イナズマイレブンRTA 雷門ルート   作:nrnr

34 / 40
 
 皆様お待ちかねのあの男が再登場なので初投稿です。
 


パート33 影山復活

 

 再び因縁の相手をボコす道に走るRTA、はーじまーるよー。

 

 

 

 今回はナニワ地下修練場をキャンプ地として特訓を始めたところから。

 大阪ギャルズCCCとの関係も無難なものになったため、遠慮なく特訓に没頭していきましょう。

 

 ここからしばらくの間はひたすらに昨日と同じルーティーンです。

 ステータスに合わせて使うマシンを変えつつ、マシンのレベルを上げたり、重りをより重いものに変えたりしてチャートに合わせたステ育成をしていきます。ポインヨの割り振りですが、ここで一気にレベルが上がることを考えると1レベル上がるごとにやっていると中々にタァイムが持っていかれるため、ある程度溜まってからまとめて突っ込むようにしましょう。

 

 あっ、そうだ(唐突)。

 結構な日数滞在することになるため、初日に持ち込んだ食料は十中八九途中で尽きます。その後は前回言った通りナニワランドのレストランで食べるなりフードコートで買ったものを持ってくるなりする必要が出てきますが、やっぱりタァイム的には……フードコート一択ですかね。移動時間とか注文してから料理が出てくるまでの時間とかで結構な差が出てきます。

 また、大阪ギャルズCCC、というかリカとそこそこの関係を築いておくと時々彼女の家のお好み焼きなり何なりを差し入れしてもらえたりもします。食費の削減にもなってありがたや~。

 

 

 では、ここからは同じようなことの繰り返しになるので倍速です。

 その間暇を持て余すことになる み な さ ま の た め に ぃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 クッキー☆ ……ではなく、こちらの動画をご用意しました。

 

 火力こそ正義(パゥワー)! 点さえ取り続ければどう足掻いても勝ち確! 蹂躙するとはこういうことよ! これこそが勝利への最短距離!

 というわけで、試走の中で良タイムになりやすかったキックステほぼ全振り育成脳筋チャートの記録です。

 

 割り振るのは筋力と精神、そして申し訳程度の敏捷と赤点回避に必須な分の知力のみ。点さえ入れれば良かろうなのだァァァァッ!!という非常にシンプルなチャートとなっております。

 試合になればこの通り、負けイベでもない限りはまず間違いなく点が取れる仕上がりです。何なら負けイベでも引いた必殺技次第では余裕で突破できます。前半の絶好調な世宇子や初戦のエイリア各チーム相手にすらあっさりゴールを決めるとか、(才能がありすぎて)こわい……。

 ぶっちゃけ最初から最後までただシュートを打っているだけで試合に勝てるため、敏捷・器用の低さをカバーできるだけのプレイスキルさえあるのならば大抵のガバチャーでもそれなりのタイムを叩き出せるくらいです。

 

 シュート! シュート! ひたすらシュート! ンッギモヂィィィィイイイイ!!!!

 相手に点を取られたなら倍以上取り返せば無問題という極論を実現可能にするこのステータス、やっぱ脳筋プレイは最高だァ……!(恍惚)

 

 

 ……ただ、まあ、本走で採用しなかっただけの理由というものが当然あるわけでして。

 残念ながらこのチャート、試合で楽ができる分の皺寄せがかなり激しいというデメリットがあります。

 

 まず、当然ながら他のメンバーへの経験値配分が非常に厳しいです。今走でも脅威度稼ぎの点で結構バランスを保つのが大変でしたが、その比じゃありません。悲しいなぁ。

 脳筋チャートだと自動的にシュート以外での経験値獲得が厳しいため、安定して走れるだけの経験値を稼ぐためには試合でシュートを入れまくらなければなりません。しかし、それをやると同じくFWである豪炎寺と染岡に経験値が全然入らなくなります。

 イナビカリ修練場が解放されれば多少はマシになりますが、それでも試合で貰える経験値に比べたら厳しいのも事実。そして暴れ回った結果影山に目を付けられ、一時的な負傷で経験値を稼げなかった豪炎寺と染岡に託す羽目になり、場合によってはそもそも第一部をクリアすることすら危うくなってしまうという……。

 

