イナズマイレブンRTA 雷門ルート   作:nrnr

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 エイプリルフールの冗談だったつもりが意外にも続きが書けたので初投稿です。
 


パート2 特訓~帝国学園練習試合(前半)

 

 男の娘系美少年が特訓と称して己の体を虐め抜くRTA、はーじまーるよー。

 

 

 

 今回は円堂と豪炎寺のはじめましてをスルーしたところから。

 というわけでおはようございます。今日もサッカー日和な晴れ模様、ホモくんの自室からお送りしていきます。

 

 自宅でやることは特にありません。通常プレイであればロールプレイを楽しむのもアリですが、RTAにおいてはそんなものはロスでしかないからね、しょうがないね。両親の会話に頷いたりする程度で十分です。反抗期かな?

 会話の隙もないように急いでご飯を掻き込み、そのまま制服に着替えて出発です。

 

 

 学校に着いたら、まずは二年の教室に向かいましょう。昨日円堂が無事に豪炎寺とエンカウントしたか確認するためです。何らかのアクシデントやランダムイベントが起きてエンカウントしていなかった場合はリセットです(2敗)。

 失礼します、円堂先輩いますか~?

 

「あ、星崎! 聞いてくれよ、昨日すっげえシュート打つヤツに会ったんだ!」

 

 ちゃんとエンカしてますね、よしよし。豪炎寺とエンカしていた場合、このように円堂が興奮気味に昨日あったことを教えてくれます。これで帝国戦までは豪炎寺に構う必要はなくなりました。豪炎寺は今日から円堂のクラスに転入してくるため、後は円堂が勝手に色々やってくれることでしょう。

 あっ、そうだ。そんな大変な時に傍にいなくてセンセンシャル!みたいなことも伝えておきましょう。こうしてちまちまと好感度を稼いでおけばいざという時のリカバリーにもなります。

 

 ちなみに、ここで豪炎寺の名前を聞いたため、これ以降に学校で豪炎寺と遭遇した場合はイベントが発生するようになります。ですが帝国との練習試合までは何を言っても暖簾に腕押し状態、それどころかサッカーという単語を口にしただけで好感度が下がる始末。

 そういうわけで、練習試合までは奴とのエンカウントは徹底的に避けましょう。あの特徴的な髪形を見た瞬間にUターンです。円堂に何か聞かれても知らぬ存ぜぬで通します。

 

 では話も聞けたことだし、自分の教室に戻りましょう。いや何しにきたんだコイツ?

 

 

 授業風景は見ててもつまらないので倍速だ。真面目に取り組めば知力が上昇しますが、今回はスルーします。知力はレベルアップ時のポイントで補いましょう。

 余談ですが、あんまりにも知力がチンパンだと定期テストで悪い点を取ってしまい、補習のせいで練習に参加できないというクソデカロスが発生します(4敗)。なので通常プレイでも最低限は知力に振っておくことを強く、お勧めします。

 

 放課後です。さっさと部室に向かいましょう。

 円堂せんぱーい? ……いませんね。

 

 はい、当然想定の範疇です。ガバではありません。

 というのも、豪炎寺が転校してきたその日、円堂は校長室に呼び出されるのです。別に円堂が何かやらかしたとかではなく、「帝国学園との練習試合組んだよ~ちなみに負けたら廃部な!」という通達をするためです。現時点の雷門サッカー部にとっては死刑宣告ですね。

 帝国学園はただでさえ40年間FF無敗(なお一部は影山の工作による)な強敵ですし、そもそもサッカー部には試合に必要な11人すら存在しません。こんな状況では試合をしようにも不戦敗です。なんだこの無理ゲー!

