ラブライブ!サンシャイン!!〜大地と海の巨人〜   作:カズオ

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第5話になります
始めようと思ってから二週間でこんなに書くことになるとは思いませんでした。
前書き書くこともなくなってきました。
それではどうぞ


第5話 ファーストライブ/もう一人の巨人

昨日ルビィに聞かれるまで、誰一人覚えていなかった、グループ名を決めるべく放課後練習中に砂浜でストレッチをしつつその相談を始める。

 

「まさか…決まってなかったんですね…」

 

そう言ったのは遥だった、てっきり決まっているであろうと思っていたので一切気にしていなかったのだ。

 

「まさか誰も覚えてなかったなんて…」

 

「そういう梨子ちゃんだって忘れてたじゃん!」

 

「早く決めなきゃだね」

 

梨子、千歌、曜がぞれに続く、しかしこれは重大な問題だ。グループ名がなければ周りに覚えてもらうのは厳しいだろう。それに覚えやすさやインパクトも必要になるだろう、そう思い頭を悩ませていた。

 

「学校の名前が入ったほうがいいよね?浦の星スクールガールズはどうかな?」

 

そう千歌が提案するが、梨子が「まんまじゃない」と指摘する。

 

「じゃあ梨子ちゃんが決めてよ~東京の最先端の言葉とか」

 

そう千歌が返すと、暫く考えたのちに梨子が提案したのは、

 

「じゃあ…3人とも海で出会ったから、スリーマーメイドっていうのは?」

 

そう提案すると二人は「いーちに、さんしー」とストレッチを続行しだした。

 

「待って、今のなし!!」

 

顔を赤らめてそう訂正すると、今度は曜が。

 

「制服少女隊は?」

 

すると千歌と梨子は口をそろえて

 

「ないね(わ)」

 

というのだった、曜は「えぇ~?」と不満そうだったが…

 

「そうだ、遥君も名には案聞かせてよ」

 

「僕ですか?そうだな…」

 

来るであろうと思ってはいたがいぁ振られるととっさには出てこないものですこし考えた後、

 

「そうですね…ブルーマーメイドとかどうでしょう?」

 

「おぉ…さすが兄妹…」

 

姉と似たような提案をしてしまった結果引かれてしまった…

 

その後いろんな案を出し合っていくがなかなか決まらない、そして「言い出しっぺが決めるべき」と梨子に提案され頭を抱えた千歌が、ふと砂浜に案として出した記憶のない文字を見つける。

 

 

 

 

 

 

『Aqours』

 

 

「えーきゅー…あわーず?」

 

そういって首をかしげる千歌に曜が答え

 

「アクアじゃない?」

 

「水ってこと?」

 

そう梨子が返す、確かにアクアのスペルはそうではない、おそらく造語だろう。「んー水かぁ」といった千歌が。

 

「いいんじゃない?グループ名に」

 

「これが?誰が書いたのかわからないのに?」

 

「グループ名を考えてるときにこの言葉に出会ったってことが大事なんだよ!」

 

「そうかもね」

 

否定的だった梨子に対してそう返す千歌に、曜がそう反応する。

 

「まぁこのままじゃ決まらないしね」

 

「僕もいいと思いますよ」

 

梨子と遥がそう答える、これで決定だ。

 

「それじゃあ今から、私たちは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「浦の星学院スクールアイドル、Aqoursです!!」」」

 

3人が声を揃えてそう言った、今日は町内放送でライブの告知をする日だった。

 

 

「今度の土曜日の14時から、学校の体育館でライブをやります。ぜひ来てください!」

 

そうやって順調に告知は序盤は進んでいたのだが、途中からぐだついてしまったらしい。

 

らしいというのは、そのタイミングで理事長に呼び出されていたので聞いていなかったからだ。

 

 

 

 

 

「どうしたんですか?僕一人を呼び出して」

 

「来てもらってありがとう、でもソーリー話っていうのはスクールアイドルとは関係ないの」

 

「だったら…」

 

「君にちょっと聞きたいことがあるの」

 

「僕に…ですか?」

 

そういたずらっぽい笑みで言ってくる彼女に対して、遥は困惑気味に返す。この前呼び出されたときに思ったが、遥は彼女が苦手だ掴み所がなく話していて疲れる。

 

