なんとしてでもアイクとエリンシアを.....   作:面心立方格子

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蒼炎で1番難しいマップってどこなんだろ。個人的には激突のところですが


黎明Area3~Area4

前回のあらすじ

とりあえずくそ長マップの半分をクリアした。

 

 

Area2の到達地点から少し奥に入り、少し雰囲気が変わった場所にたどり着く。ここでリアーネが出てくるんだっけか。

 

アイク「これは....!」

 

アイクもその異変は悟ったらしい。

 

ティアマト「どうしたの、アイク!?」

 

アイク「見てくれ。この遺跡の中で.....ここの床だけ、ちゃんとした色の草が生えている。」

 

ティアマト「本当ね.....どうしてかしら。」

 

エイリス「これは、サギの民の力だよ。」

 

アイク「こんなものも見つけた。」

 

ティアマト白い羽根.....じゃあ、やっぱりここにサギの民がいたのかしら?」

 

アイク「わからん。」

 

ナーシル「アイク!.......こっちだ!」

 

ナーシルがアイクたちを手引きして連れていく。.....いざちゃんとこの目で見てみると、枯れまくって1面灰色だらけの景色で一部分だけ緑があるっていうのも、中々すごい光景だな.....と思う。

 

アイク「ナーシル!なにか見つけた.......!?」

 

ナーシル「サギの民だ。」

 

ナーシルの指さす先に.....リアーネが出てきた。紛れもない、サギの民。

 

リアーネ「.........」

 

アイク「.......ナーシル.....あんたの話じゃ.....サギの民は、この前の男を残して全て失われたんじゃなかったのか?」

 

ナーシル「.......そのはずだ。また1人.......生き残りが見つかるなんて.....奇跡だ.......」

 

まぁ正確に言えば、ハタリにもう1人、ニケの旦那としてラフィエルがいるんだけど.....まぁあれは3年後だし、知る由もないか。

 

リアーネ「.......!.....」

 

アイク)おい、待ってくれ!俺の話を――」

 

リアーネ「(ヤ)......」

 

リアーネがその場で倒れる。とっさにティアマト達がリアーネに駆け寄り状態を確認する。

 

アイク「お、おい、しっかりしろ!」

 

リアーネ「.......」

 

ティアマト「完全に気を失ってるわね。」

 

エイリス「や、って言ってたから、敵視こそしてなくても、味方とも思わず怯えたんだろうな。」

 

アイク「.....参ったな。怯えさせるつもりはなかったんだが。」

 

ティアマト「エイリス、あなたこの子の言葉が分かるの?」

 

エイリス「まぁ、魔道を勉強する時に古代語もついでに勉強したんで。」

 

 

 

 

 

オリヴァー「おお、おお、おお!やっと見つけたぞ、私の美しい宝よ!」

 

しばらくリアーネを寝かせ、様子見をしていたら、後ろからオリヴァーの声が聞こえてくる。.....ほんとにこいつだけは後にも先にもキャラがブレないから凄いなとは思うよ。

 

アイク「やっと現れたな、タナス公!」

 

オリヴァー「おお、おお.....間違いない。あれこそ、私が高い金を払って買った至宝の美術品.......」

 

アイク「.......まだ言うか。」

 

エイリス「悪いがこの子は、お前が高い高い金を出して買ったリュシオンじゃないよ。」

 

オリヴァー「何?確かに違う.....あれは娘のようだ。おお、もう一羽いたのか!なんと素晴らしいことよ!おまえたち、あの白サギを優しく捕らえよ!」

 

アイク「そうはさせるか!」

 

アイクがリアーネを担ぎ、臨戦態勢に入る。ゲームだとここでアイクの速さが半減するから、ここではアイクが実質お荷物になるマップなんだよな.....

 

アイク「.......懲りない奴だ。全員ここに集結しろ!サギの娘を守るぞ!」

 

 

 

 

 

エイリス「さてと.....今回の勝利条件は10タ.....じゃない、相手が撤退を余儀なくするまでの防衛になる。」

 

アイク「タナス公が目の前にいるのにか?」

 

セネリオ「アイク、確かに敵将が目の前にはいますが.....その周りの兵力が未だ把握しきれていません。この状態で相手の懐に入るのは危険です。」

 

アイク「分かった.....それにしても、弓兵や魔道士が多いな。エイリス、魔道士はまとめて面倒は見れそうか?」

 

エイリス「大丈夫だとは.....思う。.......あっ!!!?」

 

ここでひとつ、最初の人員配置のミスに気づく.....やばい、ここマーシャのフルガード装備がいたら結構有利に進めるんだっけか.......

