この先リアルの事情であんまり執筆できないかもしれませんが、できるだけペースを落とさず続けていこうとは思っていますので、待っていていただけると幸いです。
それでは、第6話お願いします!
先日のライブの成功を受けて、晴れてスクールアイドル部は正式に部として承認されることとなった。そしてようやく部室を手に入れたわけわのだが…
「片づけて使えって言われたけど…」
「これ全部!?」
片づけてから使うように言われ割り振られた部室は、段ボールやら本やらが散乱していた。
「とにかくやってしまいましょうか、さすがにこのまんまってわけにもいかないし」
「そうね、とにかく片づけましょ」
そう言って掃除に取り掛かったのだが、千歌がホワイトボードに書いてあるのを発見する。
「ん?何か書いてる…」
そう言って目を凝らす千歌に残りの三人が同様にホワイトボードへ注目するが、かなり日数が経過しているのかインクが薄くなって読めない。
「これは…歌詞?」そうつぶやく梨子に曜が「どうしてここに?」と、それに「わからない」と答える。
「それにしても…」と机の上に山積みになった本を見て千歌が
「こんなにたくさんの本、どこにしまおっか?」
「恐らく、図書室の本かもしれませんねこれ…」
そう遥が応じる、すると「ならとりあえず図書室に持っていこっか」と千歌がいい、分担してひとまず図書室に持っていくこととなった。
「こんにちはー」
そういいながら千歌が図書室の扉を開き、三人がそれに続いて中へ入ると。カウンターには国木田花丸がいた。ふと、カウンターの陰から赤い髪がちらつく、もう一人いるのだろうか?と遥が思っていると千歌が。
「花丸ちょんと…ルビィちゃん!」
と言って、花丸のほうを見た後、カウンターのほうを指さすと「ピギャア!」という悲鳴が聞こえた後、黒澤ルビィがそこから「こ、こんにちは…」とと言って出てくる。
確か、人見知りの激しい性格で花丸以外と話しているところは見たことがなかったな。と思っていたところで、ここに来た用を思い出すと。
「この本、図書室のじゃないかって思って持ってきたんだけど確認してもらってもいいかな?」
そういうと「わかりました」と応じた花丸が本を確認すると確かに図書室の蔵書である印が押されていた。
「多分そうです、ありがとうございま…」
そこまで言ったところで急に千歌が花丸とルビィの手を取ると
「スクールアイドル部へようこそ!」
などと言い出すのだった。しかも「正式な部になったし悪いようにはしませんよぉ~」などといろいろと心配になる表情で言い出す始末…
「二人が歌ったら絶対キラキラする!間違いない!!」
そういうが、二人もあまりに唐突だったからか少し困った表情をしていたが、花丸が口を開く。
「オ、オラ…」
「オラ?」
思わず癖で自身のことをオラと言ってしまい、それを千歌たちが繰り返し首をかしげる。
「いえ…そういうのマル苦手で…」
「ルビィも…」
と、ルビィも同調する。
「千歌ちゃん、無理やり勧誘したらかわいそうだよ」
「そうよ、入学したばかりなのにかわいそうよ」
曜と梨子にそうたしなめられると千歌は申し訳なさそうにし
「ふたりともかわいいから、つい…」
というと「そろそろ練習」と曜に促されると「またね」と言って三人は部室から出ていく。
「ごめんね二人とも、ただ先輩にも悪気があったわけじゃないんだ」
そう二年生三人が出て行ったあと、二人にそう告げると。
「遥君は、どうしてマネージャーやろうと思ったの?」
そう花丸に聞かれる。
「最初はまぁ…なし崩し的に巻き込まれたって感じかな?でも今はそうじゃないのかも、純粋に応援したくなっちゃったんだよね。」
「そっか…」
そう言って納得したようなそぶりを見せる花丸に対し、やはりルビィは花丸の後ろに隠れていた。
「ほんとごめん。黒澤さんも迷惑だったよね、それじゃ」
そういうと遥も二年生の後を追うべく部室から出ていく。
「スクールアイドルかぁ…」
「やりたいんじゃないの?」
「え?でも…」
そうつぶやいたルビィに花丸は問うが、ルビィは口ごもるとそのまま顔を背けた。
「はぁ…はぁ…μ'sも階段を上ったっていうけど…」
そうつぶやく千歌に曜と梨子も寄りかかるようにしてへたり込んでいた