 

 ですがそこは円堂守、諦めるということを知らない男。

 今日以降、彼は特訓以外の時間のほとんどを使って部員集めに奔走することとなり、そして実際にホモくんを除いて11人を見事に揃えてみせます。ちなみにサッカー部以外でゲームを開始した場合はこのタイミングで加入です。

 

 なお、今作におけるシナリオはゲーム版ではなくアニメ版を参考にしているため、元祖ゲームのように大量のモブをスカウトすることはできません。原則として加入するのはアニメに出てくるネームドキャラのみです。まあただでさえ自由度が高いのにモブのデータまで大量に用意するとなったらゲームの容量がとんでもなくなるからね……。

 

 

 お、そうこう言っている内に円堂がやってきました。そして帝国との練習試合が組まれたことを告げられます。

 

「その試合、やるって言ったでやんすか……?」

「やるさ! 廃部になんかさせない、キッチリ11人揃えてやる!」

 

 円堂の意気込みに対し、他の部員は帝国の名前を聞いた時点で諦めムードです。普通に考えて勝てるはずないだろいい加減にしろ! という状況なのでしょうがないね。

 え、ホモくん? いや、ホモくんはむしろやる気なので……というかやらないと進まないので……。他の部員が無理だなんだと言っていますが、ここはやる気があることをアピールしましょう。円堂の好感度のためにも!

 

 やる前から諦めるなんてもったいないじゃ~ん? 逆に考えるんだ、本来なら対戦できないような強い奴と戦えるなんていい経験になるダルルォ?

 負けたとしても、やらずに後悔するよりもやって後悔する方がずっと良いってもんですよ。勿論、やるからには勝ちにいきますけど。

 

「……そう、そうだよな! 星崎の言う通りだ!」

 

 お、部員のどんより具合に落ち込んでいた円堂先輩が立ち直ってくれました。これは好感度が美味しそうです。うまうま。

 

「サッカーを愛する気持ちがあれば、不可能だって可能になる! 何も始まってないのに、諦めちゃダメだ! 諦めちゃダメなんだよ!!」

 

 以降、円堂は部員のスカウトに奔走することになります。これにより、部員が揃うまでは放課後の練習を円堂とこなすことは不可能となりました。

 ここでスカウトを手伝えば円堂の好感度が上がりますが、今回は見送ります。先程も言った通りいくらスカウトしたところで最終的に集まる部員に変動はないため、RTA的にはロスでしかありません。円堂には「帝国との試合に向けて特訓する」と言っておきましょう、そうすれば好感度が下がることもなく練習に専念できます。

 

 

 特訓と言っても、グラウンドが使えないことに変わりはありません。なので昨日と同じく河川敷へと向かいましょう。

 ちょっと片方のゴールを貸してクレメンス。シュートの特訓をしたいんだよ~頼むよ~。お、見たい? いいよいいよーホモくん頑張っちゃうよ~。

 

 普段から円堂と一緒に練習していた場合、スムーズに稲妻KFCの子たちにゴールを借りることができます。やっぱ円堂の好感度補正は最高、はっきりわかんだね。今日から帝国との練習試合までの間、ひたすらにシュートの特訓をすることとしましょう。

 

 シュートの特訓、つまるところ必殺技の特訓が今回の目的です。

 ホモくんが覚えている【ギアドライブ】を、TPの続く限りゴールへと打ち込んでいきます。途中で休憩をすれば時間経過でTPが回復するため、休憩を挟みつつひたすら打ち続けましょう。

 TP、そしてGPはアイテムでの回復も可能ですが、買いに行く時間が勿体ないので序盤は使いません。あれらが日の目を見るのはしばらく後のことになります。

 

 このゲームにおける必殺技には、いわゆる熟練度の概念があります。必殺技を使えば使うほどに精度が上がっていくという感じですね。熟練度がカンストするとほんの少しではありますが威力が上昇するので積極的に狙っていきましょう。

 そして、熟練度が一定に達する、ステータスが一定に達するなどの条件を満たすことで必殺技が進化することがあります。進化系がない場合、あるいは進化にはステータスが足りない場合でも、練習に伴いレベルが上げれば他の必殺技を習得できる可能性があるので問題ありません。なのでTPが許す限りガンガン使っていきましょう。

 

 今回のチャートでは帝国戦前に【ギアドライブ改】を覚えることを目標としています。幸い、必殺技ごとに多少の差はあれど低威力の技ほど熟練度は上がりやすいため、放課後のほとんどをつぎ込めばギリギリ間に合う計算です。間に合わなかった場合でも、試合中に進化する可能性もあるので諦めない心が必要ってばっちゃが言ってた(言ってない)。

