なんとしてでもアイクとエリンシアを..... 作:面心立方格子
何気に鴉に囲まれちゃってるけど、近すぎてお互いぶつかってるんですよね。ちゃんと連携取ろうよ。
「ねぇ、せめて連携取ろうよ。さすがにぶつかってたらやりにくくない?」
キルヴァス兵「うるせぇ!」
ちなみにどうでもいいけど、鴉って知能指数が犬よりも高いし、視覚も哺乳類より優れていて人間には見えない紫外線も見えるんだよね。だから鴉を含めた鳥類には虹が14色に見えるんだってさ。そしてそれと同時に.....鴉は眩しいくらいの光と超音波が苦手なのである。もし化身状態で同じような症状を起こせれば....戦わなくて済む。
「俺たちの国じゃ生物の研究はめちゃくちゃ進んでいてね、君たち鴉の研究をめちゃくちゃ進んでいるんだ。.....だから苦手なものも知ってるよ。」
そう言うと同時に目をつぶり、パージを自分の手前で発散させた。さすがに自分も間近にいるからね.....
「く、くそ!!眩しい!!」
魔法を止めたら、鴉達は空に撤退していた。この世界で同じ理屈が通用すると分かったのは大きな収穫だね。
「周りに誰もいなかったから出来たけど....ドラゴンとかってこういうの大丈夫なのかな?」
ふと周りを見渡したが、ジルは前線に行っているみたいだ。一応予防線を貼っておいたから、ケビンやマーシャは鴉と応戦してるし、あっちのデイン軍も大方片付いてはいるみたいだ。
海上
一方、海上ではフェニキス王ティバーンが、部下のヤナフとウルキを連れて船の戦いを発見した。島の配置的にはゴルドアの南にはフェニキスとキルヴァスが位置しているのでなんら不思議でもないのである。
ティバーン「ヤナフ、遠目はつかえるか?」
ヤナフ「はいはい。今日は霧がでておりませんから、おまかせくださいよっと。ええと、中央は間違いなくニンゲン―――宿敵ベグニオン帝国の船です。それから残りの船は.....どこですかね。どっちも旗を出していませんが.....やっぱりこちらもニンゲンです。片側は、ベグニオンの敵、もう一方が味方.....って動きをしてますね。」
「ニンゲンの船同士の戦いか?.....解せんな。ウルキ、やつらがなにを話しているか聞き取ってみろ。」
ウルキ「少しお待ちを............ベグニオンの船には.....神使が乗っている。救援にきたのは.....クリミア王女の部隊―――これは、傭兵のようです。あのクリミアの子供もいるようですね。最後の船に乗っているのは.....ならず者ではなく、どこかの国の正規兵ですね。キルヴァス王となにか契約があったようですが.....」
「神使だと!?.....そうか、それでお付きの天馬騎士どもが血相かえてうろついてるのか。」
「どうしますか、王よ。我々も動きますか?」
「.....神使がいるってのは、ずいぶん魅力的な話だがな。しかし、他人の尻馬にのるってのは.....なんとも無様な話じゃねえか。それにクリミアのガキは化石親父とためを張ったそうじゃねぇか。今入っても面倒になるだけだ。.....俺たちは国に戻るぞ。後で偵察をやって、結果だけ報告させろ。」
「はっ!」
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アイク「セネリオ!これで最後か!」
セネリオ「はい。正体不明の敵はおそらくこれで最後だと思います。あの鴉も大半は片付けましたし.....」
ガトリー「いや〜、今日もかっこいいところ見せたぜ!!どうっすか!?ステラお嬢様!」
ステラ「は、はい。とても....」
「セネリオ、船の方はどうなってる?」
「.....何羽か裏から回って略奪をしようとしていましたが、エイリスが予防線を張っていたので目立った被害はありません。」
「そうか。よし!俺たちも船に戻るぞ!」
???「やっと見つけたわ!サナキ様...どうかご無事で.....全軍、突撃!神使親衛隊の力を示せ!!」
ネサラ「予想どおりの結末だな。割り増し料金払ってくれりゃ助けてやったんだがねぇ。ま、ニンゲンが何人死のうが俺たちには関係ないさ。おい、こちらも引き上げるぞ!」
「はっ!」
.....結構10ターンって短かったな。プレイしてる時はもっと長く感じたんだけど。あれかな?ヘクトルハードの夜明け前の攻防を経験してるからかな?