ここは淡島神社へ続く階段、なんでもµ'sは階段を駆け上って体力を鍛えていたというのでそれに倣って自分たちもやろう!ということだったのだが、傾斜もきつく距離があるのでかなりきつく。まだ体力的にの難があったため途中で座り込んでしまったのだ。
そしてその少し下で遥もへばっていた。
「遥くん男の子でしょ?わたしたちより先にへばっちゃって…」
そう曜に言われるが「仕方ないわよ、遥も運動するタイプじゃなかったしこれでもかなりマシになったのよ?」と梨子が言うが、正直フォローにも何にもなってない。
「千歌?」と聞き覚えのある声が上から聞こえてきた。
四人とも声のほうを振り向くと、松浦果南が走って降りてきていた。
「上まで登ってきたの?」と千歌が聞くと「一応ね?日課だし」とまるで何でもないように答える。
「千歌たちこそどうしたの?」
そう聞かれて千歌が、
「スクールアイドルだもん、鍛えなきゃって」
そう答えると、一瞬だけ難しい顔をすると
「そっか、まっ頑張って!」
そう笑顔で告げると下っていってしまった。
「息一つ切れてないなんて…」
そう、四人全員が思っていた。
その日の放課後、花丸とルビィが部室へ来た。
体験入部させてほしい、そう告げると千歌は「本当!?」と言って目を輝かせて喜んでいた。
「「はい、よろしくお願いします!」」
そうふたりが声を揃えて言うと、「やったー!」といって飛び跳ねた千歌が、曜と梨子の肩を抱き
「これでラブライブ優勝だよ!レジェンドだよ~!!」
と言って喜んでいると、梨子が「仮入部よ、お試しってこと、合いそうなら続けるけど、無理そうならやめるってこと」と告げると「そうなの?」と二人に問いかける千歌。
「すいません、いろいろあって…」
と苦笑しながら答える花丸に対し曜が「もしかして、生徒会長のこと?」と、聞くと
「はい、だからルビィちゃんがここに来たことは秘密でお願いします」
と、申し訳なさそうに告げるが、一切理解できていなかった千歌は、ビラに勝手に二人の名前を書き込んでいたのでそれをみんなで止める。
「ところで、練習場はどうする?できれば学校の近くのほうがいいでしょ?」
そう梨子が言う、確かに全員で毎回海までいくのは時間のロスが大きい。
するとルビィが手を上げて、
「それなら、屋上はどうでしょう?μ'sも屋上で練習してたって」
そういうと千歌が「それいい!」と同意したのでひとまず屋上に上がってみることにした。
屋上に上がってみると、ほかには人は全くいなかった。今の時期では日の光があたたかく景色もいい。
ひとまずの練習場所は決定したので、練習にとりかかる。
ルビィは元々スクールアイドルが好きだったらしく、真似をやっていたこともあるらしくとても初めてには見えなかったし、なによりとても楽しそうだった、
そして最後に例の階段の前へ来ていた。
「ここを上るんですか?」と言う二人に対し梨子が「ライブで何曲もやるにはここを駆け上がるくらいの体力は必要よ」と言い。
自分のペースで無理せず怪我のないようにと言って、全員でスタートした。
途中までは全員一緒に登れていたが、最初に花丸が遅れ始める。
「はぁ…はぁ…やっぱりマルには無理ずら…」
そう言って立ち止まってしまう、とルビィが「一緒に行こう」と言って花丸を待つが、それを花丸は
「だめだよ、ルビィちゃんは走らなきゃ」
「え?」
「ルビィちゃんはもっと自分の気持ちを大切にしなきゃ…」
そう言ってルビィの提案をはねる、途中でその様子に気が付いた遥も二人の元へ戻ってくる。
「自分にウソついて、他人に合わせても悲しいだけだよ」
「合わせてなんか…」
そこまで言うがルビィはそこからさきどう答えたものかと悩んでいた。
「スクールアイドルになりたいんでしょ?だったら…前に進まなきゃ…」
「でも…」
そう言ったところで遥が二人に追いつくと。
「国木田さん、大丈夫?」
「マルは大丈夫だから、ルビィちゃん、行って?」
「黒澤さん、国木田さんは僕が。だから先に行ってて」
「でも…」
「さぁ、行って」
それでも花丸が心配だったのだろうルビィは食い下がったが、花丸の言葉を聞いてにこっと笑うと、そのまま振り返ることなく上がっていった。
「遥君も、行って?」
「でもさすがにおいてけないよ」
「マルはもうこれ以上は無理だから、先に降り立って伝えてほしいの…」
「わかった、でも無理しないで休んでてね?」
「ありがとう」
花丸は来た道を戻っていった。遥も花丸が心配なので一緒に降りようかと思ったが、ひとまず先に行った四人に知らせないと余計に心配させると思い、再び登り始めた。