「イエース、君は確か。科学者の卵みたいなものでそういう人たちと繋がってるんでしょ?だから怪獣とかについてもし調べてる人がいて、何かわかったら教えてくれないかなって」

 

「まぁ、いるにはいますけど…どうしてそんなことを?」

 

そういうと彼女は一転真剣な表情になり。

 

「それは、最近怪獣が出るようになって少し物騒でしょ?だから学校を守るために少しでも力になれるように頑張りたいの。何かわかれば、対策だって考えられるかもしれないし…」

 

そう答えた、きっと彼女はまだ学生でありながら理事長でもあり、その責務を全うしたい。学校が本当に大切なんだ。そう思った遥は。

 

「わかりました、そういうことなら断る理由はありません、出来る限りのことはやらせてください」

 

「本当に?ありがとう!!」

 

そう答えると、彼女は嬉しそうは顔になりなんと遥に抱き着いた。

 

「うわっ…」

 

完全に虚を突かれた遥は顔を真っ赤にし、フリーズしてしまう。反応のなくなった遥に気が付いた鞠莉は遥から離れると。

 

「どうしたの?」と首をかしげるが遥は「だ、大丈夫です…」と返すしかなかった。

 

「それじゃ、よろしく頼んだわね」

 

そういわれ、「わかりました」と返した遥は理事長室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして迎えたライブ当日、残念なことに天気はかなり悪いく、槍のような雨が降り注いでいた。

 

遥は裏方として先にスタンバイしていた、きっとほかの三人のほうが緊張しているしここで満員にできなければ諦めなければならないのだから…

 

最初で最後にしないための準備をしてきた。千歌たちのクラスメイトも協力してくれている。だからきっとうまくいく、もうそう信じることしかできないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手、つなごっか」

 

そう千歌が言うと曜と梨子が手を差し出す。三人とも不安だった、でもここでやめたくない。その一心でここまで来た。そしてリーダーである千歌が声をかける。

 

「さあいこう!今この瞬間を、精一杯輝こう!!」

 

 

「Aqours!サンシャイン!!」

 

 

 

 

そして幕が上がる…

 

ライブに来てくれたのは、10人に満たない程度の人だった。それにその大半が制服を着た生徒だった…

 

一瞬化をを曇らせたものの、三人はすぐ表情を変え、来てくれた人たちの為にとライブを開始した。

 

「わたしたちは、スクールアイドル」

 

そう千歌が言うと今度は三人で声を揃えて

 

「「「Aqoursです!」」」

 

 

そう宣言する。

 

「それでは聴いてください。」

 

そういうと三人はポジションにつき、そして曲が始まる。

 

「「「ダイスキだったらダイジョウブ!」」」

 

 

 

 

 

歌もダンスも練習の時と比べて完璧と言える出来だった。少なくとも遥はそう思っていた、これなら今は満員にできなくてもやっていけるそう思っていた刹那――

 

 

 

 

 

『バチン』という音とともに視界が暗転する、恐らくどこかに雷が落ちて停電が起きたのだ。

 

遥はとっさに体育館から外に出た、たしか予備電源があるはず。せっかくここまで来たのだ、せっかく姉も前に進めそうなのだ、こんな終わり方はしてほしくないさせたくないの一心で飛び出した。

 

すこし迷いながら、予備電源がある倉庫へ駆け込んだ時にはそこにはもう人がいて、電機はたった今復旧していた。

 

「ありがとうございます!」

 

相手の顔を見るより言葉が先に出た、だがそこにいたのは意外な人物だった。

 

「勘違いしませんように、私は後者のほうに用事があったのに停電してしまったからこうしてきたのですわ」

 

「生徒会長!?」

 

そう、そこにいたのは生徒会長の黒澤ダイヤだった、彼女は口元のほくろをかきながらそういうと、遥がずぶぬれなことに気が付くと怪訝さ顔をし。

 

「それにしても、傘もささずにこの天気の中飛び出すのは感心いたしませんわ。あなた、そのまま戻るおつもりですの?」

 

「すいません、とっさに飛び出してしまって…」

 

「全く…風邪をひいたらどうするおつもりですの?」

 

そういうと彼女は、やれやれといった様子で

 

「傘に入れて差し上げますから、一緒に校舎へ行きましょう。保健室ならタオルも予備の体操服もありますから」

 

