仗助に双子の姉がいたらというもしも パート5 第6部へGO! 作:蜜柑ブタ
形はどうあれ、必ず成就されてしまう?
あくまで、私なりに運命について考えた結果です。
あと、ミナミが、ちょっとアレ的な意味でピンチ?
オゾン層とは、酸素よりも濃度が濃い酸素のことを示す。化学記号でいうと、酸素がO2(オーツー)。オゾン層が、O3(オースリー)だ。
地球を覆っており、あらゆる宇宙から降り注ぐ有害な物質、例えば紫外線を遮断吸収することで地球という快適な生命の庭を誕生させたと言っていいかもしれない。
環境破壊において、オゾン層の破壊という単語を耳にしたたとがあるだろう。それほどのオゾン層とは大切なバリアーなのだ。
もし…、このオゾン層が破壊されたなら?
地球上の生き物はどうなるであろうか?
人間は、気象の異常を予想できない。
ウェザー・リポート。
それは、G・D・st刑務所に収容されていたウェザー・リポートと呼ばれていた男のスタンド名でもある。
天候を自在に操るソレは、例え室内でも雷雨を起こし、さらには外で毒ガエルを降らせるという異常気象を起こせるほどだ。
しかし、その能力にその先が存在するとしたら?
天候とは、すなわちこの地球上のあらゆる気象に該当するモノ全てを指し示すのなら?
その結果が、ヘビー・ウェザーだ。
オゾン層を操り、悪魔の虹を架け、その虹に触れた全ての生命をカタツムリへと変える。カタツムリに触れた者すらもカタツムリとなる。
いや、正確には、太陽の光に乗ってカタツムリのイメージが襲ってきていて、そう思い込んでしまうというのが正解だが、思い込みとは時に死を招く。
例えば、とある実験台に行ったと言われる、大量出血をしていると思い込ませた結果、その実験台の人間が死んだように。
ヘビー・ウェザーの正体とは、オゾン層の破壊によりそれまで遮断されていた太陽の有害な光による気象現象。
光を見なければ、カタツムリを認識しなければ効果は無いのだ。例えば、盲目ならば、光を完全に感じることができない、その者はカタツムリにならない。
「故に…、君の視力を奪わせてもらったよ。」
「み、見えない…!」
「ミナミ!」
カタツムリになりかけているナランチャが必死に手を伸ばそうとする。
「ヴェルサスには、もう少し力を貸してもらわないといけないのだ。新月まであと、3日。それまで安全に過ごせる、そして君らのような邪魔者を始末できる力ある者が必要だ。東方ミナミ、君を始末するなどいつだってできた。だから放っておいたのだ。私のホワイト・スネイクが使えるうちに、新たなる力が覚醒するまでに、このヘビー・ウェザーを止める必要がある。ヴェルサスなら、掘り起こせばウェザーの記憶のディスクを抜くことは造作でもないだろう。いや、やってもらわないと困る。天国までの道を邪魔する者はいかなる者であろうとも……。」
「エアロ…スミス!」
「マジシャンズ・レッド!」
「カタツムリのようにのろい身で、いかなる強力なスタンドも無意味だ。」
プッチは、攻撃をヒョイッと軽々と避けた。
視力をディスクとして奪われて足下がふらつくミナミの腕を引いて、そのままプッチは歩き出した。
ナランチャ達は、カタツムリになりかけの身体で追いかけようとするが、追いつくはずがなく。二人がいなくなるのを見ていることしか出来なかった。
「どうして…、どうして…?」
「ただ、ヴェルサスが、君を欲しがっていてね。」
「えっ?」
「理由は、本人から聞けばいい。……正直ね、私は君のことが気に入らなかったんだ。」
「?」
「君の能力を、周りの人間は、神の祝福だと言う。たかがなまっちょろい植物のスタンドがだ。なにゆえ神は、神に仕える私でもなく、親友であるDIOでもなく、気の弱いだけの女でしかない君を選んだのか……。」
「し…知らない。」
「そうだとも、誰も知る術はないのだ。……ヴェルサス。連れてきてやったぞ。」
「えっ?」
ほどなく、腕を強く引っ張られてその反動を使って前へと押し出された。
そして、ポスンッと誰かの腕の中に収まった。
「……どういうつもりだ?」
ヴェルサスの声が聞こえた。
「見たままのことだ。君との約束を果たしたのだ。君も私との約束を守ってもらいたい。」
「……最初に約束を破っておいてよぉ、そりゃ虫が良すぎねぇか?」
「あの時点で連れてくるのは難しかったのだよ。彼女の身内が近くにいてね。」
「ふーん?」
「あ、あの…?」
