久々すぎて勝手を忘れかけていたので初投稿です。
え、年始の7日までに投稿するって宣言してた? 別に今年のとは言っていなかったのでヨシ!(良くない)
いよいよあたためられてきた地雷が爆発するRTA、はーじまーるよー。
今回は沖縄で特訓する日々にも慣れたところから。
沖縄に来てからしばらくは基本的に変わり映えしない日が続きますが、雷門とイプシロンの試合が行われる日は別です。土方はホモくんの事情を知っているため、イプシロン戦の生放送が始まった時点でホモくんに声をかけに来ます。
が、この試合を見たからといって何が変わるわけでもありません。ホモくんがメンバーにいない限りはレベルを上げようがチームメンバーが増えようが試合結果は同点での中断から変わらないので。つまりはロスポイントです。
とはいえ、土方にそれっぽい説明をせず試合を見なかった場合、「(仲間を心配しないとか)なんだァ? てめェ……」となって好感度が下がってしまいます。当たり前だよなぁ?
ここで言うべきことは決まっています。雷門イレブンを信じているからこそ見る必要がないという感じのセリフ一択です。土方ニキは漢気溢れる人のため、そういう言い回しなら好感度が下がったりもせず納得してくれるのです。
というわけで。
雷門のみんなならヘーキヘーキ、ヘーキだから! 仲間が増えて特訓も積んだ以上そんじょそこらの宇宙人に負けるはずないんだよなぁ。
だったら今は少しでも強くなっていざという時に仲間の役に立てるように特訓するのが一番だってはっきりわかんだね。いざ合流した時に実力差が出てたんじゃ話にならないダルルォ?
「そうか。……雷門イレブンとやらは良い仲間に恵まれたもんだ」
えっ何その高評価は。
とまあ、土方は一度懐に入ればチョロい(確信)のでこんな感じに言いくるめることが可能です。
あとはひたすら特訓するだけ、倍速にしてしまいましょう。
それでは、今日はいよいよ雷門イレブンとザ・ジェネシスの試合がテレビ放送される日、というわけで倍速を終了します。
試合は12時丁度からスタートするため、普通の時間に起きれば少し暇なタイミングができます。午前中の特訓は早めに切り上げ、こ↑こ↓で今までの特訓でのレベルアップで獲得したポインヨを割り振っておきましょう。と言っても、ナニワ地下修練場で得たものに比べれば微々たるものですが。
知力は相変わらずスルーでおk。多めに振るべきは……そうですね、精神(そこ)ですね。今後は強敵が多くなることに伴い消費TPの多い必殺技を使う機会がドゥンドゥン増えていくため、下手をすると試合途中にガス欠になりかねません。使い勝手の良い究極奥義が増えたら優先して上げるべきステータスです。あとは大体均等に、実際のステータスに合わせて割り振っていけばOK。
……流石に今回は必殺技の習得はありませんでした。残当。ナニワ地下修練場の経験値効率が良すぎるのが悪いよ~これは~。今後は試合で活躍しまくらない限りは滅多に習得できないものと思った方がいいでしょう。
さて、間もなく12時です。土方家は食事中にテレビを見ることは基本的にない(教育に悪いんすねぇ)ため、お昼時にテレビを見ているなんてことにはまずなりません。普通にお昼ご飯を食べることになります。
あっ、おい待てぃ(江戸っ子)、それじゃどうやってザ・ジェネシス戦を見るんだよ、と思った兄貴達はご安心下さい。そんな時のための鬼瓦刑事です。はい、12時になってすぐに電話がかかってきましたね。
『星崎くん、今大丈夫か!?』
大丈夫っすよバッチェ暇ですよ。
『すまない、今すぐテレビを見てくれ! エイリア学園の新しいチームが現れたんだ!』
なん……だと……!?
鬼瓦刑事から電話が来るほどの一大事ともなれば見ないわけにもいきません。イプシロンとは訳が違います。
……というかイプシロンがスルーされたのがおかしいんですよね。試走の時は大体イプシロンの登場時にも連絡が来てたんですが。連絡が来る時と来ない時の差はなんなのか。有り得るとすれば、その時点でのメンタルか境遇……ってコト……?