 

アイク「ん?どうした?」

 

エイリス「.....いや、ちょっと判断ミスをしたかもと思っただけだ。気にしなくていい。それより.....今回は守備に徹するけど、あの沼と木のあるところに陣取って、近接武器を持った兵をネフェニーとマカロフに、下から来る弓兵、魔道士は俺と手斧持ちのティアマトさんで相手をする。エリンシアは崩せそうなところから遊撃、アイクは、今は戦力外だから待機、残りは壁役の援護。」

 

アイク「待て、俺が戦力外ってどういうことだ。」

 

エイリス「だってリアーネ背負ってるじゃん.......今はって言ったろ。その状態でまともに戦えない。そういう事だ。倒れた子を護衛する役割の人間を前線には立たせられないよ。」

 

アイク「これくらいなら問題ない。」

 

エイリス「問題大ありだよ。.......戦いたいのか?」

 

アイク「当然だ。」

 

エイリス「分かった.....モウディ、リアーネを頼む。俺たちの後ろでその子を守っておいてくれ。」

 

モウディ「ワかった。」

 

 

 

エイリス「さっきは口悪く言って悪かった。ちょっと焦ってた。」

 

アイク「気にしなくていい。俺も普段はそんなもんだ。」

 

エイリス「それ、大問題じゃないの.......?」

 

アイク「努力は、してるんだがな。どうも苦手だ。」

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Area3 戦場

 

 

左側にいる敵を倒し、地形を利用して迎撃に当たる。近接の敵はアイクやネフェニーが、遠距離はアーリアルの俺と手斧のティアマトで倒していく。次のエリアには出てくるけど、メティオ持ちが出てこないのは楽だな.....

 

エリンシア「はぁ!」

 

こちらを攻撃する為に近づいてきた弓兵を、フルガード持ちのエリンシアが遊撃する。エリンシアが槍だったら手槍とかで魔道士の相手もいけるんだけどな.....

 

 

ベグニオン兵「なんなんだこいつら.....さっきから連戦だぞ!?」

 

ベグニオン兵「なんで疲れたり士気が下がらないんだ.....こんな薄気味悪い森、早くおさらばしたいのに.....!」

 

だが意外に、敵の士気が下がっている。まぁそりゃ兵士からしたら、主人の訳の分からない嗜好の為に枯れた森で、足元が沼だったりで悪いからあんまり長時間は居たくないよな.....

 

(それにしても.....)

 

戦いを見ていて思うのは、皆本当に強くなっている。他のキャラ同士の支援もあんまり確認は仕切れてないけど、おそらくそれなりに進んでて、戦場に多く出てるから当然とはいえば当然。ただ0ピン~2ピンがざらにあったりするから、ちゃんと強くなってるか不安ではあったけど.....そんな心配を杞憂と思わせてくれるのはありがたい限りだ。ただ.....

 

ティアマト「私は大丈夫だけれど、皆疲れてきているわね....」

 

エイリス「無理もない.....こっちは3連戦。こんな長時間気をはらなきゃいけないというのも未経験だろうし.....」

 

ティアマトの言う通り、一見大丈夫そうに見えるけど、なんだかんだで皆集中力を保つのがきつくなってくるのは分かる。というか俺が1番しんどい。ゲームなら休憩も出来るし一手一手ゆっくり考えることもできるけど、こっちだとそうはいかない。仕方ない...

 

エイリス「ティアマト、皆とここにいて。.....あの下の、全部受け持つよ。」

 

ティアマト「.....分かったわ。あまり無茶はしないで。」

 

ティアマトに手を振り、下の方からこぞってやってくる魔道士の前に立つ。

 

ベグニオン兵「へっ!ガキが1人で出てきやがったぞ!!」

 

ベグニオン兵「魔道将軍か何かは知らないが、この数に勝てると思ってるのか!!」

 

エイリス「.....勝てなきゃ立ってないよ。」

 

アーリアルを打ち、相手を一網打尽にする。こうやって本気で打つのは結構久しぶりだな.....まぁいいか。

 

 

 

オリヴァー「う.......ぬぬぬぬぬぬぬぬぬなんと、しぶとい者どもだ!.....ぐうぅ.....口惜しいが、白サギはもう一羽おる.......ひ、退け!あやつらは、捨て置け!」

 

 

 

アイク「.....くそっ!タナス公は取り逃したか.....」

 

エイリス「モウディ、リアーネは大丈夫か?」

 

モウディ「ダいじょうぶ。キずひとつナい。」

 

モウディの言う通り、全く汚れた気配もない。

 

エイリス「どのくらい軽いんだろ.....よっ、軽!!!」

 

え、嘘だろ?いや軽いというのは知ってた、ミストより軽いって言うくらいだし.....でもこの身長でこの軽さはさすがにすごい。逆にこれ背負ったことでアイクの速さ半減したのなんでだ.......?