「ん? ミナミ…お前…見えてないのか? どういうことだよ、神父さんよぉ。」
「おっと、すまない。コレを。彼女の視力のディスクだ。」
ヴェルサスは、プッチが投げた小さなディスクを受け取った。
それを目に挿入され、ミナミはやっと視力を取り戻し、自分を見ているヴェルサスの顔を間近で見た。
「その色だ…。ああ、やっぱり綺麗だ…。」
とてもとても嬉しそうに顔をほころばせるヴェルサス。するとヴェルサスはプッチを見た。
「ありがとよ、神父さん。俺からも礼をさせてくれよ。」
「では…。」
「あの世への切符をな。」
「!?」
「逃げるぜ、ミナミ!」
「えっ? あっ!」
腕を引かれて走らされた直後、ミナミは後ろを見ると、プッチの背後に穴から現れたウェザーとアナスイの姿を見た。
「ヴェルサス、貴様ーーー!!」
「実の双子の弟との仲良く殺し合いなよ! じゃあな。」
「っ…。」
このままじゃマズいと感じたミナミが抵抗しようとすると、背後からヴェルサスのスタンド、アンダー・ワールドに抱えられ足を浮かばされて運ばれた。
「ねえ、どうしてなの? ヴェルサス…あなたは…。」
「ここら辺でいいか。」
「アンダー・ワールド!」
ミナミを降ろしたアンダー・ワールドが地面に拳を振るった。
すると突如、地面に穴が空き、そこに二人は落ちて、穴の下に建物が出現していて、煌びやかな部屋に二人は入った状態になった。
「なに…これ?」
「高級ホテルの部屋の過去を掘り起こしたのさ。俺のアンダー・ワールドの能力でな。」
「アンダー…? わっ!」
ミナミが唖然としていると、不意にヴェルサスに突き飛ばされて、横にあったベットに倒れ込んだ。
「う…、なに? あっ…! ちょっ。」
ヴェルサスがベットの上に倒れたミナミの上にのしかかってきたため、ミナミは慌てた。
「えっ? ……あの…?」
「ここまで来て分からねーのか? もしかして、未経験か?」
「いや…、経験は…ありますけど…。これ…非常にマズいのでは…っと、頭が…。」
「ハハ…、ほんと箱入りのお嬢さんだったんだな、あんた。ここまでやっといて、やるこたーひとつだろ?」
「ま…、待って待って待って待って待って!! それは、ひじょーーーにマズいって! このっ!!」
「ぐあっ!」
ミナミの両手首を押さえていたヴェルサスの両手に、ビリッ!と衝撃が走ったため、ヴェルサスは咄嗟に手を放した。
そしてミナミは、ヴェルサスの下から逃げ出す。
直後アンダー・ワールドが再び記憶を掘り起こし、ホテルの部屋に置かれていた手錠と足枷をミナミに使った。
「あっ!」
短い足枷によりミナミはこけた。
「このホテルの部屋の住人が拘束趣味の変態野郎だったことを恨むんだな。」
アンダー・ワールドがミナミをベットへと運ぶ。さらに手錠をベットの上の部位に引っかけ拘束する。
「ダメ! ダメだってば!」
「ミナミ…、あんた、やっぱ花みたいな良い匂いがするな。香水でもないのに、体臭なのか?」
首筋に鼻を押しつけられ、スーハーっと吸われた。
「愛陽! 愛陽!!」
「アイリ?」
ミナミがそう叫んだ直後、天井からブルー・ブルー・ローズが生え、ヴェルサスの首に巻き付いてミナミから引き離した。
「ぐ、あ…!?」
ヴェルサスが宙づりになっている間に、ブルー・ブルー・ローズが器用に手錠と足枷の鍵を開け、ミナミを解放した。
そしてミナミは急いでホテルの部屋から脱出しようとドアを開けようとして…。
「あ、開けるな!」
ヴェルサスがそう叫んだため、一瞬止まった。
その直後、部屋の窓が割れ、大量のカタツムリが放り込まれてきた。
「なっ!?」
アンダー・ワールドにブルー・ブルー・ローズを切ってもらってベットに落ちたヴェルサスにカタツムリが当たる。
「うおおおおお!」
たちまちカタツムリ化が進み、身体が変形を始めた。
「やってくれたな…、ヴェルサス。」
ボロボロのプッチが窓から入って来た。
「神父…、て、てめぇ…!」
「君が素直に、私の言うことを聞いていればよかったのだ。そうすれば、君の大切なモノを奪われずに済んだものを…。」
「!」
プッチがドアの傍にいるミナミを見た。
「悪いが予定が変わった。死んでもらうぞ、東方ミナミ!!」
ホワイト・スネイクと重ねた手刀がミナミを襲おうとした直後、ガチャッとブルー・ブルー・ローズがドアを開けた。
その瞬間、プッチの腹にナイフを持っていた人間がナイフを突き立てた。
「な……!」