 試合中は練習時よりも熟練度が上がりやすいので、覚えたての技は積極的に使っていくといいでしょう。ただし調子に乗って打ちすぎるとTPが尽きるので注意しようね!(6敗)

 

 そういえば、原作プレイ済兄貴達は「お? 【ギアドライブ】はV進化やろ?」と思うかもしれませんが、実は今作、一部の必殺技は改進化とV進化の両方がご用意されております。

 どちらの進化になるかはステータス次第です。例えば【ギアドライブ】であれば、筋力が高めであれば改進化、敏捷・器用が高めであればV進化、といった形になります。必殺技のビジュアルは好きだけど育成の方針とは合わないという悲劇を減らすためとのこと。しばらくは筋力高めのステで育成していくので自動的に改進化になります。

 

 あっ、そうだ(唐突)。

 練習時には内容に応じて経験値が入ります。練習の内容がキツければキツいほど取得経験値も上がるため、可能な限り自分を追い込むスタイルで行きましょう。

 

 【ギアドライブ】! 【ギアドライブ】! もういっちょ【ギアドライブ】! はー……はー……まだまだ、【ギアドライブ】!

 

 ホモくんはまだ精神が初期値のため、TPもそこまで多くありません。耐久が低いこともあってスタミナ切れが早いですが、ご安心ください、ちゃんとレベルアップ後のポインヨをつぎ込んでカバーします。

 とりあえず今はひたすらに【ギアドライブ】を連打しましょう。それ、もういっちょ【ギアドライブ】!

 

 ここで注意してほしいのが、TPをギリギリまで減らすとそれに対応してGP(体力)も削れることです。

 TPは時間経過で回復しますが、GPは基本的に日付をまたぐ、あるいは何時間か休まない限り回復することはありません。そしてうっかりGPが0になると、主人公は故障してしまいます(11敗)。当然そうなればしばらく練習も試合もできなくなるため、リセット不可避です。ホモくんは現在紙耐久のため、GPの値には十分気を付けましょう。

 原作ゲームではGPが0になっても動きが鈍くなるだけだったのにね。まあその分、必殺技でダメージ受けたりしない限りはほとんど減らない仕様になってますが……。

 

 

LEVEL UP!

 

 

 ……お、レベルが上がりました。早速入手したポインヨを割り振っていきましょう。

 今回のポインヨは全て精神にぶっこみます。レベルが低い内はレベルアップで入手できるポインヨも少ないため、均等に割り振ったりしたら全然成長しません。序盤は多少偏ってもなんとかなるため、成長させたい技能に一気に突っ込むことをお勧めします。

 

 さて、キリもよくなったところでシュート特訓は切り上げましょう。GPも2/3ほどまで減っていますし、空も暗くなってきたので丁度いい頃合いです。

 ではでは帰宅……するとでも思ったか! さあ、次なる目的地へレッツゴー!

 

 

 

 というわけでやって参りました、鉄塔広場!

 ここでは円堂がタイヤを使った特訓を頻繁に行っています。木の幹にロープでタイヤを吊るし、それを振り子の要領で勢いよくスイングさせ、それを止めることでGKとしての力量を磨く……とまあ、「何言ってんだお前?」みたいな無茶苦茶な特訓です。しかも背中にタイヤを背負った状態でやるんだからとんでもねえ円堂だ……。

 

 そして、ここで特訓している円堂に話しかけることでサブイベント『鉄塔広場での特訓』がスタートします。内容は読んで字の如く、円堂と同じ特訓を一緒にやろうというものです。

 このサブイベントはミニゲーム方式で行われます。迫ってくるタイヤに対してジャストタイミングでコマンドを入力することでキャッチする、というものです。このタイミングは筋力と耐久の値によって変動し、ステータスが高いほど判定が緩く、低いほどきつくなります。そして失敗すると大きく吹っ飛ばされてGPが一気に減り、成功しても反動で少しずつ減っていきます。痛い(確信)。

