ラブライブ!サンシャイン!!〜大地と海の巨人〜   作:カズオ

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お待たせしました。最終章第三話、今回でやっとアイツも参戦です。


ⅢAqoursイタリアへ

「ヨハネ彼の地に―堕天!!」

 

3年生3人が卒業旅行で訪れているのは、イタリアだった。そしてAqoursの6人、それと遥と月の8人でをヴェネツィアを訪れたのだがまだ3人がどこにいるのか見当もつかない。

 

道中で初対面だった遥とも曜の従姉妹である事を伝え、互いに短く挨拶を交わすが彼女の人柄も相まって人見知りする遥も、あまり緊張せずにすんだ。

 

天使やら堕天使やらの本場であるヨーロッパでテンションの高い善子を余所に周囲は「やっとついた~」と慣れない飛行機での長旅で凝り固まった体を伸ばしていた。

 

「ピスタチオボーノずら~」

 

花丸はさっそくピスタチオというアイスクリームに似たスイーツを幸せそうに食べていた。

 

「はやっ!」

 

「ホントだ、おいし」

 

さっそく何か食べてる花丸に思わずそう言わずにはいられない善子だったが、遥も一緒になって食べていた。

 

「チョコもあるずらよ」

 

「善子ちゃんも食べる?」

 

そう言って花丸とルビィがあらかじめ買っておいた分を善子に進めるが、善子は表情を歪ませる。

 

「なんか前にこのパターンで痛い目にあった気が…でも食べる!」

 

そう言ってチョコレート味を受け取って善子も食べ始める。そんなやり取りを月は笑ってみていた。

 

「それで連絡は?」

 

「お姉ちゃんからは何も…」

 

「果南ちゃん鞠莉ちゃんからも最初にそっちに行くよって送った時に届いたこれだけ」

 

梨子にそう問われ、ルビィは連絡が取れなかったことを、千歌は出発時に一枚だけ写真が送られてきただけの事を明かす。

 

恐らく橋の上から水路を撮影したであろうその写真は、この地を訪れるのが初めてである遥たちにはどこにあるか見当もつかない。

 

「この写真の場所に行ってみるしかないよね」

 

「そうですね…通訳は任せてください!アルケミースターズのイタリアメンバーからちゃんと教わってきたんで」

 

千歌に見せてもらって写真を見てそう提案する曜に、遥はそう自信たっぷりに宣言する。こういう時にアルケミースターズという天才集団の一員だと言う事をアピールしたかったようだ。

 

「ここ、すぐ近くだよ!」

 

だがその写真を見てすぐに月はその場所に覚えがあるらしくそう告げる。

 

「そうなの?」

 

「うん、月ちゃん小さい時イタリアに住んでたから、詳しいんだよ」

 

「ガイド役だね、解らないことがあったら何でも聞いてよ。さぁレッツヨーソロー!!」

 

そう曜に言われ、月は自信ありげに胸を叩くとそう言って先導を切って歩き始める。

 

「あれ…?えっと…」

 

「ドンマイずら」

 

そんな様子に遥が残念そうな顔をしていたのは、言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

街中に水路が張り巡らされているこの街の景色は、絶対に日本では見られないであろう光景で思わず本来の目的を忘れて見入りそうになる。

 

そうこうしていると「ここだよ!」という月の声で、先程の写真の場所に辿り着いたことに気がつく。

 

「確かにここね」

 

写真と実際の景色を見比べて梨子がそう呟く。写真との違いは船着き場にゴンドラが停まっているかどうかの差しかなく。寸分違わず先の写真はここで撮影したものであろうことが解る。するとそこから橋を渡り切ったところにある公衆電話が突然なり始める。

 

「電話が鳴ってる…」

 

その音にいち早く気がついた曜がそう呟くと、何か閃いたのか月がその公衆電話に駆け寄っていき電話に出る。

 

「月ちゃん…?」

 

「ボヴォロ…」

 

「え…?」

 

電話を切った月に、一体何の会話があったのか聞こうとするが受話器を戻した月は短くそう呟く。

 

「コンタリーニ・デル・ボヴォロだって!」

 

どうやらそこに行けば、三人が居るのだろう。そう場所の名前を告げると月はにっこりと笑う。

 

 

「ったく、どう考えたっておかしいじゃない!…もしかして元老院に?」

 

「いいから歩くずら」

 

なんて先の電話を怪しむ善子に、花丸はそう冷たく告げる。

 

「こっちでいいの?」

 

「多分…」

 

道を確認する千歌に、月も少し自信がないのかそう答える。だが裏路地のような道を抜けると目の前には立派なレンガ造りの建造物がそびえ立っていた。そしてその最上階では見覚えのある三人組がこちらへ向かって手を振っている。

 

すると8人は一斉に駆け出すと、当然古い建造物なのでエレベーターなどあるはずもなく。一気に会談を駆け上っていく。

 

「お姉ちゃん!」

 

いち早く駆け出したルビィは最上階に辿り着くとダイヤに抱きつく。

 

「良く来ましたわね。こんな遠くまで」

 

「だって…だって…」

 

そう言ってルビィは目に涙を浮かべる。

 

「良かった、3人一緒だったんだね」

 

「オフコース!ずっと一緒だよ?」

 