 次に、試合で活躍できるかどうかが賭けになります。具体的に言うと、相手に囲み戦法を取られた時点でほぼ使い物にならなくなります。

 育成の都合上敏捷と器用がゴミカスになることもあり、警戒されて3人以上マークを付けられたらそうそう突破できません。いくらプレイングが上手くても、ステータスの差が覆せないほどにあればどうしようもないってワケですね。

 これについては他のメンバーに手抜きと認定されずに豪炎寺・染岡に経験値を回せるというメリットにもなり得るんですが、毎度毎度試合ごとにお祈りポイントが必ず発生するとなると……というかそんなんじゃRTAになんねぇんだよ(棒読み)。

 

 また、以前ユーティリティープレイヤーの育成をする理由として説明したんですが、初期の雷門の選手層の薄さもあり、うっかり他のメンバーが離脱した際に穴埋めがほぼ不可能になります。

 染岡も豪炎寺も他のポジションになれるようなステータスをしていないし、脳筋育成をしていたら論外レベルのステータスになるからね。最初に挙げたデメリットと合わせて序盤が鬼門と化してしまうのです。

 

 そしてこれが最大の難点、味方陣営の好感度にマイナス補正が入る可能性が高いです。

 別にこれはPCの性格がどうとか関係なく、戦績によるものとなります。一人でバカスカシュートを決めまくることによって「もうコイツ一人でいいんじゃないかな」状態となってしまい、その実力差に味方が心折られたり、主に染岡や吹雪(アツヤのすがた)に対抗心を向けられたり、そもそもチームとして協力する気がないんじゃないかと邪推されたり、本当にやめてくれよ……(絶望)。

 一応、雷門イレブンでさえあれば円堂教の効果で多少はマシになるんですが、それでもマシというだけであって完全に相殺されるわけではありません。好感度の補填自体は会話等でできなくはないんですが、そこにかなりのタァイムを持っていかれる可能性が高くなってしまいました。

 

 まあ、最終的には筋肉教に入信してプロテインを信仰したりしてイロモノキャラの枠を確立し、呆れられたり引かれたりしつつもそれなりの好感度を維持できるようにはなったんですが。これやると多少無茶な特訓をしてても心配されにくいのでそこは有り難かったですね。

 ただ、“それなり”の言葉からわかる通り、中々好感度を高水準に持っていきにくくなる、そして連携必殺技の習得が厳しくなって経験値配分に困るのパターンもあるのでトータルだと何とも言えませんが。

 

 

 とまあ、脳筋チャートは兎にも角にも運に振り回される傾向が強いです。

 豪運を発揮すれば結構良いタイムになりますが、そこに至るまでのリセ回数と所要時間を考えるだけでこわい……(女の子特有のびびり)。会話イベントを多く確保しなければならないことも踏まえると、ちょっとハイリスクすぎるというのが走者の体感でした。

 

 とはいえ、上手くいけばストレス無くかなりの好タイムを叩き出せるのも事実。物欲センサーがあまり働かないタイプの走者であれば一考の余地はあると思います。

 このゲームのRTAとしては非常に走りやすい部類のチャートでもあるため、今後走る予定がある方は是非初心者入門コースとして試してみるといいんじゃないかな。

 

 

 

 ──お、そうこうしている間に倍速終了です。

 

 しばらくはナニワ地下修練場で過ごし、その間に大阪ギャルズCCCともそれなりに仲良くなりましたが、あくまでホモくんは雷門イレブンの一員でありエイリア学園に追われる身、ここでの生活にもいつか終わりがきます。

 切り上げる日は確定でこの日です。結局、マシンは全てレベルMAXまでクリア、重りは8kgのものでもそれなりには動けるようになり、ボーナスもイッパイイッパイとなりました。ぶっちゃけストーリーをクリアするだけならレベルMAXまでできるようになる必要性はないんですが、マシンのレベルが上がれば上がるほど貰える経験値やボーナスが増えることもあり、RTAを走る以上はこなせるようになっておきたいところ。

 

 では、途中途中で必要分しか投入しなかったことによって溜まったこのポインヨをドバッと突っ込んでいきましょう。

 わっせ、わっせ。くれぐれも配分を間違えないように。

 

 

 はい、工事完了です……。

 

 いやぁ、ステータスがあっという間に上昇しましたね。普通にプレイしていたら第三部序盤~中盤でも問題ないステです。今後はこのステで敵をなぎ倒せると思うとFoo↑気持ちぃ~。

