イナズマイレブンRTA 雷門ルート   作:nrnr

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 どう足掻いても影山関係のガバからは逃れられないので初投稿です。
 


パート20 帝国敗退~鬼道加入

 

 黒幕へのヘイトをぶち上げていくRTA、はぁじまぁるよぉ~。

 

 

 

 今回は全国大会一回戦を突破したところから。雷門イレブンは今日も今日とて二回戦に向けて特訓の日々です。

 

 本日は帝国学園の初戦があります。そして相手はあの世宇子中であるという情報も音無によってもたらされました。影山スレイヤーホモくんとしては試合を見に行きたい気持ちでビンビン♂ですが、今日は普通に学校があるため、大人しく登校しましょう。ここで学校をサボって試合を見に行くことも可能と言えば可能ですが、後から親や学校に色々と言い訳をしなければならなくなる他、帝国がやられるその瞬間をその目で見たことにより精神ダメージが倍増、精神のステが低すぎれば世宇子の力に心がバッキバキに折れて戦意喪失、とにかく良いことなしです(1敗)。

 

 いつも通りに倍速して……放課後ですね。今日はグラウンドは他の部活が使っているため、イナビカリ修練場での特訓となります。

 今日は……うん、ロッククライミングならぬウォールクライミングをするとしましょう。佐久間関係が怖い以上、この後しばらくはタイヤ特訓ができなくなる可能性も考慮し、少しでも筋力にボーナスが付くものを選んでおきます。お、染岡先輩も一緒ですね。オナシャス!

 

 それではまたしばらく倍速して……おや、音無が切羽詰まった様子でイナビカリ修練場に駆け込んできました。何かあったのでしょうか。

 

「て、帝国学園が……!」

「初戦突破か!」

 

 帝国の名前を聞いて勝利を疑わず喜びの笑みを浮かべる円堂、そして豪炎寺。友情、感じるんでしたよね?

 ですがそれにしては音無の様子がおかしいです。おっとぉ?

 

「10-0で……」

「結構な点差だな~」

「…………世宇子中に、完敗しました」

 

 あっ。

 

 痛いです。知らせを聞いた瞬間にホモくんの動きが止まってしまい、コマンドを受け付けず落下してしまいました。あ~あ。

 すかさず傍にいた染岡が助け起こしてくれましたが、ホモくんの顔は真っ青通り越して真っ白です。一応、GPの方はレベルや今までの特訓の甲斐あって落下した程度ではそこまで削れないのですが……。

 

 ……はい、危惧した通り、見事に精神デバフが入りました。世宇子については佐久間に事前に忠告していたし、多少はダメージを軽減してくれるかとも思ったんですが……ダメみたいですね(諦観)。

 寝耳に水の事態に部員が次々と音無達の元に集まっていきますが、そんな余裕すらありません。ちょっとちょっと、いくら何でもダメージでかすぎんよ~。

 

 

 まあ予想してましたけど。

 

 

 私はできる走者なので勿論この事態も想定していました。ガバのリカバリーこそ走者の腕の見せ所、はっきりわかんだね。

 ということで、ここは一旦遠巻きに話を聞くだけに留めましょう。今のこのメンタルで会話に混ざろうって方が無理です。あ、染岡が何故かホモくんの元に残ってくれました。

 

 有り得ないと円堂が半ば叫ぶように否定しますが、実際にそうなってしまったことは変わりません。

 というのも、世宇子は影山の手で“神のアクア”と呼ばれる特殊な飲み物によってドーピングされており、普通であればまず太刀打ちできないのです(クソデカネタバレ)。つまり影山のせいってことですね。もう許さねえからなぁ?(n度目)

 

 そしてもう一つ。

 

「……お兄ちゃん、出なかったんです」

 

 そう、この試合においては帝国の主力である鬼道が出場していないのです。

 

 原作においては足の負傷により大事を取って控えに回っていた鬼道ですが、今RTAにおいては別に負傷したりはしていません。

 ではどうして試合に出れていないのかと言えば、答えは簡単。

 