アイク「エイリス、そっちは無事か?」
「ああ、特に何も無い。鴉の被害もゼロだ。」
「よくやった。それにしても.....さっきの奴ら、格好は海賊だったが.....動きはまるで違ったな。」
ティアマト「そうね.....あれは、あきらかに訓練を受けた者の戦い方だったわ。どこかの国の軍隊が.....神使の命を狙ってきたのかしら?」
「.....ありえない話ではないね。神使の存在は、ベグニオン帝国の象徴だ。皇帝たる神使を失えば.....あの国は一気に弱体化すると考えるのが妥当だ。」
「そうなのか.....」
タニス「.....神使がおられないだと!?どういうことだ、それは!」
ナーシル「あの声は.....」
「何かあったみたいだな。いってみよう。」
ベグニオン船
タニス「.......勘弁してくれ....いいかげん、頭痛がしてきた。」
ベグニオン兵「も、申し訳ございません.....!この上は、この命を絶ってお詫びするより他に.....」
「つまらぬことを言うな。悔いるより先に実のある行動をしろ。神使様を一刻も早くお捜しするのだ。」
「ははっ!」
アイク「おい、あんた。神使がまたいなくなったのか?」
「クリミアの方か.....」
「船室の入り口を守っていたのは俺たちだ。俺の知る限り、敵に破られたりはしなかったんだが....」
「ネフェニー、レテ。状況報告を頼む。」
ネフェニー「一応神使様っていう人はおって守っとったんけど.....」
レテ「途中で室外に出たいと言い出してな。戦場だから辞めろと言ったが聞かなかったんだ。だからネフェニーが付き添う条件なら少しだけいいと言ったんだ。」
「そしたらベグニオンの兵隊さんがクリミアの兵は神使の近くに寄るなって言われて.....」
なるほど。これでサナキが出ていかないようにしたけどまさかのここでプライドを発揮されたのか。
タニス「.....部下には後々重い処分を渡す。今は上司である私の平伏に免じて気を悪くしないで欲しい。」
そう言ってタニスが頭を下げた。いやいや別にタニスが頭を下げて謝ることでは無いでしょこれは.....
アイク「状況は分かった。とりあえず俺たちも神使の捜索に協力しよう。」
「それは助かる。我らは敵の船を捜索する。あなた方の船の方も念の為探して欲しい。よろしく頼む。」
「分かった。」
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「.....捜す、といってもな。俺は顔も知らないんだが.....神使で、ベグニオンの皇帝.....太った貫禄のありそうな、おっさんか?」
「(´^ω^`)ブフォwww」
「ん?どうしたエイリス?」
「いや特に何も....」
正体を知ってるし、この話を2周目に聞くとオリバーの顔が思い浮かんで笑いが止まらない。
「アイク、ベグニオンの神使は、代々、女性がなるものですよ。」
「へえ?」
「じゃあ、気品があって、身分の高そうな女性ということね。手分けして捜しましょう。私とミストはあっちを見てくるわ。」
ちょっと待って.....お腹痛い。笑いが止まらない。
「じゃあ、俺とセネリオとエイリスはこっちだ。」
「......セネリオ、今朝の話だけどな。」
「え?」
「口のききかたの話。」
「す、すみませんでした!」
「いや、そうじゃなくてな。おまえのことだから、実は結構、気にしてるだろ?」
「いえ、その....」
「あんまり落ち込むなよ。俺も五十歩百歩なんだし。人が気を使って言いにくいことをはっきり言えるのが、おまえのいいところでもあるんだ。お前もそう思うだろ?エイリス。」
「うん。はっきり言えるからこそ参謀がちゃんと務まるんだよ。」
「.....は.....はい.....ありがとうございます.....!」
「さて、問題の神使さまだが.....」
「あ....!」
「いたか?」
「いえ、あそこに子供が倒れています。」
「!!なんだって、こんなところに子供が.....」
「.....親に連れられた貴族の子息が、ベグニオンの船から紛れ込んだ.....と、いったところでしょうね。助けるんですか?」
「ほっとくわけにもいかないだろう。」
数十分後
「おい、おまえ、大丈夫か?」
サナキ「う、うぅ.....ん.....」
「おい、しっかりしろ!」
「う……お、おまえは?先程見たラグズ.....ではなさそうじゃの。新入りの兵士か?」
「いや、クリミア王女に雇われている傭兵だ。」
「クリミア王女の.....っつ.....!」
「どうした? ああ.....足にケガをしてるな。見せてみろ。」
「な! わ、わたしに気安く近寄るでないっ!こら、さわるなと言っ.....いたたたた.....痛いわっ! このバカものがっ!!」
「骨は折れてないみたいだな。でも、ま、念のために見せておくか。」
「お? おおお?な、何をするのじゃ!?」
「近くに治せる仲間がいるからな。そこへ連れていくだけだ。」
「わたしを助けようというのか?おまえ、他に用があったんではないか?」
「神使って、お偉いさんを捜しに来たんだが.....そっちはベグニオンのお供連中が見つけるだろうし。怪我人を助けるほうが先だ。」
「ほぅ.....なるほど、これはたしかに.....」
「どうした?」
「いや、なんでもない。そういうことであれば、手をかりよう。」
「おい、エイリス。」
「ん?どしたの?」
「この子供が怪我をしている。治してやってくれ。」
「はいよっと.....杖かけるから大人しくしててよ。」
俺は自分で作った杖でサナキを治療した。そこまで重傷ではないから良かった。というかどうやってこの怪我を負ったんだろう。
ミスト「お兄ちゃーん!そっち、神使さま、いたー?」
「いや、子供が1人落ちてただけだ。」
ティアマト「あら、可愛い子ね。」
「一応エイリスが怪我を治療したんだがな。さっきからブツブツと、訳のわからんことを言っている。」
サナキ「こやつら、無知ゆえのたわむれと黙っておったが.....その態度.....もはや我慢ならんぞ!」
「? どうした、どこか痛むのか?」
「聞いて驚くがいい、下賤なる者どもよ!」
「何?」
「わたしこそがベグニオン皇帝サナキ!女神の代弁者たる、神使なのじゃ!」
「な、なんだってー(棒)」
「ベグニオンの.....なんだって?」
ティアマト「え、じゃあ、この子が.....」
ミスト「神使さまってこと?」
「いや、それはないだろう。」
セネリオ「ないですね。」
「2人とも、そんな言い方をしては可哀想よ。たとえ嘘だとしても、何か事情が.....」
そしてこの茶番である。もうここは何回か見ても面白いんだよなぁ...
