なんとしてでもアイクとエリンシアを.....   作:面心立方格子

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マカロフ、未だにお前出てないけど、ここまで出ないとめっちゃハードル上がるぞ.......


閑話 お祭り 中編 クリミア遠征

祭りを開催する上で必要な要請と説明を終え、今はベグニオン→クリミアへの進軍行路とジョフレたちへの後方支援に向かっている。目的地であるデルプレー城までは結構遠いし、なんならデイン軍があちらこちらにいる。

 

「お頭、城に行くのはいいんすけど.....ジョフレ将軍とか、いますかね?」

 

「え?さすがにいないは無いだろ....え?ホントにいないみたいなことある?」

 

そういや確かクリミアの残党って、反抗してる勢力と商人とかに紛れてきたる時まで待機してるとかもあるんだっけ......?やばいな、これ。

 

「なぁネフェニー、ジョフレ達がどうしてるかは知らないか?」

 

「知らん.....ずっと、あんたの命令に従って、戦ってたから.....」

 

「参ったなほんと....まぁ、軍人が商人の真似なんてしててもすぐバレるだろうから探すのには苦労はしないだろうけど.....」

 

そのまま馬を進め、部下が用意してくれた盗賊達が国境を超えて逃げるための通路を使ってクリミア入りを果たす。さすが秘密の通路なだけあって軍人の気配がまるでない。正規軍じゃこんなところ見つけられる訳も無いか.....

 

「お頭、ちょっとだけ今のクリミアの状況を聞いて欲しいっす。」

 

「今の.....?なんかあったのか?」

 

サム○イ8のような出だしで妙に深刻な顔持ちで話し始める。

 

「何?なんか変わったことあるの?」

 

「お頭....この国ではかなり知名度があったじゃないですか。最年少でクリミア軍を束ねる立場に立って、俺らみたいな盗賊討伐もあって......なんていうか、お頭って俺ら庶民からしたら顔が知れてる、身近な軍人だったんですよ。」

 

「お前らは庶民じゃなくて盗賊か山賊か海賊だろ......」

 

「ま、まぁその事は脇に置いときやしょう。ただ.....その信頼と実績が話をこじらせてるんす。あの時、お頭は狂王と戦って退けたじゃないですか。」

 

「まぁな。」

 

「あの行為は当時、王都を攻められて苦戦していたクリミア軍にとっては士気が上がる一報だったんですが.....完全に仕留めず狂王だけを撤退に持ち込んで、姿を消したことを恨んでる民がいるんす。」

 

「あぁ.....大体言いたいことは分かった。」

 

要は、狂王....敵の大将を撤退させたまではいいが、それを見てデイン軍が撤退しなかった.....その後俺は残存勢力は他のクリミア軍に、他のところから攻めてきた敵はネフェニー率いる自分の配下に命令を下して傭兵団との合流を計った。こっちはこっちの意図があったが、国民から見れば敵に中途半端なダメージを与えて、その後勝手に姿を消した.......国を裏切った軍人として見られている、といったところだろうな......

 

「まぁ、言われても文句は言えないよな。実際問題あそこで王都に攻め込んだ勢力は取り残してるんだ。」

 

でもあそこで仮に攻めてきたデイン軍を全滅させていたら、それはそれで蒼炎の軌跡の物語が始まらなかった訳で.....現地の人からしたら迷惑なのも否定できない。

 

「勿論、俺らも含め街を救って回ってる時はその誤解を解こうと尽力したんすよ.....」

 

「結果としてそうなってるんだし、そこは解かなくてもいいよ。...俺のためにありがとな。」

 

感謝を述べながらも今の状況を考える。仮に恨んでるんだとしたら......俺の顔も国には割れてるし、参ったなこれ....

