なんとしてでもアイクとエリンシアを..... 作:面心立方格子
それはまだエイリスがクリミア軍に所属していた時のこと
メリオル離宮
レニング「はぁ!」
ジョフレ「はぁ....くっ....」
レニングとジョフレが槍を交えて手合わせをしていた。結果はレニングの圧勝。まぁそりゃそうよね.....暁でそういう事言ってたし
ユリシーズ「レニング様の勝ちですな。」
レニング「ジョフレよ。そのような槍捌きでは敵にやられてしまうぞ。」
ジョフレ「.....レニング様。もう一度お願いします。」
レニング「少し休め。私は次は彼女と立ち合わねばならん。」
そう言ってレニングはその近くで槍の素振りをしているネフェニーを見て声をかけた。
レニング「ネフェニー。今から君がどれほど上達したか見よう。」
ネフェニー「.......平民.....」
レニング「身分など関係ない。エイリスが見出し、しばらくの期間でこれほど成長したのだ。君の、騎士の槍とはまた違った槍を私に見せてくれ。」
ネフェニー「.....分かりまし.....た.....」
そう言って2人の激しい手合わせが始まった。ネフェニーはともかくさっきからぶっ続けで手合わせをしてるのに疲れを一切感じさせないレニングほんと凄いなぁ.....
そして自分はというと木陰からそれを見ているという体たらく。まず騎士団の中に魔道をまともに扱える人がユリシーズと俺しかいないという中々不安要素満載なところがあるからか、訓練らしい訓練がない。強いて言えば、模擬戦による指揮と盗賊の討伐くらい。でも戦場って生きるか死ぬかだからやっぱり場数を踏まないといけないよな.....と肌で感じた。出ないと机上の空論になっちゃいそうだし。
ルキノ「今日もここでまたサボっているの?」
「サボってるんじゃなくて次の訓練か座学まで頭と体を休ませてるだけ。実際模擬戦と魔道、杖の本を読むことくらいしか今は無いし.....」
そして寝転んでいるとルキノが上から屈んでこっちの顔を見てくとくど言ってくる。ほんとでかいな.....
ルキノ「エイリス、あなたは仮にも国境警備を任せられているのだからもう少し.....」
エリンシア「まあまあルキノ。エイリス様も普段は勤勉に仕事をされていますよ。私にもよく仕事の愚痴を言いますし。」
ルキノと会話をしていたらエリンシアが入ってきた。きっとこっちで話してる様子を見て気になったんだろうな.....
「.....エイリス、エリンシア様に愚痴を吐いているの?」
「別に愚痴ってるんじゃなくて仕事のことを聞かせて欲しいって言うから、話しながら色々疲れてるんだよって言ってるだけ。」
「それを愚痴と言うのよ.....」
「それにサボってる風に見えるけど監視の報告とか近隣の動向にはちゃんと注意してるよ.....普段はうちの部下の元盗賊達に見張らせてるし。あいつらの方が細かいところまで目がいくし.....もし規模が大きかったら俺も行くし。」
エリンシア「ふふっ、ルキノもエイリス様とすっかり仲良しになったのね。」
なんか少しエリンシアが悲しげな雰囲気で言う。いやあんた姫なんだから仕方ないでしょ.......というかこれくらい話してる方が遥かに珍しいからね
ジョフレ「エイリス殿も少しは剣や槍を持って訓練してみてもいいのではないですか?幾分その小さい体では力で大人相手に勝てないでしょう。」
そしてルキノとエリンシアと話しているうちに休憩していたジョフレも会話に参加してくる。
「剣や槍めっちゃ重くない....?あれ持ってまともに戦える自信がないよ。」
ジョフレ「だからこそ日々鍛錬をするのです。」
「あのさぁジョフレ殿.....その堅苦しい口調どうにかならない?一応立場的には俺の方が下なんだし.....」
ジョフレ「そういうわけにはいきません。確かに地位は私の方が上かもしれませんが、功績はエイリス殿の足元にも及びません。」
「だってそりゃ現場に派遣されてる回数がこっちの方が断然多いからだろ......」
ルキノ「ジョフレ、別にいいんじゃない?エイリスだってそう言っているし、何より軍の中でも数少ない歳の近い子だもの。」
エリンシア「そうですよ。ジョフレだって、気の置けない男友達が1人いたっていいじゃないですか。」
ジョフレ「そう仰るなら......しばらく癖で出るかもしれないが、そうさせてもらう。」
なんやかんやでこう、平和なんだよね。国境近くでの小競り合いはたまにあるからそこはあれだけど.....蒼炎でも暁でもあんまり描写されてない平和だった頃のクリミアメンバーのやりとりを生で見れて、転生して良かったなと思う。.....めっちゃユリシーズがこっちに威圧的な目を向けているけど。
数十分後
ユリシーズ「エイリス殿、ルキノ殿とやけに親しくはないか?」
「いや全然.....単純に歳が近くて王家の関係者じゃ無いからでしょ。」
ユリシーズ「はて?我輩は親しい理由など聞いてはおらぬが?何か下心があるという事か?」
ジョフレとルキノは鍛錬に戻り、何故かユリシーズに詰問のようなことをされている。いやほんとになんで.....?
