コメント欄の団結ぶりに笑ったので初投稿です。やめてさしあげろ。
特にいたいけでもない少年の情緒をめちゃくちゃにするRTA、はーじまーるよー。
今回は不動の説得に成功したところから。(レズちゃんくんの説得に)落ちろ!(願望) ……落ちたな(確認)。チョッッッッッロ。
不動の加入条件は非常に緩く、とっつかまえて「お前は強い」「お前の力が必要なんだ」と伝えるだけです。好感度とかも関係ない……というか、そういう言葉を伝えた時点で一気に跳ね上がるので気にする必要がありません。ええ……(困惑)。
今回のように「お前じゃないと駄目なんだよ!」まで言うと更に上がります。つまりこれを言うと好感度イベントがほぼ確実に起きてしまうのですが、今チャートでは後々不動に極秘の特訓に付き合ってもらう必要があるため口説き文句()に入れておきました。
では、一旦円堂達の所に戻りましょう。え、不動が針のむしろになる? シラネ。
元々この後は鬼瓦刑事に保護されるって話だったししょうがないね。不動も不服そうにしながらも着いてきてくれます。
「蓮宮司くん、一体どこに行って……」
元の場所に戻ると鬼瓦刑事が出迎えてくれました。少し向こうには手錠をかけられて今にもパトカーに乗せられようとしている影山の姿もあります。どうやらレズちゃんくんが席を外している間に意識を取り戻した模様。
あのまま円堂達の側にいた場合は影山と鬼道達の会話に立ち会ったりもするんですが、それをやったところでタァイムに恩恵があるかと言うと……ナオキです。好感度稼ぎという意味なら多少鬼道の好感度が上がることはありますが、それを差し引いても不動をスカウトした方が圧倒的に短縮になります。というか今チャートにおいては鬼道の好感度を上げる必要性がほとんどありません。
影山と一言二言話すこともできることにはできますが、今ここにいるのはホモくんではなくレズちゃんくんです。余計なガバを生みかねない行為は避けましょう。
それらを踏まえてやるべきことは……ズバリ、円堂達、というか鬼道達の元に向かうことです。レズちゃんくんが不動をスカウトしている間に簡単な事情聴取があったため、救急搬送された源田以外はひとかたまりになって行動しています。
後ろの不動のことをチラチラ見てくる鬼瓦刑事については一旦保留です。頭だけ下げて鬼道に話しかけましょう。オッスお疲れ様で~す。
「ああ、蓮宮司……ッ貴様!?」
不動を見た途端に雷門イレブンがピリピリし出しますが無視だ無視! 不動についての説明は後回しにして、まずは試合に飛び入り参加したことの謝罪と感謝を伝えます。
「……いや、礼を言うのは俺達の方だ。お前がいなければ、佐久間の体がどうなっていたか」
「洗脳されていたとはいえ、迷惑をかけて悪かった。……それにしても、本当に星崎とは関係ないのか?」
だからレズちゃんくんはレズちゃんくんだってそれ一番言ってるから!
「そう、か……」
「──それよりも。蓮宮司、後ろの男は一体どういうつもりだ?」
だいぶ不動へのヘイト溜まってんじゃんアゼルバイジャン。鬼道からしてみたら影山の手下、しかも佐久間と源田を傷つけた相手だからね、しょうがないね。
これはもう避けようのないイベントです。というかあんなことがあった後に仲良しこよししてる方が怖いんだよなぁ……というわけで対処法もチャートにちゃーんと書いてあります(激ウマギャグ)。
名付けて、「おう鬼道さん、このうさん臭い不動をタダで引き取ってくれ」作戦です!
……ネーミングセンスが死んでるとか言ってはいけない(戒め)。
幸いなことに、ここで雷門イレブンに不動を押し付けるにあたってホモくんとしての好感度が影響することはほぼありません。レズちゃんくんとしての好感度に依存する形となるため、うっかり第一部でガバっていたとしても十分リカバリーが効きます。
ここで必要なのは情に訴えることではありません。不動を連れていくことで雷門イレブンにメリットが生じることをアピールすることです。
そうやってレズちゃんくんを挟んでギスギスするのはやめてくれよ……(別にレズちゃんくんだって不動さんがやったことを擁護するつもりは)ないです。
鬼道さんや佐久間さんとしては不動さんのことを許せないのは当たり前だけど、不動さんがいることで得られることもあるし、ま、多少はね?