 

「とりあえず、もう少しデルプレー城に近づいて、周りの人から情報でも聴きこもう。ただ.....今日はもうすぐ暗くなるし、今日はここで夜を過ごそう。ネフェニー、それでいいか.....?」

 

「うん...いいよ。」

 

 

 

 

夜中 野原

 

野営を張って、それぞれ寝る場所を確保する。念の為に数時間ごとに見張りを交代させながら警戒する。俺もやると言ったが「お頭に見張りをさせたら俺たちの面目がたたねぇっす!!」と言われて拒否された。その為....

 

 

「ふふっ....」

 

ネフェニーと、横になって向かい合ってる。あれ.....ネフェニーと寝る場所、違うはずなんだけどな.....

 

「なぁ、ネフェニー。お前、寝る場所ここだっけ?」

 

「違う、よ.....」

 

「じゃあなんでここにいるのさ.....」

 

「少しくらい....ええ....」

 

少し頬を赤らめて、ネフェニーがこっちの髪をわしゃわしゃしてくる。

 

「.....こうやって、2人になるのは....久しぶりやね....」

 

「だな.....まぁ、一緒に行動することは多かったよな。」

 

改めてネフェニーの顔を見ると....目がすっげぇ綺麗だし、チャップがべっぴんさんって言うだけある。

 

「トハくらいから....ミカヤと2人で行動することも、多くなったよね。」

 

ネフェニーがジト目を向けてくる。いやそれ悪い事なのか....?

 

「同じ魔道士だしな.....そういうこともある。」

 

「ふーーん.....なら、ええんやけど。」

 

ええんやけど、とか言っておきながら全然納得していないのは直ぐに分かる。

 

「わたし....強くなった....じゃろ....?」

 

そして話の空気が変わる。

 

「ほんと強いよ。毎回単独で任せても大丈夫っていうのはほんとに頼れるよ。.....なんかさ、ごめんな。」

 

そりゃ最初からカンスト気味な補助キャラがいたらほんと便利この上無いからな......

 

「こうやって正面から改めて見ると....やっぱ、美人だよな。」

 

「えっ.....」

 

ネフェニーの髪を少しいじった後、顔を触る。すごく驚いた顔をしているのが少し面白い。

 

「今から数年前....村でネフェニーを救ってから、お前は従軍したよな。」

 

「うん、そ、そうやね....」

 

「なんていうかさ....俺はお前を利用してる気がしてならないよ。お前の健気な思いを利用して、お前に強くなってもらって......本来なら戦争に無縁なお前をこっちの世界に連れてきてしまった、俺の責任を少し感じてな。」

 

蒼炎の軌跡の本来の流れだと、ネフェニーは捕虜として登場して、解放すると同時に仲間になるという。ただ、捕まった理由はクリミアが陥落した後に義勇軍として志願し、その後戦いで捕まったことになる。遅かれ早かれ志願していたが、俺が関わったことで歴史は少し変化した。戦争が起きるまでの.....戦争が始まるまでの数年間の平和な生活を、俺は奪ったことになる。

 

「...........」

 

「ごめん、なんて言っても遅いけどさ.....責任感感じてるってだけ伝えとこうかなって。」

 

「いらんよ.....そんな心配。」

 

そしてネフェニーが俺を抱きしめる。身長的にネフェニーの方が大きいから包み込まれる形になる.....そして今は鎧じゃなくて普通の服の為、体温を感じる......

 

「あんたが救ってくれたから.....こんな小さい体で、とても頑張っちょるから.......それを、支えたいから.....全部、私の意思、なんよ。だから...そんな悲しいこと、言わんでええ.....」

 

「余計...だったかな。」

 

「ううん......そうやって大事に考えてくれて、嬉しかった.....」

 

そしてネフェニーが俺を離し、寝ていた体を起こす。その代わりに手をニギニギしている。そして何故か、目が合わない。

 

「なんか....離れると、冷たい.....」

 

「じゃあ、もう1回くっつく?」

 

「........!!!!もう、戻るね。」

 

そしてネフェニーも腰を上げ、俺の寝床から出ていく。冗談のつもりで言ったけど、少し気持ち悪かったかな.....

 

 

 

 

 

 

(抱きしめた.....抱きしめた......!!!!!)

