仗助に双子の姉がいたらというもしも パート5  第6部へGO!   作:蜜柑ブタ

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ほぼ原作通り。


それにしても、6部って中々にエグい表現が多いなぁ……。


骨から生まれしモノ

 

「さーて、あとは何を探すんだったんだっけ?」

「骨よ。ホワイト・スネイクが蘇らせた骨を探すわ。」

「骨ぇ?」

「なんでもその骨の復活こそが、天国に行く方法の鍵になってるらしいの。そのために、経過観察のために花京院の記憶のディスクを持ち歩いてるみたい。なら、その骨をこっちが手にれちゃえば事と次第で花京院の記憶のディスクを取り返せるかもって。」

「看守も囚人も空っぽになってる今がチャンスってわけか。」

「そうよ。まずは、骨を拾った小男を探すわ。」

「小男?」

「看守との戦いの最中に拾った奴を見たわ。そこら辺に……、っ!?」

「えっ?」

 周りを見回した徐倫が急に絶句していたので仗助達も見た。

 そこに広がっていたのは。

 まるで根っこを逆さまにしたような木。

 それは、すべて倒れている囚人達から生えていた。いや、囚人達そのものが植物になっているのだ。

「う…ぇ…! こ、こいつは…。」

「いつの間に!? こんな…こんな…。」

「あっ、見ろ! あそこに小男がいるぞ!」

 見るとヨロヨロと小男が壁にへたり込む姿があった。

「骨を持っているわ!」

「待て、徐倫!」

 ナランチャが掴んで止めた。

 骨が小男の手から転がり落ち、小男がたちまち木へと変化していく。

「まさか…、あの骨の仕業か?」

「嘘だろ? 骨だぜ?」

「じゃあ、この状況をどう説明するんだよ?」

「ストーン・フリー!」

「あっ、おい!」

 徐倫が糸を出して骨をたぐり寄せようとした。骨に糸が触れると、その糸の反動で骨が転がり、木の陰に隠れた。

 そして……。

「だああああああ! 言わんこっちゃねーー!」

「えっ?」

 徐倫の顔や腕から植物の芽が生え始めていた。

「馬鹿! 焦るな!」

「いや、待て。徐倫。」

「わっ。」

 アナスイが徐倫の腕を掴んで引き寄せた。すると徐倫の身体から生えていた植物が身体の中に引っ込み、皮膚の表面に芽が出た状態になった。

「な、なるほど…太陽! 骨を触っていて天窓から入る太陽を浴びると植物になっちゃうのか!」

「じゃあ、夜まで待つってことかぁ? んなことしてたら、ここの異常に気づいた外の看守が来ちまうだろ!」

「おそらく、あの骨を持っていた小男が動き回って他の囚人や看守に“感染”させたと、考えられるな。」

 アナスイは、徐倫の頬に生えている芽を口に含むように舐めた。

「これは、『植物』だ。繊維質であり、『生きている』。それ以外の何者でも無い。何の種類かは、分からないが維管(いかん)の中を血液ではなく、葉緑素が流れている。だが…、どのみちなんとかするさ。必ず。」

