえすれば....黙っててもベグニオンまで連れてってくれる手はずだ。」

 

「ライ、おまえは来ないのか?」

 

「そのつもりだったが、デインの動向が気になる。残って、王に報告を.....」

 

モブ女性「ご、ごめんなさい!あたし、ちょっとよそ見してて.....」

 

「いや、こっちこそ....」

 

「ひっ!?きゃーーーーーーっ!!は、半獣っ!

 

「.....!」

 

モブ町民「ほ、ほんとうだ! 半獣だ!!なんだって、こんなとこをうろついていやがるんだ!」

 

モブ町民「くそっ!半獣ごときが、人間様(力0)の町に足を踏み入れるんじゃねえよ!!」

 

モブばあさん「あぁ、けがらわしいねぇ!あっちにお行きってば!!」

 

どうなってるか説明しよう。おそらく力0レベルの町民がライを袋叩きにしている。ただこっちから見れば体当たりを何回もされてるだけでただの移動補助を受けているようにしか見えない。ライってステ高いからダメージ0なんだろうな.....演技上手い。

 

「アイク、差別とはこういうことだ。」

 

「.....くそっ!.....モゥディ!?」

 

モウディ「アイク!戻ってはイけない!!」

 

「!?ライを助けないと.....」

 

「コの騒ぎだ。スぐにデイン兵が来る。」

 

「だからこそ、早く.....」

 

「あいつなら上手くやる!.....ほうっておけ。」

 

「ライは強い。モゥディたちより、ズっと。ダから.....」

 

「ライの奴.....化身してないってことは、戦う意思がないってことだろ!?一方的にやられるのを見てられるか!!」

 

「あ、アイク!!」

 

レテ「ばかめ.....」

 

「やめろ!どけ! そいつに手出しするな!!」

 

モブ町民「なんだ、おまえ?人間のくせに半獣を助けようってのか?」

「あたし、知ってる....こいつも半獣の仲間よ!さっき話してるのを見たわ!!」

 

「それがどうした!?」

 

「おい、クリミアの王族って、ガリアの半獣とつるんでたよな。もしかして、こいつらが…デインの捜している軍の残党ってやつじゃないのか!?」

 

モブおじさん「おーいっ!デインの兵隊さんよぉ!!こっちに、あやしい奴らがまぎれこんでいるぞーっ!」

 

相変わらずこいつらのアホさ加減はえぐいよなぁ....聖戦の国民でもここまで腐った連中はいなかった気がするけどな。

 

デイン兵「む? あっちだ。急げ!!」

 

「おまえたち、正気か?.....この国の王は、デインに殺されたんだぞ?そのデインに.....おまえたちは協力するのか.....!?」

 

モブおじさん「そ、それは.....」

 

モブ青年「王は、ガリアの半獣どもと同盟を結んだりするから死ぬことになったんだ!」

 

モブおばさん「そうだよ! どうせ手を組むなら、半獣よりデインのほうがはるかにマシだね。」

 

「そーだ、そーだ!少なくとも同じ人間だからなぁ!!」

 

「.....こいつら!」

 

「落ち着けアイク。こんな馬鹿どもを相手にしてるほど武器の耐久値に余裕は無いんだ。」

 

トハ自警団「半獣がいるというのは、どこだ!」

 

「来たか!頼もしきトハ自警団(笑)よ!!こやつらを捕らえてデイン軍に差し出し、この町の恭順の意を示すのじゃ!」

 

「おお! 半獣狩りなら我らにまかせておけ!!」

 

ライ「アイク!」

 

「ライ! 無事か?」

 

「どうして戻ってくるかなぁ.....おまえは。」

 

「化身もしないで、無抵抗なままやられてるバカがいたからだ。」

 

「仕方ないだろ。ガリアはクリミアと同盟を結んだ。何があろうと、

手出しするわけにはいかない。」

 

「愛国心の欠片もなさそうな奴らでもか?」

 

「それでも、ここに住んでるかぎりはクリミア人ってことさ。」

 

