仗助に双子の姉がいたらというもしも パート5 第6部へGO! 作:蜜柑ブタ
花京院と、承太郎復活(出てないけど)。
一方ミナミは……?
※2020/05/09
最後の文章を少し追加。
必要なモノは、わたしのスタンドである
『ザ・ワールド』
我がスタンドの先にあるものこそが、人間がさらに先に進むべき道なのである
必要なものは、信頼できる友である
彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない
権力欲や名誉欲、金欲、色欲のない人間で
彼は人の法より、神の法を尊ぶ人間でなくてはならない
いつかそのような者が、このDIOが出会えるだろうか?
必要なモノは、『極罪(きょくざい)を犯した36名以上の魂である』
罪人の魂には強い力(パワー)があるからである
必要なモノは、『14の言葉』である
わたし自身を忘れないように、この言葉をわたしのスタンドそのものに傷として刻みつけておこう
必要なモノは、『勇気』である
わたしはスタンドを一度捨て去る『勇気』を持たなければならない
口知恵区わたしのスタンドは、36の罪人の魂を集めて吸収
そこから『新しいもの』を生み出すであろう
『生まれたもの』は目覚める
信頼できる友が発する14の言葉に知性を示して
『友』は、わたしを信頼し、わたしは『友』になる
最後に必要なものは、場所である
北緯28度24分
西経80度36分へ、行き
次の『新月』の時を待て
それが『天国の時』であろう
「……それが、承太郎から聞いた、『天国に行く方法』だ。」
「…うさんくせ~。」
億泰が素直な感想を言った。
ナランチャは、別件で今いない。この部屋にいるのは、花京院と、仗助、康一、億泰だけだ。
「僕だって最初はそう思ったんだが…、どうにも気になって。だから記憶の奥底に封じていたはずだったんだ。まさかこんな形で暴かれることになるなんて……。」
「そんなこと誰も想像しませんよ。」
「承太郎が命を捨ててまで隠したことだったんだ。僕はそれに気づかず、易々と敵の懐に入って奪われてしまった…。こうなってしまったのは僕の責任だ。」
「だからって、記憶が戻りたててで頭が痛いんでしょう? 無理したらいけませんよ!」
「そういや…、承太郎さんの方はどうなっちまったんだ?」
「分からねぇよ…。青いバラは全部預けたから、あとは待つしか…。」
暗くなる部屋に、やがてドアが開かれて、SPW財団の人間が入って来た。
「承太郎さんは!?」
「ひとまず…、蘇生は成功しました。」
「よかった~~~!!」
「ちょっと待て。ひとまず…ってのが引っかかるぜ?」
「はい…。医学的には身体に問題はありません。ですが、どうもスタンド…つまり心と寿命というエネルギーが分離された、おかしな状態になったのが原因かは分かりませんが…、どうも身体を動かすのがちぐはぐでうまくいかないとおっしゃられていて。」
「えー!?」
「で、でも、生きていて…意思の疎通もできるんですよね!?」
「ええ…、意識はハッキリとあります。ですが、身体だけがうまく動かないと…。」
承太郎の蘇生は成功した。
けれど、1回死んだうえに、死ぬ寸前でスタンドを抜かれたというのが、その後のおかしなことに繋がったのか、承太郎は身体をうまく動かせなくなっていた。
「ですが、徐々にですけど身体の動かし方に慣れ始めているとはおっしゃっていました。」
「つまり…だいじょうぶってことだな?」
「はい…。このままいけば、健康を取り戻せると思われます。」
「それならいいんだ…。あー、よかった…。姉ちゃんの頑張りが無駄になるかと……、って、そうだ! 姉ちゃん! 姉ちゃんに会ってねぇ!」
「きっと徐倫さんが刑務所に戻ったのは、ミナミさんを連れて行くためだよ! それに僕らは変装したミナミさんの顔を知らない! 僕らが行ってもどうしようもなかったんだ!」
「あっ、花京院さん!?」
ふと見るといつの間にか立ち上がっていた花京院がドアから出て行こうとしていた。
「ダメですよ!」
「承太郎のところへ行く。」
「えっ?」
「ミナミをどう変装させたのか…それを知っているのは承太郎だ。承太郎から聞き出す。」
「そう言って、聞き出したら姉ちゃんを連れ戻しに行く気っすよね?」
「……。」
「徐倫ちゃんは…?」
「彼女は…、おそらく自力でやれるだろう。なにせあの承太郎の娘だから。」
花京院がそう言い切ったため、仗助達は言葉を失った。
「大変です!」
するとドアから別のSPW財団職員が入って来た。
「なにごと?」
「東方ミナミ様が、G・D・st刑務所から消えたという知らせあり!!」
「なんだってーーー!?」
「ミナミ様は、ターロム・ミスラフという名と顔で変装していました! ですが、突如その人物が消えたのです! つまり…。」
「ミナミが脱走したってことなんだろう? 落ち着いてください。」
「姉ちゃんは、今どこにいるんすか!?」
「わ、分かりません…。刑務所から突如ロストしたとしか…。」
「仗助。まさかこの広大なアメリカで闇雲に探す気じゃないだろうな?」
「…じゃあ、どうしろってんだよ?」
「僕が言うも何だが、君は彼女の弟だ。いずれ巡り会えるはずだ。」
「!」
「君達の血統は、不思議な繋がりがある。それを信じるんだ。いいね?」
「…はい!」
***
「……あんた、誰だい?」
「…こっちこそ聞きたいな。あなたは、ダレ?」
ターロム・ミスラフという皮が無くなり、東方ミナミへと戻ったミナミは、なぜかとある病院の一室のベットで寝ていた男の上に現れていた。
「……ドナテロ…、ヴェルサス?」
ベットに引っかけられている名前の札を見て、ミナミは、男の名前を呟いた。
「…ああ、久しぶりの女の感触と匂いだ…。あんた良い匂いするな。花みたいだ…。」
「……そりゃ、どうも。」
ヴェルサスの上に乗っかっている、つまり豊かなバストがヴェルサスの胸板辺りに押しつけられているのだ。
どのタイミングでヴェルサスと接触させるかで悩んだ末に、コレ。
ヴェルサスって、たしか病院に入院中だったんだっけ?
本編見る限りじゃ……。
次回もオリジナル回かな?
ヴェルサスとの交流とか。
ミナミとナランチャの子供の名前候補(活動報告でも募集中)
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