 ちなみに、ある程度のステータスがあり、かつポジションがGK以外の場合はキャッチではなくキックで止めることもできます。が、GPの削れ方がキャッチの時と比べ物にならない上に次弾までのインターバルがとんでもなく短くなるため、慣れてからのプレイにした方が無難です。

 

 話だけ聞くと狂気の沙汰としか思えないこのサブイベント、実は作中でも屈指の美味しいイベントです。

 というのも、このサブイベントはいわゆる絆パート、もとい好感度イベントであり、参加すると円堂の好感度が大幅に上昇します。更に参加するごとに筋力と耐久にボーナスが付き、一定回数参加することで円堂の代名詞である【ゴッドハンド】を習得できるのです。そして経験値も手に入る。まさに一粒で四度美味しいというやつですね。

 GKを目指しているのであれば必須ともいえるイベントであり、そうでなくとも筋力と耐久をポイント消費なしで成長させられる数少ないチャンスです。このイベントを使うことでホモくんの紙耐久を克服しようってわけよ。

 

 ……ただしこのイベント、参加条件として【ゲーム開始時から雷門サッカー部に所属している】あるいは【円堂の幼馴染か血縁である】というものがあります。だから最初からサッカー部所属でなければならなかったんですね(例の構文)。

 また、この日に限っては早く来すぎると円堂と豪炎寺の会話イベントに巻き込まれてロスが発生します。特訓なりして空が暗くなるまで待ちましょう。

 

 

 では、早速サブイベントをプレイしていきます。円堂先輩、お疲れ様です。

 

「星崎! 特訓はもういいのか?」

 

 やりすぎると故障の原因にもなっちゃうからね。というわけで足を使わずともできる特訓をしたいんです。だからホモくんも練習に入れてくれよ~。

 

「もちろん! お互い頑張ろうな!」

 

 はい、ミニゲームスタートです。

 ホモくんは耐久は紙でも筋力はそこそこあるため、そこまで苦戦するということはありません。慌てず落ち着いてタイミングを見極めましょう。間違ってもこの段階でキックなんて無謀なことを挑んではいけません、GPが一気に吹き飛びます。

 ほいキャッチ……いたぁい!? 耐久に全く振っていなかったせいで成功しても結構な量のGPが削れました。円堂と違ってタイヤは背負っていないのですが……いや改めてすごいな円堂!?

 またキャッチ。うーん、今日のところはそんなに回数はこなせなさそうですね。おっと危ない、キャッチキャッチ。

 

 GPが1/4を切ったので今日は一旦やめておきましょう。深追いは禁物です。

 ミニゲームをやめて隣を見ると、円堂がめっちゃボロボロになって倒れそうになりながらタイヤと向き合っています。見ていて心配になる光景ではありますが、ここでは円堂のGPが尽きることはないので安心してください。ホモくん的には全く安心できませんが、円堂にとっては日常なので(問題)ないです。

 

 

 また、今日このサブイベントに参加していた場合、もうひとつのイベントが同時に進行します。

 

「──無茶苦茶だな、その特訓」

「風丸!?」

 

 そう、風丸一郎太のサッカー部加入イベントです。

 風丸とは顔見知りのため、しっかりと挨拶しておきましょう。円堂を助け起こした風丸に挨拶と会釈をします。

 

「ああ、星崎もお疲れ。……二人とも、変な特訓してるんだな」

 

 おっそうか?(手のひら返し) 基礎体力をつけるって意味ではかなり役に立つ訓練だゾ。

 まあホモくんはGKじゃないのにGKみたいなことしてるので変と言われれば否定できませんが……。

 

 ちなみに、ここで円堂の祖父であり、40年前の雷門中サッカー部の監督でもあった『円堂大介』の話も聞けます。ここで彼の話を聞いておくと今後かつてのイナズマイレブン関係のイベントのフラグが立つようになるため、その関係者と絡みたい方にも美味しいイベントです。

 ついでに彼の持っているボロボロのノートを見ることで、円堂大介の文字がめちゃくちゃ汚いことも判明します。ど、どうでもいい……。当然ホモくんには全く読めません、というか走者もほとんど読めません。かろうじて人間とボールの絵が書き込まれていることがわかる程度です。