「下心なんて無いよ。俺だって元はと言えばオスカーさんの紹介で軍に入れたクリミア出身じゃない異端な人間だし。そんな俺に親しく接してくれるエリンシアとかルキノとかジョフレとかとは自然と打ち解けていくもんだよ。」
まぁ実際はこの後の展開の為のコネ作りって意味合いが大きいけど、親しくしてくれてる人柄に感謝してるのは本当だ。エリンシアだけは会う機会がめっちゃ少ないけど.......
ユリシーズ「なるほど.....下心は無いがそれなりの好意は向けている、ということか。だがルキノ殿は我が心の主。早々に諦めた方がよろしいですぞ。」
「だから狙ってないってば。」
盗賊「お、お頭!!大変だ!」
ユリシーズがなにか言おうとするのと同時に、部下がめちゃくちゃ息をきって走ってきた。
「何?何かあったの?」
「軍って感じじゃないんすけど.....なんか村のところで変な集団が現れたです!!!」
「変な集団.....まぁいい。人数は?」
「大体に50くらいです!」
「ちょっと多いな.....分かった。俺も出向こう。村の人達には避難するよう伝えておいてくれ。」
ゆっくりしてたら突然の報告。最近はデイン軍って感じじゃないが、盗賊とも言い難いよく分からない集団が結構な頻度で現れる。そして決まって近隣の村を襲ったり、村民を殺したりする。
ユリシーズ「.....おそらくは、化けたデイン軍でしょうな。」
「まぁな.....じゃ、仕事行ってくるわ。」
そう言って俺は馬に乗って向かおうとしたんだが.......
レニング「私も行こう。」
「は!?」
レニングが同行すると言い出した。いやあんた自分の身分分かってる.....?
ジョフレ「レニング様、いけません!!」
レニング「国民の危機なのだ。それにもしデイン軍であればその実力を見る機会にもなる。」
ルキノ「レニング様、思いとどまってください。先日エイリスがエリンシア様を戦場にお連れした時にどれ程の騒ぎになったか、覚えていらっしゃるはずです。」
エリンシア「あれは私が行きたいと言っただけで、エイリス様は何も悪くありません!!」
ユリシーズ「エリンシア様も、少し自重なさってください。エイリス殿がお願いを聞いてくれるとはいえ、御身は1つなのです。」
めっちゃ騒ぎになったらしい。帰ってからめっちゃ叱られたし。
レニング「それはエリンシアが戦えぬからだ。私は戦える。エイリスはどう思われる?」
この1番嫌なタイミングでレニングが話を振って来た。いやルキノのそれ聞いた後に俺にふっちゃダメでしょ.....
「.....レニング様が来たいなら、それでいいと思います。ただ流れ矢だけには注意してください。」
レニング「ということだ。現場指揮官のエイリスが許可を出したのだ。私が出ようと異存はあるまい。」
どんだけ戦場に行きたいんだよレニング.....いや戦闘狂とかじゃなくて多分感覚が鈍るのを防ぎたいんだろうけどさ。
「戦場は危険です。出陣されるかはご自由ですが、ジョフレ殿とルキノ殿、ユリシーズ殿もご同行願いたい。それを条件として出しておきます。」
レニング「分かった。では行くぞ。」
「エリンシアはここで待機しといてね?お願い。」
エリンシア「わ、分かりました。」
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クリミア国境
盗賊「お頭!勢力はあらかた削っておきました!あとはあの本隊だけです!」
「分かった、ここからは俺たちが引き受ける。お前たちは村の被害と盗まれた物の確認、および後方支援に回ってくれ。」
「あい分かりやした!!」
そしてうちの部下は戦線離脱し、戦場には敵の本隊が20人程度、こっちは、俺、ジョフレ、ルキノ、ユリシーズ、レニング、ネフェニーの6人が残った。
レニング「指揮はエイリスに任せる。」
「了解しました。」
そして戦いが始まる。地形としてはほぼ平地。ところどころ、家の柵などで道が狭くなっているところもある。いわゆる俺とレニングはお助けユニット、残り4人が普通のユニットって感じかな
※ここからはかなりゲームチックな感じになるから気をつけてね。
「全員、調子(バイオリズム)はどうかな.....」
見た感じ、皆のバイオリズムは普通、命中と回避の補正は大丈夫かな。蒼炎の軌跡にはバイオリズムっていうシステムがあって、これの上がり下がり具合で命中率や回避率に補正がかかったりする。
(ゲームだとこういう時1発で見ることが出来るんだけどなぁ....)
