なんとしてでもアイクとエリンシアを..... 作:面心立方格子
ネサラ「やあ、あんたたち俺の兵隊は役に立ってるかい?」
デイン兵「キ、キルヴァス王か.......」
「なんだ、覇気がないな。」
「ぐ.....このありさまを見てみるがいい!国境であのエイリスに敗れ、ノシトヒ様は討ち取られ、今回は他の部隊を出し抜こうと、おまえに高い金を払ってクリミア王女の船に追いつき、襲うことに成功した!なのにどういう訳か、ベグニオンの天馬部隊が我らを攻撃してくる!身元がばれぬよう鎧も脱ぎ、旗もあげていない。なのに何故だ!?」
「そりゃあ、仕方ないだろう。あんたがいま襲ってるのは、ベグニオンの船なんだから。」
「な.....に!?あの船が.....ベグニオンのものだと!?貴様の部下が、あれにクリミア王女が乗っているという情報をもたらしたのだぞ!」
「それ自体が誤情報だったってことだろうな。よくある不幸な勘違いってやつだ。」
「.......おのれ、キルヴァス王!たばかったのか!?」
「聞こえの悪いことをいわないでほしいね。なにもわざと間違えたわけじゃあない。その証拠に朗報を伝えに来てやったんだ。今しがた接近してきた船、あれにこそ、あんたたちお求めのクリミア王女が乗船してるって話だ。更に、お前たちの大将を討ったクリミアのガキもいる。」
「おぉ.....! だが、ベグニオンの兵たちの囲みを破らねばどうすることもできん.....!」
「俺が動いてやろうか?」
「.......それで、今度はいくら要求するつもりだ。」
「察しがよくなったじゃないか。そうだな、国王みずから動くんだ、通常の倍.....いや、3倍はもらいたいね。あの狂王を撤退させたクリミアのガキもいるんだ。もっと貰ってもいいくらいだ。」
「ばかな!そんな金.....もうどこにも.....」
「後払いでも請けてやるがね?ただし、利息分を更に上乗せしてもらうが。」
「消えろ.....!金輪際、貴様の力など借りん!」
「じゃあ、交渉決裂だ。気が変わったら呼んでくれよ。その辺で高みの見物をきめこんでるからさ。」
「.....呪われろ!あさましき半獣の同胞め。」
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にしても敵多すぎだろ。空にもいて地上にもいて.....ネサラはなんか上空で傍観してるな....まぁ参戦してこないからいいけど。謎の兵(デイン軍)はめんどくさいけど経験値源にはなるから10ターン以内に殲滅させるか。
ここの基本方針は、敵がなだれ込まないように船と船を繋いでいる橋を敵の渋滞、もしくは味方でつまらして倒していく。だけど前線に上げすぎると鴉がやってくるのである程度守備で頼れる人を先行させる。ある程度経ったら鴉が増援を出してくるけど、その頃には大分片付いてるからそこまで恐れることではない。あとはここに宝箱が結構あるから全部回収が難しくてもキラーボウやラグズアクスくらいは回収できるよね。
1番腹立つのはたまにステラが敵がいるところに味方の兵士を回復させるために移動する時だよね。なんでお前前線に行くねんという.....1ターン目に仲間にすれば大丈夫なんだけどね。それで今俺が何をしているかというと...
「はい、負傷したベグニオン兵の方はこちらに来てください〜、回復しますから。」
ベグニオン兵「おお、助かる!!」
地上で戦っているベグニオン兵の回復にあたっている。キルロイが担当しているのは負傷して撤退する状態の兵士の治療である。それと同時に
「上からくんじゃねぇよ!!」
「ぴゃぁぁぁぁぁ!!!」
上から襲ってくるキルヴァス兵を逐一倒している。あれ?おかしいな、蒼炎プレイした時にこんなに鴉いたっけ?原作より多くないか?アイクはちゃんと説得してるだろうか.....
アイク「大丈夫か?」
ステラ「あなたは.....?」
「俺は、グレイル傭兵団のアイク。縁があって、この船と神使を守るために来た。」
「まあ.......私はディアメル伯爵家のステラと申します。
「.....もしかして、あんたは騎士じゃないのか?だったら船室かどこかに避難したほうが.....」
「確かに、私は今....騎士の称号を与えられていません。だけど.....短い間でしたけど、騎士団に所属し、戦いの手ほどきはうけています。私は.....戦えます。」
「そうか.....だったら、いっしょに戦おう。それでいいか?」
「はい。よろしくお願いします。」
「あとついでに頼みがあるんだが.....」
「な、なんでしょう.....?」
「そっちにガトリーがいると聞いたんだが.....合ってるよな?」
「は、はい.....」
「なら、ガトリーにも俺たちと一緒に戦うよう説得して欲しい。頼めるか?」
「は、はい。分かりました.....」
うん、しっかり仕事は果たしてくれているみたいだ。前線ではティアマトとボーレが頑張ってやっている。ボーレは追撃取られてるけどなんとか避けてるしダメージも与えられてるからいいか.....回復はするしトライアングルアタックも見てみたいからへたれないように経験値稼ぎはしておかないと.....