「お兄ちゃんが乗っていた車が交通事故に巻き込まれて……怪我はなかったけど、試合には遅れる形になって……お兄ちゃんが到着した時にはもう、帝国の人達は試合ができる状況じゃなかったって……」

 

 この通り、そもそも試合会場にすら辿り着けていませんでした。

 あっ、おい待てぃ(江戸っ子)。事故って怪我無しとかどんな幸運だよ、と思う兄貴姉貴もいるかとは思いますが、これにも理由があります。そもそも交通事故って時点でお察しの通り、この鬼道が遭った事故すらも影山の仕業なのです。彼らは故意に起こす事故のプロ、鬼道を怪我させずに車を大破させるくらいはわけもないということですね。ほんとひで。

 

 影山はこの時点で既に帝国を切り捨てていますが、鬼道のことだけは諦めていません。彼にとって鬼道は最高傑作という扱いであり、今後も事あるごとにちょっかいを出してくるくらいです。

 そのため、世宇子との試合に出せば鬼道が負傷したりして自分の作品に傷がつくため、それを避けるためにわざわざ鬼道が乗る車を狙って事故を起こしました。鬼道は学園までは鬼道家のリムジンで通い、そこから帝国の装甲車(バス)で試合会場に向かっていたため、車が事故に巻き込まれた以上は試合開始に間に合うことは難しい、というわけですね。

 

 聞けば聞くほどホモくんの顔色が悪くなっていきますが、ここは心を鬼にして会話を聞き続けます。どうせいずれは知ることになるのでここで去ったり耳を塞いだりしたところで二度手間になってロスになるだけです(無慈悲)。

 強いて言うのであれば、他の雷門メンバーの様子に気を配っておくことくらいでしょうか。普通のプレイであれば原作と変わりない程度のリアクションですが、ホモくんのように帝国関係者がいることで帝国への心情の変化が生まれていることもあるので、場合によってはここで状況を把握して後でフォローを入れておく必要が発生したりもします。

 ……よし、今回は特に変化はなさそうですね。一番不安だった土門も試走と変わりありません。まあ仮にフォローが必要になったとしても今のホモくんにはどうしようもないんですけど。

 

 

 とりあえずひたすらに会話を流し聞きして……お、円堂が飛び出していきましたね。

 円堂の行先は帝国学園です。どれだけ話を聞いたとしても、彼らの強さを知っている円堂としてはそれを受け入れられず、結果として鬼道の元へカチコミをかけに行きます。一人で。フットワーク軽すぎひん?

 

 この時円堂についていった場合、鬼道と話す機会に恵まれ、そのまま鬼道家へとご招待、という流れになります(鬼道の好感度が著しく低い場合を除く)。勿論そんな風に家に遊びに行く友人ムーヴをすれば好感度は上がりますが、今RTAにおいてはそこまで鬼道の好感度を上げる必要はないため、ここはタァイムを優先して円堂を放っておきましょう。逆に鬼道の攻略が重要となるチャートを組んでいる場合はほぼ必須とも言っていいイベントです、ご参考までに。

 また、このイベントに参加すると鬼道の過去について知ることができます。両親が飛行機事故で亡くなり、父親の唯一の形見であるサッカー雑誌を読んで父親との繋がりを求めてサッカーを始めたなんて……感動的すぎて涙がで、出ますよ……。

 

 ちなみに、円堂を引き留めたりしてこのイベントを妨害すると、鬼道がメンタルブレイクしたまま立ち直らず、結果雷門の様子を見に来ることもなく豪炎寺のファイアトルネード治療法が発生しない→そもそも鬼道が雷門に加入しないという悪夢のような事態になる可能性があります。注意しましょう。

 

 

 さて、残されたホモくん達ですが、まだ練習終了までには少し時間があるので特訓を再開します。

 

「キャプテン、大丈夫ッスかね……」

「今はあいつの思う通りにさせた方が良い。……俺達は練習に戻るぞ」

「で、でも……」

「あの帝国を下した以上、恐らくその世宇子中とやらが決勝に上がってくる。俺達は俺達のできることをするべきだ」

 

 お、ラッキー。ホモくんが言い出さずとも豪炎寺が皆を促してくれました。今のホモくんでは皆に色々と話すのも一苦労そうなので有難いですね。

 ではホモくんも特訓を再開しましょ──。

 

「星崎、お前は休んでろ。流石に顔色がやべぇって」

 

 クゥーン……。

 

 染岡ストップが入ってしまいました。せやろな。

 とはいえそうすると時間も経験値も勿体ないし、さっき豪炎寺先輩が言った通り世宇子と戦うためには少しでも強くならないといけないし、ね?