 さて、では途中で習得した必殺技と今回習得した必殺技をまとめて見ていきましょう。ステが急に跳ね上がっただけあってものすごい数が増えています。

 

 

【レインボーアーチ】

【ワイルドクロー】

【ジャッジスルー2】

【エレクトロシュート】

《リカバリー》

【オーロラドリブル】

【アイギスの盾】

【シャル・ウィ・ダンス】

【フローラルデスペアー】

【冥界の門】

【レーヴァテイン】

 

 

 あのさぁ……(頭を抱える)。

 

 

 と、とりあえず解説をしていきましょう。

 まずは原作にも存在する必殺技の方から。数が数なのでここでは技の分類と属性だけをご紹介します。詳しい演出とかは原作の方を調べてみて、どうぞ。

 

 【ワイルドクロー】は山属性のキャッチ技です。既存のキャラクターだと、野生中の猪口をスカウト・レベル上げすると習得しますね。野生中という序盤の対戦校の名前から分かる通り威力は低いのでクビだクビだクビだ!

 【ジャッジスルー2】は火属性ドリブル技、【ジャッジスルー】の上位ツリーにあたる技となっております。当然ながらファウル率の高さは据え置きです。というか、一度も【ジャッジスルー】を使ってないのにどうして滑り込んできたのか、コレガワカラナイ。

 【オーロラドリブル】は風属性のドリブル技。原作アニメでは未登場だったものの、原作ゲーム、及び今作では吹雪が自力習得します。

 【フローラルデスペアー】はGOの方で実装された山属性のシュート技です。イナダンのボスが使っていただけはあり、第三部でも余裕で通用する威力です。しかも属性一致なので更にうま味ですね。

 

 《リカバリー》のみスキルとなっております。相手に吹き飛ばされたり、何かしらの必殺技やタクティクスで硬直状態になった際、復帰までの時間が早まるというものです。

 う~ん……ゴミスキルというわけではないんですが、わざわざ一枠埋めるほどかと言われると……効果時間もそこまで大きいわけではないし、(使えるスキルの枠組みからは)ちょっとズレてるかな……。

 

 

 残る必殺技は全て今作オリジナルのものです。上から順に説明していきます。

 数の都合で駆け足になってしまいますが、すいません許してください! 何でもしますから!(何でもするとは言ってない)

 

 まず、【レインボーアーチ】。

 真進化の風属性ドリブル技、威力も消費TPも第二部相当といったところでしょうか。勿論、進化させれば最後まで現役を張ることは可能ですが。

 

 演出は非常にシンプルで、ボールを足に挟んだ状態で飛び上がり、虹を描きながら宙を舞うというものです。

 相手を吹き飛ばしたりとかはありませんが、移動するのが空中なので妨害されにくいのがメリットです。あと単純に演出が短い。

 

 

 次に【エレクトロシュート】ですね。

 真進化タイプの火属性シュート技で、威力がそこそこ、消費TPが少し高めなのが特徴です。

 普通にシュートとして使う場合は威力のわりに高コストですが、このTP量はロングシュートかつシュートチェイン可能であることによるものだったりします。つまりDFの時にこれを使えばゴール前から、MFなら中継地点としてシュートチェインを繋げて高威力な速攻戦法が取れるのです。

 

 演出は、巨大なレールガンにボールを弾として装填し、引き金を思い切りキックすることで発射するというもの。最早ボールを蹴り出してすらいない!

 というか、サッカーに銃を持ち出すあたり殺意が高いんだよお前よぉ。

 

 

 【アイギスの盾】はV進化の林属性キャッチ技です。

 威力は高め、かつ早期でも習得しやすい必殺技ではありますが、楽をさせないためなのかなんなのか、消費TPが同威力の他の必殺技に比べて高めに設定してあります。後半で覚えた場合はあまり使われない、いわゆる不遇技の一つですね。

 

 元ネタはギリシャ神話の女神アテナに与えられた盾。ホモくんの身長の二倍程度はありそうな盾でシュートを防ぐ、結構シンプルな演出の必殺技です。原典では山羊の皮が張られた盾という話ですが、どう見ても必殺技で出す盾のデザインが金属製のソレなんですよね……うーん……?

 また、元ネタでは有名な魔物・メドゥーサの首が埋め込まれているらしいこともあってか、この必殺技で防いだシュートを打った選手の動きが数秒間止まるという効果もあったりします。対戦で使われるとキレるやつ~!

