ラブライブ!サンシャイン!!〜大地と海の巨人〜   作:カズオ

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あけましておめでとうございます(違)
無事全員北海道から帰って来れて良かったですね、それでは47話どうぞ!


47話 幼き日の記憶/魔人襲来

―どうするんですの?大事になっていますわよ

 

―見つかったらすぐ連れ戻されるな

 

―あきらめる?

 

―イヤ!流れ星にお祈りできなかったら、きっとダメになっちゃう

 

これはまだ幼かった日の果南にダイヤ、そして博樹との思い出。鞠莉の家の使用人たちが鞠莉達を探す中、展望台へのロープウェイに乗っていた。

 

流れ星にお祈りする。その為に家を飛び出してここまで来た。だがそれはあいにくの雨によってその望みは絶たれてしまった。

 

―来たのに…せっかく来たのに…

 

―泣かないで

 

そんな鞠莉に果南は優しく声をかけると、持っていた星座早見表を借りてあるものをかき込む。

 

―ほら

 

そう言って果南が返してくれると、そこには大きく流れ星の絵が描かれていた。

 

―これで大丈夫!

 

そう言って果南は笑っていた。

 

―子供だましだろ

 

―ヒロ!ダメだよそんなこと言ったら

 

博樹は呆れ顔でそう言うと、果南に怒られすぐ顔を逸らした。

 

結局あの後、本物の星を見ることは叶わなかったがあの星に願った。

 

『ずっと一緒に居られますように』とそして今、再び四人揃う日が来た事を―そしてその時の星座早見表を

手に部屋のベランダから星空を眺める鞠莉の頬に、一筋の涙が伝った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふわあ…」

 

「大きなあくびずら」

 

元日の昼前、校門前に集合したAqoursのメンバーだったがあくびをする善子をそう花丸が茶化す。

 

「うるさいわね、昨日はリトルデーモンの集い。正月生放送があったの」

 

年越しで配信していたらしい。そう言えば生配信をやってたしアルケミースターズで誰か見てるって言ってた気がする。なんて思いながらそんな会話を聞き流す。

 

「オレは何で呼び出されたんだ?」

 

「まぁまぁいいじゃん、折角だからヒロもさ?」

 

果南と鞠莉に呼び出されてここまで連行されてきて、明らかに不機嫌そうな博樹に果南がそう言って笑いかける。

 

「博樹さん、これ…頼まれていたものです」

 

そう言って遥が、折角今日会えたからと一つのUSBメモリを手渡す。

 

「アルケミースターズの一部メンバーが作った、パーセルの最終改良版の設計図」

 

以前博樹が怪獣を操るのに使用したパーセル。そのデータを有効活用できないかと一部のメンバーが提示した改良プラン。そのデータを渡したのだ。

 

「博樹さん、もう一度パーセルで怪獣たちとコミュニケーションをとることは出来ませんか?」

 

「無理だな、パーセルは通訳じゃない。怪獣をコントロールするための装置だ」

 

怪獣たちは、自分の生存圏を守るために本能的に暴れているにすぎない。もしも怪獣たちと意思疎通がとれれば、争わずに済むのではないかと遥は希望をもって問いかけるが、博樹はパーセルは一方的に怪獣を操る装置だ。怪獣の意思を汲み取ることはできないと一蹴する。

 

「せめて、地球に住んでいる怪獣たちと戦う以外の道を見つけられれば…」

 

それでも、同じ地球に住む命をいたずらに奪わないための方法が、遥には欲しかった。

 

「にしても寒いねぇ…」

 

そう千歌が身震いすると、曜も「ダイヤさん達まだかな?」と両腕をさすりながら呟く。

 

そうこうしていると、一台の真っ黒な乗用車が目の前に停まる。

 

「お待たせ!」

 

そう後部座席の窓が開くと、顔を覗かせたルビィが声をかけてくる。そしてダイヤともう二人、車から降りてくる。

 

