「シャル、好きだ」
「へっ?い、一夏??」
シャルロットは思った。
「何この状況?」と。
辺りを見渡すと一面の花畑。
しかも、地平線の彼方までずっと花畑。
空は雲ひとつ無い快晴で澄みきっている。
あとどういう訳か花びらが辺りをヒラヒラと舞っている。
そんな幻想的?な場所にシャルロットと一夏はふたりだけで立っていた。
(え、えっ?何で僕こんなところにいるの?それに何この状況?今一夏が僕に向かって好きだって?)
来た憶えのない場所で突然一夏に告白される。
驚きと困惑がシャルロットを支配していた。
が、徐々に「好きだ」と言われたことが効いてきた。
(ええっ!?な、な、何で!?何で突然こんな事に!?)
ずっと好きだった一夏からの不意な告白。
そしてこのロケーション。
(ま、まるで夢でも見てるような・・・・、夢?)
そう思い至った瞬間にシャルロットは理解した。
(ああ。これは夢なんだ。だからこんな所にいるんだ)
今一度記そう。
辺りを見渡すと一面の花畑。
しかも、地平線の彼方までずっと花畑。
空は雲ひとつ無い快晴で澄みきっている。
あとどういう訳か花びらが辺りをヒラヒラと舞っている。
そんな幻想的?な場所にシャルロットと一夏はふたりだけで立っていた。
(夢かぁ・・・。ちょっと残念だけど、夢とはいえせっかく一夏から告白されたんだし堪能させてもらってもいいよね?)
夢であることを残念に思いながらもシャルロットはその夢を享受することにした。
「シャル」
一夏が側まで寄ってきた。
互いの距離は1m足らず。
そんな至近距離で一夏はただシャルロットだけを見つめていた。
「一夏・・・」
「シャル、好きだ」
(ニッコリ)←一夏のイケメンフラッシュ!
(ズッキューン!)←シャルロットのハートに直撃した音
効果はバツグンだ!!
(ゆ、夢だってわかってるのにこの破壊力!さ、さすが一夏だなぁ!!)
シャルロットのハートを撃ち抜く一夏のイケメンフラッシュに夢だとわかっていてもシャルロットはもうメロメロだった。
「シャル」
名前を囁かれてからいきなり抱きしめられた。
「きゃっ、い、一夏・・・」
普段の一夏ではありえないほど積極的な行動にシャルロットはメロメロになってしまっていた。
「シャル、好きだ」
(ズッキューン!)←シャルロットのハートに直撃した音
三度(みたび)耳元で甘く囁くように「好きだ」と言われる。
「ふにゃ、にゃぁ・・・」
力が抜けそうになるシャルロット。
しかし、一夏に抱きしめられているので体勢が崩れることはない。
むしろ、一夏の胸に顔を埋めるような状態だ。
(や、ヤバイかも。幸せ過ぎる・・・)
もう夢なら醒めないで欲しいとさえシャルロットは願い始めた。
そんな幸せに浸っていたシャルロットだったが
(むにゅっ)
(へっ?むにゅって?)
シャルロットの意識が突如覚醒する。
その音の在り処はシャルロットのお尻の辺りから。
「ふぇ・・・・・?ふえぇえぇぇぇ!!?」
なんと一夏がシャルロットのお尻を触っていた。
「ちょ、ちょっと一夏!?いくら夢だからってそんな・・・・」
「シャル、好きだ」
相変わらずその言葉でシャルロットを黙らせる一夏。
そして一夏は体勢を変えて顔をシャルロットの胸に持っていく。
「きゃっ!ちょっと、一夏!?んあっ!!」
胸に一夏の顔が埋もれて擽ったくなったシャルロットは身動ぎする。
その間も一夏は手を自由自在に動かしてシャルロットの身体を撫で回す。
「わー!え、ええっ!?ちょっと待って!?もしかしてこれ夢じゃなくて・・・、きゃんっ!!」
そのままシャルロットは一夏に押し倒された。
強引かつ優しく花畑の上に。
(い、一夏!ダメだよ!!これ以上やるとこの小説がノクターン行きになっちゃうよぉ!!)
作品の心配ありがとうシャルロットさん。
しかし、今君はそんな心配をしている場合ではない。
「シャル、お前を俺だけのものにしたい」
シャルロットに覆い被さるように身体を重ねて、一夏は真剣な男の顔でシャルロットを見つめる。
(ドッカーーーン!!)←シャルロットのハートがもうオーバーヒートした音
「い、いちかぁ・・・」
もう理性は消えた。
このまま一夏に身を委ねてしまおうとシャルロットは決意した。
「シャル、お前の全てを俺だけのものに――――」
一夏の顔がシャルロットの顔に近づく。
シャルロットは目を閉じる。
やがてやってくるであろう一夏の唇を迎えるように唇を少しだけ突き出す。
そして、ふたりの影が完全に重なって・・・。
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アイキャッチしりとり
シャル「一夏のエッチ・・・」
TAKUMAKI?「ちなみにアイキャッチしりとりでその台詞2回目ですよ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「・・・・・・・・・?」
シャルロットは内心首を傾げた。
いつまで待っても一夏の唇がやって来ないのだ。
最初は「これが焦らしというやつなのかな?」と思って目を閉じたまま待っていたが、さすがに20秒以上待っても来ないので不審に思う。
「一夏?」
名前を呼んでみるが返事がない。
シャルロットは恐る恐る目を開けようとする。と、
(ぱんっ)
風船が破裂するような音が耳に響いた。
それと同時にシャルロットの視界はゆっくりとホワイトアウトした。
「―――――――――っ!!!・・・・・、あ、れ?」
視界には見慣れた天井があった。
シャルロット呆然とその天井を見つめている。
やがて意識がハッキリしてくるとシャルロットが呟いた。
「・・・・・・・・・・・・・、ゆ、夢?」
はい、夢です。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、嘘でしょ?」
嘘ではありません。残念でした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
長い沈黙の後、声にならない叫びを上げた。
「なんてゆめみちゃったんだぼくはぁ・・・・・・」
このときのシャルロットは閉鎖空間から帰ってきたキョ○のように頭を抱えて足をバタバタさせた。
「ひどい・・・・、これはひどいオチだよぉ・・・・・」
だって思いついて書きたくなっちゃったんだもん。
それにしてもシャルロットさん、あなたってやっぱり意外と―――――――
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
AM5:30
シャルロットの悲鳴が寮に木霊した。