ヨファ「ボーレ危ない!!」
ボーレ「おっと.....助かったぜヨファ。」
アイク「ボーレ、油断するなよ。」
「分かってるよ!!」
ガトリー「ったく、変わってないなボーレは!!」
「が、ガトリー!?」
「どうしたガトリー?妙な顔だな。」
「まあなあ~。結局、縁があったってことだよな、またこうして肩並べて戦うってことはさ。団長がいなくなった時、もうちょっと考えるべきだったかな~とかさ。」
「なんだ、あんたらしくないな。」
「おまえは全然気にしてないって顔だな。ムカついたりしてないのか?」
「出てったあんたたちの気持ちはよくわかったからな。.....あんたは出てったことでいい雇い主にめぐり合って戻ってきたんだろ?なら問題ないんじゃないのか?」
「そう! そうなんだよ!結果オーライってやつだよな!いや~おまえわかってるよな~ちょ~っと気まずかったもんでさ。なーんだ、気ィつかって損したぜ!」
「そうちょっとでも思ったんなら改めてよろしく頼む。」
「おおよ! まかせとけって!.....あれ?」
「ん?どうした?」
「この戦いを指揮してるのは誰だ?」
「ん?エイリスだが?」
「あのガキが今指揮取ってるのかよ!!てっきりセネリオがやってるもんだと.....」
セネリオ「.....彼が指揮を取った方が勝算が高いと判断したまでです。少なくともエイリスにはこの一帯がちゃんと見えているようですし。」
「へぇ〜、そいつは面白いな!!ちょっと心配だが.....のってやるか!!」
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ネサラ「お偉いニンゲンさまってのは、融通がきかないのが常だね。ああしてやせ我慢して死んでいくのがオチか.....しかし、こうやってただ指をくわえて観てんのも飽きてきたな。」
ニアルチ「ぼ、ぼ、ぼっちゃま!またなにやら悪巧みしておられますな!?」
「『ぼっちゃま』はよせ.....って、何万回言えばわかるんだ?ニアルチ!」
「ぼっちゃまは、ぼっちゃまです!何万回言われてもこれだけは譲れませんぞ!王になられても、このじいめにはお尻に卵の殻がついたままのかわいいぼっちゃまですじゃ!!」
「あー.....くそっ!もうろくジジイめ。まぁいい。おい、そこのおまえ!」
キルヴァス兵「はっ!」
「戦乱のどさくさに紛れて積荷をいただくぞ。あちらさんは、生身のニンゲンにしか興味はないようだ。だったら、お宝は全部、カラスの民が
もらったところで問題ないだろう。そして.....あの指揮を取ってるガキを襲え。殺して混乱を長引かせろ。」
「はいっ!」
「ふふん、ニンゲンどもめ。戦え戦え。その間にキルヴァスは、黒いくちばしを砥いでいるからさ。」
バサッバサッバサッ
「ん?」
妙に羽を羽ばたかせる音が多く感じるな.....あれかな?そろそろ増援が増える頃か。
キルヴァス兵「へっ!積荷は頂くぜ!!」
「あー.....もう回収し終わってるよ。」
「な、何!?」
「だってお前らこの混乱に紛れて取りに来たんだろ?それなら俺らの方で有効活用するから....帰っていいよ。あと情報あげるけど他の船にも防衛メンバーは置いてあるから、簡単に盗めるって思ったらダメだからね。」
「こいつ、ネサラ様が言っていた ....おいてめぇら、やるぞ!!」
1人がそう指示を出したところ、あっという間に俺の周りに5羽の鴉が集まった.......え
「ちょ、え!?何これ!?」
「お前を殺してもいいって言われてるからな!!ニンゲン!!」
ちょっと待ってこれどうなるんや
このままだと長くなりそうなので今回はここで切らせてもらいます。明日には花嫁フィヨルムが帰ってきますね.....もう連戦トライアルも庭園も縛るやつも全部クリアしてるので.....ログインとイベントくらいしかオーブの入手先がないんですよ(´・ω・`)
オリジナルマップ作る?
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作ろう
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原作通りで
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作者に委任します