「すいません…ありがとうございます」

 

とてもではないが大丈夫ですと言える雰囲気ではなかったのでそう答えて、彼女に言われた通りにした。

 

校舎まで来ると彼女は「それでは私はようがありますのでこれで、事情はほかの方に説明しておきますから」そういうが早いか彼女は体育館のほうに行ってしまった。とりあえず遥は言われた通りにした後しばらくすると、空は晴れていた。

 

 

 

 

 

 

 

そのあと、姉たちと合流すると、開始時間を間違えてしまったこと、あの後たくさんの人が来てくれて満員になったこと、生徒会長にこの成功は過去のスクールアイドルと地域の方々の好意のおかげであるということ、それでも自分たちは続けていきたいと返したことを知らされた。

 

そして姉にもあの雨の中外に飛び出したことに苦言を呈されてしまった。

 

 

 

 

 

その夜、遥はダニエルと連絡を取っていた、先日理事長である鞠莉に怪獣について何かわかったら教えてほしいと頼まれたことを伝えた。

 

「彼女の家は僕たち『アルケミースターズ』の活動や研究に協力してくれていたグループの一つだからね、そのご息女が理事長になっているのには驚いたけど、そう言われると断れないね、ハルカ経由でいいのかい?」

 

 

「そうだね、とりあえずはそうしてくれないかな?そういう風に頼まれてるから」

 

「わかった、僕としても人々の役に立つために研究を続けているからね、二年前に開発した『クリシス』だって、彼女の家のお蔭でもあるんだ」

 

「それってたしか、光量子コンピューターだよね?」

 

「そう、そしてクリシスは近い未来根源的な破滅をもたらすものがこの地球にやってくると予測していたんだ」

 

「それが、あの怪獣?」

 

「それだけじゃない、地球にもともと住んでいた怪獣だっている、今まで観測されなかっただけで。その怪獣たちを呼び覚ましてしまったのも、その破滅をもたらす者なのかもしれないけどね」

 

 

「そっか…そんなこともあったなんて…」

 

「まだハルカと知り合う前だったからね、これからはなるべく情報を提供することにするよ。君の意見も聞いてみたいしね」

 

「もちろんさダニエル、君の力になれるなら」

 

「ありがとうハルカ、今日はこの辺にしておこう、また何かあれば連絡する」

 

 

そういうと通信が切れる、『アルケミースターズ』とはダニエルが作った天才集団のネットワークだ、最年少のメンバーは当時高校一年生の日本人だったと聞いている、なんでももうやめてしまったそうだが。

 

とりあえず、鞠莉との約束は果たせそうだ。遥もゆくゆくは彼らのような存在になりたいと、思っていた。知り合った当時はまだ中学生だったこともありメンバーではないがこうして連絡を取っているのも、ダニエルガ遥をメンバーに加えたいと思ってくれているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、ふとPCをみるとダニエルからメールが届いていた。

 

『まだ公表されてないが、そっちに向かう巨大な影が海中で確認されている、熱反応はないから生命体の可能性は無いが、一応知らせておく』

 

とだけ書かれていた、遥はとりあえず鞠莉に知らせようと思ったが、連絡先を知らない。確か淡島のホテルに住んでいると誰か言っていたな、と思いだしたのでとりあえず淡島へ向かう。

 

今回は最近始めた運動が功を奏したのか船酔いは起こさなかった、淡島に上陸すると。この前の青年がいた。彼はこちらに気が付くと、こちらに歩み寄ってきてこういった。

 

「少し君と話がしたい。怪獣が来ると思っているんだろ?」

 

そう言ったのだ、「どうしてそれを?」と遥が聞くが、そのまま彼は船着場から離れた海岸を目指す、ひとまずそれに遥が付いていくと…

 

 

 

 

「君があの赤いウルトラマンだろ?そうならオレに協力してほしい」

 

どうして自分がガイアだとばれたのか?そう思いながら遥は。

 

「どうして僕だと思ったんです?もしそうだとしても内容によるんじゃないですか?」

 

そこまで言うと、海から突然怪獣が現れ、内浦に上陸した。「やはり来たか」そういう青年に遥が「え?」と反応するも相手にしていない。

 