 

セネリオ「そんなに軽いのですか?」

 

エイリス「うん。この身長でこの軽さは驚く.....多分、サギとは体の作りとか筋肉の構造が違うんだろうな.....」

 

ミスト「それにしても疲れたよぉ.....」

 

ネフェニー「大丈夫.....?肩貸そうか.....?」

 

ミスト「うん.....少しだけぇ.....」

 

アイク「おいミスト。あんまり迷惑かけるなよ。」

 

ミストは特に疲れてるのが出てるけど、森に入った時に比べて士気が若干低くなってる。

 

 

 

セネリオ「アイク、このサギを守りながら戦う形では、僕達が不利になります.....一度神使の元に戻りますか?」

 

アイク「せっかく、ここまでタナス公を追い詰めたんだ。このまま倒すなり捕まえるなりしたい。」

 

セネリオ「ならせめて、このサギを守るために1人、後ろに待機させて下さい。共に出撃しながらというのは大変です。」

 

エイリス「ミカヤ、頼めるか?」

 

ミカヤ「いいけれど.....神使様の元に戻るの?」

 

エイリス「いや、俺たちと一緒に来て欲しい。戦線より少し後ろにいてくれればそれでいい。むしろここまで来てミカヤとリアーネ2人を帰らせる方が危険だ。」

 

ミカヤ「分かったわ。」

 

ティアマト「ねえ、アイク。まだ続けて戦うのなら、もう少し応援を呼んでおく?」

 

アイク「そうだな.....今度こそ、タナス公を捕まえる。」

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Area4 リュシオンside

 

リュシオン「.....ニンゲンどもを避けていて手間取ったが.......ようやく、祭壇に.....」

 

ティバーン「リュシオン!無事か!?」

 

リュシオン「ティバーン!?どうしてここに?」

 

ティバーン「ニアルチから、何もかも聞いた。」

 

リュシオン「あっ.......申し訳ありません.....あなたに何も告げず、勝手な事をして.....その挙句、こんなことに.......」

 

ティバーン「無事なら、それでいい。帰るぞ。」

 

リュシオン「.....少しだけ、まってください。あのニンゲンどもを.....このまま森に残していけません......」

 

ティバーン「気持ちは分かるが、いくらなんでも、多勢に無勢だ。日を改めてからに.....」

 

リュシオン「祭壇にたどり着ければ.......奴らを一掃できます。」

 

リュシオンの発言に、ティバーンは目付きを変える。サギの民が敵を一掃する方法....それを知っているからだ。

 

ティバーン「まさか.....禁呪を使うつもりか!?」

 

リュシオン「.....はい。【滅亡】の呪歌を聞かせてやります.....」

 

サギの民の呪歌にも様々な種類が存在する。それこそ再行動、自然に恵みを与える.....そして、命を奪うものも。

 

ティバーン「だめだ!それは承知できん。」

 

リュシオン「あなたの許しが得られなくても.....私はやります!一族の報復なんです.....!森もきっと.....それを望んでいる!!」

 

ティバーン「リュシオン!憎しみの気に支配されるんじゃねえ!おまえたちサギの民は【正】に属すもの.....その理を犯せば、存在が歪められる!!」

 

そしてその呪歌を使うことにも、当然代償が存在する。本来【正】に属するものは【負】に属する者のように憎しみの衝動にかられるような事はしない。ティバーンはそれを危惧した。

 

リュシオン「.....そう言って.....私の家族は.....民たちは.....ただ.....死んで逝った。ニンゲンどもは.....狂喜に酔いしれ.....笑みさえ浮かべて.....殺戮を続けたんだ.....母.....兄.....姉たち.....そして.....小さな私の妹リアーネ.....すべて一夜にして奪われた.....」

 

ティバーン「リュシオン.......」

 

リュシオン「わかっています.....私のやろうとしていることは一族の誇りを汚すものだと......!ですが.....許せない.......ここまでやっておいて、なおこの森を我が物顔で蹂躙するニンゲンどもを.....私は.....決して許すことが.....できない.....」

 

自身が【正】に属しているのは重々承知.....それでも復讐を果たしたい。リュシオンを覆う闇はそれほど大きかった。

 

ティバーン「.....それがわからない俺たちだと思うのか?」

 

リュシオン「.......」

 

ヤナフ「そうですよ!あんな奴らのために、王子が、わざわざ手を汚す必要ないですって!」

 

ウルキ「.....サギの民の無念は.......我ら鳥翼族全ての想いです。」

 

ティバーン「フェニキスへ戻ってそれから策を練ろうぜ。なぁに、このままにはしておかん。我がタカの民の総力をもってしてニンゲンどもに思い知らせてやろう。」

 

リュシオン「.....はい.....。.......!!!!」

 

ティバーン「どうした?」

 

リュシオン「なんだこの魔力は.......」

 

ティバーン「.....あいつらも、森の深くまで来てるってことだ。行くぞリュシオン。」

 

 

 

 

 

アイクside

 

アイク「もう、あきらめろ。おとなしく投降すれば、命は助けてやる!」

 

オリヴァー「ぬぬぬぬ.....まだだ!まだ負けん!!邪悪なる貧乏人どもめ!!それほどまでに.....この私の美貌と財力が妬ましいのか!?その気持ちはわかる。小憎らしいほどにわかるぞ.....」

 

アイク「.....は?」

 

エイリス「アイク、気にするな。オリヴァーは俺たちと同じ言語を話しているが、中身は別物だ。」

 

オリヴァー「しかーし!おまえたちのような卑劣漢に屈する私ではない。タナス公オリヴァー.....女神に代わって、醜い悪をくじく!」

 

アスタルテ(目の前に女神がいます!!いるんです!!)