 

エイリスを抱きしめたことにネフェニーが赤面する。流れ的にやったとはいえ、中々積極的な行動をした、と今になって自覚する。

 

「姉御!どうしでした!?」

 

「どうって....」

 

「行くところまで行けたんすか!?ほら、チューとか!」

 

「ーーーーーー!!!そんなところまで行けん!!!」

 

顔を赤くして部下に反論する。そしてその赤面している様子を見て部下たちは更に追い打ちをかける。

 

「何ですか!?あんなに2人っきりになって、それなりにいい雰囲気になってたのに!!!」

 

「気配は感じとったけど.....覗いてた?」

 

「そりゃそうっすよ!!お頭と姉御の関係なんて皆知ってるっす!!そりゃ応援するに決まってるじゃないっすか!!」

 

「......あんたら、次訓練の時になったらしごくから覚悟しとき...!!!」

 

「そりゃねぇすよ姉御!!!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝 デルプレー城付近

 

村民「いや、そんな奴は知らないな。」

 

「ここら辺もいないっすか...どうもありがとうございやした。」

 

翌朝、拠点を出て近くで聞き込みをしてもらうものの、有力な情報は無い。

 

「しかし、まさかこんな事になってるとはな.....」

 

近くの村の雰囲気は決して前から変わってるものでもない。付近を見回しても軍によって蹂躙された後も無ければ、義勇軍が市街地戦のように利用した痕跡もない。......変わったのは、空気と、村に立てられている看板だった。

 

 

『クリミア義勇軍を見つけたものはすぐに我々デイン軍に通報すること。その人間の階級に応じて報酬は高くなるものとする。』

 

出だしがこの文言で始まった看板には、軍の主要な人間や政治に関わっていた貴族の名前と、報酬Gが載っている。その中にはジョフレやルキノ、ユリシーズ......そして俺とネフェニーの名前も載っている。

 

「わたし.....30000G.....」

 

「俺、50000Gだぞ......こんなに払えるのかよ。戦争途中なのに。」

 

どっかの世界の2万ゴールドの女よりゴールドが高くて少し優越感を感じながらも、少し危機感もある。今はうちの部下に賞金稼ぎのフリをしてもらって村から情報を聞き出しているが.....おそらくバレるのも時間の問題。騒ぎを起こせば当然警戒を高めてクリミア入りを果たすのが難しくなる。でもかといってこのまま放置していても敵の勢力はそのままになる。仕方ない.....

 

「プランFでいこう。」

 

「プラン.....F.....?」

 

「ネフェニー、ちょっとこっち来て。」

 

ネフェニーを連れて、草むらの茂みに入る。そこで鎧や防具を外す。ネフェニーも、何も考えず途中まで一緒に外していたが、途中で動きが止まり、赤面し始める。

 

「ちょ.....ここで何する気じゃ......」

 

「え?変装だよ変装。まぁ俺の場合は仮面被るだけだけど....ネフェニーの防具、クリミアの頃からずっと一緒だろ?だから服装変えないと絶対バレるんだよ。」

 

俺はバッグの中をゴソゴソ探して、持ってきていた服装を渡す。一応エリンシアやミストに見てもらって大丈夫だと判断したものを出す。ミカヤは.....なんか、拗ねてたね。変装したかったんだろうな.....弟が盗賊だし。

 

「......あっち向いて。」

 

「別に見るつもりはないよ。」

 

「なんか....それはそれで、悔しい。」

 

「いや何でだよ。後ろ向くから終わったら言って。」

 

そして後ろを向き、ゴソゴソしてる音を聞きながら街の方を眺める。.....少し、人の集まりが見える。

 

「......終わった。動きやすい......」

 

「ほんとは少し落ち着いた時に渡すつもりだったけど、まぁ状況が状況だ。勘弁してくれ。」

 

「これ.....私だけ.....」

 

「いや、ミカヤとか他の人達の分も買ってる。服に興味無さそうなアイクには......何渡そうか悩んでる。」

 

「ふーん.....とりあえず、銀の槍だけ.....」

 

女の子っぽい私服の背中に、いかつい銀の槍が携えられている。なんともシュールな光景.....

