なんとしてでもアイクとエリンシアを..... 作:面心立方格子
ミスト「楽しみだよね!」
ヨファ「うん、そうだね!」
「あんまりはぐれるなよ.....時間になったらポータルで大神殿まで飛ぶからね。」
『はーい!』
長い船旅のせいで団の皆も疲労していた。でもかといって神使から招かれてるのに疲れてるから後にしてくれとは立場的には言えない。でも大神殿と港はかなりの距離があるので、面会が始まるまで結構時間が余るのである。そこでアイクの計らいにより、ヨファとミストとミカヤとサザに街で買い物をしていいと言った。.....俺込みで。ミカヤとサザに関しては俺が頼んで連れてきた。.....さすがにこのまま連れていったらとんでもないことになるからな。
「さすが帝国なだけあって商品の数とかも桁違いだな....」
サザ「それにしてもデインとクリミアが戦争をしているというのに随分の呑気なんだな。攻められないという根拠もないのに。」
「帝国相手に戦争は難しいよ。さすがに宗主国相手に反旗を翻そうと思ったら充分な物資と強力な戦力もいるわけだし。」
ヨファ「サザもそんな事今は考えないで、楽しもうよ!」
「いや、そういう訳には....」
ミカヤ「いいじゃない、サザ。ここ暫く気を張り続けているのだから。」
「ミカヤがそう言うなら....」
ミスト「ミカヤさん、こんな飾りも合うんじゃないかな?」
「えっ.....そうかしら。」
なんかこう、あれだね。こういう暁では見られないほのぼのした光景を見ると少し心が落ち着くというかなんというか.....転生して良かったなと思える。ヒーローズでも絡みが出てくると嬉しいね。
ヨファ「助けてエイリス!!」
「ん?どうした?」
「このおじさんが子供だからって弓を売ってくれないんだ!!」
武器屋「当たり前だろが!こんなちんちくりんなガキに武器を売るわけないだろ!!危ないだろ!」
「まぁまぁおじさん、仮にも子供でもヨファは傭兵稼業やってますから。」
「よ、傭兵?こんな小さいガキが?というかお前もガキのような....」
「はい。自分は魔道ですけど。」
「なるほどな.....でも、身元提示出来るものないだろ?さすがにこっちも子供に武器を売る訳にはいかないんだ。」
「それはそうですね....」
「だからおたくの傭兵団?のお得意先の商人に話を通してくれ。それなら売れるからな。」
「分かりました。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
「いやいや。話が通じて良かったよ。」
「というかヨファ、なんで弓を?」
「えっと.....練習用に欲しいなって。」
「それは.....また今度買おうな。」
数十分後
ミスト「うん!これいいよ!サザさんもいいと思う?」
サザ「ああ。ミカヤ、似合ってるよ。」
ミカヤ「ふふっ、照れるわね.....」
「そっちはどうした?」
「あっ、エイリスさん!見てみて!ミカヤさんおめかししたんだ!凄い大人の人っぽくて憧れちゃうなー.....」
「おめかし....」
ミカヤを見てみると、少し恥ずかしそうにしていた。このゲームの世界のファッションのセンスというのは全く分からないが、少なくとも会った時よりかは雰囲気が良くなっていた。
「宝石のような派手なものは一切身につけてないけどどこか雰囲気がある.....そのペンダントも貰ったものなの?」
「ええ、選んでもらったものなの.....どうかしら?少し派手すぎるような気もするのだけれど.....」
「いいんじゃないかな?」
「ふふっ、そうね...」
本人的には結構お気に入りになったのかペンダントを指で弾きながら見ている。
「どうしたサザ、顔が緩んでいるように見えるけど。」
「いや.....ミカヤが久々に笑顔を見せたからな。旅をしている時には全く見せないもんだし。」
「それは良かったじゃないか。」
「あぁ.....あんたには謝らなきゃいけないかもな。」
「ん?」
「この前は無礼な態度を取って悪かった。あんたがミカヤを守って連れてきてくれたから.....こうやって笑顔を見れた。それは感謝しないわけにはいかない。」
「別にそんなお礼いらないよ.....お礼ならミストとヨファに言ってあげて。」
「勿論そのつもりだ。」
ミスト「エイリスさんも服替えようよ!」
「え?俺も...?」
ヨファ「うんうん!ずっと頑張ってたんだからご褒美があってもいいよね!」
「........」
ミカヤ「ふふっ、エイリスもやってもらったら?」
サザ「だな。あんたも労働に応じた報酬があってもいいだろう。」
「正直服はどうでもいいんだけどさ.....いや、ご厚意に甘えるよ。けど、時間になったら戻るよ。」
「うん!」
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一方アイク達は
ジル「団長殿、少しお聞きしたいことが.....」
アイク「ん?なんだ?」
「いえ...前々から不思議に思ってはいたのですが、何故あのエイリスという子供が指揮を取っているのですか?」
「エイリスが指揮をとる理由か....特に考えたことは無いな。」
「え!?」
「俺は考えるより戦場で剣を振る方が向いている。」
セネリオ「.....僕達は傭兵ですから、正規の軍のように指揮を取る人間が実績を積み上げておく必要はありません。その場その場に応じて策を練る.....それだけです。」
ガトリー「でも不思議っすよね〜。あいつ、まるで未来が見えているかのような指揮をするもんだから!!相手の動きでも分かってるんすかね?」
アイク「エリンシアは何か分かるか?クリミアにいた頃のあいつの事。」
エリンシア「そうですね....私は1度戦場に連れていってもらった事があるのですが.....統率は見事でした。今とあまり変わらないというか.....すみません、詳しいことまでは...」
ケビン「だがクリミア軍の中ではかなり噂になってたぞ!基本的にデインとの国境近くの紛争や賊の統制とかは全部エイリスが受け持っていたからな!」
オスカー「確かにそうだね。少なくともクリミア軍の部下の中でも彼の指揮を疑った人は少なかったからね。不思議な何かがあるのかもね。」
ネフェニー「後は.....前に出てるから?」
ジル「前に?」
「うん.....あの人は、指揮を取ると同時にちゃんと前線で戦ってるから....皆鼓舞される....かも.....」
セネリオ「少なくとも偉そうにふんぞり返って指揮を取る軍師に比べれば信用は出来るでしょうね。それにもし策に穴があれば僕が指摘しますので。」
ジル「傭兵とは、難しいのだな。」
アイク「だが現に俺たちはエイリスの指揮で有利に戦えている。共に戦ってるからこその信頼?そんなところかもな。」
次回からは割と過激になると思いますので、今回はちょっとほのぼのした回があってもいいかなと。短めですが。
オリジナルマップ作る?
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作ろう
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原作通りで
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作者に委任します