「こいつがか? とてもじゃないが信じられないな」
「それはこっちの台詞だぜ? 俺はこいつに必要だとは言われたけど、お前らに従うなんてことは聞いてねえよ」
ほんとこの時期の二人はすぐに険悪になってタァイム的にまずいですよ! というわけで口論が始まったらすぐに介入します。
不動はレズちゃんくんの説得に応じてくれはしたものの、雷門イレブンに加入するとなると流石に難色を示します。当たり前だよなぁ?
ここで説得すべきは雷門イレブンと不動の双方になるのです。
まず雷門イレブンさぁ……影山やエイリア学園の情報……不動さんが少しは握ってる可能性あんだけど、知りたくない?
「そうね、それは確かに気になるわ。あなたが身に着けていたあの石のこと、だとか」
「石?」
「試合中に見えたのだけれど、真・帝国学園のメンバーは全員が同じペンダントをしていたわ。……佐久間くん。心当たり、あるわよね?」
「……あの石は、不動が渡してきた。あの石に触れた途端に、強くなりたい思いが溢れかえって……ただ、試合が終わると同時に砕けたから、現物は無いんだ」
「それがあの石の力だからな。あれを使えば一気に強くなれる……ま、副作用なんかは見ての通りだ。あれは影山が寄越したんじゃなくてエイリアからのモンだよ」
「それってつまり、エイリア学園があんなにも強かったのは……!」
エイリア学園のことを言っておけば、まず間違いなく瞳子監督が食いついてきます。円堂や鬼道を始めとした面々も無視できません。
そしてここでエイリア石についての情報もある程度開示されるのでうん、おいしい! ホモくんは展開上このあたりの情報を入手しづらいので情報共有は出来るときにしておきたい走者ごころ。
「なるほどな。だが、それなら不動を連れていく必要はない。ここで全て情報を吐かせればいいだけの話だ」
でもここで連れていけば影山関係者の監視もできるんだよなぁ。
「はぁ? おいおい、そんなこと考えてたのかよ」
物は言い様って言うだろうがいい加減にしろ!(小声)
不動さんは不動さんで余計な茶々を入れないでくれよ~頼むよ~。
「監視、か。つまり、ここで俺達が不動を連れていけば、この男が不審な行動をする前に止めることができる、そう言いたいわけか」
そうだよ(便乗)。
あとは単純に戦力の補強。見たところ雷門イレブンには控えメンバーも少ないし、宇宙人と戦っていく上で少しでも戦力が増えるのはいいこと、はっきりわかんだね。実力についてはさっきの試合でお墨付きダルルォ?
「……ええ、蓮宮司さんの言う通りね。いいわ、不動明王については連れていくことにします」
「本気かよ!?」
「いくら何でもそれは……」
「絶対に反対でヤンス! こいつのせいでみんな傷ついたのに!」
「反論は受け付けないわ。これは監督命令よ」
やったぜ。
瞳子監督さえ説得出来れば後はどうとでもなります。あまりにも強引な決断に瞳子監督への雷門イレブンの好感度がますます下がりますがそれはコラテラルダメージ、いいね?
さて、これで雷門イレブンの方は問題ないとして、後は不動の方ですね。不動自身が納得してくれなければ好感度的にまず味です。
と言っても、難しいことはありません。先程説得の際に不動でないといけないと言ったのは嘘じゃないので。
「んで? 俺にはどんな言葉をかけてくれるって?」
不動さんにはレズちゃんくんの代わりを務めて欲しかったんだよ!(大胆な告白)
「代わり?」
実はレズちゃんくんは悪い組織に追われている身でして。本当は(こんなところに出てきちゃ)ダメ!ダメ!だったんだよなぁ。
つまりこのまま雷門イレブンに加わることはできないので不動さんにレズちゃんくんの代わりになってもらいたいってわけよ。
「わ、悪い連中って、大丈夫なのか!?」
「……というよりも、本当なのか? いくら何でも話が出来過ぎてるんじゃ……」
「いや、蓮宮司くんが言っていることは本当だ。まったく、本来ならすぐにでも我々警察に保護されるべきだったというのに……」
比較的警戒心が高めのキャラは説明してもすぐに信じてはくれないことがあります。今回は風丸が怪しんできましたが、そこらへんのフォローは鬼瓦刑事がしてくれるから大丈夫だって安心しろよ~。
鬼瓦刑事へは雷門イレブンを離脱した当初にエイリア学園に脅されていることを伏せるように言ってあるため、鬼瓦刑事がそこらへんを口を滑らせてしまうことはありません。
「悪い組織……まさか、それは」
まあ、そうは言っても鋭いメンバーには勘付かれてしまいますが。豪炎寺がそれとなく視線を寄越してきますが、そうですね、スルーですね。
そういうメンバーは鋭いだけあり、ここでエイリア学園に脅されていることを明言するのはマズいんだろうと何となくではあれども察してくれるため、説明する必要が生じることはそうそうないです。もし聞かれたとしても全力でお茶を濁します。どれだけ突っ込まれたとしても、当たらずとも遠からずくらいのニュアンスにしておくように。
別にそれくらい言ってもいいのでは?と思う兄貴もいるでしょうが……原作既知兄貴なら覚えていることでしょう、真・帝国学園関係の一連のイベントの全てはあの男が観客として見ています。そうですアイツです、基山ヒロトです。