 

「……絶対に無理はすんなよ。いいか、絶対だぞ」

 

 おかのした。

 

 

 では練習再開です。

 以前、敵チームに精神的なデバフが入ると動きが鈍くなり獲得経験値が大幅に低下するというお話をしましたが、勿論ホモくんに精神デバフが発生した場合も色々な制約があります。

 

 まず大きなものとしては、ご覧の通り、試合中や練習中の動きが鈍くなってしまいます。今回は特訓中なのでコマンド入力が非常にシビアになるという形で表現されていますね。これが試合中になると、必殺技の威力が下がる、移動速度の低下、指示出しのタイムラグが発生する等中々にエグイことになります。

 その他、デバフの深度(つまりどれだけ精神的ショックが大きいか)によっては絆パートの進行が不可能になります。ストーリー上必ず発生するイベントを除いて好感度を上げる手段がほとんどなくなる他、そのストーリーの方でも前向きな発言がほとんどできなくなったりすることもあります(3敗)。

 あっ、そうだ(唐突)。味方キャラがデバフ発生している場合はそのキャラの獲得経験値が下がったりもしますが、ホモくんの場合のみ獲得経験値に変動はありません。まあ、ただでさえ行動の制約受けたり操作が難しくなってるのにそれ以上マイナス要素増やしたらゲームバランスがクソになっちゃうからね、チカタナイネ。ということで経験値の問題はプレイヤーの腕前でカバー可能となっております。

 

 今回のホモくんのデバフ深度であれば、試合等のプレイは何とかカバーできるものの絆パートは進行不可、というくらいですね。最悪の事態は免れたようで何より。

 雷門にいれば円堂カウンセリングとファイアトルネード治療法が確約されているも同然なので、デバフの解除についても問題ありません。こちらについては今後のプレイで良い感じのタァイムに影響しにくいタイミングでカウンセリングと治療法が行われるように誘導していく形になります。今回はチャートの都合上、しばらくはデバフをそのまま放置しておきましょう。

 

 特訓終わり。(筋力のボーナスが)うん、おいしい! ついでにレベルも上がりました。ポインヨは筋力と知力に半分ずつ振っておきます。そろそろ器用と精神にもちょっとずつステ振らないとですかね。

 しばらくは円堂カウンセリングを避けるためにも鉄塔広場でのタイヤ特訓ができなくなるため、筋力ボーナスがもらえる特訓を優先して行うようにします。

 

 お、何やら新しい必殺技も覚えていますね。どれどれ……?

 

 

【サンダーストーム】

 

 

 また風属性か壊れるなぁ。

 

 失礼しました。こちら、風属性のシュート技となっております。結構な高威力のため……というか究極奥義を除けば上位層、というかトップ層と言ってもいい威力のため、終盤までかなり重宝できるものです。属性不一致だけど。

 演出としては、上空からいくつもの稲妻が降り注ぎ、ボールを蹴ることでそれを竜巻状に束ねて勢いよく射出するというものです。【ファイアトルネード】等と同じく上空からのシュート技であるため妨害されにくい他、【サンダーボルト】と同じくシュートの鋭さが特徴となっています。

 勿論、その分消費TPもかなり多いため、正直現時点で覚えてもあまり使うことはできません。試合の状況にもよりますが、恐らく一試合に一本打てればラッキーくらいかと。当然、シュート練で使いまくって熟練度を上げるなんて論外です。

 