 

エイリス(少しお黙りんす.....)

 

アイク「......あのな.....」

 

オリヴァー「みなのもの!全力で私を守れ!!できれば、あやつの肩にいる小鳥も奪い取る.......!?」

 

ミカヤ「.......?」

 

オリヴァー「そ、そこの女....そこの女も捕まえよ!!」

 

ミカヤ「え.....?私.....?」

 

エイリス「みたいだな。」

 

アイク「.......かんべんしてくれ。」

 

 

そしてオリヴァーの指示と同時に敵兵がゾロゾロと出てくる。にしても援軍含めて結構倒してるのに、まだこんなに残ってるのか。

 

アイク「来るぞ!全員、戦闘配置だ!」

 

 

 

 

エイリス「さてと.....勝利条件は敵将、オリヴァーの撃破。だけど.....この際だ。全滅させる。あと今回は行軍は慎重になってもいいけど、なりすぎるのはよくない。」

 

セネリオ「それは一体どのような?」

 

エイリス「途中で援軍が来るんだよ.....しかもめちゃくちゃ強い。」

 

俺は初プレイの時、連続の書を持ってるキャラをティバーンに倒されちゃってね.....しかもヤナフとウルキもよく分からん行動取って経験値泥棒していくから、2周目の時は救出で無理やり行動制限したなぁ.....

 

エイリス「それに、メティオ持ちが敵にいる。だから俺たちの進軍ルートは、メティオの射程に沿って行く形で敵を各個倒していく。」

 

アイク「おそらく今回も援軍があるだろうな。それは無視して行くか?」

 

エイリス「うーん.....そうだな。メティオ持ちと後ろからの援軍は俺が止める。皆は俺を気にせず、敵の全滅とアイテム回収、オリヴァーの撃破に専念してくれ。」

 

アイク「分かった。」

 

エイリス「あ、あと。もしラグズの援軍が来たら、俺が話をしたい、という旨を伝えてくれ。それで動いてくれるかは知らんが.....」

 

セネリオ「仮にラグズの援軍が来たとして、目的は僕たちの加勢ではなく、先程拾ったラグズの保護でしょう.....伝える時は、その情報も加えて伝えておきましょう。」

 

エイリス「おっけ.....ここで決める。皆あと一息だ。気を引き締めて行くぞ!!」

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Area4 戦場

 

俺たちは入口で分かれ、俺は入口近くでメティオを的として立ちながら敵を倒している。

 

ヒュュュュュッッッッッ......

 

エイリス「うわ.....ガチで隕石降ってきてるじゃん....」

 

これ今までずっと不思議に思ってたけど、ゲームのエフェクト見る限り、メティオって魔防計算じゃなくて守備計算でいいよな.....と思う。あんなの食らったら魔道士一瞬で消し飛びそうだし......

 

エイリス「まぁいいか....1回受けてみよ。」

 

手を広げて隕石を受けてみる.....全然痛くなかった。それどころか、隕石が消えた。これ、物理的な隕石じゃなくて、魔力でそれっぽく見えてるだけなのか。またひとつ面白いの知れたな。

 

ミカヤ「大丈夫......?頭。」

 

エイリス「さりげなくディスるの辞めてもらっていいかな.....?」

 

ミカヤ「だって.....攻撃を腕広げて受けてるもの.....」

 

エイリス「まぁなんだ.....この空気に馴染んで入れて、俺は嬉しいよミカヤ。.......ん?」

 

ミカヤ「.......!!!」

 

何か、小さな声が聞こえた。正確に聞き取ることはできなかったが、おそらく古代語。リアーネの方を見るが、まだ寝ていた。

 

ミカヤ「何か.....聞こえなかった?」

 

エイリス「あぁ.....なんの音だこれ......」

 

わずかに聞こえた音.....呪歌というわけでも、なんでもない。なんだこれ.......

 

 

 

 

時は経ち、アイクたちも敵を順調に撃破していくと、外から4人のラグズ.....ティバーン、ヤナフ、ウルキ、リュシオンが現れた。

 

ヤナフ「おっとと!こっちでも、またやってますね。迂回しますか?」

 

ティバーン「そうだな。ニンゲンの勢力が2つ.....いったい、何をやって......」

 

リュシオン「!」

 

森が光り、音が響く。

 

ティバーン「また、この音か。リュシオン、おまえの仕業じゃ.....」

 

ティバーンがリュシオンに目を向けたが、リュシオン自体も固まっていた。

 

リュシオン「.........」

 

ティバーン「.....なさそうだな?」

 

リュシオン「.....森が.....何かささやいています.......ナンダ!?ワタシ二ナニヲツタエタイ!?」

 