土方に声をかければすぐに了承が得られるため、急いでテレビをつけましょう。
テレビは相変わらずエイリア学園によってジャックされているため、チャンネル切り替えの必要はありません。電源をつければすぐにどこかの学校──というか陽花戸中なんですが──のグラウンドで向かい合う雷門イレブンと見知らぬトンチキ髪型チームの姿が映し出されます。そしてその中央に立つのは真っ赤な髪をこれまた奇抜なスタイルでまとめたリーダーらしき少年。
あっ、ホモだ!(風評被害)
……大変失礼いたしました。様式美なので許してくだしあ。
トンチキ髪型チーム、もといエイリア学園マスターチームのザ・ジェネシスは第二部における大ボスです。
リーダーのあホグランは本名を基山ヒロトと言い、円堂に友達として接していたにも関わらず今日になって宇宙人として試合を挑んでくるという外道盤外戦術を行ってきた人物でもあります。いや本人にその気は無かったっぽいんですがそれはそれ。ちなみに二周目以降のエイリアルートなら便乗して真ゲスムーヴ、か〜ら〜の相手方のメンタルブレイクという所業をできたりもします。真ゲスって? ああ!
他にも胸囲の侵略者だの個性豊かなメンバーが盛り沢山ですが、今は覚えなくて大丈夫です。ホモくんが試合をするのは相当先になることでしょう。
鬼瓦刑事が連絡をしてきて、そこからテレビをつけるまでのタイムラグがあったため、彼らの会話を最初から聞くことは基本不可能です。が、RTA的には特に支障はないので気にしなくても大丈夫だ、問題ない。
大体は名乗りの瞬間には間に合うんですが……。
『グラン!? ……それが本当の名前か』
『おいおい、名前まで嘘だったのかよ。俺より性悪じゃねえか、なあ?』
『……へえ、面白いことになってるね。まさか真・帝国学園のリーダーすら仲間に入れているなんて。ますます君のチームとサッカーがしたくなってきたよ、円堂くん』
あっ(察し)。クォレハ……ヒロト云々を聞きそびれたな?
あとさらっとギスギスが挟まれてて草。鬼道の顔が見せられないよ!なことに……。
まあでもホモくんの事情を鑑みると途中から見出したのはむしろ好都合です。視聴者兄貴は覚えているでしょうか、このRTAを走り出した当初、知人の中にやべーやつがいたことを。
…………そうだよ(半ギレ)。ホモくん、幼少期にまだヒロトになる前のヒロト、もとい基山タツヤと友達だったんですよね。外見が似てるだけなら宇宙人という先入観とかこのトンチキ髪型のお陰で他人の空似で通る可能性もあるんですが(なお実際に会ってからはお察し)、“基山”なんて名乗られた暁にはほぼほぼ気付くと見て間違いありません。
影山云々を乗り越えたことで多少メンタルが強靭になっているとはいえ、少しでも精神デバフが発生する可能性があることは避けたいですからね。ここで気付かなければしばらく彼に触れることはありませんし、周りに円堂なり豪炎寺なりがいれば立て直すのも容易なので──。
>タツヤ……?
……………………。
ッスゥーーーーー。
知ってた(白目)。
別に負け惜しみではないです。今までのクソ運からしてそうなるだろうとは予想してたというだけで(一般通過清司ニキを見ながら)。
いやでも……十年近く会ってなかったであろう幼馴染が宇宙人と名乗って髪型もキメッキメで現れたのに一発で見破るの、何? は? わからん。
ママエアロ、別に精神デバフは発生していないので。そら(現在進行形で親しい兄の友人が洗脳されていたことに比べれば)そう(ずっと会ってなかった幼馴染が豹変したことなんて些事)よ。時の流れって残酷。
問題はタツヤ云々を土方に聞かれてしまったことですね。流石にこれを誤魔化すのは実際難しい。
「……まさか、知り合いか?」
ヨグワガンニャイ……。
幼馴染にそっくりな気はするけど名前が違うから別人の可能性も微レ存? そもそも幼馴染は宇宙人じゃなくて日本人だった希ガス。
肯定も否定もせず、といった感じで何とかこの場を凌ぎます。まあこの場でグラン=基山タツヤだと確証を得るのは不可能なので嘘ではないな、ヨシ!