「……。」

「おいおいおーい…。」

 唖然とする周り。ほっぺたの植物を口に含まれるついでにキスを受けた徐倫は、キョトンとしてそのほっぺたを手で触った。

「け、けどよぉ…。徐倫ちゃんのソレ(植物化)も含めて…、この状況をどう突破すりゃいい? 問題の骨は拾えねぇっすよ?」

「…いいえ。拾うわ。」

「はぁ!?」

「私が拾う。もう…なってるもの。」

「じょ…!」

 次の瞬間、徐倫が囚人達の木々の中へ走り出した。それと共に身体からみるみるうちに植物が生えてくる。

「確か…この辺り!」

 徐倫が骨が転がった場所にたどり着いた。

 そこで見たのは…。

「これは……、こ、子供? 赤ん坊? 緑色の?」

 まるで胎児が産まれるために守り、育てるための部位のように膨らんだ木の根元の中に、星のアザを持つ緑色の赤ん坊が入っていた。

 徐倫がビックリしていると、中にいる赤ん坊らしき物体が、ギョロッと目を向けてきた。

「生きている!」

「徐倫! 戻れ! 足が根っこになり始めてるぜ!!」

「くっ…!」

 徐倫は、それでも構わず胎児が入った球体のような透明なモノを掴み、木から引き剥がした。直後、ナランチャ達が徐倫を引っ張り、陰へと戻した。

「太陽が沈み始めて…、太陽光が斜めに入ってくる! もっと奥へ行かないと!」

「なんすか…、ソレ?」

「おそらく…、骨が成長したモノよ。」

「これが?」

「ホワイト・スネイクは、たぶん、これを待っていたのよ。だから、絶対に渡さない。」

「なんとかして…脱出しねーと! やっぱ、天窓か? ああ~、でも太陽の光があるか~。」

「しかも、この人数だ。」

 

 

 だいじょうぶ

 時間が経てば…

 植物は死ぬ

 

 

「へっ? そうなのか?」

「なんだ? この声は…。」

「女子監にいる味方からの声だぜ。」

「ふぅん…。この声からすると、女か?」

「? そうだけど?」

「ならいい。」

 

 

 そこにいる

 

 

「えっ?」

 

「ひぃっ!」

 

「おい! 生き残りがいたぜ!」

 痩せ細った男だった。房にいるということは、この男もココの囚人なのだろう。

「た、助けて…。うぅ…ううう…、お、お願いだ…。なんでこんなことが起こったんだ? みんな…溺れたあと…草になって死んじまった…。恐ろしい…! お、俺も連れてってくれよ…。」

「……怪しくね?」

「お前…戦いに参加しなかったのか?」

「で、できるわけーだろ…? お、俺の周りは…なんでか昔っから…喧嘩が絶えなかったんだ……。たぶん今回も…、けどこんな規模は……。」

「立てよ。怪我してるだろ? 名前を教えてくれ。」

「お、俺の名前は、グッチョ! 頼むぅ、助けてくれぇぇ。」

「おい、アナスイ。コイツは…。」

 

 

 連れて行ったら

 ダメ

 

 

「…だってよ。」

「なら決定。」

「僕も…なんか、やな予感がするよ。それに囚人なら大人しく刑に服しとかないと。」

「先に行ってろよ。俺は彼の怪我を治療してから行く。」

「……ほどほどにな。」

 通り過ぎる間際、ナランチャがアナスイにそう囁いた。

 

 そうして、アナスイは、みんなが見てないうちにグッチョを、人間罠に改造し、もうひとりの敵であるDアンGという眼帯の男を罠に嵌めたのだった。

 

 

「へへ~、俺は、『ホワイト・スネイク』から、サバイバーを使って仲間割れを起こせって言われてただけなのによ~。」

 肋骨をトラバサミのようにされたグッチョは、フラフラと厳正懲罰隔離房棟を彷徨った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ? 徐倫ちゃん…ソレ…。なんか見覚えがあるっていうか…。」

「ええ、私もそう思ってたわ。」

 徐倫が抱えている緑の赤ん坊の左肩にある星のアザ。

 それは、ジョースターの血統に流れる特徴である星のアザそっくりだった。

 

 

 

 




徐倫が、ちょっと軽率なことしてますが、この場面、花京院でもよかったかな?




次回は、ヨーヨーマッ編。
誰か一人ボートに同行させようと思うけど、仗助でいいかな?
あー、でもそれだと仗助が溶かされたらヤバいか……。ブルー・ブルー・ローズに守ってもらう?

ボートの大きさ的に全員は乗れないので、二手に別れます。

ミナミとナランチャの子供の名前候補(活動報告でも募集中)

  • 乗上(ノア)
  • ローゼ
  • 花梨(カリン)
  • マールナ
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