 

「いや....変装するのにそんな目立ったことだけしてどうするんだよ。ダメ、これは輸送隊に送っとく。」

 

 

 

 

 

 

「お頭!!!デイン軍が現れやした!!!」

 

「落ち着け餅つけ......現れてもバレてなきゃいいだろ。」

 

「それが....あのやたら背がピーンとしてる商人が尋問されてるんすよ!!あとあの大道芸人も!!!」

 

「.........」

 

あいつら.......ジョフレとユリシーズ、正体隠す気0だろ。あんなやたら姿勢の正しい商人と、個性的な大道芸人が、こんな普通の人が沢山いる村にいる訳ないだろ.......

 

「いや.....下手過ぎでしょ。」

 

「お頭、思ってもそういうのは言わないお約束っす。探す手間も省けましたし、助けにいきやすか。」

 

「そりゃ行くけど.....参ったな。変装で防具とか外しちゃったからネフェニーは前線に出せないな.....それに身バレ防止で俺のアーリアルも使えない。仕方ないな......ネフェニー、お前は村民の避難と撤退路線の守備。お前らは.....迂回して、あいつらの後ろに周り込め。奴らを野放しにすればおそらくこの情報は確実に上層部に伝わる。何としてでも見逃すなよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デイン軍「貴様はクリミア軍のジョフレ将軍だな?」

 

ジョフレ(商人姿)「そのような御仁は知らない。私はジョフレではない。」

 

ユリシーズ(大道芸人)「如何にも。吾輩も軍とは関係はない。」

 

デイン軍「そのような個性的な身なりをして、我々の目を出し抜けるとでも思っているのか!!」

 

 

デイン軍「待て....本当に商人かを見極めるのは簡単だ。ここにいるクリミア人を片っ端から殺していけばいい。」

 

ジョフレ(商人姿)「!!!!」

 

デイン軍「な!しかし非戦闘員には手を出すなと漆黒殿からの通達が....」

 

デイン軍「『突如武装蜂起した村民の鎮圧にあたった』とでも言えばなんとでもなる。もしクリミア軍のお偉い方なら、目の前で殺されるのを見逃す訳にはいかないもんなぁ。」

 

ジョフレは頭を悩ませる。確かにここで殺戮を見逃せば間違いなく軍としての威信は潰える。そして何より、クリミア軍の良心を容赦なく踏みにじる結果となる。だがここで正体を表せば、女王であるエリンシアの帰還を待ち、各地で反攻の準備をしている存在にデイン軍が気づくことになり、計画が頓挫する。

 

ジョフレ(.....致し方ない!こうなっては.....)

 

????「待たれよ!」

 

そして馬に乗って、身長2m近くの巨漢がデイン軍の間に割って入る。

 

デイン軍「む!貴様は何者だ!?」

 

????「大陸を放浪するただの吟遊詩人さ。」

 

デイン軍「吟遊詩人であるならそこをどけ!」

 

????「命令なしただの商人を襲うとは軍人の風上にもおけないな。この話を私が歌にして大陸に広めれば、お前たちを守るものは無くなるぞ。」

 

デイン軍「........ならば、貴様ごと消すまでだ。おい、待機してる勢力にも声をかけろ!!ここにいるクリミア人を全て掃討する!!!」

 

そしてその掛け声と共に、30近くのデイン軍が出てくる。そして武器を構えると共に、村民の悲鳴がそこらに響き渡る。

 

ジョフレ「致し方ない.....そこの御仁、誰かは存じないが奴らを止めるため一助を頂きたい!」

 

????「いいだろう。」

 

 

 

 

(お頭....前が見えねぇっす。この肩車、いつまで続けるんすか)

 

(この戦いが終わるまでは我慢してくれ....俺の場合、身長でバレるから...)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