リュシオンが古代語で呼びかけるも、答えは返ってこなかった。

 

ヤナフ「王! 王子!!見てくださいよ! あれっ!」

 

ティバーン「!」

 

リュシオン「!?」

 

ヤナフ「あの白髪のニンゲンにもたれかかってるのって.....どう見ても.....」

 

ティバーン「白サギか.....!?」

 

リュシオン「ま.....さか.....」

 

ティバーン「ベグニオン側じゃねえ奴らは、あの白サギを庇って戦っているようだな.....不本意だが加勢するか。ヤナフ、ウルキ、行くぞ!!」

 

ヤナフ・ウルキ「はっ!」

 

リュシオン「ティバーン!お願いです.....私もいっしょに.....!」

 

ティバーン「禁呪を使わないと誓えるなら、ついて来い!」

 

リュシオン「.....はい!!」

 

そして、ティバーン、ヤナフ、ウルキは前線へ、リュシオンはリアーネの元へ向かった。

 

 

アイク「あんたらがエイリスが言っていた強力な援軍.....か。」

 

ティバーン「勘違いするな。俺たちは援軍なんかじゃねぇ。状況が状況だから加勢しているだけだ。」

 

アイク「味方なら、呼び方はどっちだっていい。」

 

ティバーン「そうかよ.....俺たちは俺たちで暴れさせてもらう。邪魔するなよ。」

 

アイク「待て。エイリスがお前たちと話をしたいそうだ。それが済んでから暴れてくれ。」

 

ティバーン「それは今じゃなきゃダメなのか?」

 

アイク「らしい。それにさっき助けた.....名前は忘れたが、白いサギは後ろにいる。」

 

ティバーン「.......仕方ねぇ。先にそっちには行ってやる。」

 

 

 

 

 

リュシオン「リアーネ!メヲサマセ!」

 

ミカヤ「待って.....まだ気を失ったままなの。」

 

エイリス「マテ、リュシオン。ソノコハマダキヲウシナッテル。オキルマデマッテヤッテクレ。」

 

リュシオン「ニンゲン.....いや、ニンゲンならこちらで構わない。」

 

リュシオンも間近でエイリスの魔力を感じる。そして同時に戦慄する。

 

リュシオン(なんだこの男.....【負】の気を持ちながら、それと同等の、大きな【正】の気で溢れている.....なぜ、ニンゲンが【正】と【負】の両方を強く持っている.....!?そして横にいる犬はとてつもない【正】の気を出している.....)

 

ニンゲンは大抵、【負】の気を出している。時折聖人君子のような人間は【正】の気を強く持っている....だが、基本的にはその強弱は明確で、両者が同等に、しかも強く存在することはありえない。

 

ティバーン「.....てめぇか。化石ジジイとタメはったクリミアのガキは。」

 

化身を解除し、巨体がズドンと空から降ってくる。フェニキス王、鷹王ティバーン.....めっちゃでかい。というか威圧感がやばい。

 

エイリス「ご名答。」

 

ティバーン(確かに並じゃねぇな.....)「あの青髪の野郎がお前が話をしたいと言っていたが、要件はなんだ?」

 

エイリス「そんな大した話じゃないですよ。この戦いに手を出さないで貰いたい、それだけです。」

 

ティバーン「手を出すな?何故だ。」

 

エイリス「これは俺たちにとっても、因縁のある戦いなんですよ。それにただただ戦ってる訳でもないんで.....俺たちの手でこの戦いに勝つことに意味があるんですよ。それが外部の加勢に助けて貰ってたんじゃ、浮かばれないんですよ。」

 

リュシオン「何が言いたい?」

 

エイリス「この戦いは俺たちにとってのケジメだって事ですよ。そんな訳で、手を出さないで欲しいって事です。」

 

本音を言えば、こいつらに経験値泥棒されたらたまったもんじゃないってところ.......リュシオンは回復とかあるからいいんだけど、ティバーンが強すぎて.....

 

ティバーン「手を出して欲しくなけりゃ、いますぐそこのリアーネを渡してもらおうか。そうすりゃ俺たちは去る。」

 

エイリス「それは後々ってことで。神使様が、リュシオンに用があるっぽいので、それが終わってからにしてもらえないか?」

 

ティバーン「神使が.....?そいつはどういう意味だ?」

 

エイリス「それは神使様に会って、直接聞いていただきたい。」

 

リュシオン「話だと.....!?一族を葬った国の王が今更何の用だ!?」

 

エイリス「まぁ激昂しないでくれ.....今の神使様は幼いが、セリノスのことに関しては冤罪だったって知ってる。もちろんそれで謝って済むかって言われたらムズいけど.....まぁとにかく、使者を殺すような連中が相手じゃないって事だけはわかって欲しい。」

 

リュシオン「........」

 

エイリス「会って話して欲しい。それだけだ。.....その上で、なお積年の屈辱を果たしたいなら、その時はその時だ。そこは王であるリュシオンの判断に一任する。」

 