 

 

 【シャル・ウィ・ダンス】はV進化の風属性ドリブル技。

 男性キャラ専用技であり、自力習得するためにはある程度顔面偏差値が高くないといけないというクソ仕様だったりもします。ただしその分女性特効が入るのでトントン? 《イケメンUP!》と併用するとかなり強くなります。

 威力は結構高めなため、進化させておけば第三部ラストまで現役で使えます。また、これをV2まで進化させた上で好感度が一定以上あるキャラが傍にいるとドリブル連携必殺技を習得できたりもするため、他にとびきり有用なドリブル技があったりしない限りは頻繁に使っていきたい必殺技です。

 

 演出としては、ざっくり言ってしまうと【プリマドンナ】の男性版ですね。相手の手を取りリード、社交ダンスのように相手をくるくると回転させ、かと思えばいつの間にかボールを持ってその場を去っている、みたいな。あの……アレです、片手を引いて女性がくるくる回ってるよく見るアレ……アレなんて言うの?(無知)

 ちなみに相手選手が男の場合、その男キャラが女性パートを担当するという中々にグロテスクな絵面になります。ヴォエ!(嘔吐)

 

 

 【冥界の門】、これは大当たりですね。山属性キャッチ技でG進化、つまり究極奥義です! 属性一致なのもあぁ^~たまらねぇぜ。

 

 冥界、門、というワードから連想できる通り、モチーフはヘカトンケイルという馬鹿みたいな本数の腕を持つ巨人です。まーたギリシャ神話。

 ゴール前に巨大な扉が現れ、その扉の中から無数の腕が飛び出てきてその腕でボールを受け止め、そのままシュートを扉の中に引きずり込んで封印するという、腕が多いあたりどこか【ムゲン・ザ・ハンド】を彷彿とさせる演出となっています。まあ属性が違うし誤差だよ誤差。

 

 

 そしてこれで最後、【レーヴァテイン】。火属性G進化シュート技です。

 どうしてこいつメインはMFなのにドリブル技だけ究極奥義持ってないの?(困惑) しかもまた化身引っ提げてきてるよ……いや、新規追加の究極奥義の半数近くが化身モノなので確率的にはあり得なくはないんですが。多分開発時にGOに向けて色々仕込んでたりしたんじゃないかな。

 

 元ネタは北欧神話、元祖トリックスターとして名高い悪神・ロキが作り出した武器ですね。日本においてはラグナロク*1においてスルトが使った炎の剣と同一視されがちですが、神話原典においてはそんなこと一言も書かれてない不思議。

 上空から蹴り落とすタイプのシュートであり、ボールを蹴り上げて跳躍したと同時に背後に巨人スルトが現れ、ボールが炎上。ボールがスルトの持つ炎の剣と同化し、ボールを蹴り出すと同時にスルトの剣から炎が発射される……という演出。だから殺意。

 

 

 これだけあれば、後の必殺技がどれだけドブったとしても問題なくクリアできそうですね!

 ただ、今までの流れからするとここで運を使った分またどこかで好感度系ガバが発生するフラグが立ってきちゃったよ……となっていそうで、怖いですね……これは怖い……。

 

 さて、ついでに必殺技の編成も変えてしまいましょう。

 今の姿はあくまでレズちゃんくん。この姿でホモくんが使っていた必殺技を使うと本人だとバレる可能性が大幅に上がるため、外から見ると分からないスキル以外は全て変えておく必要があります。

 

 第一部中に習得したまま使っていない必殺技もありますが、折角だしここは今回習得したものを使っていきましょう。

 【エレクトロシュート】【フローラルデスペアー】【レインボーアーチ】【ジャッジスルー2】【シャル・ウィ・ダンス】《学習》、こんなところですかね。《学習》だけはそのままにしておきます。

 

 次の試合はFW、それが無理でもMFにするため、ブロック技とキャッチ技の編成は必要ありません。というか今回ブロック技一つも習得してないな???