「あけましておめでとうございます」

 

「うわ、ホントに来た」

 

そう新年のあいさつを受けて善子が驚く。

 

もう二人の訪問者、聖良と理亞も車から降りてくると「悪い?」と理亞が善子を睨む。

 

「ていうかその恰好…」

 

千歌たちの服装を見て、そう呟く理亞の隣で聖良も困惑気味だった。折角のお正月だからと、彼女達は振袖で集合していたのだ。ちなみに遥も博樹も普段通りの私服だ。

 

「それでは皆さん!」

 

「あけましておめでとうございます!」

 

新年のあいさつくらいに留めておいて、全員動きやすい恰好に着替えてグラウンドに集合する。

 

「寒い…」

 

と寒がる面々に向かって、呆れた様子の理亞が

 

「あんたたち、やる気あんの?」

 

「一応、お正月っていうことで…」

 

「だからって晴れ着で練習できるかい!」

 

千歌の苦し紛れの一言が、理亞を怒らせたようで彼女の怒号が木霊した。

 

「帰っていいか?」

 

「いいじゃん今日くらい、付き合ってよ」

 

一人露骨に嫌がる博樹を、果南がそう言ってなだめる。

 

「いい学校ですね。私達と同じ、丘の上で」

 

そう聖良がグラウンドからの景色を見て、そう呟く。

 

「うん、海も見えるし」

 

函館ほど都会ではないが、それでもこの学校からの景色が好きなのだ。

 

「でも、無くなっちゃうんだけどね」

 

そうサラッと曜が告げると、「え?」と鹿角姉妹は揃って目を丸くする。

 

「今年の春、統廃合になるの。だからここは三月でジ・エンド」

 

そう鞠莉がざっと経緯を説明する。

 

「そうなの?」

 

「でも、ラブライブで頑張って生徒が集まれば…」

 

そう千歌に詰め寄って告げる。

 

「ですよね、わたしたちもそう思ってきたんですけど…」

 

でも届かなかった。だからこの結末はもう二度と覆らない。

 

「そうだったんですか…」

 

「でもね」

 

聖良は悪いことを言ったと思い、そう視線を落とすが千歌は続ける。

 

「学校のみんなが言ってくれたんだ。ラブライブで優勝して、この学校の名前を残して欲しいって」

 

「浦の星学院のスクールアイドルが、ラブライブで優勝した。そんな学校があったんだって」

 

そう果南が付け足すと、聖良も笑みを浮かべる。

 

「最高の仲間じゃないですか、素敵です」

 

そう聖良は千歌の話を聞いて本心からそう思ってくれた。

 

「じゃあ遠慮しないよ。ラブライブで優勝するために、妥協しないで徹底的に特訓してあげる」

 

そう話を黙って聞いていた理亞が、一年生の前に立って宣言する。

 

「マジ?」

 

「マジ」

 

「マジすら?」

 

「マジずら」

 

「マジですか?」

 

「だからマジだって」

 

そんなやり取りがおかしくって遥は笑ってしまう。そんなやり取りを離れて見ていた博樹に、鞠莉が近付く。

 

「どうした?鞠莉」

 

「いや、ただ…こうやって時って進んでいくんだなって」

 

「そうだな…」

 

それを聞いて、博樹は空を見ながらそう返すと鞠莉はそのまま通り過ぎる。永遠に続くものなんてない、そう解っていても寂しいものがある。

 

 

 

 

 

Saint Snow主導の練習は、年末年始で鈍っていたAqoursのメンバーにはきつかった。と言ってもウォーミングアッププラスアルファといった程度なのだが、果南以外はへばってしまった。

 

「お正月ですからね、皆さん」

 

「どういうことですの…?」

 

そんな様子をみて、聖良がそう言うとダイヤが聞き返す。

 

「随分体がなまってるってことよ」

 

そう理亞が遠慮なく言い放つ。

 