ティバーン「俺が同席しても構わないな?」

 

エイリス「もちろん。むしろ同席しておいて欲しい。こういうのには第三国の仲介か、保証人も必要だろうしな.....」

 

ティバーン「.......嘘がつけるタマでもないな。リュシオン、1回受けたらどうだ?」

 

リュシオン「ティバーン!?なぜ.....」

 

ティバーン「今の神使が何を考えてるかは知らねぇが、あっちから出向いてくれるなら話は早い。.......ひとつ言っておく、魔道将軍。万が一、交渉が決裂し、お前らニンゲンが汚い真似をしたら.....どうなるか、分かってるな?」

 

エイリス「それくらいは分かってる。不義理を通すつもりはない。 あんたらには命を救ってもらった恩もあるしな。」

 

ティバーン「.......どうする、リュシオン?」

 

リュシオン「........お前たちにはリアーネを救ってもらった恩がある。それにティバーンが共に居てくれるなら.......それを受けよう。ただし、私の憎しみは話してどうこうなるものではないぞ......!!!!!」

 

エイリス「感謝するよ。」

 

なんとか交渉の席に着いてもらえるのは確証を得られた。それにこの様子なら経験値泥棒をされる事もないだろうしな......

 

ティバーン「決まりだな.....ヤナフ、ウルキ!戻ってこい!!」

 

ティバーンが大声で2人を呼び、2人とも戻ってくる。ちゃんと化身を解除して俺たちの前に立つ。

 

ティバーン「この戦いはあいつらだけで済ませるらしい.....俺たちはリュシオンとリアーネを守る。ここで待機だ。」

 

ヤナフ・ウルキ「はっ!」

 

ラグズ援軍が後方待機になったのを確認して、俺は前線に戻った。ミカヤを1人にしたのはちょっと不味いかもだが.....まぁ、今の間にラグズの王たちの顔でも覚えておいてもらおう。

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アイク「お前の私兵は全部片付けた.......もう諦めろ、タナス公!」

 

オリヴァー「そこの......粗野で下劣で無分別なる貧乏人の略奪者よ.......小鳥を私のもとへ返すが良いぞ!美しいものは、私に所有されてこそ幸福を得られるのじゃ!」

 

アイク「.......おまえの寝言を聞くのももういい加減うんざりだ。ここで、決着をつけさせてもらう!」

 

そしてアイクは刹那、オリヴァーに鋼の剣を振り落とす。オリヴァーは咄嗟に交わし、リザイアを放つも、アイクも負けじと避ける。

 

アイク「光魔法か.....少なくとも俺たちには通用しない。」

 

オリヴァー「な.....!?ぐぬぬ、下賎な貧乏人が!!」

 

アイク「うちには優秀な光魔法の使い手が2人いるからな.....諦めろ。」

 

アイクは再び放たれたリザイアを交わし、今度こそオリヴァーの体に刃を通す。

 

オリヴァー「おお.....おお.......ここで.....私が倒れるなどと.......あってはならぬ.....こと.......美の.....損.......し.......つ.......」

 

アイク「.......変わらないな。」

 

アイクは倒れたタナス公の体を拘束し、リザイアを取り上げ仲間の元に戻る。

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セリノスの森 深部

 

アイク「あんたは.....!会いたかった。この娘、あんたの知り合いだと思うんだが.......」

 

リアーネ「ウ....ンン.....」

 

リュシオン「リアーネ!」

 

リアーネ「リュシオン ニイサマ!?ニイサマ! ニイサマ!」

 

リュシオン「ホントウニ、リアーネナノカ?ユメジャナク.....?どうして、おまえが.......?いや、そんなことよりよく......よくぞ生きて.......」

 

ティバーン「リアーネ、俺が分かるか?」

 

リアーネ「ティバーン.....?ホークピープルノ?」

 

ティバーン「そうだ。よく覚えてたな。20年もの間、ずっと1人でここにいたのか?」

 

リアーネ「ヨク ワカラナイノ.......アノヨル..... ネエサマタチガ、ワタシヲ.....ホコラニカクシテ.......キット ワタシニ.......ガルドルヲ キカセテ.....ソウシタラ、トテモ ネムクナッテ.....」

 

リュシオン「.....森が、守ってくれていたようです。ずっと眠らせて.......どんなに感謝しても足りない。アリガトウ.....ココロカラ カンシャスル....」

 

ティバーン「おい、そこのベオク。」

 

アイク「俺か?」

 

ティバーン「俺はフェニキス王ティバーン。国を追われたセリノス王族の後見をしている。お前達は何者だ何故、サギの民を助けた?」

 

アイク「俺はアイク。グレイル傭兵団の団長だ。俺は、この国の皇帝......【神使】サナキから、サギの民の保護を依頼されて来た。」

 

ティバーン「それはお前のところの魔道将軍からあらかた聞いてる。お前たちにリアーネ達を助ける道義的な理由を聞いてんだ。」

 