 折角覚えはしましたが、しばらくはお蔵入りです。また使えそうな試合の時になったら編成に組み込むとしましょう。

 正直、千羽山戦で使えば属性有利もあってワンチャン【無限の壁】を突破できる気もしますが、それをやると【イナズマブレイク】習得フラグが立ちにくくなったり世宇子直前に移動したりするから安定を取るなら避けたいんですよね。後半になってTPに余裕があったらくらいでしょうか。

 

 では、特訓も終わったことだし、今日はこのまま解散しましょう。円堂がまだ戻ってきていませんが、ここで彼を待っていてもロスになるだけです、放置します。他にもこの裏で夏未が理事長から影山の諸々を手紙で知らされるというイベントがありますが、今回は既に影山関係の情報がほぼ出揃っているため接触する必要はありません。

 絆パートが進行しない以上染岡をシュート練に誘ううま味もなし、というかこのメンタルだと下手にキャラと遭遇したら色々と気にかけられてイベント発生の恐れがあるんですよね……今日のシュート練は避けた方がいいか?

 あ、そういえば最近お兄ちゃんのお見舞いに行っていませんでしたね。たまには行っておかないと家族とかに何か言われるかもしれませんし、ここらで一度顔を出しておきましょうか。

 

 病院に到着しました。それでは病室に入りましょ……えっ。

 えっなんかホモくんが病室に入りたがりませんね。めっちゃイヤイヤするやん、なんで?(困惑)

 

 うーん……デバフの影響ですかね。帝国関係だからお兄ちゃんの方にも波及したんでしょうか。

 ママエアロ、入れないなら無理に入ろうとしても時間の無駄です、大人しく帰るとしましょう。家に帰ったらいつも通りで大丈夫です。

 

 

 翌日になりました。いつも通りの倍速後、練習前に部室でお話があるとのことなので部室に向かいます。こんちはー。お、ホモくん以外の面々はもう動揺した様子は見られません。何より何より。

 おっと、どうやら二回戦の相手が決まったようですね。お話というのはこれに関することのようです。ホワイトボードに名前が書いてあります、どれどれ。

 

「みんな! 全国大会二回戦の相手は千羽山中だ!」

「千羽山中は、山々に囲まれ、大自然に鍛えられた選手たちがいます」

 

 情報についてはいつも通り音無が調べてきてくれています。ふむふむ成程……は? 今に至るまで全試合無失点? えっ何それは(ドン引き)。

 そう、千羽山中は彼らの代名詞とも言える【無限の壁】による鉄壁の守りによって勝ち上がってきたチームです。ぶっちゃけシュートに関してはゴミカス失礼しました、難があるという評価は避けられないくらい火力不足ですが、その分までディフェンスに回したのではというほどの頑丈な守りを誇っています。点を取られないのであれば、後は火力不足でも果敢に攻め続ければいずれ点が入って勝ち上がれるって感じですかね。

 

 ちなみに【無限の壁】は山属性です。

 ……この時点で察した兄貴姉貴も多いかと思われます。はい、山属性は火属性に有利です。つまり【ドラゴントルネード】と【炎の風見鶏】はこの試合ではクソの役にも立ちません。ただ無駄にTPが消費されるだけです。

ここまでで豪炎寺と染岡をひたすらに強化しまくっていればステータスの暴力で抜くこともできなくはないですが、だからこれRTAだっつってんだろ! 当然そんなことはしていられません。

 

 ですが、実は今の雷門なら普通に点が取れたりします。そう、ホモくんと染岡ならね。

 何せ【火雷】は高威力の連携技、そして山属性に有利を取れる風属性です。ホモくんも染岡も属性不一致ではありますが、【無限の壁】は【パワーシールド】系と同じく正面に壁を作る技であるため、【火雷】を至近距離で発動すればちゃんと特攻が入ります。それを含めると大体6、7割……今回はデバフもあるので丁度半分くらいの確率でゴールを奪えるステータスになっているため、話に聞くほど厳しい戦いになるということはありません。

 今に至るまで無失点と聞いて雷門イレブンのほとんどが「マジかよ……」みたいなどんよりオーラを放っていますが、杞憂ってヤツですね。

 

 円堂がダイヤモンドの攻め云々言ってるのに便乗して、とりあえず今できる対策として連携必殺技の強化を提言しておきましょう。そっちの方が点取れる可能性高そうですみたいな風に言っておけば大体了承を取れます。