 

 そして、しばらく円堂と会話した風丸は、その熱意にあてられてサッカー部に助っ人参戦してくれると宣言してくれます。目の前で固く握手する姿は青春そのもので、ああ~いいっすね~。これにはホモくんもにっこり(なお無表情)。

 更に、今まで特訓を覗き見していたらしいサッカー部の面々もここでようやくやる気になります。このイベントに居合わせるとサッカー部員と風丸の好感度が上がるため、今後の好感度についての不安が少なくなるって寸法よ。やっぱ円堂教教祖は最高だぜ!

 

 では、ここからはサッカー部員全員での特訓です。このイベントのために効率的な特訓内容もチャートにちゃーんと書き込んであります(激ウマギャグ)。

 はい、とりあえずまずは基礎体力からつけましょう、皆さん今までサボってたから遅れを取り戻さないといけません。各ポジションごとに最短で最大の効果を出せる最適な訓練法を考えてあるから参考にしてクレメンス。

 

「お、おお。……その、星崎も、今まで悪かったな」

 

 ええんやで(ニッコリ)。こうしてやる気になってくれたんだから結果オーライ、円堂先輩だって気にしてないどころか喜んでるんだから問題ないです。

 時間は有限です、ホラホラホラホラ、まずはタイヤを重りに走れ走れー! あ、風丸先輩は普段から走り込みしてるんでちょっと重めのメニューでも大丈夫です? あ、大丈夫ですか、じゃあこんな感じでオナシャス!

 

 それが終わったらボールを使った特訓です。パス回し、ドリブル、今まで練習できなかった分もばっちり仕込んでやるからな! 風丸はサッカーにそんなに慣れてないのでそこもしっかりフォローします。

 ……なんかRTAというか普通に青春してますねこれ。い、いや、これから多分もっとRTAっぽくなるから……(震え)。

 

 はい、練習も終わったので二日目は終了です。帰ったら寝る前の日課をこなしてしっかり睡眠を取りましょう。でないとGPが回復しきらずに泣きを見ます。

 

 

 

 今日から放課後はサッカー部(-円堂)との特訓イベントが発生します。円堂は部員集めがあるため、学校の下校時刻までは合流しません。

 ……が、ここでサッカー部の特訓につきっきりになるとシュート練に割く時間が減ってしまいます。よって作った特訓メニューを部員に託し、ホモくんはさっさと河川敷へと向かいましょう。下校時刻が過ぎ、円堂が特訓に参加してから合流します。

 

 昨日あんなに青春してただろって? うるせえタイムの前では全ては些事なんだよ(ゲス)。

 円堂がいない上、サッカー部の面々との好感度が少し上がる程度のイベントに用はありません。シュート練に比べると経験値もしょっぱいです。

 ホモくんの行動原理はサッカー部のためなので好感度的にも何の問題もないな、ヨシ! ちゃんと事情を説明すれば部員のみんなもわかってくれます。下校時刻後の鉄塔広場での特訓にはホモくんもちゃんと参加しますしね。

 

 

 ここから試合当日までは変わり映えのしない特訓が続くので倍速です。その間暇を持て余すことになる み な さ ま の た め に ぃ

 

 今回の練習試合、帝国戦での作戦を説明したいと思います。

 

 この帝国学園戦ですが、はっきり言ってTDN負けイベントです。キャラクリ時点でたっぷりとポインヨを獲得し、かつしっかりと特訓を施してあるホモくん、及びホモくんが真面目に練習していたことで既に【ゴッドハンド】を使えるようになっている円堂以外のメンバーのステータスは貧弱そのもの。しっかりと鍛え上げられた肉体を持つ帝国学園の選手の前では塵芥に等しいです。

 ただし心配する必要はありません。これは負けイベントのため、時間経過、あるいは味方側のGPが一定量削れることで自動的にイベントが進行します。つまり勝つ必要などないのです。一応一点入れた場合でもイベントは進行しますが、現時点では帝国GKの源田が繰り出す【パワーシールド】を抜くのはほぼ不可能、仮に筋力極振りキャラで抜けたとしても影山に目を付けられて結果的にロスが発生するため、正直お勧めはしません。