アイク「俺たちは神使の依頼を聞いて、納得したからやっただけだ.....そういう話は俺たちじゃなくて、神使に直接聞いた方が早い。案内する。」

 

 

 

 

セリノスの森 入口

 

リュシオン「おまえが.....神使か。」

 

サナキ「.....そうじゃ。」

 

リュシオン「.......」

 

リュシオンは神使に怒りの視線を向けながら、サナキを見下す。だがそれで萎縮するサナキでも無かった。.......リュシオンの前に膝をつき、土下座を始めた。

 

 

サナキ「......す.......すまない.......何と言って詫びれば......サギの民に通じるのか.......わたしにはわからない。でも.....わたしは、我が国民を代表して.......心から、そなたたちに詫びる.......すまない.......すまなかった.......」

 

シグルーン「サ、サナキさま!神使様ともあろうお方が、なんということを.....!膝を折られるなどと.....どうか!!」

 

アイク「やめろ!あいつの気の済むようにさせてやれ。」

 

エイリス「シグルーンさん、王同士の面会です。外部が口出しするのも、無粋というものでしょう?」

 

シグルーン「.....あ.......」

 

リュシオン「.......」

 

リュシオンはサナキの土下座を見てもなお、心が動くことはほとんど無かった。.....憎しみ。それだげがニンゲンに向けるものだった。

 

サナキ「すまぬ.....すまぬ......」

 

リアーネ「モウ、イイ....」

 

サナキ「?」

 

エイリス「もう、いい。との事です。」

 

リュシオン「リアーネ!?」

 

リアーネ「サ..... タッテ。」

 

サナキ「そなた.....?なんじゃ?立てと.....言っておるのか?そなた.....」

 

リアーネ「モウ、イイノ。アナタノセイジャナイモノ。」

 

リュシオン「リアーネ!?」

 

リアーネ「ニイサマ..... モウイイデショ?コノコヲ ユルシテアゲテ。コンナニ ヒッシデ アヤマッテルモノ。」

 

リュシオン「リアーネ.....許せるわけ.....ないだろう!?.......眠っていたおまえは知らない.......こいつらニンゲンが.....私たちになにをしたのか.......」

 

リアーネ「シッテルワ。モリガ..... オシエテクレタモノ。」

 

リュシオン「おまえ.....知って.....!?」

 

リアーネ「.....ミンナ.....ミンナ.....モウ.......イナインダッテ......」

 

リュシオン「.....そうだ.......みんな.....もう.....いない.....だから.......この恨みを捨てることなど.......!」

 

リアーネ「ニイサマ....... ヤサシイ リュシオンニイサマ。ニイサマハ、イマ、カナシミノセイデ.....ココロガ クモッテル.....ソンナ ニイサマヲ ミルノハ.....トテモ ツライノ.......オネガイ..... フノキニ シハイサレナイデ.....!」

 

リュシオン「リアーネ.....わかった。おまえがそう言うなら.....」

 

サナキ「.........」

 

リュシオン「.....神使サナキ。私たちは、あなたの謝罪を受ける。ニンゲ......ベオクに対する恨みまでは捨てられないが.......それでも、今後.....セリノスのことで、あなたが心を痛めることはない。.......気持ちは受け取った。」

 

あ......ありが.....とう......」

 

無事講和も終わったし、とりあえずこれでセリノスの件も含め、解決ということでいいのかな.....

 

アイク「.....よかったな。」

 

サナキ「ん......」

 

 

 

 

エイリス「.....これで、いいですかね、鷹王。」

 

ティバーン「リュシオンが受け入れるって言ったんだ。異存はねぇ。」

 

ヤナフ「いやー、ほんとにあんたの言った通り、傭兵団が解決したなぁ。」

 

ウルキ「....ニンゲンといっても、多様にいるのだな。」

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なんやかんやで無事解決し、俺たちは少し小休止を取っている。4連戦、慣れない場所でよくやったもんだよ.....

 

エリンシア「.....アイク様、これから何が起きるのでしょう?」

 

アイク「わからん。サギの兄妹は、何かの儀式を行うって言ってたけどな。」

 

ヤナフ「おい、ベオクの傭兵!それから神使とクリミア王女も。リュシオン様が、おまえたち全員をセリノスの祭壇に招くそうだ。」

 

アイク「祭壇?」

 

ヤナフ「とにかく来てくれ。こっちだ。」

 

エリンシア「サナキ様、シグルーン様。行ってみましょう。」

 

サナキ「う、うむ。」

 

ミスト「早く行ってみようよ、お兄ちゃん!」

 

アイク「ああ。」

 

 

そして祭壇に向かうと、リュシオンとリアーネが向かい合って、【再生】の呪歌を歌い始めていた。そして祭壇周辺、次に周りの木々、そのまた周りの木々とどんどん枯れた森が再生していく。さっきまでの灰色の景色が嘘のような、緑一面の森に変わった。.......すげぇ。

