「そんな…梨子ちゃんが…」
曜は信じられなかった。今まで幾度となく自分たちを守ってくれたウルトラマンが、自分の友達をとらえていたロボットを友達諸共吹き飛ばしたことが。
「青いウルトラマンはやっぱり、人間を守ってるわけじゃない…」
かつて淡島でアグルとアルギュロスの戦いに巻き込まれ、ボクラグをガイア諸共に攻撃したアグルの姿をみていたので、その発想へたどり着けた。
「うぅ…そんな…そんなぁ…」
泣き崩れるルビィ、無理もない。幼いころから知っていた鞠莉が怪我で記憶を失い、今度は梨子が。そう思うと彼女の心の痛みは計り知れない。
「いや違う…みんな見て!」
ただ一人、その光景を最後まで見届けていた善子がそう声を張る。それによってみんな涙で濡れた目で前を向くとそこには…。
爆煙の中から赤い光が立ち上ると、その中からガイアが現れ、その両手で何かを大事そうに抱えていた。
「ガイア…?」
なぜギャラクトロンが爆散した場所にガイアが?そう思った面々だったが、ガイアはAqoursのメンバーへと歩み寄ると、そっと手を下ろし、その中に抱えていたものを皆の前にそっと降ろす。
「梨子ちゃん!?」
ガイアが抱えていたのは梨子だった、ガイアはアグルが技を放つ直前に赤い球体となって装甲の隙間からギャラクトロンの体内に入り込み、梨子を守っていたのだった。
その甲斐あってか、梨子は軽度な擦り傷程度で大した怪我は負っていない様子だった。
「ん…あれ?私…」
「よかった…よかったよぉぉお…!」
「ちょっと、千歌ちゃん!?」
泣きながら梨子に抱き着く千歌に、少し困惑気味だったがガイアが梨子の無事を確認するとその場から飛び去ろうとしたところに声をかける。
「まって!」
再び梨子たちのほうをガイアが見下ろすと、梨子は「ありがとう、助けてくれて」そう声をかけた。
他のメンバーも口々に感謝の言葉を述べるが、ガイアはただ一度だけ頷くと今度こそ飛び去っていった。
アグルもまた、敵を倒したことによってそのまま青い光に包まれて消えてしまった。
「どうして姉さ…人が捕らわれていたのに、そのまま撃破しようとしたんですか?」
遥は博樹にそう問い詰めた。
「いっただろ、人間まで守る意味はないと」
そう冷たく言い返す博樹に、遥は本気で怒りが込み上げてきた。
「あなたにはいないんですか?守りたい人や、大切な家族が!」
思わず、かなり強めの口調でそう言い返す遥だったが、その発言が博樹の逆鱗に触れてしまった。
「オレにそんなものは無い!そうやって無駄なものに惑わされて、せっかくの力を有効活用できないお前には解るはずがない。第一、お前は自分の都合で倒すものと救うものを線引きしている。そんな奴には地球は救えない!」
「なんだと…?」
「そうだろ?お前は甘すぎるんだ、そんなことじゃ地球は守れない」
二人の意見は平行線だったが、今回の一件で遥も博樹に対してかなり強く敵対心を持ってしまったので、依然と比較してもかなり強く言い返してしまう。
「それにもう時間がない、お前の甘さにはうんざりだよ遥」
そういうと博樹は踵を返すと、そのまま歩み去ってしまった。
「やっぱり僕たちは…分かり合えないんですね…」
遥はその背中を眺めながらそう呟くのだった。