土方は基本的に悪人や初対面の人間が相手でない、あるいはメンタルデバフがヤバヤバのヤバでない限りはそこまで深入りはしないでくれることが多いため、今はこんな感じの対応で十分です。
では、改めてテレビに集中するとしましょう。
……と、試合の前に、現在の雷門イレブンの状況について。
まず、真・帝国の試合以降は不動が加入しています。しかし、ホモくんがキャラバンに同行していない場合は不動との和解イベントが発生しないため、この時点では確定でベンチウォーマーです。そらそうよ。
選手が潰されたら代打で出る可能性? イベント進行の試合にまでそんなフラグ組み込んでたら容量がどえらいことになっちゃ^〜う↑ので。ホモくん合流まではベンチウォーマー脱却はこちらから何か働きかけない限り有り得ません。
同じく真・帝国以降加入している佐久間も今回はお休み。作中での扱いとしては、まだ【皇帝ペンギン1号】のダメージが完全には抜けきっておらず、普通の試合ならともかくエイリア学園相手に出すのは不安が残るという形になります。というか、佐久間の習得している必殺技を鑑みると、現時点の雷門だと扱いづらいんですよね……。
次に、ナニワランドの修練場を経ていることにより、浦部リカが加入しました。ホモくん(レズちゃん)が特にフラグを立てなかったため、原作通り一之瀬に惚れてのパーティインとなります。
一人の選手としては、はっきり言ってステータスも必殺技もそこまで……という感じです。女性キャラ専用の【ローズスプラッシュ】を習得してはいますが、あの必殺技が強いかと言われたらまあ普通としか。別に男性特攻もないので。
そんないまいちパッとしない彼女ですが、その真価は連携必殺技にあります。というのも、リカが加入後に塔子と一緒に試合(イベント進行のものを除く)に出すと、確定で【バタフライドリーム】を習得してくれるのです。
【バタフライドリーム】は威力こそそれなりの域を出ませんが、そのシュートの軌道が非常に読みづらいという特徴があります。名前の通り蝶のようにフラフラしやがるんですね。相手に打たれると殺意殺意〜!となるシュート技の一つです(走者しらべ)。
前に壁を作る系のキャッチ技なら止めやすいですが、一直線に来ないことで使うタイミングを見計らわなければならないこともあって十分有効。相手とステ差があるなら下手に強力なシュート技を使うよりも入る可能性があります。
……あと、これで塔子に【ザ・タワー】以外の役割ができるのも大きいです。【トカチェフボンバー】が死に技と化している以上仕方ないとはいえ、ここに至るまでは中々に使い勝手が悪かった塔子がようやく使い物になり出します。今回のRTAでは特に関係なかったですが。
いや、ホモくんが抜けている今は【ザ・タワー】はかなり有難いんですけどね。雷門イレブン、シュートブロック可のブロック技が中々……少ないねんな……。
『吹雪、どうしたんだよ? いくら何でも調子が悪いとしか思えないし、キツいなら監督に……』
『大丈夫! ……大丈夫、やれるよ。やらせて欲しいんだ』
『……わかった。けど無茶すんじゃねえぞ、絶対にだ。いいな?』
『うん。…………ありがとう』
そして皆様お待ちかねの染岡ですが、はい、ご覧の通りピンピンしております。やったぜ。
今回はしっかり対策をしていたため、染岡が負傷離脱することはありませんでした。そしてその余波を受けて吹雪のメンタルが若干ゃマシになっています。
本来この時点での吹雪はアツヤ人格との折り合いが悪くなって云々でメンタルがズタボロ状態です。前のイプシロン戦でシュートを止められたのが相当しんどかった模様。
ほんへでは皆いっぱいいっぱいだったこともあって吹雪のことがスルーされ続け、結果この試合で爆発することになるのですが、染岡がいれば緩和、今までに立てたフラグ次第では回避が可能です。今回は緩和ルートですね。
ちなみに豪炎寺がいることによる緩和・回避は基本ありません。彼の担当は立ち直るまでの期間の短縮です。もしかしなくても:ファイアトルネード治療法。いつもお前は(対処が)遅いんだよ!