ヒロトはホモくんがエイリア学園に脅されていることをほぼ確実に知っていると見ていいでしょう。そしてそこに現れた、エイリア学園に脅されていると言い張るホモくんそっくりかつ脅した覚えのないレズちゃんくん……何も起きないはずがなく……。
もう目的を果たした以上レズちゃんくんとしての変装がパァになった所でさほど支障はありませんが、それでもタァイムが伸びてしまうことに変わりはありません。姿が似ていることで目を付けられる可能性はどうしようもありませんが、エイリア学園に関係していると思わせる事だけは絶対に回避します。
「……そういうことなら、いいぜ、こいつらに手を貸してやるよ。影山の情報も、これであいつが痛い目に遭うなら安いしなぁ?」
で、肝心の不動ですが、実はレズちゃんくんの代わりと言うだけで簡単に頷いてくれたりします。
自分を負かしたレズちゃんくんの代わりを務める=同等の実力を持つと認めてくれている、という思考回路らしいです。だからチョロイんだよなぁ……。
「…………わかった。だが、お前を認めたわけじゃない。少しでも不審な動きを見せたらその時は……」
「はいはい。せいぜい頑張って監視してくれよ、鬼道クゥン?」
はいお願いします……(依頼)。
これで不動が正式に雷門イレブンに加入となりました。こうして早めに加入させておくことで、いずれホモくんが雷門イレブンに合流する時までにドッタンバッタン大騒ぎだのギスギスだの疑心暗鬼だのをしつつもそれなりに認め合う関係性を築いてくれるようになります。つまりホモくん側で和解のために動き回る必要性がなくなったってことですね。
ほんへのルートであれば第三部に入ってから色々と影山関係のイベントを挟んでようやく和解に至るところを、ここで不動を押し付けることでイベントを全カットできて、ああ~いいっすね~。流石に合流時点で完全に和解していることはまず無いですが、それでも労力が大幅に減るのは間違いありません。だからこうして真・帝国戦に加入する必要があったんですね。
「そっか……じゃあ、蓮宮司は一緒に来れないんだな」
おっ、そうだな。
とはいえ、(ずっと合流できないってわけでは)ないです。抱えているトラブルさえ解決すればいつでも合流できるよ! ねっ、鬼瓦刑事!
「……あ、ああ。そう、だな。こちらでも手は回している、そう待たせることは無いだろうさ」
合流するのはレズちゃんくんとしてではなくホモくんとしてだろみたいな視線が痛いですね……これは痛い……。まあ別に嘘は言ってないので問題ないな、ヨシ!(現場猫)
「そっか。……僕は影山って人のことはあまり詳しくないけど、君とサッカーをするのは、あんな状況でも楽しかったよ。また一緒に出来るなら嬉しいな」
「今回は佐久間のマークに入ってばっかりだったからな。全力のお前と試合が出来るの、楽しみにしてるぜ!」
あ、ちなみに試合後の吹雪や染岡からの好感度がそれなりに高いのは仕様らしいです。
本人達は知る由もないですが、本来ならここで染岡が大怪我をして離脱フラグが立っていましたからね、それを回避すると好感度が結構上がるんだそうな。染岡は元々ホモくんとして高い好感度だったので関係ないですが、吹雪の方の好感度をここで少し稼いでおけば合流時にスムーズになって少しうま味だったりします。
あとはそうですね、不動にだけ連絡先を伝えておきましょう。その際に絶対に他のメンバーにはこの連絡先を漏らさないようにきつく口止めをするのも忘れずに。
こうやって不動を特別扱いしておくことで好感度を稼ぐのが一点、そもそも変装をしたとしても連絡先は変わってないので他のメンバーに知られたらレズちゃんくんの正体があっさりバレるのが一点。不動の性格が性格なので、口止めさえしておけば何があったとしても連絡先を漏らすことはありません。何せ好感度が雷門イレブン<<<<<<<レズちゃんくん状態なので。
これで愛媛でやるべきことは全て終わりです。真・帝国のあった潜水艇や影山については警察が手を回してくれるため、レズちゃんくんは鬼瓦刑事に保護される形でこの場を去りましょう。雷門イレブンはここで一度稲妻町に戻る形になります。
そして、レズちゃんくんもといホモくんは、保護される以上もう変装の必要はない……と、言いたいところなんですが。
「さて、これからなんだが……星崎くん、君にはこれから沖縄に行ってもらうことになる。そこに協力者がいてな、今後はそこに隠れ住んでもらう手筈になっている」
あ、いいっすよ。サッカーさえ出来るならホモくん的にはオッケーです。
「それでなんだが……すまない、変装の方は引き続きしてもらうことになるんだ」
ファッ!?(絶望)
「いくら隠れ住むとはいえ、全く人目に付かないというわけにはいかないからな。まだ君のお兄さんを確実に保護するための準備が整っていない以上、万が一は避けなければならない」
ヴォー……。
これマジ? ホモくんにとっての苦痛が長引きすぎだろ……。ホモくんのプライドが傷ついてんだよなぁエイリア学園のせいでよぉ(倒置法)なぁ!