やっと登り切った遥は、事情を話しそれから降りることになったのだが。
階段を下っていく途中、中腹に設けられた休憩所のベンチに黒澤ダイヤがいた。
「お姉ちゃん!?」
「ルビィ、これはどういうことなんですの?」
そういってダイヤはルビィを睨み付ける。
ルビィは視線をそらすと「あの…その…」となんといっていいかわからない様子だった。
「違うんです!僕が彼女に…」
それを見かけた遥が口を開くが、
「いいの遥くん」そういってさえぎったルビィはまっすぐダイヤを見て。
「お姉ちゃん、ルビィ…ルビィね…」
そこまで言ったところで突如空にワームホールが開き、金属の巨大な槍が四本降り注いだ。
それは一同から見るとこれから戻ろうとしていた先だった。
「ピギッ…」
「なっ何ですの!?」
「とにかく、みんな逃げよう!」
突然の状況に一同は騒然とするが、千歌が逃げることを提案すると、ひとまず階段を上ることにするが、先に降りたはずの花丸がいない。
「花丸ちゃんは?」
「もう下まで降りてしまったのかも」
「そんな…」
曜と梨子がそう言って取り乱しかけたところで遥が
「僕が行く、だから姉さんたちは上に行ってて」
「何言ってるの?そんなことできるわけが…」
「大丈夫、国木田さんを見つけたら一緒に安全なとこに隠れるし、何よりみんなで行く方が危ないよ」
そういうと走って降りて行ってしまう、残された五人はひとまず階段の上へと逃げていった。
すると、金属の槍は一つにまとまると、この前のように人の形をとる。前回と違うのはその姿だった、胸には青い巨人と同じライフゲージがあり、顔は横に長い一つ目、そして角が生えていた。
その金属生命体が行動を起こす前に、生命体の前に青い光が立ち上ると青い巨人が立っていた。
巨人の出現に生命体が動揺していると、巨人が再び光ったと思うと上空に出現し、急降下してけりを入れた。
そして倒れた喘鳴隊に駆け寄ると生命体の右腕が剣に変わり、巨人に切りかかるが、巨人はそれに反応し両腕でそれを掴んで止める。が、そのまま巨人の身体を右腕で持ち上げてしまう。
生命体は左腕を大砲に変化させ巨人の腹に突きつけると「フッフッフ…」と不気味な笑みを浮かべ、砲弾が巨人の身体を貫くと、巨人の身体は後方へと吹き飛ばされる。
その様子を見ながら遥は必死に花丸の姿を探すと、木陰に隠れている花丸を発見する。
「国木田さん!」
そう言って駆け寄ろうとするが、花丸は気が付いていない…。
すると巨人は立ち上がるとすかさずエネルギーを集中させ光弾を作り上げる。この向きだと生命体が爆殺すれば花丸は巻き込まれる。それに花丸はこちらに気が付いていない…
すると巨人は光弾をすぐさま発射するが、一発ではなく何発も連射しいくつかは生命体に当たらず、花丸が巻き込まれる、そのとき!
「ガイアー!」
間一髪でガイアが現れ、花丸の盾になになりその背で光弾と、それに倒れた金属生命体が起こした爆発に耐える。すぐにライフゲージが点滅をはじめ、ガイアは苦しそうな声を上げていた。
「ガイア…?どうして…?」
そう花丸はつぶやくが、ガイアは答えない。ようやく攻撃が収まり、ガイアが振り返ると青い巨人はそのまま光に包まれて消えてしまった。するとガイアも倒れこむようにしてその姿を消した。
花丸はルビィたちが心配になり、戻ろうと再び階段がある方に歩を進めようとすると、木陰に倒れている人物を見かけ、駆け寄るとそれは遥だった。
「遥君!?しっかりするずら!」
そう言って花丸は遥に駆け寄るが、気を失っているのか返事はない。
「そんな…オラのせいで…」
自分を探してくれて、そのせいで巻き込まれたのではないか、そう思うと怖くてたまらない。
「花丸ちゃん、大丈夫?」
そう声がする方を見ると、二年生三人とルビィそれとダイヤがこちらへ向かってくる。
「あれ…国木田さん…?」
そう言って遥が目を覚ました。
「遥君…よかった…」
「そっか、僕は戦いの衝撃に巻き込まれたんだった」
目を覚ましたことに安堵するが、すぐにケガはないかとみんな口々に聞くが、遥は
「大丈夫、特にケガもしてないし、それより国木田さんは大丈夫?」
「マルは大丈夫、ガイアが守ってくれたから…」
「そっか、ならよかった」
そう言って遥は笑うが。