そして肝心の風丸・栗松ですが……険しい表情だったり動揺していたり。精神的にまずいですよ!な域に到達しつつあるサインですね。ただでさえ厳しい戦いが続いている上に次から次へと新しい敵が出てくるとなると精神的にしんどい模様。日本の未来を背負う身として恥ずかしくないの?(辛辣)
この二人については特に何もしていなかったため、デバフ発生こそしていないものの一歩手前くらいにはなっているはずです。彼らには第二部ラスボスとなって経験値をホモくんに寄越してもらう使命があるのでチカタナイネ。
『円堂。あのグランってやつのことは……』
『……悪い。まさかこんなことになるなんて思わなかった』
『俺はいい、お前の方がキツいだろ。……あまり気にするなよ、悪いのはエイリア学園だ。そうやってお前が気にすることも作戦の内かもしれないんだ、お前はいつも通りでいればいい』
『────おう!』
……と思ったんですが、うーん、風丸の症状が思ったより軽そうですね? 表情が険しいには険しいんですが、これ自分がしんどいって言うよりは円堂のことを気にしているが故のやつでは。
そこそこ好感度を稼いでいたり、風丸のメンタルケアに何度か手を出しているとこういう展開になることもあります。とはいえ、別にガバとまでは行かないのでご安心を。この程度は焼け石に水、どうせ末路は一緒です(ゲス)。
解説はざっとこんな所でしょうか。
テレビの中では、いよいよ試合が始まろうとしています。今回はホモくんがいない&イベント進行試合のため、演出はざっくりになります。ちなみに解説はお馴染み角田です。
さて、雷門のフォーメーションは……ご覧の通りです。豪炎寺と染岡のどちらも無事なので、吹雪がFWになる必要性がないんですね。ちなみにここで吹雪がFWになると求められているのがアツヤだけなんじゃないか的な感じに彼のメンタルダメージが増えます(無慈悲)。
今回は4-3-3とやや攻撃的なフォーメーションですね。今の今まで守りを固めたところで易々と突破されることが多かったため、まずは迅速に一点を取る方針になっている様です。
FWは豪炎寺・染岡・リカ、MFは鬼道・一ノ瀬・塔子、DFは風丸・栗松・吹雪・壁山、そしてGKは円堂。正直栗松わざわざ入れる必要ありゅ?という感じではあるし、何なら土門か木暮の方が使い勝手が良いんですが、今回の試合においては風丸と栗松は固定編成なのです。ドウシテ……。
対するあちらのフォーメーションは、はいはい原作通り原作通り。特に言うべきことはないですね。
何でこんな雑かって、雷門ルートにおけるこの試合、ホモくん不在の場合は全パートイベント進行なので変更点なんてどうやろうが生まれるわけがないのです。確認する時間が勿体ないのでスキップだ。
『さあ、間もなく雷門中対エイリア学園第三のチーム・ジェネシスの試合が始まります!』
角田の実況と共に試合スタートです。
まずは雷門のキックオフ、今までのようには行かないと攻めにいきますが……あっさりボールを奪われました。なんだこのスピード!?
ご覧の通り、ザ・ジェネシスのステータスは今までのエイリア学園とは比べ物にならないです。ザ・ジェネシスは名実共にエイリア学園最強のチームなので当然ですね。
彼らは全てにおいて今の雷門を凌駕しており、現時点でまともな対抗馬になるのはホモくんくらいです。いやレベルやステで言うならホモくんが上を行ってはいるんですが、実質少しステが下がって各ポジションに特化したホモくん×11を相手にしているようなもんなので勝てるわけないだろ! いい加減にしろ!