 【ジャッジスルー2】はただの嫌がらせ目的なので無しでも良かったんですが、ホモくんとの差別化に使えるかなと思ったので入れました。

 

 高火力な必殺技は使いまくると見慣れによる分析かーらーのいざという時に威力低下の流れが怖いため、【レーヴァテイン】は今回は編成から外しておくことにします。これはホモくんとして合流後に使うことにしましょう。相手の属性によって【サンダーストーム】と入れ替えることにします。

 一応ステ差で殴れば問題ない域には達していますが、クリティカルなり肉壁なりが起これば覆される可能性はあるからね、しょうがないね。

 

 

 

 さて、では片付けていきましょう。

 荷物を鞄に詰め込み、可愛らしいレズちゃんくんとしての私服に着替えます。もうここに戻ってくることはないため、忘れ物が無いように十分気を付けようね!(前走で重りを忘れていくガバをやらかした顔)

 

 そして……来ました、鬼瓦刑事からの着信です。

 倍速している間にはメールで雷門イレブンの現在地を伝えられるくらいだった、つまり電話で話さなければいけない程度には緊急事態なんでしょう。折り返すようなロスを生まないためにもすぐに出るようにします。

 

 はいもしもし。

 

「朝早くにすまない、最悪と言ってもいい事態が起こった。……影山が護送中に行方をくらまし、今は愛媛に潜伏しているらしい。なんでも、真・帝国学園なるものを創り上げたそうだ」

 

 は?(威圧)

 

「雷門イレブンの元に、響木の名前を騙って情報がもたらされた。響木は連絡をしていない、恐らくは影山があえて誘い込もうとしているんだろうな」

 

 はい、というわけで影山が脱走からの暗躍をキメました。狂うぅ^~~~!

 これはよっぽど頑張って第一部で改心させてでもいない限り確定で起きるイベントです。どれだけ警察に警戒させようが必ず外部の手引きで脱走してしまうため、影山関係のことにいくら手回しをしても無駄だったりします。ほんとひで。

 

「すまないな。今の自由に動けない君に言ったところで苦しいだけだろうとは思ったんだが、君に知らせないというわけにもいかなかった。雷門イレブンは既に愛媛に向かっている、我々警察もすぐに影山を追う準備を整えるから……」

 

 行く! ホモくんも! 池ー?(自問) 池ー!(自答) 行くー!(決意)

 

「…………は!? 何を言い出すんだ、いくらなんでも許可できん! 今の君はエイリア学園に追われる身なんだぞ!?」

 

 うるせぇ! いくら何でも影山が脱走した挙句雷門イレブンに危害を加えようとしてるのを黙って見てるなんてできるわけないだろいい加減にしろ!

 ここで見て見ぬふりをするくらいなら、どうせ潮時だしここで顔を出した上で警察に保護されるようにした方がマシ、はっきりわかんだね。

 こういう時のための変装、変装……あと、そのための特訓……?

 

「……本気なんだな」

 

 当たり前だよなぁ?

 

「わかった。なら、今から雷門イレブンが向かう場所をメールで送る。現地で合流しよう、君の保護については影山について解決してからでいいな?」

 

 ありがとナス!

 

 では、電話を切ったら出発です。

 雷門イレブンは今頃京都、今から向かえばちょうど同じくらいに愛媛に到着することができます。彼らより後になってしまうとこのあとのイベントに間に合わなくなってしまい、結果短縮ポイントを一つ失ってしまうため、鬼瓦刑事から電話が来る前に出来る限りの準備は終わらせてしまいましょう。

 

 あと、ここを去る前に場所を貸したりしてくれていた大阪ギャルズCCCに挨拶を……しておきたいんですが。

 残念ながら、彼女たちがここに来る日はランダムなため、今日この日に来るとは限りません。他は兎も角リカとはこの後も縁があるのでいきなり姿を消すような失礼な真似はしたくないんですが、時間は待ってくれないからね、ここは置手紙にしておきます。

 そこらへんにある紙を使って、今までお世話になったことの感謝や、大切な人に危険が迫っているから助けに行く、緊急事態だから挨拶ができない旨を記し、わかりやすい場所に置いておきます。こうすれば何も言わずに出て行ったことで好感度を下げたりというのを避けられるんですね。

 

 

 ナニワ地下修練場を出る時はというと、リフトは上の階にあるため、ボタンでこちらに降ろす必要があります。リフトの操作方法は入ってきた時と変わらないため、柵のスイッチを押すだけで大丈夫です。

 後は普通にビックリハウスを出て、あ、内側のスイッチはここにあります、ゲートから退園するだけです。一日券で長い期間居座った形にはなりますが、退園時にはチケットを確認されないのでバレる心配はありません。な、なんか……(警備が)ザルだな……。

 