 

 

アイク「!この歌.....!ミスト、これは.....母さんの.....」

 

ミスト「少し違う......でも、似てる......、お兄ちゃん、見て!」

 

その再生にアイクやミストも気づき、外の景色を無邪気に見つめる。

 

 

ミスト「うふふ、すごーい、すっごーい!あはっ、あはははっ」

 

アイク「森の主の帰還.....か.....」

 

(さて.....俺も動くか。)

 

 

 

 

ティバーン「見事なもんだな。」

エリンシア「本当に.....きれいですね......」

 

サナキ「女神の愛したセリノスの森が.....色を取り戻した。」

 

シグルーン「ご立派でした、サナキ様。.......サナキ様は、私の誇りです.......」

 

サナキ「よ、よさぬか。このようなところで泣くでない!」

 

シグルーン「す、すみません.....私、うれしくて......」

 

ナーシル「見事、ラグズとベオクの間をつないだか。もう十分だろうな.......」

 

セネリオ「.......」

 

ティアマト「どうしたの、セネリオ?そんな険しい顔をして.....何を見ているの?」

 

セネリオ「.......別に。なんでもありません。」

 

ティアマト「あ、セネリオ.....!あの子.....いったい.....?」

 

黎明 終結

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数十分後

 

エイリス「よいしょ.....やばい、重。」

 

リュシオン「お前、帰ったのでは無かったのか。」

 

エイリス「神使様はお前らに謝罪する為にリュシオン達を探してた.....でも、俺は目的がもう1つなんだ。」

 

リュシオン「それは何だ?」

 

エイリス「これ.....このラグズたちを、救えないか.....?」

 

リュシオン「これは.....?」

 

リュシオンの前に運んできたのは、以前戦ってポータルで飛ばしていた「なりそこない」達だ。暁の事例も見るにこれでいけるはず.....

 

エイリス「.....ベオクの世界じゃ「なりそこない」と呼ばれている.....自意識すら失って化け物になってる、ラグズだ。おそらく薬漬けにされて、正常じゃ居られないんだろう.....」

 

リュシオン「....事情は分かった。それで私にどうしろと?」

 

エイリス「呪歌で.....救ってやれないか?」

 

リュシオン「.....お前たちは、普段からずっとこんな事をするニンゲン達と、戦っていたのか?」

 

エイリス「まぁ.....それはそう。ただ、俺たちは助けているというより、敵として襲いかかってきたから対処しているだけだ.....目の前に現れるまでは、こんな事がある事すら知らなかった。」

 

(まぁゲームやってるから知ってはいるんだが.....)

 

リュシオン「.....分かった。可能かやってみよう。......ただし1つ望みを聞いてもらいたい。」

 

エイリス「望み?」

 

リュシオン「このラグズたちを助けることへの見返りではない。今後も助け続けるというのなら.....私たちも、同伴させてくれ。お前たちにはリアーネの恩もある。」

 

エイリス「俺にそういう裁量権無いから......まぁ、一緒に来たいなら、アイクに聞いてくれ。」

 

リュシオン「分かった。」

 

そして光で包まれたラグズを祭壇まで運び、そこでリュシオンやリアーネ達とは別れた。ティバーン達も、特に何も言わず、こっちを見守っていただけだった。

 

 

 

 

 

 

セリノスの森 入口

 

セネリオ「待っていました。」

 

エイリス「悪いな、.......それで、用はなんだ?」

 

セネリオ「あのナーシルという男の事です。.....エイリスも、勘づいているのではありませんか?」

 

エイリス「その件か。ある程度裏は掴んでる.....けど。」

 

セネリオ「おそらく、味方でも、敵でも無さそうですね。どちらかと言われたらおそらく敵寄りでしょうが.....」

 

エイリス「しばらくは、俺がマークしておく。その件も、俺に任せておいてくれ。」

 

セネリオ「承認しかねますね。」

 

セネリオが珍しく、こちらに対してNOを突きつけてくる。しかも、目線も割と強め。

 

セネリオ「.....ご自分の体の状態を、把握していないあなただとは思います。しかし、疲労がそろそろ出ている頃では無いのですか。」

 

エイリス「この程度の疲労はなんてことは無い.......大丈夫だ。それに激務なら皆同じだ。俺だけが休む訳にもいかないだろ.....」

 

セネリオ「....確かに戦争の最中です。誰しもが疲れているのは事実です.....しかし、あなたが担っている部分が大きすぎます。」

 

エイリス「.........」

 

セネリオ「武器・道具管理、食糧の調達、資金繰り、諜報と防諜、行軍指揮、後始末、兵舎の管理.....大丈夫などと、寝言を抜かすのも大概にしてください。」

 

エイリス「手厳しい事で.....ま、倒れるまでは頑張るよ。倒れたら.....その時は頼むわ。」

 

セネリオ「...........」




オルティナとミカヤとエリンシアが水着で来るっぽいですね。



エリンシア10凸します

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