その超スピードであっさり雷門の守備をぶち抜いたザ・ジェネシスは、雷門をおちょくるようにわざわざ必要のないパスまで回して実力差を見せつけ、最後は既にゴール前に辿り着いていたグランへとボールを渡します。
ちなみに、この過程で必ずDFは引き剥がされるなりわざわざマークして動けなくされたりしているため、円堂の元に誰かが駆け付けることはできません。ここは必ずグランと円堂の一騎打ちです。
『いくよ、円堂くん!』
『──来い! はあああ──マジン・ザ・ハンド!』
グランは小手調べなこともあってノーマルシュート、対する円堂は今までのエイリア学園との対戦経験もあり、最初から全力です。
勇ましい声と共に、毎度おなじみの【マジン・ザ・ハンド】が発動します。……が。
『うわああああああああ!』
普通に破られます。悲しいなぁ。
何が悲しいって、これ、第一部とかでレベル上げしまくって普通にステが拮抗していたとしても、イベント進行なせいでどう足掻いても点を取られるんですよね。どうしてここには分岐を作らなかったのか。え、まずそんなことは想定されてない? それはそう。
一応、ホモくんが試合に参加していればイベント進行ではなく普通に試合をさせてもらえるんですが、そんなことしてたらロスがね……。(そこまでするほどのリターンなんて)ないです。
さて、あっさりと先制点を決めてみせたエイリア学園、というかグランはというと。
『…………入っちゃった』
こマ? さっきから煽りカスとしか思えない言動が多すぎんよ~。
本人の名誉のために弁解しておくと、これ別に煽ってたりするわけじゃなくてガチで言ってるんですよね。ウッソだろお前。
絶対日本人的大衆のコミュニティの中に突っ込んだら出る杭として打たれるタイプです(ド偏見)。いくらFWだからってそういうムーブしないでもろて。イナイレのストライカーには別にエゴイストは求められてないんだよ!
……それはさておき、試合再開です。
と言っても、ここからはひたすらにダイジェストで雷門がボコられる様子をお出しされるだけなので、何かあるわけではないんですが。
この1点を取られた後、15-0になるまでは、ザ・ジェネシスがボールを取る→グランへパス→円堂の【マジン・ザ・ハンド】があっさり破られるの繰り返しです。どうしてそんなに【マジン・ザ・ハンド】を使ってもTPが切れないんですか?
そして、15点目が取られると、再びグランと円堂の会話イベントが発生します。
『これで終わりかい?』
『まだだ……まだ、試合は終わってない。諦めない限り、絶対にチャンスはある。……チームの皆に、今ここにいない仲間に託されたゴールなんだ。俺が絶対に守ってみせる!!』
っぱこれでこそ円堂ですよ! 流石、円堂教は最高だぜ! 今は離脱している入院組やホモくんに言及してくれているのもああ~いいっすね~。
既にボロボロの身ではありますが、円堂はただひたすらに気合いだけで立ち上がります。そうなったら雷門に奮起しないやついる!? いねえよなぁ!?
まあ現実はいるんですけど(台無し)。
今走では風丸は覚悟を決めた顔をしているんですが、栗松はダメみたいですね……。はー、つっかえ。
元々栗松のメンタルは雷門の中でもよわよわのよわなので、第一部中によっぽどメンタルを鍛え上げていない限り……つまり好感度イベントを完走していない限りは大体この辺りで心が折れます。ここで折れなくてもこの後点差が更に開けば確実に折れます。そしてRTAにおいて栗松の好感度を上げるうま味なんてのはほぼありません。後は分かるな?
不幸中の幸いというか、そもそも栗松の試合への貢献度はそこまで高くないので、心が折れたからといってそれがイベントに反映されてタァイムが伸びたりということはありません。ぶっちゃけこの試合における栗松の存在意義って……ネ!