「ガリア国民じゃない俺は、あいつらに手加減する気は更々ない。」

 

「おいおい、オレたちはひとっつるみだと思われてんだぞ?」

 

「....つまり.....俺たちは、デインの追撃をかわし....この町の自警団のやつらとは戦わず.....全速力で港に行って、ナーシルって男に会って、みんなで船に乗れ.....ってことか?」

 

「そう! よくできました。」

 

「努力は、する。だが、向こうから仕掛けてきたら問答無用で叩きのめすからな。」

 

「.....って、おい!それじゃあんまり意味ないって!!」

 

「ティアマト! セネリオ!みんなを集めてくれ!ここを脱出する!!」

 

 

 

「はい皆注目。あんまり時間が無いから端的に行くよ。戦闘は港に向かう時に前にいるデイン軍と港を封鎖してるデイン軍に留めて。あとレテかモウディは自警団のいる方にいってツイハークという青年を説得して欲しい。彼は仲間になるはずだ。」

 

「私に、ベオクを説得してこいと言うのか!?」

 

「ああ。ここはレテ達ラグズでなくちゃいけない。」

 

「.....要請であるならば仕方ない。」

 

「後は右側で封鎖されている部隊の射程範囲に入らないように動いてくれ。おそらくあっちは待機して動かないだろうから、あくまで船の方向の敵だけだ。あとは.....あそこの民家には行くなよ。」

 

アイク「ん?何かまずいのか?」

 

「.....デインの伏兵が多分いる。しかもかなり強いのだ。今は脱出が最優先だからここで戦うのは厳しい。」

 

「分かった。」

 

「じゃあ、動こう。」

 

 

ネフェニー「あ、あんた。あたしらは.....」

 

「ネフェニーは一緒に来てくれ。おそらく船にこの人数は乗れない。お前たちはデルプレー城に行って残っているだろうクリミアの残党達の元に隠密に行って力になってやってくれ。お前たちなら出来るだろう?」

 

「もちろんですぜ頭!!じゃあ頭がクリミアに戻ってくるまでにデイン軍を減らしときやしょう!!」

 

「ああ、さすがは頼りになるな。」

 

「よしお前ら行くぞーー!!!」

 

そういってあいつらはトハから脱出した。.......何気にデインに封鎖されてるのにいけるってあいつら凄いな。

 

(ノ・д・)ノオラードケヤオラー

 

カッカ....アトハオマカセシマシタゾ.....

 

 

なんか遠くでマッコヤー(このマップのボスらしき存在の敵)がやられたような声が聞こえたが多分気の所為だろう。

 

「なぁネフェニー」

 

「ん?なあに?」

 

「その槍ってさ.....」

 

「あぁ、これ....ゼーンズフトだよ。」

 

「はい.....聞き間違いなら悪いけどゼーンズフトって言った?」

 

「うん、そうやけど.....」

 

嘘だろ.....あの忠義がしっくり来て強いのに戦わなくてもいいからと影が薄い元四駿のブライスを倒したのか.....というか蒼炎の軌跡でゼーンズフトって使えないよな?

 

「装備もなんかいい感じになってるし.....ホーリーランサーになったの?」

 

「うん。デイン軍と戦ってたらこうなった。」

 

.....どうなってるんだ。ネフェニーが最強クラスのユニットで、しかもこの序盤に入ってきた。マーシャも無駄に強かったし....槍が強くなりすぎてるような、まぁいいか。

 

「じゃあ行ってくるからネフェニーは船の無事を確認してきて。」

 

「うん、分かった。」

 

さてと.....鍵閉めしておくか。俺はしっこくハウスに外側から更に鍵をかけて閉じ込めた。さてこれでどう反応するか楽しみだな.....

 

 




蒼炎の軌跡や暁の女神の知名度が上がって欲しい。風花雪月の人気はやっぱり凄いっすね。風花雪月のルナティックは1部の学級対抗の模擬戦と2部の最初の盗賊がうじゃうじゃいるマップがしんどかったですね。蒼炎は激突のマップがしんどかったです。

オリジナルマップ作る?

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