追放されし者たちの話   作:J坊

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付与術師の場合

 

「付与術師……その……」

「分かってる。俺を追放するんだろ?」

「! 知ってたのか!?」

「薄々な。まぁ、潮時だろうな」

 

 そう言って、あっさりと付与術師は追放処分を受け入れた。

 

 追放を決定したのは国王だった。

 付与術師は父親が人間で母親が魔族の所謂ハーフ。

 差別意識の強い王国貴族にとっては難癖をつけやすいのだろう。

 国を仕切っていた聡明な王妃が病に倒れて以来、国王は王国貴族に言われるがまま。

 今回も審議もせずに「魔王軍と内通している可能性が高いので追放すべし」と言ってきた。

 

 勇者は自分の無力さを呪った。

 見れば、他の仲間も悔し気な顔をしている。

 苦楽を共にした仲間を、見ず知らずの連中の命令で追放しなければならないことに不満を隠せないのだ。

 

「魔王討伐にはキミの力が必要だと何度も言ったのに……なのに……」

「気にすんな。その気持ちだけでうれしいさ。今まで世話になったな」

 

 対して付与術師は気にしてないと笑っていた。

 その言葉に、態度に、ますます申し訳ない気持ちになる。

 

「でもまぁ、最後の仕事くらいはさせてくれ」

「最後の仕事?」

「あぁ、お前らの武器に付与術をかける」

 

 そう言って、全員が武器を渡すと付与術師は魔力を注ぎ込んだ。

 

「……よし。これでいい」

「なにをしたんだ?」

「ん? みんなの武器に『相手の弱点を正確に突く能力』を付与したんだ」

「シレっとトンデモネェことしてない!?」

 

 付与術師はその血筋故か天才的な能力を持っていた。

 

「これから魔王軍との本格的な戦いが始まるんだ。これくらいしてもバチはあたらないさ」

「それならもっと早く使って欲しかったような……」

「何言ってんの。人間楽してばかりじゃ成長しないだろ?」

「そうなんだけどさぁ……」

 

 正論故に言い返せない。それに裏を返せばここから先は手段を選んでいられないと言うのもあるだろう。

 せっかくの好意、ありがたく受け取る。

 

「じゃあな、みんな! 今まで楽しかったぜ!」

 

 そう言って付与術師は勇者パーティーを去った。

 彼の残してくれた付与術を無駄にしないためにも、改めて魔王討伐を決意する。

 

 

 

 そして迎えた魔王軍との決戦の日。

 城内に潜入した勇者パーティーを待ち構えていたのは魔王の側近である四天王だった。

 

「くっ! 強い……!」

「流石に四天王全員が待ち構えているとは思わなかったな!」

「でも、私たちには付与術師さんの残した武器があります!」

「こうなったらトコトンまでやってやるわよ!」

 

 聖女も戦士も魔法使いも己を奮い立たせて戦った。

 しかし、力量差は覆すことが出来ず次第に追い込まれていく。

 

「トドメだ、死ねぇ!」

「しまった、聖女! 危ない!」

 

 四天王の一人・オークキングの斧が聖女へと迫る。

 

 ――間に合わない!

 

 誰もがそう思ったその時だった。

 

「え?」

 

 彼女の手にした杖が強烈な光を放ったのだ。

 

「な、なんだ!?」

 

 その場にいた全員が目をふさぐ。

 やがて、視界が晴れるとそこにいたのは……

 

「わんわん!」

「い、犬……?」

「あら可愛い」

 

 そこには一匹の子犬がいた。

 

「え? なんで? なんでこんなところに?」

 

 あまりにも場違いな存在に呆気に取られていると、我に返ったオークキングが斧を振りかぶる。

 

「えぇい! 小癪な真似を! その畜生ごと斬り、捨てて……」

 