 ナニワランドを出たら駅に向かい、そこから電車で愛媛に向かう形となります。

 移動手段はまたしても新幹線がメインとなります。今日はわりと余裕がある時間の新幹線に乗れますが、一応右上に表示した時刻までならイベントに間に合わせることが可能です。リカの好感度をギリギリまで稼いでおきたい、あるいは追い経験値したいのであれば粘るのも一手かと。

 席は自由席にしたいところなんですが、愛媛に着いたらすぐに試合となるため、出来る限り指定席で休んでおきたいところ。その間に鬼瓦刑事から送られてきた合流ポイントをチェックしておきましょう。と言っても、場所は変動しないので覚えているなら特に必要はないんですが。

 

 

 新幹線で向かえる所までは向かい、あとは電車を乗り継ぎつつ鬼瓦刑事が教えてくれた場所に向かいます。

 指定ポイントはどうやら海のすぐ傍な模様。そしてこのあたりに……あったあった、イナズマキャラバンです。ということは円堂達はすぐ近くですね。

 

「うん、やってるって。……だーかーら、ちゃんと勉強はしてるって!」

 

 噂をすれば何とやら、円堂の声が聞こえてきました。相手の声が聞こえないということは電話らしい、というか母親と電話をしています。サッカーだけに夢中になっていないか、勉強をちゃんとしているのかを口うるさく言われている様子。

 そしてそんな彼のすぐ近くには、一人でリフティングをしているモヒカン姿の少年が。彼の名前は不動明王、現時点では影山の手先です。はいギルティ。

 

 すぐに円堂や不動に話しかけることはせず、円堂の電話が終わるのを待ちましょう。一旦身を隠しておきます。

 円堂は電話が終わるとすぐに不動に気付き、話しかけようとします。その様子が見えたらすぐに動けるようにして……よし、今です!

 

「なあ、君もサッカー──」

 

 円堂が話しかけた瞬間、不動が振り返って馬鹿にした笑みと共に容赦なくボールを蹴り飛ばします。そしてそこに滑り込んで、はいブロック!

 

「へっ……!?」

「──あ?」

 

 別に円堂はこの程度のボールなら問題なく受け止められますが、こうすることでレズちゃんくんが良い人、もとい円堂の味方であることをアピールできます。

 この後の試合、つまり不動率いる真・帝国学園との試合に参加するためには、こうして円堂側のアピールをしておくのがベストです。別に瞳子監督なら鬼瓦刑事のことなりホモくんの正体なりをこそっと伝えれば参戦させてくれますが、それだと雷門イレブンの側が不信感を抱いたりして試合に支障が出てしまいます。そこで、こうして円堂を守ることで円堂に橋渡しをしてもらうようにするって寸法よ。

 

 とりあえず、無事だとはわかっていますが念の為に声をかけておきましょう。大丈夫か~?

 

「あ、ああ……ありが、と……!?」

 

 いくら女装していると言っても顔立ちまでは誤魔化せないので、流石の円堂も驚いた様子ですね。ただしここで下手に反応すると同一人物疑惑が生まれてしまうため、あくまで初対面として振る舞う必要があります。動揺せず、ただ偶然通りすがったから助けただけのムーヴをしましょう。

 

「き、君は……」

 

 通りすがりのレズちゃんくんだ、覚えておけ。いきなりだったんで飛び出したんですが、もしかして迷惑でした?

 

「い、いや、そんなことないさ。ただ、知り合いにそっくりだったから驚いて。……それにしても、いきなり何するんだ!」

 

 うーん、この不動の扱いェ。ホモくん似のレズちゃんくんの方がインパクトがデカいあたり、なんだか可哀想になってしまいますね。

 まあ、ホモくんとは別れが別れだったので残当ではあるんですが。不動ニキ涙拭けよ。

 

「そこの女のことなんて知らねえし、大体来るのがおっせえのが悪いんだろ。愛媛まで時間かかりすぎじゃね?ってこと」

「それって、どういう……」

「──円堂くん!」

「何だお前、ら……は?」

 

 今いる場所はイナズマキャラバンのすぐ近くなので、不動とのいざこざが起こった時点で様子がおかしいことに気付いた雷門イレブンが駆け付けてきます。

 塔子や吹雪、木暮といった新規メンバー以外が軒並みレズちゃんくんの姿を見て驚いていますが、そこのフォローは後回しです。今は不動との会話を進めてしまいましょう。というか、ここは瞳子監督がさっさと進めてくれます。