デルプレー城周辺

 

ユリシーズ「では......本来なら采配を取るべき人物がやるべきだが、諸事情を考慮して吾輩が指揮を取ろう。我々の勝利条件は出てきたデイン軍の殲滅。そして今逃げ惑っている村民の保護である。ただし我々には余裕はないために、村民を救出し次第、ここから撤退することもまた選択肢に入るでしょうな。」

 

ジョフレ「そうだな.....だが仮に敵を全滅させても構わんのだろう?」

 

ユリシーズ「したければ、といった感じでありますな。しかし、エイリスのような殲滅力を持つ味方が我々には今のところいない。参ったものだ、さてどうしたものか。」

 

吟遊詩人(エイリス肩車モード)「(こいつ分かってて遊んでるだろ.....)とりあえず、最優先に村民の避難。その後、バレない程度に戦力を削減しましょうか。後は.....そこら辺の軍人に偽報を握らせてここらの安泰を図りましょうか。」

 

ジョフレ「吟遊詩人の割には、頭が軍人に近いな。」

 

吟遊詩人(エイリス肩車モード)「吟遊詩人は歴史を歌で紡ぐもの。あらゆる事を語る以上、知っていなければなりませんから。」

 

ユリシーズ「ではそのようにしよう。」

 

 

 

 

おそらくここら辺の中盤で現れる外伝ともなれば、村民に対して当然追撃は出るだろうし、2人以上に攻撃されれば元の子もない。そしてNPCだから訳の分からない方に行ったりする。たまに逃げろと言ってるのに敵が集中してる方に突っ込んでいくNPCがいたりするからな......

 

吟遊詩人(エイリス肩車モード)「村民が混乱で意味不明なところに行くかもしれない。適度なリードは心がけてください。」

 

ジョフレ「承知した(なんかこの雰囲気、どこかで......)」

 

吟遊詩人、とはしたものの、聖戦にいたどこぞの吟遊詩人(仮)みたいにフォルセティ片手に暴れられないし......しかも魔法を使ったらおそらくバレるだろうし、杖だけ......

 

デイン軍「貴様の首、もらった!」

 

吟遊詩人(エイリス肩車モード)「やかましいわぁ!!!!」

 

思いっきり下で肩車していた盗賊が杖で物理的にデイン軍をうち沈めた。杖(物理).....ラナ王かな?

 

(お頭!!まじでそろそろ降りましょう!!さすがに敵地でこれは無茶っす!!)

 

(それもそうだな.....じゃあ、戦ってる間はそうしよう。)

 

そしてジョフレとユリシーズが見てない間にひょっこり降りて分離する。そして部下は銀の剣を抜いて突撃し、こっちはサイレスで魔法と杖を封じる。

 

戦場

 

ジョフレ「......魔法の攻撃が止んだ。一体何が?」

 

ユリシーズ「どうやら何者かがサイレスの杖を振ったのでしょうな。」

 

ジョフレ「サイレス.....だがこの国に杖に精通していた者は、少なくとも我々側にはいなかったはずだが......」

 

ユリシーズ「あの吟遊詩人とやらの仕業でしょうな。そしてエイリス殿の配下の者もいつの間にか戦闘に加わっているようだな。」

 

ジョフレ「いつもあの者達には助けられるな....我々も加勢するぞ。」

 

ユリシーズ「戦力はこれだけならば足る.....吾輩は避難民の安否確認に向かう。ジョフレ、ここは頼むぞ。」

 

ジョフレ「分かった。では、また後で。」

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戦闘終了後

 

半分以上のデイン軍を殲滅し、外の部隊にデイン軍になりすました部下を派遣し、市民勢力による反乱疑惑を検挙し、尋問の末に協力勢力はいなかったと報告させる。

 

吟遊詩人(エイリス肩車モード)「これでしばらくここら辺は安泰になるだろ.....」

 

ユリシーズ「もう正体を表してもよいでしょうな、エイリス殿。」

 