 しかし、その斧が振り下ろされることはなかった。

 仔犬はそのつぶらな目でオークキングをじ~っと見つめていたのだ。

 やがて、オークキングは斧を傍らに置き、そっと仔犬を抱き上げると、その場を後にしようとする。

 

「いや、アンタ、どこにいくのよ!?」

「だってここにいたら巻き込んじゃうし……」

「放っとけばいいでしょうが!」

「いや! ダメだろ! こんな可愛いのに!」

「どうしたお前!?」

「と、とにかく! こいつを外に出したらすぐに戻ってくるから……」

 

 そう言ってオークキングは仔犬を抱えたまま部屋を後にした。

 

「え? なにが起きた!?」

 

 突然の事態に呆気に取られる一同。

 すると聖女の手にした杖の先端からメッセージが浮かび上がる。

 

 

【オークキング】

>弱点:犬(特に小型犬)

>対象を前にすると魅了状態になる。

>昔はトップブリーダーを目指していた。

>最近、癒しを求めている。

 

 

「「「「「「「……」」」」」」」

 

 

 ……うん、なんだこれ。

 って言うか、あいつトップブリーダー目指してたの?

 

「ほ~れ、いくぞぉ! とってこ~い!」

「わんわん!」

 

 耳をすませば庭の方から仔犬と戯れるオークキングの声が聞こえてきた。

 なにやってんだ、ホント。

 

「えぇ? なにこれどういう仕組み!?」

「そう言えば、付与術師さん、前に私たちの武器に“弱点を突く能力”を付与していかれましたよね?」

「あー……あれか……」

 

 つまりオークキングの弱点を突いた結果、彼の大好きな仔犬が召喚されたと言う訳だ。

 

「こういうのって、属性的な奴かと思ってたわ……」

 

 予想の斜め上をいく展開に勇者は頭痛をこらえきれない。

 

「と、とにかく、一人減ったのは事実よ! このまま押し返すわ!」

「ふん、ちょこざいな! 返り討ちにしてやるわ!」

 

 魔法使いの言葉に勇者たちは我に返ると、戦闘再開。

 魔法使いはサキュバスと激しい魔法合戦を繰り広げる。

 

「ははははは! 人間にしてはやるじゃない! でも火力はこっちが上よ!」

「くっ! このままじゃ……!」

 

 徐々に押され始める魔法使いをいたぶるようにサキュバスの魔法を放つ。

 魔法使いも応戦するも、すべて障壁に防がれてしまう。

 だが異変は徐々に起こっていた。

 

「あ、あれ? あんた、なんかおかしくない?」

「はぁ!? なにを言って……」

 

 そう言って、サキュバスが自身の身体を見渡すと、見る見るうちに青ざめていった。

 

「な、なによこれぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 ボン・キュ・ボンの均衡の取れていたナイスバディが、ボン・ズン・ボンのだらしない体へと変化していたのだ。

 

「わ、私の美しい身体がぁぁぁぁぁぁ!? 貴様、なにをしたぁぁぁぁぁ!?」

「わ、私は何もしてないわよ!?」

 

 泣き叫ぶサキュバスを前に、混乱する魔法使い。

 すると杖の先からメッセージが浮かび上がった。

 

 

【サキュバス】

弱点:体重

>攻撃を受けるごとに一キロ太る。(防御しても太る)

>体重維持に余念がない。

 

 

「「……」」

 

 ……いやこれ、女全員の弱点じゃね?