 こうすれば練習中に連携必殺技を使う機会を多めに確保でき、熟練度の稼ぎにくさをカバーできるって寸法よ。

 

 では、話も終わったので練習に移りましょう。今日はグラウンドが使えるので普通に練習します。

 原作アニメではここらへんで身体能力があがったのに判断が追い付かずパスミスやら何やらが頻発するというイベントがありましたが、今作においてはそのイベントは丸々カットされています。多分ゲームシステム的に再現が厳しかったんじゃないですかね。なのでそこら辺の心配はいりません、じゃんじゃん経験値を稼いでいきましょう。

 

 先程も言った通り、今のホモくんは精神デバフの影響で操作の判定がかなりシビアになっているため、ちょっとのミスも許されません。確実なプレイをしていきます。

 精神デバフがかかっている状態で何度もミスったりしたらまず間違いなく豪炎寺からファイアトルネード治療法が飛んできてしまいますからね(11敗)。っと、危ない危ない、【火雷】!

 

 お? そういえば、円堂が【熱血パンチ改】をほとんど使いません。これは……ついに【熱血パンチ】系列の突破された回数が一定数を超えましたね。

 以前もお話しましたが、円堂は【熱血パンチ】系列が一定回数突破された後は余程ステータスや威力に差が無い限りは【ゴッドハンド】系列を使ってくれるようになります。これで失点率が下がりますね。チカレタ……(小声)。

 後々【マジン・ザ・ハンド】を覚えた場合も、【ゴッドハンド】系列の突破回数が一定数を超えることでそちらをメインに使ってくれるようになったりしますが、そのあたりはまたその時になったら説明することにします。

 

 

 本日は他にも色々なイベントが目白押しです。

 

 まずはあちら、ベンチの方に入る響木監督と夏未をご覧ください。何やら手紙のようなものを持って話し合っています。

 あの手紙は理事長からのもので、影山の今までの悪事についての情報が書かれています。それを読んで情報を共有し、けれど不安がらせないためにも選手たちには明かさないでおこうという結論に達する、というわけです。

 影山関係の情報があまり手元になく、手っ取り早く色々と知りたい状況であれば、この時に二人に話しかければ大幅な短縮になってくれることでしょう。当然今回はスルーします。

 

 二つ目に、【トライペガサス】という必殺技の存在が土門と秋によってほのめかされます。【無限の壁】を破ることができるかもしれない必殺技とのこと。実際、【トライペガサス】は風属性の三人での連携必殺技のため、習得できればまず間違いなく【無限の壁】を破ることができます。

 

 ま、この時点ではまずできないんですけどね、初見さん。

 

 なんでも一之瀬という名前の幼馴染ともう一人、そして土門の三人での必殺技らしいのですが、この時点では習得はほぼ不可能です。ちょっと理論が複雑すぎるというか、言葉にするのが難しいらしく、土門の説明では必殺技の極意を上手く把握できないという。

 主人公が土門たちの幼馴染であればこの時点で習得することも可能らしいのですが、そんなの当てにしてたら何回リセットすればいいのやら。千羽山中で安定して得点を取りたいのであれば一考の価値がある、くらいに思っていた方がいいです。

 

 そして三つ目……お、音無が何かに気づいて席を外しましたね。一体何があったんでしょうか(すっとぼけ)。

 この日は、円堂の発破を受けた鬼道が雷門の様子を見に来ています。いつぞやのようにコソコソと。音無はそれに気づいたというわけですね。ここで音無を追えば鬼道と話すことができるというわけです。

 音無が去るとそれに気づいた豪炎寺も後を追うため、この後は豪炎寺が練習から外れる形になります。もしも豪炎寺との連携必殺技を習得しているのであれば、豪炎寺が去る前に集中的に使用しておきましょう。

 

