なんとしてでもアイクとエリンシアを..... 作:面心立方格子
久々の投稿のせいか、少し違和感がありますね
俺たちは夜の暗闇に紛れながら、神殿を後にした。のはいいんだが.....
(アスタルテ、手がかりがユンヌって大丈夫なのか.....?)
(はい、それに今の私は犬ですから匂いをおうことも出来るのですよ。)
(いや、さすがに神様を犬扱いする訳にはいかないでしょ....でも今はアスタルテだけが頼りだから、よろしく頼むよ。)
(ええ、任せてください。こんな展開はさすがに予想してませんでしたし.....)
サザ「おいエイリス、さっきから真っ直ぐ進んでるが確証はあるのか?」
「ない。」
「その割に迷いなく進んでるんだな.....」
「こっちにガトゥス公の神殿もあるし、今は匂いを頼りに追ってる。」
サザはうーんと少し首を傾げたが、直ぐに考えるのを止めて走ってきた。普段の指揮で先が見えてるから多分間違いはないだろうと踏んでついてきてくれてるのかな.....これで外したら恥ずかしいぞ。
「.....ただ100%正しいと言えないのは申し訳ないな.....」
「確率が確かでなくても、あんたならなんとかするだろ。」
タニス「信頼がおかれているな.....エイリスは確かに噂はよく聞くがそれ程に優れているのか?」
タニスがふと疑問を口にした。確かに、今回の部隊を率いているのはシグルーンじゃなくて俺になっている....元国家直属の軍隊とはいえ会ってすぐに素性も分からない人間の指揮下に置かれるというのは心配だろう。
「優れているかいないかの問題になれば俺は多分優れていないの部類に入るでしょうね.....神使様との面会でも外交の下手さか露呈しちゃいましたし、今までも最善の策を常に実行出来たわけでもありませんから。」
「確かに聞く噂はどれも戦闘に関するものが殆どだ。本当に大丈夫なのか.....?」
ヨファ「でもエイリスさんの軍配って僕たちに凄く配慮してくれてるよね!僕やミストちゃんのフォローに必ず入れるように動かしてくれてるし!もう少し信頼してくれてもいいと思うけどね!」
「オスカーやボーレから反対意見が出てるんだよ。ミストやヨファはまだ子供だし、同じ傭兵だけどアイクたちと同じ仕事量をこなすのはもう少し後だよ。」
「エイリスさんだって僕たちとあんまり変わらないじゃん!!」
とか言いつつゲームの時はヨファめちゃくちゃ使ってたな....場合によったらヨファがアイクの力を越すという事態も起きたし.....あの時のアイクは魔力が伸びてマジカルゴリラになっちゃった。
ケビン「.....不確定なのは確かだが、指揮においてはクリミア軍でもこの傭兵団でも一二を争うレベルだ!信頼してもいいと思うぞ!」
「.....それに今回は正面きって戦おうっていうつもりはないよ。あくまで隠密.....ここで下手に争えばエリンシア達が苦労して作った信頼関係が無くなる口実が出来てしまうからな.....」
シグルーン「それが賢明な判断でしょう。どのように動くのですか?」
「とりあえず聞いてくれ.....」
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アイクside
一方アイクたちは残ったメンバーで神殿の守備を固める。今回は神使親衛隊との合同防衛となっていて、人数としてはさして問題はなかった。しかし.....