「一度体を起こさないとダメですね…校門まで坂道ダッシュして、グラウンドを三週してきてください」

 

「ええ!?」

 

その聖良からの厳しい注文に、果南以外は抗議の声を上げる。

 

「さっき言ったよ、遠慮しないって」

 

そう理亞が意地悪く笑うと、「さぁ行ってください」という聖良の声に渋々といった様子で走り出す。

 

「これやりがいあるよね」

 

ただ一人、果南だけは楽しそうだったが。

 

 

 

 

 

「こんな調子で決勝なんて…大丈夫かな…」

 

何とか走り終えたが、もう立てないといった様子でへたり込む面々の中で梨子がそう不安げに呟く。

 

「行けると思いますよ、ステージって不思議とメンバーの気持ちがお客さんに伝わるものだと思うんです。今の皆さんの気持ちが自然に伝われば、きっと素晴らしいステージになります。

 

「はい!」

 

その聖良の言葉に、千歌は力強く答える。

 

「鞠莉ちゃんは?」

 

「ご両親からのお電話だったみたいですが…」

 

鞠莉の姿が見えない事に気が付いたルビィがそう聞くと、ダイヤがそう答える。

 

「もしかして、統廃合中止ずらか?」

 

そうキラキラした目で花丸が身を乗り出すと、その後ろで善子が指でひげを作り。

 

「ほっほっほ、この学校を続けることにしたぞよ」

 

「何勝手にキャラ作ってるずら」

 

「新年のあいさつでしょ」

 

そんな勝手な事を言い出すので、花丸と遥はそうあしらう。

 

「みんな」

 

そこで話題の鞠莉が戻ってくる。「お話は済みましたの?」と聞いてくるダイヤに「イエス」と一言で応じると、屋内に入ろうと言って体育館に移動する。

 

 

「理事?」

 

「オフコース」

 

鞠莉から聞かされた予想外の電話の内容に、全員は聞き返すと鞠莉はそう頷く。

 

「統合先の学校の、理事に就任してほしいって。ほら?浦の星の生徒も沢山行くことになるし、わたしが居た方が安心できるだろうからって」

 

「鞠莉ちゃん、浦の星の理事長さんでもあるの」

 

その説明に、付いていけないといった様子の理亞にルビィがそう説明すると。彼女は「えええ!?」と予想通り驚いてくれた。

 

「じゃあ春から鞠莉ちゃんも一緒の学校に?Aqoursも続けられる?」

 

そう千歌が期待を込めた視線を鞠莉に送る。

 

「いや、それ留年したみたいだし…」

 

「そうなったら留年ですねぇ」

 

そう曜と遥に口を挟まれて、千歌は口を閉ざす。

 

「大丈夫、断ったから」

 

そうあっさり告げる鞠莉に「え?」と全員が口をそろえて聞き返す。

 

「理事にはならないよ。わたしね、春からパパの勧めるイタリアの大学に通うの」

 

また海外に行くのか、なんて思っていたが。それが同時に何を示しているのか気づく。

 

「だから、あと三ヶ月。ここに居られるのも」

 

ラブライブの決勝が終われば、三年生は卒業し在校生も春から新しい学校の生徒になる。あと三ヶ月しかないのだ。今の9人で歌えるのは。

 

「ほら、差し入れだ」

 

気が付けば居なくなっていた博樹が、スポーツドリンクを持って入ってきた。わざわざ気を利かせて買ってきてくれたらしい。

 

「ほら、君らも」

 

「ありがとうございます」

 

そう聖良と理亞にも渡しているのを見て、遥は自分と比べて彼は周りを見ているんだなと思ってしまう。これまでの彼はそれどころじゃなかっただけで、元々こういう人間なのだと。今まで一緒に戦ってきたが、博樹にも知らない一面があるのかと思ってしまう。

 

「そういえば、今日初対面でしたよね?あなたもマネージャーなんですか?」

 

「いや、オレは生徒ですらないよ」

 