 鬼道ですが、円堂カウンセリングを受けたとはいえ帝国敗退のショックは非常に大きく、この時点ではまだ軽度の精神デバフが残っている状態となっております。

 そしてそれのせいで腐っている鬼道に対して、音無を追いかけてきた豪炎寺がファイアトルネード治療法をぶちかまし、その説得を受けて鬼道が雷門イレブンへの加入を決意する……という大変感動的な青春ストーリーが繰り広げられるというわけです。余談ですが、鬼道はファイアトルネード治療法に対して大人しく吹き飛ばされずに蹴り返した数少ない人物の内の一人でもあります。

 

 ホモくんは豪炎寺を見送り、そのまま練習に専念します。だから他人に気を遣えるメンタルじゃないっつってんじゃねえかよ(棒読み)。

 倍速して……はい、終わりです。今日の河川敷にはまだ豪炎寺と鬼道が残っている可能性があるため、今日も大人しく直帰することにします。

 

 

 

 さて、いよいよ全国大会二回戦です。いつも通りバスで会場に向かいます。お母さんにおにぎりをもらうのを忘れずに。TP回復手段がないのは中々に痛いです。

 会場に着いたらウォームアップです。今回は試合前に相手校とトラブルが起きたりはしないため、必殺技を使わないようにだけ注意して練習しておきましょう。

 

 しばらくすると試合開始時刻──なのですが。

 

「いや、少し待ってほしい」

「はい?」

 

 なんと、ここで響木監督がFFのスタッフに待ったをかけます。

 なんでももう一人選手が足りてないと言うのですが……御覧の通り、雷門イレブンは一人残らずこの場にいます。どういうこったよ?

 

 雷門の皆が口々に文句を言っても、響木監督はそれ以上は何も口にせず、もう一人、もう一人とだけ繰り返します。

 その意図の読めない発言に、聖人の円堂と事態を静観している豪炎寺以外は段々と苛立ちを募らせていきます。ホモくん的にもそういうのはちょっと……。

 

「……そろそろ始めませんか?」

「すみません、もうちょっとだけ待ってください」

 

 スタッフと響木監督との間で板挟みになる木野、カワイソ……カワイソ……。

 そして、あまりにも待たせられたため、ついにスタッフはあと三分以内にフィールドに出ないと試合放棄とみなすと言い出しました。大会規定なので仕方ないね。

 

 その言葉を受けていよいよ焦り出す雷門イレブンのメンバー。

 もう全員揃っているというのにフィールドに出ることもできず、刻一刻と制限時間が迫り…………そこに、一つの足音が近づいてきます。

 

「────来たな」

 

 響木監督の言葉に全員が視線を足音の主の方に向けると、そこには何と────雷門のユニフォーム、そして帝国の頃とは異なる青いマントに身を包んだ、帝国キャプテン・鬼道の姿が!

 ナ、ナンダッテー!?

 

「えええええええええ!?」

 

 

 フィールドが雷門イレブンの驚愕の叫びで包まれたところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 ──帝国学園が敗れた。あの、影山の関係者と思しき世宇子中に、10-0という圧倒的なスコアで。

 

 信じられない、信じたくない。そう思うのに、円堂先輩と同じように叫びたかったのに、自分の喉から出るのは空気が漏れるようなかすれた音だけだった。

 今度は、今度こそ警戒していたはずだ。もう二度と兄さんの時のような愚は犯さないと、確かにそう誓った。その上で、佐久間さんに世宇子のことを伝えて、そして帝国の人達なら──あの地区大会決勝での戦いぶりなら、きっと影山の企みだって打ち砕けると、そう思いたかったのに。地区大会決勝の日、今度こそ僕のギアドライブでフルパワーシールドを破ってみせると宣言して、その日が来るのを疑っていなかったはずなのに。

 

 音無さんの表情が、瞳が、嘘ではないと突きつける。帝国が敗北したという紛れもない真実を、理解してしまう。

 

 どうしてだ、どうしてまた僕は……違う、そもそもどこから間違えた。

 影山の逮捕に繋がるように、情報は全て鬼瓦刑事に渡していた。鬼道さんも、佐久間さんも、影山の釈放を知って、世宇子が影山の関係者であることも把握して、最大限の対策をしていたはずだ。何より、あの帝国学園の強さは戦った僕たちが誰よりもよく知っている、いや違う、その甘えこそがこの事態を招いたのか。

