仗助に双子の姉がいたらというもしも パート5  第6部へGO!   作:蜜柑ブタ

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オリジナル展開って、クソ難しい。
今回は、すっごく苦戦しました。


このままだと、5部と違ってスタンド使い集結はできないかも……。


逆転する引力と、ブルー・ブルー・ローズの異変

 

 ブルー・ブルー・ローズ。

 そのスタンドは、ミナミと愛陽という二人の一卵性の双子の力から生まれたとされる。

 ミナミが生《せい》を生まれながらに。愛陽は、その逆となる死《し》を司るスタンドをそれぞれ持っていたとされる。

 しかし、ミナミの方が生まれつき圧倒的に魂が弱く、生まれて間もなく死ぬかもしれないほどであった。だが、運命がそうしたのか、二人はひとつとなることで生きながらえた。愛陽となるはずだった胎児が消えることで。

 そうして東方の家に生まれたのは、ミナミと仗助だけで、双子として生まれた。

 母子手帳に元は3人いたことを示す書き記しがあること以外では、愛陽となるはずだった胎児の存在はいなくなった。

 しかし、ある時を境にミナミがブルー・ブルー・ローズの存在を知ったことで、ブルー・ブルー・ローズに引っ張られる形で愛陽の魂が覚醒にいたり、歪に成長。結果、イタリア全土を一度は滅ぼしかけ、さらに世界にも影響を及ぼすほどの災厄となりかけた。

 ジョルノ・ジョバァーナのゴールド・エクスペリエンス・レクイエムにより、歪に成長したブルー・ブルー・ローズ・レクイエムは、ゼロへと回帰され、成長が一度リセットされた。

 これにより蓄えて愛陽の魂もブルー・ブルー・ローズと共に1からまた成長を始めることとなる。

 これまでミナミを守ってきたことができなくなる(※怨霊キラークイーンとの戦い)などの多数の弊害こそあったものの、やがて愛陽はブルー・ブルー・ローズと共に成長した。

 ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムが、愛陽を消さなかったのは、正しく成長し、罪をあがなえという意味だったのかは分からない。

 正しく…。それがどのような成長のことを示すかは分からない。けれど、愛陽は、かなり人間的に成長したし、前のように暴走することもなくなった。

 そのブルー・ブルー・ローズが、このケープカナベラルの地で、新たな変化を見せ始める。

 C-MOONの攻撃を受けた箇所から、赤い根っこが所々、白く泡立つように膨らむ。それは、C-MOONの引力を操る攻撃による効果ではない。C-MOONの攻撃は引力を利用した攻撃。攻撃された箇所は、裏返しになるのである。つまりブルー・ブルー・ローズが攻撃された箇所が白く泡立つように膨らむのはおかしいのである。

 それがナニを示すのか……、誰にも分からない。今のところ。

 

「アナスイ! エルメェス! 援護して!」

「しかし、徐倫!」

「お願い! ミナミを殺させないで! 何か…何か分からないけど…、もしかしたらミナミは切り札かも知れないの!」

「なっ…。」

「分からないけど、彼女なら…、この狂った引力に影響されない彼女なら!」

『分からない…。だからこそ…危険。天国への時を邪魔する。』

 ミナミに攻撃を繰り返すC-MOON。しかしすべての攻撃をブルー・ブルー・ローズが防ぐ。防ぐたびに、徐々にブルー・ブルー・ローズの赤い根っこが所々、白く泡立つように膨らむ。その膨らみは少しずつ大きくなっていく。そうなってきて初めて分かってくるが、白くなった部位は、ほのかに発光していた。

 狂った引力により水平になった地面に立っているとはいえ、ミナミは防御しかできない。

 拳に触れればたちまち裏返るのだ。それ以外に触れても裏返らないという保証はないし、ブルー・ブルー・ローズ自体が防御に徹しているため動くに動けないのだ。

 まるである種の流派とかを感じさせる武闘家のような構え(なんというか太極拳とかそういう感じ)をして襲ってくるC-MOON。しかもその攻撃はどれもこれも急所ばかりを狙ってくる。