蒼炎の軌跡は、力と魔力が分けられていたり、攻速の計算が力の値によって計算されるなど、結構システムが変化している。あとは飛び道具で壁を越えて攻撃できないとかある。
ジョフレ「まずは私が先陣をきります。指示を。」
「いや、相手が斧である以上、先陣は危ない。ルキノ(鉄の剣持ち)を柵と柵で作られた狭い道の入口に配置して、迎撃する。ジョフレ、ネフェニーはルキノが劣勢になったら交代で迎撃。援護をしてくれ。」
蒼炎の軌跡だと、斧が結構優遇されたりしていて、逆に剣系が少し冷遇気味だったりする。三すくみによる補正も10%くらいになってるし。
「ユリシーズはルキノの援護、俺とレニング様である程度敵の注意を引く。」
守備が低い俺で一定数の盗賊を誘ってそれを俺とレニング様で撃破する。ルキノ達のやっつけ負けを回避する為にもある程度数は減らした方がいい。やっつけ負けっていうのは相手を倒してしまうことで攻撃を受ける回数が増えて、ユニットのHPを削りきられてしまうこと。だからそういう時に追撃が出なかったり威力調整の為に武器を持ち替えたりして対策を行う。ただ威力が高ければいいってものでもないのが難しいところ。俺もFE始めた頃はよく事故った。
敵「どうします?敵が二手に分かれました。」
敵大将「おそらくあの鎧.....やつらは正規軍だ!お前らはあそこの4人を狙え。残った奴らであのガキとあっちの偉そうなのを殺してやる!!」
こっちの思惑というか敵が馬鹿なのか.....上手く分断できた。
「レニング様、相手が上手く上手く分かれてくれました。剣を装備して迎え撃ってください。俺もパージで援護します。」
レニング「分かった。頼んだぞ。」
本来ならお助けユニット(ティアマト、ゼトを除く)には1ミリも経験値を上げたくないけど、まだ本編始まってないしこれくらいはしてもいいよね。
そしてルキノ達もある程度迎撃しながら、交代して傷薬を塗って回復し、相手をいい感じに削って各個撃破しているあたり、上手く行ってる感じだ。単に地形が平地なだけあって、ルキノのスキル「能力勝負」があまり足枷になってないのは大きいかな。蒼炎の軌跡にはスキルがあってユニットにcapacityが存在して、付けられるスキルの数は限られている。例えばさっき言ったルキノの「能力勝負」は、支援とか武器による上昇値、地形の補正を無くしてステで勝負するというめっちゃ漢らしいスキルである、けど明らかに補正受けた方が有利だしいらないんだよね.....
(けど.....)
上手くやれているとはいえやっぱり追撃取れないのが少ししんどいな.....
「ルキノ達は一旦下がって相手の攻撃範囲外から出ろ!」
後退の指示を出して味方を下げる。蒼炎や暁だと輸送隊が存在せず、初代FEの預かり所みたいな感じになってるのがしんどいな.....
「傷薬はあとどれくらい残ってる?」
ジョフレ「あと使えて3回くらいです。」
レニング「ジョフレ、これを貸しておこう。」
ジョフレ「これは.....手槍、ですか。」
レニング「うむ。ここからはルキノが迎撃し、ジョフレは手槍で、ユリシーズは魔法で援護することを提案する。エイリス、どうする?」
「採用しましょう。ただ、万が一を考えて、レニング様はジョフレの方に行ってください。俺とネフェニーで大将周りを片付けます。」
「分かった。それで行こう。」
そして再び二手に分かれて、俺が削ってネフェニーがトドメを繰り返し、ネフェニーに経験値を与える。あっちもレニング様は後方待機で、3人で連携して迎撃している。いい感じに経験値泥棒になってないのがいいね。
敵大将「聞いてないぞ.....敵がこんなに手練なんて!ここの村は警備が大した事ないんじゃなかったのか!」
「どこでそんなガセを掴まされたかは知らないけど割と警備はくまなくやってるんで。」
ネフェニー「村を荒らして.....許さん......」
そしてこっちの指示を聞かずにネフェニーが敵の大将にトドメをさした。あれ手斧しか持ってない感じだったし、武器耐久値減らしてボスちくしようと思ったんだけどなぁ.....
「まぁ何はともあれ、これで残党は殲滅出来たかな。お疲れ様。」
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事後処理中
とりあえずレニングを帰還させて、残ったメンバーで話をしている。
ジョフレ「賊にしては.....随分と強かった。あれは正規の軍で訓練を積んだ者の動きだ。」
ユリシーズ「だが敵の頭目は何者かに偽の情報を掴まされ、行動していたと発言している。はったりかもしれないが、これが本当にデイン軍かどうか、調べる必要がありましょうな。」
ルキノ「しかし、仮にデイン軍じゃなかったらベグニオン軍になるんじゃ.....」
「調べるは調べるとして、ベグニオン軍の可能性は低いでしょ。あそこの規律はかなり厳しいし。」
ユリシーズ「エイリス殿、しばらく配下の諜報部隊を借りてよりしいかな?我輩1人では時間が足りぬ。」
「分かった。あとでそっちに派遣する。」
クリミアのメインメンバーと情報を共有しつつ、今回の事件は終わった。まぁデインが侵攻するまであと少しだし.....色々やっとかないとね。
レニング殿、テキスト少なすぎてちょっと書くの難しい。ユリシーズはそもそも書くの難しい.....
オリジナルマップ作る?
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作ろう
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原作通りで
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作者に委任します