聖良に聞かれ、嘘をついても仕方ないからと、生徒ではないことを教える。

 

「じゃあどうして?」

 

「理事長様に呼び出されたんだよ」

 

学校とは関係ない部外者がどうしてわざわざ?と疑問に思われたので、そうわざと鞠莉達の方に冷めた視線を送りながら答える。

 

「でも来るあたり、ホントこういう時は優しいよね」

 

するとそんなやり取りを見て、そう果南が茶化す。

 

「いらないなら持って帰るぞ」

 

「相変わらずヒロは素直じゃないね」

 

鞠莉まで茶化すものだから博樹は視線を逸らして黙り込んでしまう。

 

「照れちゃって」

 

「めんどくさくなっただけだ」

 

「相変わらずですわね、博樹さんも」

 

「ダイヤには言われたくないな」

 

「どういう意味ですの!?」

 

なんて4人にとっては、昔からの絡みだが周りから見ていると博樹がこうやって話しているのは新鮮に感じられる。

 

「博樹さんって、本当はあんな感じの人なんだ」

 

「やはりリトルデーモン…」

 

「それはないずら」

 

そんな様子を見ながら千歌が不意にそう呟くと、お決まりなやりとりが善子と花丸で交わされるのを笑っていた。

 

こんな風に、みんなが笑っていられる時間がずっと続けばいいのにと思わずにいられなかった。

 

 

 

 

 

「もっとゆっくりしていけばいいのに」

 

一日の練習を終え、Saint Snowの2人を見送りに沼津駅まで来たところで、千歌がそう告げる。

 

練習を見てもらっただけで折角きてくれたのに…と。残念そうだった。

 

「ちょっと、他にも寄る予定があるので」

 

「予定?」

 

「ルビィ知ってるよ、ふたりで遊園地行くんだって」

 

そうルビィが挙手して言い放つと、「言わなくていい!」と理亞が顔を赤らめながら言うのだった。

 

「これ、姉さまとふたりで考えた練習メニュー」

 

そう言って表情を真剣なものに戻した理亞が、千歌に一枚のメモ紙を手渡す。

 

「ありがとう」

 

そう言って受け取る千歌の周りに、全員がその内容が気になって覗き込む。

 

「うへ…こんなに?」

 

「ラブライブで優勝するんでしょ?そのくらいやらなきゃ」

 

そう嫌そうな顔をする善子に、理亞はそう告げる。

 

「ただの思い出作りじゃないはずですよ」

 

続いて聖良も、ただ一度でも一緒のステージに立った仲だ。だからこそこの2人は、Aqoursを本気で応援してくれている。自分たちの成しえなかった、優勝を果たしてほしいと。そう思ってくれているのだ。

 

「必ず優勝して!信じてる」

 

そう理亞からまっすぐ言われ「うん!」と千歌も力強く返す。

 

「がんばルビィ!」

 

ルビィもそうやって意気込んで見せるが、初めて見た理亞は「何それ?」と反応に困っていた。

 

「ルビィちゃんの必殺技ずら」

 

「技だったの?」

 

そう花丸が補足すると、何故か善子が驚いた。技だったのか…。そう思ったのは遥も同様だったが。

 

 

 

 

 

 

 

その時だった、空にワームホールが開かれ、中からシャチのような顔、赤い眼状紋。左右非対称な白黒の体色のカラス天狗を彷彿とさせる人型の異形が飛来したのは。

 

「何あれ…?」

 

「堕天使…?」

 

黒い翼がそう見えたのだろう、だがそれに構っている場合ではない。

 

「遥、全員を連れて逃げろ!」

 

博樹は遥にそう告げると、遥も頷いて「僕も後で行きます」と返事をすると、全員を引き連れて異形の向かっているG.U.A.R.D.の国際フォーラムのある方向とは逆の方へ避難する。

 

その施設は、表向きは会議場だが、その地下では新兵器の開発が行われており。誘爆すれば街にも被害が及ぶ危険性があった。

 