 

 今回はRTAのため、時間経過ではなく味方のGPを積極的に削っていく作戦です。タイムのために味方チームを危機に陥れる人間の屑! しかしこれもタイムのため、甘んじてダメージを受けてもろて……。

 とはいえ手を抜いたりしたら味方の好感度ががくっと下がるため、手抜きはしません。じゃあどうするのかと言うと、味方に積極的にブロックに入ってもらいます。

 

 既プレイ兄貴なら当然ご存知でしょうが、相手チームの選手にブロックに入った場合、能力値の優劣によって成否が決定し、失敗した場合はGPが削られます。端的に言えば必殺技で吹っ飛ばされます。必殺技を使われなかった場合でも、この時期の帝国は選手をいたぶるような卑劣なプレイを普通にしてくるため、相手に挑めば挑むほどにガンガンGPが削れるというわけです。

 この場合であれば、本気で挑んだけれど敵わなかったという形になり、好感度は下がりません。幸い試合までに入ってくるメンバーが揃えばFWは足りるため、ホモくんがMFに移行することで指示出しが可能になり、この作戦を実行できます。そしてイベントが進行したところで豪炎寺が加入し、代名詞である【ファイアトルネード】で一点を入れてくれるってわけよ。

 

 そもそも今回の帝国学園との練習試合は転入してきた豪炎寺の力量を図るためだけのものであり、豪炎寺が一点を入れれば帝国はどれだけの点差で勝っていようとも棄権して去っていきます。そしてサッカー部は無事廃部の危機を乗り越え──。

 

 ……なんで等速に戻ってるんですかねぇ?って、あ、【ギアドライブ改】覚えとるやんけ!

 はい、鉄塔広場のサブイベによってステータスが上昇し、かつ【ギアドライブ】を使いまくっていたことにより、進化技の【ギアドライブ改】を無事習得することができました。よかったよかった間に合った!

 【ギアドライブ改】は、先程も説明した通り今作オリジナルの技の一つです。【ギアドライブ】の威力・TP消費が増加した技で、ボールを反射させる歯車の数が増えることで目くらまし効果やスピードが上昇しています。帝国戦でもしっかり活躍してもらいましょう。

 

 試合パートでは熟練度が上がりやすいというのを先程お話ししたと思いますが、それともう一つ、試合パートでは試合への貢献度が高ければ高いほど獲得経験値が多くなるという特徴があります。ハットトリックを決めたりすればもうガッポガポです。

 帝国学園はかなりの強豪校ということもあり、試合での活躍次第では本格的な試合のチュートリアルを兼ねる今回の練習試合でも経験値を大量にもらえます。この活躍というのは何もシュートを決めなければならないわけではなく、『必殺技を発動した』というだけでもそれなりの経験値が入ります。成功した方が多くもらえることは確かですが、今回はそこまでの高望みはしません。

 

 では、レベルアップで獲得したポインヨを知力と精神につぎ込み、試合に臨むとしましょう。いざ鎌倉!

 

 

 

 試合当日は我らが部長の「助っ人連れてきたよ」な台詞から始まります。

 

 助っ人の松野空介、通称マックスのポジションはFW及びMFです。

 今回こちらは4-4-2のフォーメーションで挑む予定のため、マックスにはFWについてもらい、ホモくんはMFに移行します。4-3-3もメンバー的には可能ですが、この時点では帝国相手に攻めの姿勢は愚策でしかありません。大人しく守りを重視しましょう。

 このフォーメーションの問題点として、ホモくんは未だシュート技しか覚えていないために守備の面では心許ないというものがあります。が、どっちにしろ負けイベントですし、そもそも必殺技を覚えていても帝国の必殺技に競り負けるのが目に見えているので実質無問題です。

 

 

 さて、帝国学園がいらっしゃいました。なんか物々しい、いかにも装甲車ですといわんばかりのバスです。バス……バスとは一体……(宇宙猫)。いやそもそもこれ道路交通法的に大丈夫なんです? 超次元だから問題ない? アッハイ。