「ホントに大丈夫なの?」
「もう、異常なしだったって言ってるじゃない」
翌日、学校へ向かうとき。途中のバスの中で、千歌と曜にそう聞かれた梨子はそう答えるのだった。
昨日はあの後病院で一応精密検査を、と。みんなに勧められて受けたわけなのだが、結果は異状なしだった。それでもなおみんな心配で気が気でなかったのだ。
「遥からも言ってよ、もうみんな心配しすぎるから逆に疲れちゃった」
などと冗談交じりで話す梨子に、遥は「まぁ仕方ないよ、一歩間違ったら大怪我じゃすまなかっただろうしさ」と答えるのだった。
「でもホント奇跡だよ!ホントに無傷だったなんて」
そう言ったのは千歌だった。医師の診断の結果も怪我は恐らくアグルが殴った衝撃で何か金属でこすった怪我だろうという話だったし、所々絆創膏が見えるが後は残らないそうだ。
「本当よね、でも…」
「でも?」
何と言えばいいのか、そんな雰囲気で言葉を詰まらせる梨子に、曜がそう聞くと。
「何て言えばいいのかな?ガイアの光っていうの?なんかとても暖かくて…懐かしい感じがしたの…」
「懐かしい?」
そう言った梨子に遥がそう聞き返すと、梨子は困ったように笑い「なんでか解らないけどね」そう付け足すのだった。
「どうして戻ってきたの?」
「か…ん…相変わらずが…」
「もうやめてあなたの顔、もう見たくないの」
誰かがそう聞いてくる、私は彼女を知っている?でもなんて呼んだか解らない。でも、彼女はそう言って踵を返すと立ち去ってしまった。
「待って!」
そう言いたかったが、その言葉は出ずに夢は終わる。
「夢…」
病室で目が覚める鞠莉だったがやはり引っかかっていた。
(またこんな夢…やっぱり、少しづつ思い出してるのかな?)
最近何度も夢に見る、きっと過去の自分の記憶。でもそれはいつも突き放すような別れ方で終わってしまう、最近やっとよく出てくるワードが『スクールアイドル』だと聞き取れるようになったが、やはり何の事なのか思い出せず、考え込んでしまうことが多々あるのだ。
「小原さん、入りますね」
ふとそんな声が聞こえ、看護師が入ってくる。
「小原さん、もうけがの方は大丈夫だって先生も言ってましたし、今週中に退院できますよ」
「本当ですか?」
ぱぁ、と表情が明るくなる鞠莉に看護師はさらに続ける。
「そういえばお見舞いの品が届いてますよ、病室には来ないで帰ってしまったんだけど…」
そう言って看護師が差し出したのは花束だった。
「綺麗、いったい誰からですか?」
「男の人だったわよ、多分高校生くらいだと思うんだけど…もしかして彼氏?」
思い当たる人間はいるが、そう言って茶化してくる。
「いたって覚えてないですよ~」
そう笑って言い返すが、もしかしてなんて思ってしまう自分がいる。
「それじゃあ他の仕事もあるから行くわね、また何かあったらすぐ呼んで?」
そう言って看護師は病室から出て行った。
暫く花束を見つめていた鞠莉だったが、ふと中に何か入っていることに気が付く。
「これは…?」
中には手紙が入っていた。
『すまなかった』
ただそれだけ書かれていたのだが、鞠莉はそれを見て差出人を確信したのだった。
(あなたは何を考えているの…?)