すぐに戦闘機が現れ、怪獣へと攻撃を開始するが、怪獣の身体から水蒸気が上がるだけでダメージを追っているようには見えない。

 

怪獣は魚のような姿をしていた、魚に手足をつけたような異形な姿をしていた、そしてその腕はハサミのようになっている。幸い、無人地帯だったのでおそらくすぐには人へ危害が及ぶことはないだろうが野放しにはできない、そう思って青年から離れようとするが。

 

「あれがこの前君に教えてあげた怪獣だよ、姿は初めて見たが現れるのはわかっていた」

 

そういうと青年は右腕を上げると、ウルトラマンのライフゲージに角のような装飾が付いたブレスレットが付いているのが見える。

 

それが光ったと思えば角のようなものが左右に展開し羽になると、それを顔の前に掲げ、さらに180°回転すると上にあをい氷上が立ち上る。おもわず顔を背けると青年の姿はどこにもなかった。

 

 

 

 

その直後、怪獣の前に何かが轟音を立てて落下すると、砂煙の中から現れたのはあの時の青い巨人だった。

 

「彼が…青い巨人だったのか」

 

そう遥がつぶやくと、巨人はこちらを一瞥すると立ち上がり、右腕を前に突き出して構える。ガイアと比較すると方に力の入ってないそんな落ち着いた雰囲気すら出ていた。

 

目の前に現れた巨人に怪獣が近寄っていくと、巨人は手から光弾を発射する。それをのど元に受けた怪獣は地面に他をれこむと、すぐさま駆け寄り、怪獣のしっぽを持ち、ジャイアントスイングで怪獣を投げ飛ばす。

 

 

怪獣の下にはガスタンクがあり怪獣に押しつぶされ派手な爆発が起こる。

 

 

すると再び水蒸気があたりを包むと、立ち上がった怪獣がその中から出てきた。すると巨人は今度は右腕から光の剣を出し、その怪獣の首元と胴体を切り裂いた。

 

圧倒的だ。そうその戦闘を見ながら遥はそう思った。

 

 

しかし―

 

完全に切断された断面がくっつき、怪獣はすぐさま動き出す、両腕のハサミで青い巨人を掴むと電撃を流し、巨人のエネルギーを吸収し始めた…!

 

巨人はとたんに苦しみ始めると、胸のライフゲージがガイアとはまた違った音を立てて赤の点滅をはじめる。

 

このままではまずい、そう思った遥もエスプレンダーを取り出し、あの名前を叫ぶ。

 

 

 

 

「ガイアー!!」

 

 

赤い巨人、ウルトラマンガイアが怪獣の前に降り立ったー

 

 

 

 

その怪獣と青い巨人の先頭を遠くから見ていた人物がいた、国木田花丸である。

 

「ウルトラマンって、一人じゃなかったんだ…」

 

そのまま戦闘を眺めていたが、青い巨人は序盤こそ圧倒していたが恐ろしい再生能力により逆転されてしまった。そしてそのあとにガイアが現れたのだった。

 

「ガイア…」

 

そうつぶやいた彼女の表情はどこか悲しげだった…。

 

 

 

 

 

遥は、ウルトラマンガイアへ変身すると青い巨人を掴んでいる怪獣の腕めがけて手裏剣状の光線を二発放つ。すると怪獣の両腕が千切れ、そのすきに怪獣へ駆け寄り顔面へ回し蹴りを見舞う。

 

たまらず怪獣は後方へ倒れこむと、ガイアは青い巨人名前に立つ。後ろを確認すると首元に組み付いた両腕を引きはがした巨人は肩で息をしていた。

 

前方に視線を戻すと、怪獣が立ち上がったところだった。が、なんと怪獣の腕が次の瞬間再生したのだった!

