船…否、艦の勇者の実験艦   作:三笠改二

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作者「この話以降は、しばらく修正と、別作品の作成に使わせてください」

時雨「プロットすっっごい修正しないとね、過程が変わりすぎ」


第11話 「色々試してみても良いかしら?」

ラフタリアさんの話しを聞いた私は、一旦人の居ない倉庫の端に行き、

【船の眷属器】に事情を説明した。

どうやら、リンク?というモノをしているものの、まだ接続が完全ではないため私を介して外の映像だけが見えている状況らしい。

イメージ的には、一昔前の無声映画みたいな音がない状態。

 

「という訳で」

[私の出番という訳なんですね]

「そういうこと、何か手は無い?」

[私の能力上、一度行ったことがあればスキル〈航海〉でいつでも行けるのですが……]

「その様子だと……」

[はい、あちらの世界には私は行っていませ……あっ]

 

【船の眷属器】が、何かを思い出したらしい。

 

[私の元所持者が、先程の鎌の略奪者に襲われた際、向こうの世界に行ったらしいです]

「えっ!?じゃあ、その人を辿れば……!」

[リンクが、以前程強くないので……それは厳しいです]

「そ、そうなのね……」

 

手詰まりかぁ……けど、目の前で困っているなら助けるって決めてたのに、私はなんて無力なんだろう。

 

[そちらの世界の四聖【羅針盤】があれば話しは別なんですが……]

「そうなのねぇ、私の居た世界の四聖【羅針盤】………ん?」

[ログを見ましたが、凄まじい能力ですね。対象が望む場所に導くなんて、いくらそれ以外の能力が無くても、他の聖武器に劣らぬ化け物級ですよ]

 

待っ、ちょい待ちやキミィ(何故か龍驤風)。

 

「えっ?じゃあ、【羅針盤】ってあの【狩猟具】や【扇】【鎌】とかと同じトンデモ武器の一つだったの!?」

[逆にそうでなければ、【羅針盤】はなんなんです?深海棲艦とやらに海域を奪われてレーダーや海図もアテにならない世界で、正確に導くソレを他になんと表現するんです?]

「…………聖武器だね」

 

あれ?【羅針盤】が聖武器ってことは、他にも身近に色々あるんじゃない?

 

[それにしても驚きました。まさか、四聖自らの意思で己を壊して力を、今は無き艦艇たちに己の力の残滓を与えるなんて無茶をしてるとは]

 

……ごめん、ちょっと待ってね…………

ん、じゃああれ、青葉の推察って当たってたの!?

〈青葉の推察〉

どうも、皆さんおなじみの青葉です!

今日は、私たち艦娘についての考察を真面目に挙げていますっ!

そもそも、艦娘は深海棲艦出現からしばらく経ってから現れるました。

今でこそ、倒した深海棲艦からドロップする等のことがありますが、昔はそんなことは無く、文字通り『突然現れた』のです!

その辺から、私は以下の考察をしました。

〈艦娘のオリジナルが居た説〉

どうやら過去の記述を遡ると、ある1箇所のみ、被害がほとんどないエリアがありました。

最初は、深海棲艦が少なかっただけだろうと、誰も真剣には考えませんでした。

しかし!現地の人に聞いてみると、どうやら『可憐な少女が、様々な武器を持って深海棲艦を倒していた』というのです!

どうやら、その少女は、艦娘が現れる少し前に消息を絶っており、その少女こそが艦娘の原型であると私は考えます!

「青葉の言っていた通りだったのね………」

[どうやら、波をほぼ毎回起こされる危機的状況で、四聖では世界でほぼ同時多発的に起こる波に対処する為に……。今だってあなたの世界に帰りたがってますしね、そちらの世界の座標まで分かりますよ]

「そうなのね、やっぱり帰りたがっ……あれ?」

 

ちょっと話しを整理しましょう。

ラフタリアさんの世界に行かないと行けない。

けど、行ったことのない世界には行けない。

【羅針盤】があればどうにか行けそう。

私の艤装の四聖(?)の一部が私の居た世界の座標を教えてくれている。

 

 

「……………あれ?行けるわよね?私の世界で【羅針盤】を回収して、盾の勇者がいる世界に行けば……」

 

どうやら、やっと活路が開けた。

それに、またあの人に会うことが出来る!

 

 

 

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