そう考えても、答えは出なかった。
「ヒロ…鞠莉のお見舞いに行っていたの?」
たまたま街中で博樹の姿を見かけた果南がそう声をかけるが、博樹は答えようとしない。
「ねぇ?ヒロは何がしたいの?この前は人間に存在価値はない…なんて言ってたけど」
「ウルトラマンは根源的破滅から地球を救済する者だ」
質問に対して答えになっていない回答をする博樹に、果南はため息交じりにそれならばと問いかける。
「じゃあなんでウルトラマン同士が戦ったりするのさ?そのせいで鞠莉だって…」
「やるべき事が解っているかどうかの差だ。」
「やるべき事?」
「地球を救う事と人類を救うことは、イコールじゃないんだよ。そして俺は地球を救う事だけ考えている」
「何が言いたいのさ?それじゃあ自分が青いウルトラマンだって言ってるように聞こえるよ?」
地球を救う事=人類を救う、ではないと言い切って、ウルトラマンを話題に出す博樹の言い分はそういう風に果南には聞こえた。
「でも、そんな訳ないよね?だってそしたら、私は助けて貰ったけど。梨子ちゃんごとロボットを吹き飛ばそうとしたって話だし…」
千歌から聞いた、この前の騒ぎでロボットに捕まった梨子をアグルは梨子ごと倒そうとした事を。そしてウルトラマン同士が争っていたせいで、鞠莉は怪我をしたことも。
「お前の言う通りかもしれないな」
「え?」
「俺は、自分がウルトラマンだと誰かに知ってほしかったのかもしれない」
「やめてよ…なんでそんなこと言うの?それがホントなら…私、ヒロの事許せない。鞠莉を傷つけたこと…」
そう言って果南は博樹を睨み付けるが、当の博樹は不敵な笑みを浮かべ。
「ずいぶん優しいじゃないか。前は顔も見たくないって言って突き放したって聞いたぞ」
「ヒロには解んないよ…私の気持ちなんて…」
そう言って果南は顔を伏せてしまう。
「そうか、ならお前も俺の気持ちは解らない。それでいいじゃないか。それじゃあな」
そう言って立ち去ってしまった博樹に、果南は何も言えず、立ち尽くすしかなかった。
その後、アメリカのとある山中にアグルが現れたのだった。
現地はその時間は夜だったのだが、キャンプを楽しんでいた若者たちがアグルを見つけ、「ウルトラマンだ!」「どうしてここに?」と口々に騒ぐが、アグルはそんな人々に見向きもせず。
「ハァァアアア…ゼヤァッ!!」
突然拳を掲げ、エネルギーを拳に集中させたかと思うと、地面を殴ってそのエネルギーを地底に送り込むのだった。
それから数日間、世界各地で同様の行動を起こすアグルの目撃情報が相次いだ。
その結果『青いウルトラマンの目的とは?』などと言った見出しでニュースやらメディアが騒ぎ立てることになってしまったのだった。
そのような話題で持ちきりになってさらに数日後、驚くべき事実が明らかになるのだった。
『青い巨人が現れた個所、地底怪獣が生息すると思われる地域と合致』
「何だって…?」
丁度週末で学校もなく、朝家でニュースを見ながら朝食を摂っていた遥は、そのニュースを見て絶句した。そしてアグルの狙いも少しづつ想像がついていくのだった。
そしてその日は丁度鞠莉の退院する日となっていた。
「退院おめでとうございますわ」
「やっと退院だね、鞠莉」
退院するにあたって着替えだったりを持ち出すのに、鞠莉の両親は仕事でどうしても日本に帰ってこれなかったので、それならばとダイヤと果南が手伝いという名目で退院祝いに来ていた、そして少し街中を歩いて回ってから、家へ戻る予定で、少し街を散策しているところだった。
「二人ともありがとうございます」
「落ち着いたら色々行ってみよ?きっかけになるかもってみんな言ってたし。それに私ももう復学するから学校も同じくらいのタイミングになるのかな?」
「そうですわね、それに家や学校でも何か手掛かりになるかもしれませんし」
そう言う果南とダイヤに対して「楽しみ」そう答える鞠莉だったが、ある人物を見かけてそちらへとかけていく。
「こんにちは、博樹さん」
鞠莉にそう声をかけられ、振り向いた博樹だったが、顔色はとても悪いものだった。