 

その直後再び顔面に回し蹴りを見舞うと、今度は怪獣の頭を吹き飛ばしたのだがやはり再生してしまう。そして今度は怪獣がガイアを攻め立てるが、ガイアも何とか応戦する。

 

怪獣の足をはらい、カウンターに蹴りを合わせるがどれも怪獣への決定打とならない…徐々に追い詰められたガイアは首をハサミで挟まれ、投げ飛ばされてしまう。そのまますぐ立ち上がれないガイアを怪獣が後ろから羽交い絞めにして、再びエネルギーを吸収し始めた。

 

ガイアが苦しみ始めると、ライフゲージが赤の点滅を始める、そこでようやく立ち上がった青い巨人は腕を広げエネルギーを前面に集めると、それが青い球体になる。

 

それを見ていた花丸は

 

「ガイアもろともに撃つつもりずら…」

 

そうつぶやいた。

 

 

 

そして巨人はそれを、ガイアを羽交い絞めにしている怪獣へ両腕の拳を上下に合わせた姿勢で撃ち込むと、それは怪獣に直撃し、ガイアを巻き込んで大爆発を起こす。

 

それによって怪獣は観世善に蒸発してしまいその正気の中からガイアが現れる。その姿を見るとそのまま青い巨人は飛び去ってしまった。それを見た後、ガイアも飛び去っていった。

 

 

 

 

 

そして再び淡島へ戻ってくると、青い巨人に変身していた彼がいた。

 

「きみもウルトラマンなら、地球を救うためにその力を使うべきだ」

 

「僕はそのために使っている、みんなを守りたいから戦ってるんだ」

 

まるで自分の戦いは地球のためではないとでも言いたげな青年にそう言い返す。すると彼はこう告げた。

 

「ウルトラマンは地球を守るものだ、だが存在意義のない人間まで守る意味はない」

 

「そんなこと…」

 

遥は思った、なぜこの青年はこんなことをいうのだろう?理解ができなかった。だがかれは更にまくしたてる。

 

「人類は地球にとってガン細胞だよ!増殖し続け、地球を汚し続けるだけの存在だ。そんなものを守る必要はない!!」

 

「そんなことはない!あなたは絶対に間違っている!!」

 

そう言い切った青年に対し遥もつい熱くなる。すると突然。

 

「ヒロ?どうしたのそんなに声を荒げて…って遥君じゃない、どうしたのさこんなとこで?」

 

そう聞き覚えのある声がしたのでそちらを振り向くと果南が立っていた。だが彼はその声を無視し。

 

 

「ならくれぐれもオレの邪魔だけはするな、オレの言ってることが理解できるようになったらまた話そう。」

 

そういうと去っていった。果南が「ちょっと」と声をかけるが青年は振り返らなかった。

 

「全く、何の用があってきてたんだろ?」

 

「果南さん、あの人と知り合いなんですか?」

 

そう遥は果南に問いかける、顔を合わせるのは二度目だが、相手のことを全く知らないのだ、向こうは遥のことを知っていそうではあったのだが…

 

「え?知り合いじゃなかったの?てっきり喧嘩かと思ったよ。」

 

「まぁなんて言ってたかまでは聞き取れなかったんだけどね?」と付け加えられる。

 

「彼は湊博樹‐みなとひろき‐私の同級生だったんだけど二年前にいなくなってから連絡つかなかったんだけど最近戻ってきたみたいなんだよね」

 

「そう…ですか…」

 

「それはそうとして今日は何か用事があってきてたの?」

 

「まぁそうだったんですけど、怪獣騒ぎもあったし帰ろうとしてたとこです」

 

さすがに鞠莉とのことを言うわけにも、さっきの会話のことをいうわけにもいかずそうはぐらかす。

 

「ふーんま、いいけどさ?しばらく船来ないよ?よかったら水上バイクで送ろうか?」

 

「いいんですか?お願いします」

 

そう提案してくれたので好意に甘えることとしたのだが、帰り着いたとき再び軽くではあるが酔ってしまったのは別のお話。

 

 

 

 

 

 

帰って行った遥を遠くから見ていた二人組がいた。

 

「彼は仲間にできそう?」

 

「いや、アイツはオレは間違ってると言い切ったよ。それよりそろそろ『パーセル』を使いたい」

 

「それは残念ね、せっかくここに来るように仕向けたのに…オーケーあなたが作ったんだし、いいんじゃない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

遥の知らないところで新たな計画が動き出そうとしていた…

 




いかがでしたでしょうか?
第五話でやっと彼が本格的に登場です、最後の遥と博樹のやり取りは二人のウルトラマンの価値観の差を表す描写だと思っているので、このシーンだけは入れたくて書きました。
ちなみに前回出た怪獣はメザード今作はボクラグという怪獣です。本編で名称が出せてないのでここに記しておきます。
それではまた6話でお会いしましょう
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