 

 恐るべきデバフ効果に女性陣は戦慄を隠せない。

 

「こ、こんな連中とこれ以上戦えるか! あたし、帰る!」

 

 そう言ってサキュバスは戦線離脱。

「ダイエットしなくちゃああああああ!」と言う悲鳴を残して。

 

「お、おのれ、オークキングだけでなくサキュバスまで退けるとは!」

「だが、まだだ! まだ、我らがいるぞ!」

 

 四対二と圧倒的な不利に立たされてもなお、闘志を失わない四天王・暗黒騎士とリッチ。

 暗黒騎士は勇者に斬りかかり、リッチは戦士に魔法を叩き込んだ。

 

「ぐっ! なんて魔力だ……!」

「ははははは! 既に死んだ身である我に弱点などない! 貴様らもここで終わりだ!」

「くそぉ……」

 

 盾で必死にガードするも徐々に押されつつある戦士。

 すると彼の盾になにかが浮かび上がる。

 

「な!? まさか俺の盾にも!?」

「ははははは! 無駄だ! 我に弱点などないと言った――!」

 

『犯人はヤス』

 

「……」

 

 ……どういうこと?

 突如現れた文字に、戦士は首を傾げる。

 すると、リッチは震えだし、杖を堕とし、膝をついてしまった。

 

「嘘だろぉ~……マジかよ……ネタバレすんなよぉ……家に帰ったら続き読むつもりだったのに……」

 

 見る見るうちに戦意を喪失するリッチに困惑していると、盾にメッセージが浮かび上がった。

 

 

【リッチ】

>弱点:ネタバレ

>ネタバレするごとにMPを削ることができる。

>精神で活動するアンデッドなどに最適。大ダメージを与えられる。

 

 

「いや、これ弱点って言うか迷惑行為だろ!?」

「うそ……まさか、ヤスが犯人だなんて……」

「おい、味方にも被弾してるぞ!?」

 

 ガクリと膝をつく聖女を見て戦士がツッコむ。

 どうやら彼女もネタバレ厳禁派だったようだ。

 

『ヒロイン死ぬ』『NTREND』

『主人公が二股する』『次回で打ち切り』

 

「やめろぉぉぉぉぉ‼ 我の楽しみを奪うなぁぁぁぁぁぁ‼」

 

 さっきまでの威勢はどこへやら。精神を打ちのめされたリッチはそのまま昇天してしまった。

 

「えぇー……こんな勝ち方あり……?」

 

 やるせない気持ちでいっぱいになる戦士。

 その背後では勇者が暗黒騎士に苦戦を強いられていた。

 

「くそっ! 強い……」

「リッチまで退けたようだが、ここまでだ!」

 

 ガキィン!

 暗黒騎士は聖剣を弾き飛ばすと、喉下に魔剣を突きつける。

 

「奇妙な術を使うようだがここまでだ。魔王さまの敵は全て排除する!」

「くっ……」

「勇者! こうなったら……」

「私も援護します!」

 

 とどめを刺されそうになる勇者を助けようと、聖女と魔法使いは杖を振るう。

 

「しょうもないもんだしたら恨むわよ、付与術師!」

「無駄だ! いかに弱点を突かれようと私には戦わなければならぬ理由があるのだ!」

 

 凄まじい光の奔流に真っ向から立ち向かう暗黒騎士。

 はたしてこの男に弱点などあるのか……?

 それでも今は付与術師の力を信じるしかない。

 光が収束し、付与された能力が発動した。

 

「なっ!? お前たちは……!」

 

 現れたそれに暗黒騎士は目を見開いた。

 そこには粗末な服に首輪をつけられた美女と、そっくりな少女がいた。

 

「え? どちらさま?」

「あなた!」

「パパ!」

「お前たち! なぜここに!?」

「「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」」

 

 どうやらこの二人、暗黒騎士の妻と娘らしい。

 暗黒騎士は魔剣を放り捨てると妻子の下に駆け寄り、抱きしめた。

 

「良かった……魔王様――いや、魔王に人質にされていたのによく無事で……」

「牢獄に閉じ込められていたら、いきなり光に包まれて……ごめんなさい。私たちの所為で貴方にご迷惑を……」

「いいんだ! こうして無事会えたのだから!」

「え? え? どういう事?」

「ふむ、どうやら暗黒騎士は人質を取られて無理矢理戦わされていたようだな。見ろ、これを」

 

 