「大丈夫ですか?顔色が…」
そう続けるが、博樹は「鞠莉…」と言いかけたところで気を失って倒れてしまった。
「まさか病院に戻ってきちゃうなんてね」
「仕方ないですわ、目の前で倒れられたんですもの」
せっかく病院から出られるようになったのにその日のうちに戻ってくることになるなんて…。そんな会話をする二人に鞠莉は意を決したように問いかける。
「二人に聞きたいことがあります…私たちが、『スクールアイドル』をやっていた時期の事です」
そう切り出した鞠莉に果南は少しムッとしたような表情を見せると。
「この前話したことが全部、もうないっていつも言ってるじゃん」
そう言い返すのだった。だがしかし鞠莉も
「嘘です、だってその時の事…ぼんやりとで内容まではしっかり解らないけど夢に見る…とても、とてもつらい気持ちになるの…だから本当の事を知って、乗り越えたいの!」
涙を浮かべながらそう言い返す鞠莉だったが、ダイヤに「ここで言いあうのはおやめなさい、病院ですわ」そう言われてしまって引き下がるしかないのだった。
「ごめんなさい、ちょっと外します」
そう言って鞠莉は談話室のほうへ行ってしまった。
「もう今の鞠莉さんに全部話した方がいいかもしれませんわね…」
「わかってる、でも…」
ダイヤの言葉に同意するもまだ何か思うところがある様子だった。
その頃、この前アグルが現れたアメリカの山中では、以前ギャラクトロンによって倒された怪獣、ゾンネルの別の個体と思われる怪獣が現れていた。
そしてあっという間に戦車部隊を殲滅させてしまったのだった。突然ニュースもこの事に切り替わってしまい、騒然とする病院の談話室だったが、とある車いすの少年はこう言ったのだった。
「きっとウルトラマンが来てくれるから大丈夫だよ!」
と…。
それと時を同じくして、遥は家を飛び出すとガイアへ変身し、アメリカへと飛ぶのだった。
「また怪獣が…」
「最近どんどん増えていっていますわよね…この春から世界中で…」
病室でまだ目の覚めない博樹を心配しつつ、スマホで怪獣のニュースの速報の記事を見ていた果南とダイヤだったが、突然博樹は目を覚ますのだった。
「お前はまたそうやって、地球の意思に逆らおうとする!」
そう叫びながら起き上がると繋がっていた点滴を勢いよく引き抜いて叩き付ける。
「ちょっとヒロ!?何やってんのさ?」
「そうですわ、まだ安静にしないと…」
そう言って止めようとする二人を振り払い。
「地球を破滅へと導くのは、人間の愚かさだ!それを解っていて邪魔するやつを、俺は倒さなければならない!」
そう言って病室から出ていこうとする博樹だったが、まだ本調子ではなくふらついていたので、その隙に果南は病室の出入り口へと先回りして出られないようにする。
「ならなんであの時私を二回も助けてくれたの?もうやめよう?こんなの、ヒロが辛いだけだよ…」
そう言って両腕を広げる果南だったが、博樹はそれを押しのけて外へと向かう。
「俺が救うのは、この地球だけだ!!」
そう言い切ったタイミングで、突如地響きが起こり、地底から怪獣…ギールが出現した。
突然のことに騒ぎになる病院、そこにいる人々はみな、慌てて非難するべく外を目指す。
車いすの人、杖をついた人、看護師に肩を持ってもらって歩く人、逆に走って行くお見舞いで訪れたであろう人…。
「ちょっと待ってよ」
そう言って博樹に追いつこうとする果南だったが、廊下に人が溢れていたため思うように距離は縮まらない。
「鞠莉さんは!?」
ダイヤは病室から出た鞠莉の姿が見えないことに気が付くがやはり思うように身動きが取れないでいたし、何より杖をついていた老人が目の前で転んでしまい「大丈夫ですか?」そう言って駆け寄り介抱していた。
そんな中博樹は前を通りがかった病室から聞こえた声に足を止め、そちらを見る。
「ウルトラマン、早く来て!ウルトラマン!!」
そこにいたのは、地響きのせいで車いすが転倒してしまったのか、倒れた自身の体勢と車いすを起こそうとしている少年の姿があった。そして床についている方の手に握られていたのは一枚の画用紙だった。