 レッドカーペットやら軍隊みたいな隊列やら、監督の趣味が見えるようですね。ラスボスかな? いや監督は第一部の黒幕ですけども。

 

 部員のみんなもあまりの雰囲気に気圧された様子。そしてそんなこちらとは正反対に堂々とレッドカーペットを進んでくる帝国メンバー──うん? なんか数名様子がおかしいような気がしますね。一瞬驚いたような顔をしていましたが、妙なフラグでも踏んだ? いやでも名簿には名前なかったし気のせい……?

 帝国のメンバーは舐め腐った台詞を吐いていますが、ステイステイ、染岡先輩ステイだ。恨みは全ていずれ尻尾を出す影山にぶつけてやれ。なんなら今ホモくんが中指を立ててやります。え、駄目? そう……。

 

 目の前では円堂が帝国のキャプテンである鬼道に挨拶して早速すげなくされています。……なまじ好感度をひたすらに上げていたせいでホモくんがちょっと(マイルドな表現)お怒りですね。こんなんで終盤の加入時大丈夫か? まあ走者が大丈夫にするんですけど。

 そしてウォーミングアップがてらボールをこちらに向けて蹴ってくる帝国。汚いなさすが帝国汚い。ですがそこは原作よりも強化された円堂先輩、しっかりと受け止めてくれました。

 ここで帝国の実力にビビった壁山が「ちょっとトイレ!」と逃げ出そうとしますが、当然キャンセルだ。お前にかまけている時間はねぇ。おう壁山逃げるな、ホモくんの目を盗もうなんて百年早いぞ。不愉快先生……違った、冬海先生も大人しく座ってて、どうぞ。

 

 というわけで、険悪な雰囲気のまま(円堂のみノリノリ)試合開始です。ちなみに今作ではホモくん含めて部員が12人になるため目金はベンチです。

 

 

 

 試合前のステータス確認画面ですが……よし、ちゃんと仕上がってますね。タイヤ特訓のお陰で耐久も上がっているため、必殺技を使う前にダウンという事態は避けられそうです。

 

 では前半戦開始、まずは雷門ボールでスタートです。

 帝国はまずはこちらの動きを見定めに来るため、最初はそこまで激しく動きはしません。一撃くらいは打たせてやる、みたいな舐めプ状態です。なのでありがたく経験値を貰うとしましょう。

 

 知力を上げたお陰で指示が通りやすいため、意外と雷門メンバーの動きが良いです。嬉しい誤算ですね。

 では早速。

 

 おらっ、【ギアドライブ改】だ! 経験値を寄越すんだよォ!

 

 無数の歯車に乱反射させることで目くらましとそれなりの威力を備えたシュートが帝国ゴールへ向かいます。当然帝国のGKもそのまま入れさせてはくれません。

 

パワーシールド!」

 

 はい、パワーシールドが発動されました。こうなればまず間違いなく攻撃は通りません。ホモくん渾身のシュートはそのまま展開された障壁にブチ当たり、少しずつ、罅、をぉ…………?

 

 

 パァーン!

 

 

 

 

 …………。

 ……………………ha?

 

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 




 
・豪炎寺と円堂がエンカしなかった場合

 サッカー部への加入などは原作通りしてくれるが、初期好感度がとてもしょっぱくなる。序盤は豪炎寺の好感度は上がりづらいため、そのリカバリーをするとなるとかなりのロスが発生する模様。
 円堂先輩のありがたみが身に染みるようだ……。


・ギアドライブ改

 強化されたギアドライブ。山属性のシュート技。
 星崎が山属性であることにより属性一致で威力増幅。筋力にかなりのポイントが割り振られていることによりキックのステも結構高い。
 原作におけるギアドライブはV進化だが、今作においては一部の必殺技は改進化とV進化の両方が存在し、ステータスによって分岐するようになっている。

 ……なお、源田のパワーシールドは火属性。そして山属性は火属性に対して属性有利である。つまりはそういうこと。
 

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