【暗黒騎士】

>弱点:家族

>先代魔王の頃より四天王の筆頭を務める一方、魔王軍内でも有名な愛妻家で良き家庭人。

>現在の魔王には忠誠心はなく、家族を人質に取られやむを得ず従っている。

 

 

「な、なるほど、だから能力で人質が召喚されたってわけね……」

 

 

>故に家族を人質に取れば倒せる。

 

 

「いや、外道か!」

 

 余計な一文に思わずツッコむ魔法使い。

 何はともあれ、これで暗黒騎士と戦う理由はなくなった。

 

「すまない……妻子を助けてもらい、なんと礼を言っていいか……」

「あはははははは……まぁ、困った人を救うのが私たち勇者の使命ですしね……(メッセージのことは黙っておこう……)」

「ここは危険なので後のことは私たちに任せて、ご家族と逃げてください!」

「あぁ! 重ね重ねすまない!」

 

 そう言って、暗黒騎士と家族はその場を後にした。

 

「ふぅ……助かった……」

「まさか、四天王全員を退けるとは……付与術師はいい仕事をしてくれた」

「まさにGJです!」

「いや、いい仕事かな、これ……?」

 

 何はともあれ、四天王を全員退けることができた。

 あとは魔王を残すのみ。

 体制を立て直そうとした聖女が回復魔法を唱える。だが……

 

『ははははは……! よく来たな勇者ども。四天王どもは全滅したようだが、どうやら満身創痍のようだな……!』

「その声は魔王!?」

「ちょっと! まだ、回復は終わってないのよ!?」

『くくくくく……それは好都合だ、貴様らを屠るのに余計な力を使わなくて済むからな!』

 

 どうやら回復させる間もなく、自分たちを倒すつもりらしい。

 ボロボロの自分たちをあざ笑いながら魔王が姿を現す。

 

「不意打ちとは卑怯だぞ!」

「なんとでも言え! さぁ、勇者ども! ここで朽ち果てるがよオンッ!?」

 

 しかし、セリフを最後まで言うことはなく、魔王はその場に倒れ伏した。

 

「え? ど、どうしたの……」

 

 突如、悲鳴を上げ倒れた魔王に困惑していると、先ほど暗黒騎士に弾かれた聖剣が、魔王の尻に刺さっているのを発見。

 案の定、剣から光が放たれメッセージが浮かぶ。

 

 

【魔王】

>弱点:痔

>日頃の不摂生がたたり、重症化している。

>今日も血が出た。

>ここを狙えば一撃で倒せる。

 

 

「「「「……えぇー……」」」」

 

 あまりにもあんまりな弱点に勇者たちは言葉を失った。

 ラスボスだぞ?

 最終決戦だぞ?

 なのに、痔で死亡とか……

 あまりの絵面の酷さに勇者パーティーは言葉を失った。

 

 

 とにもかくにも魔王は討伐された。

 これで、めでたしめでたしとなる筈だったが、現実はそうもいかないらしい。

 国に戻った勇者たちを待ち受けていたのは、槍を突きつける兵士たちと、それを見て邪悪に笑う国王と貴族たちであった。

 

「どういうことです!? 僕たちは魔王を倒しました! なのに、なぜ剣を向けるのですか!?」

「ふん、知れたことを……魔王は世界の脅威。それなら魔王を倒した貴様らはそれ以上の脅威だからだ」

 

 故にここで始末する。

 王の合図とともに四天王との戦いでボロボロの勇者たちを兵士たちは取り囲む。

 

「くそっ! 最初から魔王を倒したら僕たちも殺すつもりだったのか!」

「ふざけやがって……!」

「酷いです!」

「ここまで腐ってたのね……」

「なんとでも言え! 貴様らは魔王と相打ちになったことにしてやる。だから安心して死んでけ!」

「くそおおおおおお!」

 

 自分たちの戦いはなんだったのか!?

 こんな連中の為に戦ったのか!?