ただその少年と、その絵に視線を落とす博樹だったが、そこに描かれていたのは、手を繋ぐガイアとアグルの姿だった。
「大丈夫?」
後ろからそんな声とともに入ってきたのは果南と鞠莉だった。鞠莉がどこにいたかは知らないが、なんでも、外に出たはいいが少年の姿が見えなかったので心配で戻ってきたらしいことが、果南と鞠莉の会話から察することができる。
倒れていた少年を見つめるだけで何もしない博樹を果南は睨み付けると。
「地球だけ救いたいんでしょ?早く行きなよ」
「果南さん、そんな言い方…」
言いすぎだと思った鞠莉はそう口を出すが、博樹はそのままどこかへと去ってしまった。
そして病院の屋上に上がった博樹は、こちらへまっすぐ走ってくる怪獣を見据えると。アグレイターを握りしめそちらへ視線を落した。
「無駄だと解っていて…それでも護るのか?人間を…それが、ウルトラマンだというのかッ!!」
アグレイターはその問いに答えるかのように、弱々しいがそれでもはっきりと青い光を博樹に見せる。その光を見て決心がついたのか、アグレイターを右腕に嵌めると、その翼が開き海の力を開放する。
「あっ、お姉ちゃん見てウルトラマンだ」
二人がかりで少年と車いすを起こした果南と鞠莉だったが、少年がそう言って指をさした方向を見る。
「あれは…」
「ヒロ…?」
二人の目に映ったのは、ギールを受け止めるアグルの姿だった。
ただ、世界中を飛び回った疲労のせいかアグルのライフゲージは初めから音を立てて点滅しているのだった。
それでも4本足で突撃するギールの上半身を抱え上げると、回し蹴りで吹き飛ばしたのだった。
「もしかして、エネルギーが少ないの?」
そう呟いた鞠莉の視線の先でアグルは膝をついてしまう。それでも少年は「頑張れ」と必死に応援していた。
アグルは長期戦になれば、ただでさえ疲弊している今の状態では確実に負けると判断し、ギールが起き上がり、マグマ弾を放つべく腹部の甲殻を開いた瞬間に、フォトンクラッシャーの発射態勢に入る。
そしてギールから放たれたマグマ弾を押し返し、そのまま開いたままの腹部を貫く。
そのエネルギーに耐えられなかったギールの身体は粉微塵に吹き飛ぶのであった…。
「やった、ウルトラマンが勝った!」
そう言って大はしゃぎする少年の後ろで、鞠莉はゆっくりとこちらを向くアグルと目が合う。
「…ッ!」
突然電流が走ったような感覚に陥ると、今度は頭痛が襲ってくる。それに耐えきれず蹲ると頭を抱えて身体を震わせていた。その様子に気が付いた果南が「ちょっ、どうしたの?大丈夫?」そう言って鞠莉の心配をする。
ともかく一度離れたほうがいいのかもしれない。そう思いっていると少年を探しに看護婦がやってきたので状況を説明し、少年を預けたのだが鞠莉はどうするのがいいのか頭を悩ませていた。
「大丈夫、ウルトラマンは何もしてこないよ」
以前ガイアに対してかなり恐怖心を抱いていたという話を聞いていたので、もしかしたらと思ってそう声をかけてみたが意味はない。
冷や汗を流しながら、荒い呼吸でようやく顔を上げた鞠莉は、アグルを見つめてこうつぶやくのだった。
「…ヒロ?」
その様子を見たアグルはそのまま青い光となって消えてしまったが、鞠莉は今青い巨人の事をヒロと呼んだ。やっぱりヒロが正体だったのか。そう思った果南だが、もっと重要なことに気が付いた。
今の鞠莉は博樹の事を覚えていなかったはず、一度病室は訪れたそうだったが彼は名乗らなかったと聞いているし、自分たちにもさん付けな今の彼女が博樹をあだ名で呼ぶなんてありえない。
「鞠莉…もしかして記憶が…?」
「か…なん?私…思い出した、何もかも…」
果南の問いに、そう答えたのだった。
はい、というわけで梨子ちゃん無傷です。あのシーンはコスモスの最終回イメージしながら書きました。コスモスも好きなので結構オマージュというかそういうのが今後入るかも?
そして鞠莉ちゃん一応復活?です。そろそろガイアサイドが一つの終末へと向かっております。それではまた次回で