ワームホールの発生をキャッチしたXIGからもファイターを出撃させ、応戦するが異形はファイターより飛行速度が上だった。

 

「正月から現れなくたっていいじゃない!」

 

「んなこと言っても現れちゃったもんはどうしょうもないじゃん」

 

思わず文句の出る善子に、遥はそう言い返す。理亞はウルトラマンの正体を知らない。それにできれば知らないままいて欲しかった。

 

だから遥は博樹の言う通りにしたのだ。そしてここなら安心だからと言って、適当に誤魔化して皆と別れようとする。

 

その間に、アグルに変身した博樹は異形に対し飛行しながらアグルスラッシュを放つが避けられる。

 

そして、夕日を背にしてアグルの目を眩ませ、逆に腕から光球を放って攻撃を仕掛けてくるが何とかこれを躱す。

 

その隙に異形は国際フォーラム前に着地するが、その正面にアグルも土煙を巻き上げながら着地する。

 

「青いウルトラマン…」

 

アグルの正体は知らない聖良が、アグルを見てそう呟く。初めて生で見たもうひとりの巨人。以前は怪獣を目覚めさせたりと悪い話の多かったアグルに、何とも言えない感情を持つ人々は多い。

 

「ハァッ!ォォオオオ…」

 

アグルはすぐさま顔の前で両腕を組み、フォトンクラッシャーの発射態勢に入る。

 

「いきなり撃つの…?」

 

そんな周りの心配をよそに、アグルは頭部へエネルギーを収束させる。

 

いつもなら追い詰めてから放つのだが、今回は破壊されては困る施設の近くということもありアグルは短期決戦を狙った。

 

「ッヅァアッ」

 

フルパワーで放たれたフォトンクラッシャーだったが、異形の胸部が開き中から赤い結晶体が現れる。

 

赤い結晶体にフォトンクラッシャーを収束させた異形は、そのままエネルギーを増幅させてアグルに撃ち返す。

 

「ウワァァアア」

 

想定外の反撃に、アグルの身体は宙を舞い地面へと叩きつけられる。

 

「なっ…!」

 

その光景に、遥も思わず歩みを止め息を呑む。これまでと違い、主要施設をピンポイントで狙い。ウルトラマンの弱点を突く戦い方をする敵に、背筋に冷たいものが走る。

 

ライフゲージが点滅を始めたアグルが、肩で息をしながらフラフラと立ち上がろうとしているのに、異形はゆっくりと歩み寄る。

 

そして右の拳を握りしめ、アグルに殴り掛かった。

 

アグルも左の拳を放って、相手の防御を釣って右拳での反撃を狙うがその一撃を屈んで躱されると、ライフゲージに爪をたてられる。

 

そこからエネルギーを奪い取ると、異形は嘲笑うようにしてゆっくりと立ち上がるとその腕を振りぬきアグルの胸を抉る。

 

そして異形の手の中には、アグルから奪い取ったエネルギーが青い球体として握られていた。続けざまに受けた大ダメージに、思わずよろけるアグルだったが異形は勝ち誇るようにエネルギーの球体を握り潰す。

 

まるで敵の胸から心臓を抉り取り、握り潰すかのように―

 

「ウアァァ…」

 

ウルトラマンにとって心臓に等しい器官であるライフゲージを抉られたアグルは、その姿を維持できなくなり白いもやに包まれると、青い光を撒き散らして消滅する。

 

すると異形はすぐさま手の甲から破壊光弾を放って、国際フォーラムを破壊すると目にもとまらぬ速さでその場から飛び去ってしまう。

 

加勢に行けなかった遥は、人気のないビル裏で一人唇を噛みしめる事しかできなかった。

 

 

「嘘…ウルトラマンが…」

 

「ヒロ!?」

 

驚く理亞と聖良が、アグルの正体を知らないことも忘れて果南は駆け出した。

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