 

…………僕の、せいだ

「星崎、どうした?」

 

 思わず口からこぼれ出た言葉は、幸いにして近くにいた染岡先輩の耳に入ることはなかったらしい。けれど、今はもう、そんなことすら思考の外だった。

 

 僕が、僕がもっとちゃんと影山の脅威を正確に把握できていたのなら。もっと上手く立ち回って、帝国の人達にちゃんと情報を渡せていたなら。そもそも、僕が囮としての役割を果たせていたなら、今頃影山が釈放されることもなくて、世宇子中なんて連中を使って帝国の人達を傷つけることもなくて──。

 数えきれないくらいのIF(もしも)が頭の中を駆け巡る。そんなことをしたところで何の益もないと理性ではわかっていても、感情をどうしても抑えられない。ただ、自分の不甲斐なさへの憤りと後悔が心を埋め尽くしていく。

 

 結局その日、自分がその後どうしたのかも曖昧だった。

 気が付けば円堂先輩はイナビカリ修練場にいなくて、ぼんやりした意識のまま練習を終わらせて……それから、どうしたんだったか。気が付けば自分は、兄さんの病室の前にいた。

 

 いつの間に、否、どうしてか。それもわからないまま、ただ衝動に従って病室の扉を開けようとして。

 

(────どの面下げて?)

 

 そんな声が自分の胸から聞こえてきて、思わず扉にかけた手を止める。

 

 そうだ。どうして兄さんに会いにいけるだろう。

 同じ過ちは繰り返さないと誓ったはずなのに、僕は兄さんの大切なチームメイトまで、自分の力が足りなかったばかりに見捨ててしまったのだ。兄さんが僕を庇って事故に遭ったあの日から何も変わらない。僕はあの日のまま無力で、誰かを傷つけてばかりで。

 

 ……こんな僕が、兄さんに合わせる顔なんて、あるはずがない。

 

 扉から手を離す。ゆっくりと、ゆっくりと、腕から力が抜けていく。視界が段々と滲んで、頭が警鐘を鳴らすようにガンガンと痛んで。

 くるりと踵を返す。動き出す足を止められない。こんなこと、更に自分が嫌いになるだけだとわかっているのに、それでも足はだんだんと早くなって、次第に兄さんの病室は遠ざかっていって。

 

 

 ────僕は、逃げ出したのだ。その場から。兄さんから。そして何よりも、自分が犯した、あまりにも大きな罪から。

 




 
・ホモくん

 ついに曇った。影山のせいです、あ~あ。
 もし仮にお兄ちゃんが事故に遭わず無事だったとしてもこのシーンでお兄ちゃんが(場合によってはホモくんも)世宇子にぶっ倒されて曇る羽目になってたとか、やめたくなりますよ~サッカ~。

 だがしかし、こんだけの状況になっても走者の腕前のお陰でそれなりのプレイはできてしまうのである。


・鬼道が遭った事故

 鬼道が負傷していないと確定で起きるイベント。勿論事故を起こしたのは影山の部下であり、彼らは決して鬼道に怪我をさせないようにと影山に命令されている。怪我させないように事故起こせって無茶を言いよる。
 巻き込まれたリムジンの運転手は配慮する必要ないので病院送りです。

 
・豪炎寺

 ステイッステイッ まだだッまだだッ


・何でこんなに風属性ばっかり

 ギアドライブ(山)、サンダーボルト(風)、火雷(風)、炎の風見鶏(火)、そよかぜステップ(風)、ジャッジスルー(火)、石巌乱舞(山)、スターダスト・シャワー(風)、トラクタービーム(山)、ゴッドハンド(山)、ゴッドハンドクラッシュ(山)、学習(スキル)、分身ペンギン(林、秘伝書未使用)、サンダーストーム(風)←new!
 つまり進化系やイベント習得のものを除くと半分ほどが風属性。

 なんだかんだで習得した技は威力自体は高いものが多いため、走者の運が微妙にずれているのだと思われる。
 もしかして:物欲センサー。
 
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