『いいか皆! まずは1点、確実に取り返すぞ!』
では、再び試合再開です。
円堂教の効果もあって、この時点で心が折れているメンバー以外にはバフがかかり、これ以降は多少ではあるもののザ・ジェネシスの動きについていけるようになります。とは言え、今までのダメージもあって雀の涙みたいなものではあるんですが。
このシーンにおいてはエイリア学園側が「ほ~ん、中々やるやん」と余裕ぶっこいて雷門を上がらせてくれるため、途中でボールを奪われる心配はありません。はい、鬼道がボールを取り、一之瀬に回しました。
『一之瀬!』
『フレイムダンス! ……豪炎寺!』
『ああ。──行け、染岡、吹雪!』
【フレイムダンス】によってザ・ジェネシスの動きが少しの間止まります。やろうと思えば普通に突破できるのにしてこないあたり、完全に舐めプされてて頭に来ますよ〜。
さて、ボールは次に豪炎寺に渡り、そして豪炎寺はそのまま染岡にパス。今の状況だと豪炎寺の最高火力は【ドラゴントルネード】になってしまうので、より威力の高い【ワイバーンブリザード】を狙いに行く形になるんですね。
「見せてやろうぜ、吹雪! ワイバーン──」
「──ッブリザード!」
二人の渾身の【ワイバーンブリザード】がザ・ジェネシスのゴールへと迫ります。……が、鋭い視聴者兄貴であればお気付きかと思いますが、若干いつもより必殺技のキレが悪いように見えますね。
それが影響したのか何なのか、ザ・ジェネシスのGK・ネロは片手一つであっさりと【ワイバーンブリザード】を止めてしまいました。
「そ、んな……」
「嘘だろ……ワイバーンブリザードが、こんなにあっさり……」
まさかの事態にショックを隠せない雷門イレブン。それどころか、シュートを打った片割れである吹雪はその場で膝を折ってしまいます。その上、テレビ越しでは何を言っているのか聞き取れませんが、俯いて何かぶつぶつと呟く始末。
恐らくではありますが、今頃は心の中でアツヤに散々にけなされていることでしょう。どうして士郎のままでシュートを打ったのか、何故自分に交代しなかったのか、そんな感じのことを荒々しい口調で内側から責め立てていることと思われます。
……状況がよく分からないという視聴者兄貴は少し巻き戻してスロー再生にするなり一時停止するなりし、【ワイバーンブリザード】を打った瞬間の吹雪にご注目下さい。
お分かりいただけたでしょうか。先程のシーン、吹雪がどう見てもアツヤじゃなく士郎で【ワイバーンブリザード】を打ってましたね。
常に吹雪のことを気にかけてくれる染岡がいるお陰で多少マシとはいえ、今の吹雪のメンタルがガタガタであることに変わりはありません。シュートを打つことを求められれば求められるほど、アツヤ人格が士郎人格を侵食し、吹雪が追い詰められていく状況になっています。
だからこそ吹雪はアツヤに交代せずにシュートを決めることで自身のアイデンティティを保とうとするのですが、結果は御覧の通り。決められたかもしれない局面でシュートを決められなかったこともあり、罪悪感も相まって余計にメンタルダメージが増加してしまった形になります。
「吹雪……」
「だい、じょうぶ。次は決める。次は、ちゃんと……」
そういうこと言ってる人間は大丈夫じゃないってそれ一。第一部のホモくんみたいなこと言ってる……言ってない?