エイリス「まぁ、さすがに2人とも気付いてたよな。」

 

ユリシーズ「いえ、ジョフレは気付いてないでしょうな。」

 

エイリス「え?」

 

ジョフレ「あぁ。仮面をしていたし、身長も違って分からなかった。だが指揮や発言に妙な親近感を感じた。」

 

ユリシーズ「にしても、今更ここに戻ってくるとは、どういう心境の変化ですかな?エイリス殿。」

 

ユリシーズが怪訝な顔でこちらを問い詰めてくる。

 

ジョフレ「待てユリシーズ。エイリスはエリンシア様をだな.....」

 

ユリシーズ「勿論王女を守るために暗躍していたことは知っておる。問題はその後だ。エイリス殿とエイリス殿の配下がいれば、少なくともクリミアの犠牲はもっと抑えられたはずだ。さらに言えば、たった一軍でデイン軍の主要戦力に引け劣るものでもあるまい。」

 

あぁ耳がめっちゃ痛い......だってここに残ったら中盤の最後へんまでアイクたちと合流することが出来ないし....そこまで行くともカップリング路線はもう見込めないから。けどまぁこの世界の住人からしたら身勝手にみえるのもまた正論。

 

エイリス「色々あったんだよ。それに、ネフェニー含めて俺の部下は皆、王都以外の被害を最低限にするために動いてもらってたから......王都に戦力を向けられなかったのはそれが理由だ。悪かったよ。」

 

ユリシーズ「相変わらず、戦いの時以外は適当なところがありますな。エイリス殿は。」

 

ジョフレ「だがユリシーズ。実際にエイリスの右腕であるネフェニー殿は王都郊外にて【四駿】のブライスを討ち取っている。それにネフェニー殿が率いるエイリスの部隊が目立っていたおかげで我々もこうやって隠れながら準備ができた。」

 

ユリシーズ「結果オーライ.....とはよく言ったものだ。我が友よ、そなたが1番怒ると思っていたが予想外であるな。」

 

ジョフレ「エイリス殿は......姫と1番親しくしていたのだ。単騎で王都に入り、真っ先に姫の逃げ道を塞いだのもきっとそうだろう。それに王都にて狂王を討ち取ったと聞いた時、我々の士気がどれほど上がったか、それを忘れた訳ではあるまい。」

 

ユリシーズ「..........」

 

ジョフレ「エイリス殿、この先はどうされる?」

 

エイリス「とりあえず、ベグニオンの支援までは取り付けた。だが、トレガレン長城、デイン国境......ここにたどり着くまでに攻略しなければならない場所がかなりある。だからエリンシアを連れてここに来るのは....大分後になる。悪いがそれまでは、拠点を転々として隠れていてくれ。今回の騒ぎ、さすがに偽報1つでここがずっと安泰とは限らないし、今は仮初の平穏に過ぎない。」

 

ジョフレ「分かった。エイリス殿、姫を頼む.......」

 

エイリス「分かった。いずれ王国入りした時、この城にいてくれ。そっちの方がこっちとしては再開の時に助かる。」

 

ユリシーズ「安全ではない場所に立てこもるとは.....半ば無謀なことを言いなさる。」

 

エイリス「今のところ予定してる進軍ルートからして、ここの方がいいんだよ。頼む。」

 

ユリシーズ「.....分かった。吾輩も我が友と共にここで待つ。頼んだぞ、エイリス殿。」

 

 

そしてジョフレとユリシーズと約束を結び、運んできた物資を渡してベグニオンへ戻る準備を始める。これで少しは時間を稼げたし、デイン軍を少し削った......出来れば【四駿】クラスの将校がいた方が良かったんだけどな.......

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同時刻 神殿のはずれ

 

ジル「急に呼び出して済まない。」

 

サザ「あんたから話なんて珍しいな。今はオマツリの準備で忙しいし、短めで頼む。」

 

ミカヤ「どうしたの?何かあったの?」




すんごい久々に投稿した気がする。

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