まあ自業自得なんですけど。
というわけで、女装、もとい変装はしばらくの間継続となります。これがあったから変装用の服装を着替えも含めて買ってたんですね(例の構文)。
ナニワランドで特訓するだけなら普段着がジャージと化すので移動中に着る一着だけで良かったんですが。流石に一着だけを着回すのは衛生面的によろしくないのでチカタナイネ。
なお、着ぐるみの場合のみ、ここからはほんへの豪炎寺がしていたような雑変装になります。ただしそれは隠れ先の敷地内だけの話、万が一外に出るとなれば着ぐるみを着用することになって手間は大して変わりませんのであしからず。
沖縄への移動は、今日は試合での疲れもあるだろうということで翌日となります。
ただでさえエイリア学園が関係している事件に巻き込まれた上に相手が影山ということもあり、ホテルを借りたりするのではなく警察の仮眠室が貸し出されることになりました。そして、寝るまでの間に鬼瓦刑事との情報共有タイムです。ここまで好き勝手に動いていた分、ここで説明しとかないとなんですね。
「それで……今日まで無事だったということは、エイリア学園からの接触はなかったということでいいな?」
ここはTDN解説タイムです。特に言い回しに気をつけるとかはなく、今日までにあったことをざっと説明していきましょう。今までは鬼瓦刑事から聞くだけだったからね。
かくかくしかじか。まるまるうまうま。いあいあくとぅるふ。
「──エイリア学園のアジトかもしれない場所だと!? 何故それを早く言わなかったんだ!」
そして、当然ながらナニワランドの件で叱られます。悲しいなぁ。
一応、大阪ギャルズCCCという一般人の存在を伝えれば納得してくれるため、叱られたら早めにそのことを伝えておきましょう。心配からか怒っていることには変わりありませんが、こうすれば余計に好感度を下げることが無くなります。
ここでナニワランドの件、つまり地下修練場で黒いサッカーボールを見つけた件を伝えておくと、後に雷門イレブンがエイリア学園のアジトを捜索するイベントが発生した際に速攻で地下修練場を見つけてくれます。
早く発見するということは少しでも特訓に充てる時間が長くなるということであり、こうして情報を共有しておくことで合流時に彼らのレベルがほんの少しではあれど通常よりも上がっていたりするんですね。微々たるものではありますが、RTAにおいてはこの上なくありがたいため、確実に伝えておきます。
雷門イレブンと大阪ギャルズCCCの出会い方が変わったりはしますが、あそこを使っていればどうせいずれは知り合うことになりますし、何より先にあそこを利用していたレズちゃんくんの存在が架け橋になって本編程度には穏便に物事が進むので無問題です。
情報共有が終わったら後は普通に就寝です。
洗濯機やなんかは普通に貸してもらえるんですが、当然ながら他の洗濯物といっしょくたに扱われます。リアルなら御免被りたいところですが、システム上は特に何の問題もないのでご安心を。
ではそろそろおやすみなさい────。
あっ、そうだ(唐突)。
当然と言えば当然ですが、ここで影山を逮捕したところで第三部に入る頃には再び脱走してしまいます。第三部の黒幕の手引きがあるんすねぇ。
ただしだからといってここで影山が逮捕されることに意味が無いというわけではなく、鬼瓦刑事を始めとした影山と因縁があるキャラの好感度が若干上昇して融通が利くようになる、影山に思いを馳せたりするイベントが起きたりそれ関係でホモくんのメンタルが揺らぐことがなくなる、ビキビキビキニ1、2、3!