こんなこと言ってますが、この試合中にその“次”が来ることはないです。そろそろこの長ったらしいイベントも終わりなので。
吹雪が染岡に支えられて立ち上がり、そんな二人に豪炎寺が意味深な視線を向けるカットを挟んで試合再開です。
わざわざゴール前に行かせてまで打たせた【ワイバーンブリザード】があのザマ、はっきり言って期待外れだったことで、ザ・ジェネシスは再び雷門を一方的に蹂躙していきます。
ボールは再びグランへと渡され……今度はノーマルシュートではなく、独特な構えを取りました。
謎の股間が強調され、かつギリギリヤベーイところがボールで隠れるポーズ! そしてその奇妙な姿勢のまま空高く飛び上がり……。
「好きだよ、円堂くん────君のその目! 流星ブレード!」
あ ホ 。
迫りくる股間失礼しました、上空から撃ち落とされる超超火力のシュートが円堂に迫ります。ノーマルシュートですら止められず、体は既に満身創痍の中、円堂はそれでも【マジン・ザ・ハンド】を使おうとして。
「うぅ……うぁぁあああああああああ!」
──そこに、絶叫と共に吹雪が割り込んできました。何だお前⁉︎(素)
「吹雪!?」
「吹雪さん!?」
FWとしての役目を果たせなかった吹雪は、もうこの時点で後がない状態になっています。やけっぱちでも何でも、せめてDFとしての己の役割だけは、完璧な自分のための一部分、自分の担当する場所だけは守らなければならないと必死です。
当然、そんな滅茶苦茶な状態では必殺技を使うなんてこともできません。せいぜいが割り込んで盾になるくらい、それも意図してやっているかどうかもわからない状態。予想外の事態にグランも、円堂も、みんな硬直するばかり……なのですが。
「──駄目だ、吹雪!」
この場でもう一人動く人間がいました。そうです、風丸です。
ここまでで風丸の心が折れていなかった場合、ここで風丸が動きます。ザ・ジェネシスには通用しなかったとはいえ雷門イレブン随一のスピードを持つ風丸は、今の錯乱した吹雪程度であれば追いつくことが可能です。
誰もかれもが固まっている中でシュートの軌道上に立つ吹雪へと走り、その体を押し退け──。
「ぐああああああああああ!!」
「風丸────!」
…………痛い(確信)。
正面で踏ん張っているのなら兎も角、吹雪を押し退けた体勢のまま、横からあんな威力のシュートを食らってはひとたまりもありません。
衝撃のままに宙に投げ出され、地面に叩きつけられ、しかしそれでも衝撃は殺しきれずに何回もバウンドして転がっていく風丸。【流星ブレード】は風丸の体に衝突したことでコースがずれ、結果的にゴールの防衛には成功しましたが、そんなことを言っている場合ではありません。
試合は中断。風丸の周囲に雷門イレブンが集まり、急いで出来る限りの介抱をします。そんなつもりは無かったとはいえ結果的に下手人になってしまったグランも痛ましげな表情で少し離れた場所から彼らを見守り、瞳子監督が救急車を呼び、てんやわんやの大騒ぎです。
そして、肝心の庇われた吹雪はというと。
「僕の、せいで……そんな……」
もう駄目だろこれ(白目)。
はい、メンブレです。自暴自棄になった自分を庇ったせいで仲間が大怪我を負ってしまい、今度こそぼっきり逝きました。
染岡や豪炎寺も風丸の方についてしまっているため、今の吹雪に気を遣える人間がいないのもつらみポイント。あまりのショックに吹雪はふらつき、そのまま意識を失ってその場に倒れ込む──というところで中継が切れました。タイミングェ。
大変ショッキングな光景をテレビ越しに目の当たりにしたところで今回はここまで。
ご視聴ありがとうございました。
・ホモくん
何故気付いた(知力高いと気付きやすい)。
メンタルダメージはあるが佐久間とかの時よりはマシ。年月が経てば人は変わるので。
実は今に至るまでイプシロンの存在を見ていないし認知していない。そんなことある?
・風丸
これにて一時退場です。悲しいね。
心が折れなかったことで名誉は守られたので……。
・吹雪
序盤は本当にこれでも本編よりはマシだった。ただし風丸が庇ったことで余計なダメージを食らい、総合ダメージは現時点で原作より大きい。これイプシロン改戦に出られますかね……?
まあ最終的に曇ってる期間が短ければ=原作よりマシなのでヨシ! RTAなんてそんなもん。
・あホ
悪気なく煽るタイプ。
重ねて言うが、本人に悪気はない。悪気はないからといって許されるわけではないが。