「そうだよー、本当に神使様かもしれないしねー(棒)」
「おぬしら.....!」
???「サナキ様! ご無事ですか!申し訳ありません!お守りすべき我々が至らぬばかりに、御身を危険にさらしてしまうとは.......」
「シグルーンか!遅いぞ。わたしになにかあったら、どうするつもりだったのじゃ。」
シグルーン「平にご容赦くださいませ。」
「よい。此度のことは、わたしにも責がないでもない。」
.....シグルーン美しいな。これで夫候補がいないとかどんな人生を送ってるんだよ。
「Oh beautiful princess, I suppose I was led here to meet you.(おぉ麗しき姫よ、私はあなたと巡り会う為にここに導かれたのだろう。)」
「は、はい?」
俺は思わずシグルーンの手を取り、平伏していた。うん、この美しさの前だったら仕方ないよね。
「おぉ、そなたもシグルーンの美しさが分かるのか!中々目の付け所が良いではないか!」
「サナキ様、お恥ずかしいです.....」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ....
「ひっ!」
うん、分かってはいた。後ろから2つほど明らかな殺気を感じていましたよええ。
ネフェニー「あんた....」
ミカヤ「エイリス.....」
『あとでゆっくりお話しましょうね。』
\(^o^)/、これ絶対死亡フラグじゃん。
シグルーン「クリミア王女の護衛の方々ですね?この度は、本当にご迷惑をおかけしました。」
アイク「あんたは.....?」
「これは、失礼致しました。ベグニオン帝国神使親衛隊長シグルーンと申します。神使様をお救いくださり、お礼の申し様もありません。」
ミスト「え.....じゃあ、やっぱり?」
ティアマト「まさか、本当にあの子が.....」
アイク「ベグニオン帝国の.....」
セネリオ「神使―――皇帝のようですね。とても信じられませんが.....世の中広しといえど、聖天馬騎士を従える身分の者がそういるとは思えません。」
シグルーン「さ、神使様のお召しです。帝都シエネへ参りましょう。クリミアの姫君は、どちらにおいでですか?」
「船室にいるはずだ。案内しよう。」
サザ「ミカヤも戻ろう。」
ミカヤ「サザ、先に行ってて。私はやる事があるから....」
「だけどミカヤ.....」
「い、い、わ、ね?」
「(こ、怖.....)わかった。終わったら直ぐに戻ってくれよ。」
シグルーンは美しい。異論は少しなら認めます。今回出てきた名前のあるキャラは皆ヒーローズに実装されてますから分かりやすいですね。
キャラ解説 サナキ
ベグニオン帝国第37代皇帝にして、女神の御声を授かる神使の少女。幼いながらも皇帝としての威厳を持ち、帝国内の貴族闘争、覇権争いにも断固として立ち向かう勇気がある。そして元祖のじゃロリ。ソティスものじゃロリとか言われてるけど元祖はこの子。ヒーローズで実装されているジムベリンは暁の女神における最上位炎魔法。最近は神装実装もされている。
シグルーン
ベグニオン帝国神使親衛隊隊長。平時は物腰が柔らかく、とても優しい女性。しかし、主であるサナキを侮辱する者にはとても厳しく、強烈な殺意を見せることすらある。 サナキを尊敬している理由は、ベグニオンの腐った元老院の言いなりにならず臣民に対して心を砕いていることを知っているから。ハールとは旧知の知り合いだが、ペアエンドなどない。マーシャの元上司で彼女の実力を高く評価している。
オリジナルマップ作る?
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作ろう
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原作通りで
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作者に委任します