このタイミングで不動をスカウトするのであれば影山との対面はほぼ避けられませんし、だったらやれるだけのことをやった方がお得って寸法よ。
また、これらの真・帝国介入~不動加入のイベントをこなせるのは、女装・着ぐるみ・元の人相からかけ離れた変装の場合のみとなっています。そらそう(中途半端な変装をしたところで正体なんてすぐにバレる)よ。
元の姿の原型もない変装はするのも姿を戻すのも時間がかかるのでRTA的にフヨウラ! というわけで、女装できるような顔立ちや体格でなかった場合は着ぐるみ一択となります。ユニフォームも着ぐるみの上から巨体系選手用のものを着る羽目になって中々にシュールな絵面になるので機会があったら試してみたらいいんじゃないかな。
一通り解説も終わったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
* * *
針のむしろ。まさしくその言葉が似合う険悪な空気がイナズマキャラバンの中に漂う。
当然だ、何しろ今このバスの中には真・帝国学園を率いていた不動がいる。他の真・帝国学園のメンバーが洗脳されていただけの中、自分の意思で影山に、あるいはエイリア学園に協力していた男がいるとなれば、険しい視線を向けられるのは自明の理だった。
しかし、当の不動本人はそんなことは意にも介さない。
彼の頭の中を支配するのはただ一つ、つい先程別れたばかりの少女にかけられた言葉だけだった。
『言ったはずですよ、あなたでなければならないと。……私は今、とある悪人共に追われる身。このまま雷門の皆さんに手を貸すことはできません。だからこそ、あなたにその役目を託したいのです』
出会ったばかりの人間、それも間違いなく悪人である自分にそんなことを託すだなんて、普通なら馬鹿な女だと思うだろう。普段の不動なら笑い飛ばして終わりだ。
実際、それを横で聞いていた雷門イレブンの様子は見物だった。信じられないと口を開ける者、馬鹿なことをと眉を顰める者。……監督やあの円堂とかいう男はまた違った様子だったが、あれはむしろ特殊な例だ。
けれど、不動は知っている。彼女は普通なんて言葉とは程遠い、圧倒的な強者であると。そんな人間に認められて、託されて──非常に気に食わない気持ちはあるが、
それに、あの言葉が示しているのは、不動の実力を認めているということだけではない。あれは不動のことを信じているから出た言葉じゃない、不動のことを「利用する」と言っているに等しい。そこにあるのは信頼だなんて甘っちょろい感情ではなく、極限まで突き詰められた合理的な判断だ。それがわかるからこそ、不動はその言葉に頷いてみせた。
末恐ろしい女だ。あの一回の試合と短時間の会話で、あそこまで不動の性格を見抜き、不動の望む言葉をかけるなんて。
だが──だからこそ、自分が言うことを聞いてやるだけの価値がある。
勝手に疑えばいい。負けた相手に従うプライドの無いやつだと笑わば笑え。
そんな連中よりも圧倒的に価値のある人間が不動のことを認めている────今の不動を先行きの見えない茨の未来に突き動かすのは、ただそれだけのことだった。
・ホモくん
ようやく女装をやめられてニッコリ……とはならなかった。世知辛い。
・鬼道
ストレスの根源が舞い込んできた。まあでも第三部での苦労が前倒しになっただけなのでヘーキヘーキ。
勘の良いガキではあるが、不動のことに思考が寄っていたため、レズちゃんくんを狙っている組織についてはあまり思考を巡らせなかった。
・佐久間
こんなにも似ているのに星崎じゃないことを残念に思うべきなのか、これ以上迷惑をかけずにすんだことを安堵するべきなのか。
ご安心下さい、本人ですよ。
・豪炎寺
レズちゃんくんが影山・エイリア学園双方と因縁があることを察してあまり警戒しなかった。
ギリギリ正体には気付いていない。何せ彼は秋葉名戸での大暴れをその目で見ているので。
・風丸
普段の彼ならここまで警戒することは無かった。
着実にメンタルにダメージが入って余裕がなくなってきている。
・不動
一流の人間に認められたことで自信の回復には至ったが、代わりにその対象に依存しつつある。あんまりよろしくない。
殻を破るにはまだワンステップ必要な模様。
あと歪んでしまったのは性癖ではなく情緒だって言ってるだろ! いい加減にしろ!