 絶望のあまり勇者が慟哭する。

 

 その時だった。

 

「え?」

「なにごとだ!?」

 

 勇者の聖剣、戦士の盾、魔法使いと聖女の杖から光が放たれ、巨大な魔法陣が作られる。

 そして、その魔法陣から現れたのは――

 

「お、王妃!?」

「え? 王妃さま!?」

 

 そう、そこにいたのは病に伏して療養中の王妃だった。

 しかも、その顔は病人特有のやつれたものではなく、生命力に満ち溢れた生き生きとしたものだった。

 

「久しぶりね、あなた? 私がいない間、好き勝手やってくれたようねぇ……」

 

 おまけに額には青筋が浮かんでいる。

 彼女から放たれるプレッシャーは凄まじく、魔王の比ではない。

 

「な、なぜ!? お主は療養中のハズでは……」

「それがねぇ、旅の付与術師さんが私の下に来てくださって【状態異常無効化】の付与術をかけてくださったのよ」

「え? 付与術師?」

「その付与術師さんによると、どうも私の病気って付与術の一つだったらしくてねぇ……それも割と禁術に近いもので、解呪するには魔族の血が必要な国家機密クラスのものらしいんだけど……なんで、そんなものが私にかかってたのかしらぁ?」

「あばばばばばば……」

 

 

 笑顔で問いただす王妃を前に、国王も貴族たちも見る見るうちに青くなる。

 兵の中には失神者や失禁者も出る始末だ。

 

「ちょっとお話、聞かせてもらおうかしら?」

 

 言って王妃は拳をバキボキ鳴らす。

 そう言えば聞いたことがある。

 王妃はかつて一国の軍を一人で壊滅に追い込んだ伝説の格闘家だったとかなんとか……

 そこまで思い出した瞬間、兵士たちは宙を舞っていた。

 

「破ぁぁぁぁぁぁ‼」

「ぎゃあああああああ‼」

 

 まるでドラゴンの軍団が行進するかのような地響きが鳴り、あっという間に王国軍は全滅。

 王妃は国王の襟首をつかむと、そのでっぷり太った胴体にボディブロー叩き込む。

 

「てめえ! 私がいないうちに! 不正貴族とつるみやがって!」

「おぶ!? えぶ!? おご!?」

「おまけに国を救った勇者たちを! あろうことか! 処刑しようとしやがって!」

「すいません! すいません! すいません!」

「もうテメェには愛想が尽きた! 今この場で叩き潰したらぁぁぁぁぁぁ‼」

「ぎゃぴいいいいいいいい‼」

 

 問答無用でボコボコにされ、国王は豚のような悲鳴をあげた。

 これは最早DV(ドメスティックバイオレンス)なんて可愛らしいものではない。

 DG(ドメスティックジェノサイド)だ。

 荒ぶる王妃にドン引きしていると、不意に一人の兵士が手招きする。

 

「お~い、みんな~こっちこっち、早くこいよ~」

「付与術師!?」

 

 それは兵士の格好をした付与術師だった。

 隣には馬車が用意されている。

 どうやら逃亡経路までばっちり用意してくれていたようだ。

 

「いや~、間に合って良かったわ~、俺の付与術は役に立ったか?」

「あ、あぁ! おかげで助かったよ!」

「そいつは良かった。それじゃあ、逃げるぞ!」

「この馬車どこに向かってるんだ?」

「ん~? 商会やってる知り合いの支援術師が新大陸見つけたって言っててな。ほとぼりがさめるまでそこで厄介になろうと思ってな」

「マジか。ホント、いい仕事してくれるなぁ、お前」

「新大陸かぁ……どんなとこだろうなぁ……」

「どんなとこでもいいさ。またお前らとバカやれるんだからな!」

 

 そう言って馬を走らせる付与術師を横目で見つめて、勇者は思った。

 

 

 ――本当にこの付与術師はいい仕事をしてくれる。

 

 

 

 

 

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