レテ「我々はともかく、ベオクは夜目が効かない.....下手に火をつければ敵に居場所を教えてしまうようなものだ。」
オスカー「それに僕たちには土地勘がない。先程、神使親衛隊の方に地図を見せてもらったがかなり複雑だ。注意して当たらないと。」
エリンシア「.........」
アイク「エリンシア、どうかしたのか?」
「あ、アイク様......」
「これから敵襲がくるかもしれない。エリンシアは神殿の中に避難してくれ。」
「.....さい。」
「ん?」
「私も、共に戦わせてください!」
「ダメだ。」
ティアマト「そうね.....依頼主が変わったとはいえ、エリンシア王女が私たちの護衛対象である事に変わりはないの。」
「それを承知の上でお願いしています.....皆様の為にも、私もお力にならなければいけないんです....」
セネリオ「どうしてそこまで戦うことに固執するのですか?下手に出られては足でまといになるだけです。」
「.....ネフェニー様は私の代わりに攫われたんです。本来であれば私が狙いのはずなのに.....」
「罪悪感が原因であるなら、余計に戦場に出るべきではありませんね。それでは冷静さに欠きます。.....それになぜ今なのですか?」
「えっ....」
「それはそうだな.....俺たちがエリンシアの為に戦っているのは前からそうだ。何故だ?」
「今まで傭兵団は、アイク様とエイリス様の2人が指揮をとることでその穴を埋めていました.....しかし、エイリス様がここにいない今、しかも防城戦を強いられ、全体と敵の数が把握できないからこそ、アイク様の背中を守らせて欲しいのです.....烏滸がましいでしょうか?」
エリンシアはアイクたちに頭を下げ、懇願した。さすがのアイクたちも戸惑い、言葉を失った。
「それにエイリス様から託されているのです....」
「エイリスが?」
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回想
『エリンシア、少し話があるんだけど.....いいか?』
『はい.....どうかなさいましたか?』
『エリンシアにお願いしておきたいんだけど....もし、俺とアイクが分断されるような事態が起きた時、俺の代わりをエリンシアにやって欲しいんだ。』
『エイリス様の代わりですか.....?』
『といっても、アイクたち全員を指揮して戦いを導いて欲しいって訳じゃないんだ。ただ、アイクたちに生じるかもしれない死角をカバーして欲しいんだ。』
『でも、私に務まるのでしょうか.....?』
『務まると信じてるから、お願いしてるんだ.....変な期待をかけて申し訳ないけど。』
『い、いえ!そんな事は.....』
『それにこの先、エリンシアがクリミアの王女になった後、王女として国民を導くカリスマ性と先を見通す力は必ず大事になってくる。その経験を沢山積んで欲しいんだ。』
『.......』
『という訳で、ちょっと強引だけどこれから暇な時は俺が行軍指揮、ネフェニーと組手をして指揮の基礎能力と、武術を学んでもらいます。』
『あの、カリスマ性は.....?』
『カリスマ性は戦場で身についていくものだよ。それに必ず俺やネフェニーがエリンシアを守ってあげられるとは限らない.....いざと言う時の為にも絶対に身につけて欲しいんだ.....』
『.....分かりました。お願いします。』
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セネリオ「.....かなり強引ですね。」
エリンシア「それに、エイリス様からもこういった状況の時どう動くべきかもちゃんと習っています。だからお願いします!私にも戦わせてください......!」
アイク「......分かった。任せる。」
ティアマト「アイク!?」
「頭を下げてまでお願いしてきたんだ.....それに、エイリスやネフェニーから手ほどきを受けているというなら、能力も備わってるはずだ.....エイリス達が生半可で許すはずないだろうしな。」
「......ありがとうございます!!!」
「俺たち傭兵団は正門を守る。エリンシアはクリミア組と親衛隊を率いて裏の方を守ってくれ。.....死んでもエリンシアたちの背中は守る。」
「いいえアイク様.....私も命に変えても守り抜いてみせます。死なせはしません.....」
そしてアイクたちはそれぞれ指示をだし、大神殿の防衛に当たった。
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ガトゥス公の神殿
ルカン「......何の用だ?」
シグルーン「夜分遅く失礼します。神使親衛隊隊長のシグルーンと副隊長のタニスです。先程から神使様の姿がお見えにならないので、こちらにいらっしゃってないか参った次第です。」
「神使様はこちらにはいらしていない。ご苦労だったな。」
タニス「申し訳ありませんが、ちゃんと調査をさせていただきたいのです。」
「何故だ?私が信用出来ないというのか。」
「親衛隊である以上、神使様のお傍にいなくてはなりません。それに私たちがこの目で確認せず、言葉を信じて探さず、その結果ここで神使様が幽閉されたり亡くなられたということになってはいけないからです。これは我々の任務の一環なのです。ご了承ください。」
「むむ.....仕方ない、入れ。ただし、神使様がいらっしゃらないのは事実。探し終わった後はこの無礼を地に頭をつけて謝罪してもらおう。」
「分かりました。では、入らさせてもらいます。」
「よし、入ったな。俺達も動くとしよう。」
更新久々なのに、分量が少ないのはお許しください.....ソンケル師匠が登場する次の章はあと2、3話後になると思います。
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作者に委任します