 

「君、真・帝国学園の生徒ね。そっちの女の子は知らないけれど……」

「ハッ、こんないきなり突っ込んできたヤツなんか知るかよ。それに、待たせる方が悪いだろ?」

「むしろ待たせたのはそっち、しかも関係のない子を巻き込んだというのに随分な態度ね。人を偽のメールで呼び出しといて、今頃現れるなんて」

 

 偽のメール云々は、鬼瓦刑事が電話で言っていたことですね。響木監督の名前を騙って愛媛に呼び出したのが目の前にいる男ということです。

 レズちゃんくんはそこらへんの事情を知るはずがないので、今は聞き役に徹しましょう。

 

「すぐにわかるような嘘を何故ついたの」

「俺、不動明王ってんだけどさ。俺の名前でメールしたら、ここまで来たのかよ。響木の名前を騙ったから、色々調べて愛媛まで来る気になったんだろ? 違うか?」

 

 おっ、そうだな。いやまあ影山の名前出せば一発な気はしますが。

 

「それで? あなたの狙いは何?」

「なぁに、アンタらを真・帝国学園にご招待してやろうってんだ。アンタ、鬼道有人だろ? ウチにはさ、アンタにとってのスペシャルゲストがいるぜぇ?」

「……スペシャルゲスト?」

「ああ。かつての帝国学園のお仲間だよ」

 

 は???(威圧)

 

 これ、ホモくんにとってもわりと刺さるんですよね……帝国とそれなりに親しい身なので。まあ円堂達に手を出されるよりは爆発の確率は低いんですが。

 ちょっと表情は険しくなりましたが、それくらいなら支障はありません。余計な口を挟まないように、でも不動に敵意を抱いているのがはた目から見てもわかるように睨みつけるなどします。

 

 この時点ではスペシャルゲストとやらが誰なのかを不動が明かすことはないため、何はともあれ真相を確かめるためにも不動の案内に従う形となります。どうやらここからは少し移動する必要性がある様子、渋々ながらも不動をイナズマキャラバンに同乗させることになりました。

 で、こうなると困るのがレズちゃんくんの処遇なんですが……。

 

「それで……あなたについてはまだだったわね。真・帝国学園とは無関係ってことでいいのかしら?」

「瞳子監督、この子は俺のことを助けてくれたんです!」

「そう。名前を聞いてもいいかしら?」

 

 蓮宮司杏子と申します(ホモは嘘つき)。以後お見知りおきを。

 

「蓮宮司……? 星崎とは関係ないのか?」

 

 染岡がドストレートに聞いていますが、とりあえず首を傾げるなどしておきましょう。あくまで他人、他人のフリです。

 

「星崎って確か……」

「俺達雷門の仲間だ。ただ、最初にジェミニストームと試合した後に、何かあったらしくて……今はどこにいるのかもわからない」

 

 塔子あたりの新メンバーには風丸が説明をしてくれる模様。その解説を聞いたからといってリアクションをする必要はありません。

 解説はあちらに任せ、こちらはこちらで話を進めていきましょう。

 

「蓮宮司、か。……一つ聞きたい。親戚に星崎という名字の、同じくらいの年のやつはいないか?」

 

 はえ^~鬼道にすっごい疑われてる……ただでさえ不動の思わせぶりな言動でメンタルがアレだろうに……でもこっちは知らぬ存ぜぬを貫くしかないんだよなぁ。まあ親戚に星崎っていう名前の同い年がいないのは事実なんですが。だって本人だからね。

 ただ、知らないとだけ言っているのも不自然なので、誰それどんな人?特徴さえ聞けば分かるかも、という風にある程度協力的な様子を見せておきます。

 

「……いや、知らないならいい。すまなかったな、あまりにも俺達の知り合いとそっくりだったから驚いたんだ」

 

 へ~、そうなんすねぇ。

 

「それで、蓮宮司さん、貴方はどうしてここにいたのか聞いてもいいかしら?」

 

 影山がここらへんにいるって聞いたからです!

 

「何だと!?」

「へぇ? なんだ、お前も関係してるのか」

 

 なんか不動がいきなり興味を示しましたが無視だ無視! とりあえずちゃきちゃき言えるだけの事情を言ってしまいます。

 

 実はレズちゃんくん、影山とは因縁がある身でして……あいつが脱走したって聞いて居ても立ってもいられずにここに来たんです。

 話を聞く限り、真・帝国学園とやらに行けば影山がいる希ガス。だったら是非レズちゃんくんのことも連れて行ってクレメンス!