「保険を…とっていてよかったぜ。このホテルのこの部屋の住人は、変態趣味でよー、そいで女がらみのトラブルでナイフを刺されて死んだんだ。」
「う゛ぇ、ヴェルサス……!!」
プッチが怨嗟の声をヴェルサスに向ける。
「お、お前ごときの、うすっぺらな、藁の家が…、深遠なる目的の、わたしと…DIOの砦に踏み込んで…くるんじゃあない!!」
それを決めるのは…、アナタじゃない
「!」
「ヴェルサス!」
「来るな、ミナミ! お前までカタツムリに…、?」
プッチの横を通り過ぎ、床に転がるカタツムリを踏み越えて来たミナミが、ヴェルサスに触れる。
だがミナミはカタツムリにならなかった。
「…ミナミ、…お前…?」
「分からない…。でも…、あの神父は、圧倒的な悪だって事は分かる…。あなたがなぜ私を求めたのかは分からないけど……、なぜかあなたを見捨てられないよ。」
神父が逃げた
「えっ? あっ、いない!」
やがて、アンダー・ワールドが解除され、元いた場所に戻った。
「愛陽…、このままだとどうなるの?」
カタツムリの一生は
ゆっくりと
けれど、天敵に
食べられて終わる
「ハッ!」
「うおおおおお! マイマイカブリが!」
いつの間にか群がってきていたマイマイカブリが、ヴェルサスを喰おうとしてくるので、ミナミは、上着を脱いで払った。
ミナミは、カタツムリになりかけていてまともに動けないヴェルサスを引っ張った。
「ミナミ…、俺は、お前を…。」
「いいから。今はそれは置いとく! 今は生き残ることを考えて!」
「……!」
「なんか…埃? 目の前が…。」
「! ミナミ!」
「わっ!?」
次の瞬間、カタツムリになりかけている手で、ヴェルサスがミナミを突き飛ばした。
「な、なに? えっ……?」
「……愚かな。こんな女一人のために…、せっかく生き残れるチャンスをフイにした。」
「ヴェ…ヴェルサス…!」
濃い埃のようなモヤの中、ホワイト・スネイクがヴェルサスの腹を貫いていた。
「命拾いしたな、東方ミナミ…。なぜお前にヘビー・ウェザーが効かないのかは、気になるが…。私は、天国への時を待たなければならない。ヴェルサス、彼女ならお前の不幸な人生を覆せるかも知れないぞ?」
「ぐ…ぅ…。」
ホワイト・スネイクが腕を抜き、そして消えた。
「ヴェルサス…。」
「なあ……ミナ…ミ…、さっき…あい、つ…の言ったこと…本当か…?」
「えっ? あ…、あなたの人生を覆せるかってこと?」
「ど、うなんだ…? 俺は…、生き…返れる、の、か…?」
「死ぬみたいに言わないでよ…。」
「嬉しかった……。」
「えっ?」
「誰も…俺を……、助けては…くれなかった…。見捨て…られて…き、た…。け、ど…、あんたは……。」
「分からない…。でもなんでか知らないけど…、見捨てられなかった。」
ミナミは、ヴェルサスの手を握った。
「理由…な…んて…いい…。頼む…、お…れ、は……、幸せに…なりた…い…。お、れの…人生を……変え………て…く……れ………。」
「……分かった。」
「………ありが……ぅ…。」
ヴェルサスは、事切れた。
「ミナミ!」
徐倫の声が聞こえた。
神父と相打ち寸前で、ウェザーが敗北し、ヘビー・ウェザーが止まったことによりカタツムリ化はみんな直った。
ヴェルサスは、F・Fと一緒に復活予定です。
ヴェルサスの人生ほど不幸まみれの人生だと、1回死んでリセットでもしないといけなさそう…っという考えで……。
もっと先の時にミナミを庇うってのも考えましたが、結局こういう形で一旦退場にしました。
ウェザーは、プッチをギリギリまで追い詰めたけど、運命に勝てなかった……。
ギリギリまで愛陽(ブルー・ブルー・ローズ)が助けてくれなかった理由は……?
ミナミとナランチャの子供の名前候補(活動報告でも募集中)
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乗上(ノア)
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ローゼ
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花梨(カリン)
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マールナ
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ノワ