「ミナミ!」

 徐倫が裏返った右手を糸化させることで無理矢理修復し、傷口を糸で縫ってから足場にしていた建造物から建造物へ飛び、攻撃に徹しているC-MOONに蹴りをかました。

 C-MOONの頭部にもろに入った蹴りに、C-MOONがよろける。

「入った! 分かった! コイツには拳以外では裏返らない!」

 よろけたC-MOONが直後に両拳で徐倫の足を潰そうとしたが、それより早くブルー・ブルー・ローズが壁となり徐倫の足を守る。両拳で挟まれたブルー・ブルー・ローズの白くなった部位が数倍に膨らむ。

 それを割ろうとするように、C-MOONが右拳を振るって、白く膨らんだ部位を殴った。

 途端、バインッ!とC-MOONの右拳が弾かれ、そしてあっという間に右拳が裏返った。

 

「ぐおおおおおおおおお!?」

 

「今の声は…、神父!?」

「あっ! いつの間に!」

 ミナミが振り返ると、ミナミの後ろの方にいつの間にか忍び寄っていたらしい、水平になった地面に立っているプッチが裏返った右手を押さえて呻いていた。右手に持っていたらしきナイフが水平になった地面を転がり落ちる。

「き…貴様…何をした! 東方ミナミ!」

「な、なにも…。」

「お前は…何者なんだ!? なぜ我がスタンドの力を受けぬ!? それに、そのスタンドの異常は……。ソレが、跳ね返したのか!? C-MOONの裏返しを!」

「分からないよ…! 私は…。」

「そうだな…、ずっと見ていた…。だがお前はなにもしていない。むしろ何かしたのは私の方だ。それは間違いないだろう…。それゆえにお前のスタンドに何かしらの影響を与えたのだと理解しよう。」

 プッチは、裏返しの力を逆転させてスタンドと自分の体を元に戻した。

「私のスタンドと同じか? 未完成だが、無敵! その先がさらにあるというのか!? 天国への時を邪魔するのは、ジョースターの血筋でも、空条徐倫でもなく…、お前だったのか! 東方ミナミ!! ならば、私はそれを克服せねばならない! そのために乗り越えなければならない! お前を必ず殺す!」

「私は……、望んだわけじゃない…。あなたとは違う。」

「望む望まぬという領域ではないのだよ。私は否定するぞ! お前が神の祝福をその身に宿すなどということを!!」

「あなたの妄想も…たいがいにしてよ! あなたがすべてを決めることじゃない!」

「C-MOON!!」

「ブルー・ブルー・ローズ!!」

 白い膨れた部位ができたブルー・ブルー・ローズが一斉にプッチに襲いかかる。

 直後、ミナミの体に衝撃が走った。

 下を見ると、腹から鉄の管が突き出ていた。

「ブルー・ブルー・ローズの強度が弱いことが唯一の弱点と言えるか…。これで…、…っ!?」

 しかしミナミの体がブルー・ブルー・ローズとなってばらけた。

「ミナミが消えた!?」

「お、おのれ……、どこだ!」

 徐倫達が驚いていると、エアロスミスが飛んできて、プッチを撃ち抜いた。

「なにーー!?」

 

「まったく…、無駄なことをさせますね。おかげで無駄な苦労をさせられましたよ。」

 