 

「そうか、影山と……だが……」

 

 オナシャス! センセンシャル!

 こう見えてレズちゃんくん、結構サッカーの腕前はあるし、決して足手まといにはならないですから! レズちゃんくんのことを助けると思ってさ~頼むよ~。

 

「……サッカーの腕前はある、ね。雷門イレブンを前にそこまで言うからには、相応の自信があるのよね?」

「ひ、瞳子監督!? 本気ですか!?」

「実力があるというのなら願ってもないわ。影山と因縁がある上に円堂くんを助けた以上、敵の可能性は低いでしょうし。もしそうだったとしても、監視下に置いた方がすぐに対処できるはずよ」

「で、でも……」

 

 瞳子監督はわりとすぐに乗り気になってくれますが、他のメンバーは微妙な反応です。このままだと連れて行ってもらえなそうです、まずいですよ!

 というわけで、ここで切り札をば。瞳子監督の傍に寄ってかがんでもらい、そっと耳打ちします。

 

 さっきはああ言いましたが、実はレズちゃんくんの本名、ホモくんっていうんですよ……。

 

「──なんですって?」

 

 ちょっとエイリア学園に兄を人質に取られていて、連中の目を誤魔化すためにこんな趣味でも何でもない格好をしているんです。詳しくは鬼瓦刑事に聞いて、どうぞ。

 そういうわけなので実力に関しては保証されてるので大丈夫だって安心しろよ~。

 

「そう……そういうことだったの。そうね、それなら確かに……」

「瞳子監督?」

「……詳しいことは言えないけれど、実力は保証できることがわかったわ。彼女は連れていくことにします。不動明王、あなたもそれでいいわね?」

「なんだ、ようやく話し合いが終わりか?」

 

 ヨシ!(現場猫)

 

 雷門イレブンは不安そうなメンバーが多いですが、瞳子監督の決定ならとりあえずは従ってくれます。水面下では彼女への不信感を募らせつつある状況ですが、爆発するほどではないです。

 では、正式に同行が決定したため、改めて頭を下げておきましょう。オッスよろしくお願いしま~す。

 

「ああ! 自己紹介がまだだったよな。俺、円堂守。さっきはありがとう、よろしくな!」

 

 我らが円堂教教祖は安定の笑顔で迎えてくれるため、こちらも笑顔で握手を返します。

 さて、長話もこのあたりで切り上げて、そろそろ真・帝国学園へ向かわないといけません。不動ともどもイナズマキャラバンにお邪魔し、彼の案内の下影山のアジトへと向かうとしましょう。

 

 

 さあ影山、お前を芸術sん……てあげんだよ!

 お前を芸術s、品にしたんだよ!

 

 ……フザケン↑ナ!

 

 お前を芸術品にしてやんよ(小声)。

 

 

 …………今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

*1
(GO2のあれは関係)ないです。




 
・ホモくん

 相も変わらず必殺技ガチャに運を吸いとられる男。
 また神話関係の必殺技覚えるし、そもそも覚える必殺技がだんだんと主人公陣営のものではなくなりつつある。ねえ、本当にそれでいいの?

 いくらある程度克服したとはいえ、流石に影山が脱走したとなればキレずにはいられないし部外者でもいられない。出会い頭に飛び蹴りかシュートブチかますのも厭わない所存。
 そのためなら女装を仲間に見られることになっても仕方な……うん、仕方ないね……。


・雷門イレブン

 そっくりだとはみんな思っている。同一人物という疑いは流石にかけなかった。
 星崎そっくりで影山と因縁があるとか、少し間違えたら第一部の諸々を思い出してダメージを受けそうなものだが、そこは持ちこたえた模様(なおこの後の展開で追い討ちがかかる)。


・瞳子監督

 初遭遇が女装姿。もうこれが全て。
 

・不動

 影山と因縁があると聞いて少し興味を示しているが、今のところはそれだけ。
 それよりも鬼道を追い詰めることの方が圧倒的に楽しい。
 

・よっぽど頑張って影山を第一部で改心

 フィディオが原作でやったことをFF全国大会決勝でやれ(なおそれに伴う大量のロス)。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。