「よくなんてないよ、遥君ももっと自分を大事にしないと…心配してくれるのは嬉しいけど、それで遥君に何かあったりしたら誰も喜ばないんだから…」
「国木田さん、ゴメン」
そう泣きそうな表情で言う花丸に対して申し訳なさそうに謝る。
「まぁみんな無事なんだし、とにかく今日は帰ろう?おうちの人も心配してるだろうし」
「そうですわね、いつまでもここにいる方が危険だと思いますわ」
気まずくなったところで、曜がそう提案しダイヤがそれに応じたことでその日は解散となった。
「でも遥、国木田さんの言うことも正しいのよ?みんなあなたのこと心配してたんだから」
「ごめんよ姉さん、なんかいてもたってもいられなくなっちゃって…」
帰り際に梨子にそう注意を受けるが、
「でもちょっとうれしかったかな」
「え?」
「いつの間にかこんなにたくましくなったんだなぁって」
「そ、そうかな?」
「そうよ、遥も変わったんだなってそう思った」
そう言ってほほ笑む梨子に、遥は「そっか、ありがとう」と答えると「でも」と梨子が続ける
「でも、あんまり無茶はしないでね。何かあったら悲しむ人がいることを、忘れないで」
「姉さん…」
そういうと梨子は先に家の中へと消えていった。
「ごめん、それでも僕はきっとみんなのためにこの力を使いたいんだ」
そう言ってしまっていたエスプレンダーを撫でた、きっと自分がこの力を得たのには意味があるから。そう思って。
その日の夜、遥はダニエルと連絡を取っていた。
「ダニエル、一つだけ聞いてもいいかな?」
『どうしたんだいハルカ?』
「湊博樹って、知ってる?」
遥の口からその名前が出たことにダニエルは少し驚いた顔をすると、
『もちろん知ってるよ、彼はボク達とクリシスを作ったんだ』
「じゃあ彼が当時最年少のメンバーだったの?」
『そう、でもそのあとやめてしまったからね、ハルカが知らないのも無理はない、とこでどこで彼のことを知ったんだい?』
「えっと…淡島に住んでる先輩の口からきいた名前なんだ、今は連絡つかないけど頭のよかった友達だったって」
『そうか、彼は今どこにいるかわからないのか…できればまた仲間になってほしいんだけどね』
そうやってその日のやり取りは終了した。
湊博樹がなぜ今日あそこまで必死にあの場所を守ろうとしたのか、遥には分からなかったのだが、一つだけ仮説はできた。
「よろしくね!」
そういって入部届を受け取って笑顔で言う千歌の前にいたのは。
「はい、頑張ります!」
そう答えたのは、黒澤ルビィだった。
なんでもあの後、自分の気持ちをしっかり姉にぶつけた結果、反対されることはなかったらしい。
「そういえば、国木田さんは?」
今日は花丸と一緒ではないのか?と、そう思った梨子に聞かれるが、ルビィは答えることができなかった。
「やっぱりきつかったのかな?」と千歌が言うと「昨日も辛そうだったしね」と曜が答える。
「やっぱり無理強いはできないよ」
そう周りが言い出したところで、「あの…」とルビィが言いかけるがやめてしまった。
きっと彼女はルビィがスクールアイドルをやりたいのは気づいていて、だからその一歩を踏み出す手伝いがしたかったのだろう、でもそれだけなのかそれで彼女はいいのか?そう思った遥が提案した。
「黒澤さんは、国木田さんと一緒にやりたかったんだよね?だったらその気持ち大切にしなきゃ、ホントの気持ちを、伝えてあげて?」
そう言われたルビィは部室を飛び出し、図書室へと向かっていった。
「どうしてあんな言い方したの?」
そう梨子に聞かれた遥は
「ただ、国木田さんも友達を優先して本心を抑え込んじゃってるんじゃないかなって思ったんだ」
そう答えるのだった。
そうして図書室にたどり着くと「ルビィ、花丸ちゃんとスクールアイドルやりたい!」そんな声が聞こえてきた。
「マルに…できるかな?」
「私たちだってそうだよ、でも大切なのはやりたいかどうかだと思う!!」
そう言ったのは千歌だった、そうしてルビィが差し出した手を、花丸はとった。
こうしてAqoursは、五人となった。
ありがとうございました。
今回登場した怪獣は、アパテーに続き2体目となる金属生命体アルギュロスです。ガイア本編を知っている方からするとここで出すのはちょっと意外だったかも?次回はやっと作者の推しキャラの本格参戦です。
青い巨人は何を思って必死に怪獣をすぐさま殲滅しようとしたのかも次回以降になります。お楽しみに!