 道路から生えた大木に乗っているジョルノ、そしてブチャラティとナランチャ、ミナミは、ワサワサと葉が生えた枝に掴まっていた。

「ミナミ、だいじょうぶか!」

「ナランチャ達こそ…。」

 ミナミは、大木を降りてきながら言った。

「貴様ら…。いつの間に…。」

「無駄な説明なんてしませんよ。あなたはココで倒れるのですから。」

「!」

「マジシャンズ・レッド!」

 爆炎が下から襲いかかってくる。プッチは咄嗟に炎を避けると、横から針剣による剣戟が来る。それをC-MOONが拳で弾く。

「なに?」

 プッチは目を疑った。

 ポルナレフとアヴドゥルが水辺になった地面に立っているのだ。

「コイツが、助けてくれたぜ。」

 そう言ってポルナレフは、足の傍にある白い膨れた部位を持つブルー・ブルー・ローズを指差した。

「Act3!!」

 その声が聞こえた瞬間、ズシンッとプッチの体が地面にめり込んだ。

「ぐ、あぁ!?」

「ナーイスだぜ、康一!」

 億泰と康一がハイタッチした。

「徐倫ちゃん、今治すっすよ。」

「ありがとう。」

 仗助が徐倫の傷を癒した。

「お…のれ! この程度のこと!」

「あっ、浮いたぞ!?」

「引力を逆転させて重たさから逃れたんだわ!」

「いんりょく~。それがこの異常事態の元凶ってわけか?」

「俺らは、ブルー・ブルー・ローズのおかげで水平でも立ってられるけどな。」

「あたし達もそうしてよ、ブルー・ブルー・ローズ。」

「……なぜだ…。」

 フワッと浮いていたプッチが着地する。

「私とDIOの砦に、たかだか藁にも満たないような赤い根っこごときが……。」

「お前の野望もここまでさ。プッチ神父。」

「やれやれだぜ。」

 花京院と承太郎が現れた。

「父さん!」

「おお、お義父さん!」

「?」

「アナスイ…。」

 エルメェスがチョップを入れた。

「で? コイツをどうするんだい? 新月まで、まだ時間があるけど。」

「ふ…ふふふ…。」

「プッチ…?」

「運命は、やはり…、この私に試練を与え味方してくれているようだ。私に力を貸してくれたのは、ジョースターの血筋だった!」

「なんだ? プッチがまた浮いて…? アイツ背中に!」

「重力は今…、私を中心に働いている。驚いた…、例えば、私に何かが突き刺さり、曲がれば私ごと宙に持ち上げる! 理解したぞ、DIO! 新月は待たなくていい! 完成した能力は、もう手に入った!! これだ! 36時間後の新月は…、私に必要なのが新月の時の重力の影響というのなら! このまま空中に浮いて同じ重力の条件を体で感じて探せば良い!! 新月と同じ、重力の影響の位置を!!」

「ミナミ! ブルー・ブルー・ローズを!!」

「スタープラチナ!!」

「エメラルド・スプラッシュ!!」

「エアロスミス!!」

 遠距離型が揃って浮いているプッチを狙う。避けられぬようスタープラチナが時を止め、確実に当たるよう修正しつつ、折れたパイプを掴んで投げた。

 そして時が動き出す直後、プッチの目が止まった時の中で動いた。

「!」

 承太郎だけがそれに気づいた。

 そして動き出した時の中、プッチはC-MOONにエメラルド・スプラッシュと、エアロスミスの弾丸を弾かせ、何発か命中しながら首を逸らして折れたパイプをギリギリ避けた。

「ミナミ! どうしたの! 早くブルー・ブルー・ローズを! ……ミナミ?」

「あ、愛陽が…、ブルー・ブルー・ローズが…。」

 ミナミは、地面に這うようにへばっているブルー・ブルー・ローズがブクブクに膨らんだ白い部位を集めるように動いているのに愕然としていた。

 その直後、ビジターセンターに展示されているシャトルが飛んできた。いや正確にはついに水平になった地面の重力に耐えきれず転がってきたが正解であるが。

 それに飛び乗るプッチ。

 するとプッチの体が輝きだした。

 

「承太郎さーん!!」

 

「ボインゴか!」

「コレを!」

 打ち上げられた銛に掴まって飛んできたボインゴがトト神の漫画を承太郎に投げた。

 

「おおおおおおおおおお! 天にまします、主よ! 私を導いてください…。私が間違った道を歩まぬように見守っていてください……。あなたの御心に我が身を捧げます!!」

 

「これは…。」

 承太郎はプッチが発する凄まじい光の中、トト神の予言を見た。

 

「位置が来る! 今、承太郎が折れたパイプを撃ち込んで来た、あの位置から感じた! 私を押し上げてくれたのは、ジョースターの血筋だった!!」

 

「ジョルノ!! 矢を!!」

「ええ、レクイエムですね。」

「違う! ミナミに渡すんだ!」

「えっ?」

「こ、この光は…。ヤバい、何かがヤバい!!」

 

「天国の時は、ついに、来た……。」

 

 C-MOONが、まるでケンタウロスのような奇妙なスタンドへと姿を変える。

 

「メイド・イン・ヘヴン…。そう名付けよう。ようこそ。」

 

 プッチは、輝きの中に姿を消しながら笑った。

 

 

 

 




ボインゴがトト神に浮き上がった予言とは…?
そして、ブルー・ブルー・ローズにも異変が。

プッチ、フルボッコをもっとやればよかったけど、それはそれで瞬殺になりそうだからできなかった……。
重力のせいで攻撃の制限もあるし。


もうすぐ終わるかも。

ミナミとナランチャの子供の名前候補(活動報告でも募集中)

  • 乗上(ノア)
  • ローゼ
  • 花梨(カリン)
  • マールナ
  • ノワ
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