安心したようにそう告げる千歌に、鞠莉はそう答える。

 

「どうして行方不明に?」

 

そうルビィに聞かれて三人は首を傾げる。どうやら当人たちにそんなつもりは一切なかったらしい。

 

「やっぱり、そういう事になってるのね」

 

だがすぐにここへと来た理由を聞いて、鞠莉は忌々し気にそう呟く。

 

「鞠莉のお母さんは、千歌たちになんて言ってたの?」

 

「とくには何も…」

 

「ただ、行方不明になって心配だからって」

 

果南にそう問いかけられて、梨子と千歌は先程説明した事以外には何も聞いていないことを伝える。

 

「ところで、そちらの方は?」

 

ダイヤはそう言って月に視線を向ける。

 

「初めまして、渡辺月といいます。曜ちゃんの従姉妹です、よーろしくー」

 

そう言って敬礼して挨拶する彼女は、すぐに三年生とも打ち解けたようだった。

 

「さすが」

 

「曜ちゃんの従姉妹」

 

そう千歌と梨子に言われて、曜はイマイチピンと来てなさそうだったが。

 

「ああ~この階段、目が回るずら~…」

 

そこでようやく花丸も最上階へとたどり着くと、そのまま倒れこんでしまう。

 

「ご苦労!」

 

「花丸ちゃん大丈夫?」

 

確かにここまで急ならせん階段を昇ってきた訳だし、彼女の反応が一番普通な気もしなくはないが。そこは今までの練習の成果なのだろう。

 

「それにしても、千歌たちが何も知らないってことは…」

 

「ダシに使われたってことですわね…」

 

状況を整理して、そう切り出した果南にダイヤがそう告げる。

 

「チカっちたちが来るってわかれば、わたし達は必ずコンタクトを取る」

 

「それでおびき出して―」

 

「捕まえようって魂胆ですわ!」

 

そう言ってダイヤが一枚のチラシを見せつける。たずね人と書かれたそれには、鞠莉と果南にダイヤの似顔絵が描いてあった。特に果南とダイヤのそれは悪意も見え隠れしていたが今はその事はいいだろう。

 

そうこうしていると、気がつけば背後から現地の人々の話し声が聞こえてきた。そちらを振り返ると、ダイヤの持っているものと同じチラシをもっている。なんでも街中に張り出されてしまっているらしい。

 

「ここにあまりロングステイは無理ですね…」

 

このままここに人が増えるのは良くない。何か策は無いかと鞠莉は頭を働かせる。

 

「曜、ごめーん!」

 

そう言って鞠莉は懐からあるものをとり出して、外へと放り投げる。それは一枚のボーダーシャツだった。

 

「「制服ぅ!」」

 

だがそれに飛びつく人影が『2人』いた。

 

「「「「だめぇ!!」」」

 

曜と月がそのシャツに、ここが最上階であることも忘れて飛びついていくのを残ったメンバーが抱き着いて必死に落下しないように引き上げる。

 

「さすが…」

 

「曜ちゃんの従姉妹…」

 

なんてやっていると、その隙に鞠莉達3人は階段を駆け下り外へと走り去ってしまった。ちなみに後から聞いた話によるとこのシャツは、ゴンドリエーレというゴンドラを漕ぐ人の制服らしい。

 

「もしかして、鞠莉ちゃん達お母さんからにげてるずら?」

 

まだバテて倒れたまんまの花丸がそう推測する。後を追おうにもどこへ逃げたか解らない。一体どうしたものかと考えていると、シャツの中に1枚の紙が入っていることに用が気がつく。

 

「これは…?」

 

恐らくイタリア語で書かれたものであろうそれに、曜は顔をしかめると「見せてください」と今度こそと遥が意気込む。

 

「えっと…」

 

「ヨハネが守護する地を見下ろす時、妖精の導きが行く先を示すであろう」

 

少し翻訳に頭を悩ませると、月は一目見ただけで一瞬で日本語に翻訳して読み上げてしまう。

 

「ヨハネ…?」

 

その単語に反応して善子は自分を指さす傍ら「またか…」と遥は肩を落とす。

 

「違うよ、ヨハネが守護聖人の地ってことだと思う」

 

そう笑って月が補足で説明するが、イマイチ善子には伝わらなかったのか「そんな場所が…」とご満悦な表情を浮かべている。

 

 

 

 

 

 

一方、鞠莉達は車を使って離れたフィレンツェという地域の別荘までたどり着いていた。流石に距離もあったのでもう日が傾いていた。

 

「到着ぅ~」

 

流石に疲れ果てた鞠莉はそう言ってソファにもたれかかる。

 

「凄い所ですわね、こちらも小原家の別荘なのですか?」

 

「全く、これだから金持ちは」

 

そう問いかけるダイヤの横で、果南がそう皮肉っぽく告げる。イタリアは小原家の先祖が暮らしていたらしく、小原家の別荘などが今も存在するのだ。

 

「オフコース!…と言いたいところだけどここは、ある人に借りて使わせてもらってるの。だから今頃ママは別の小原家所有の別荘に行ってるかもね」

 

「千歌さん達にあえて会って、居場所を教えてから撒いたわけですね」

 

「イエース!そうすれば向こうは逃げられたと思って、別の街の小原家の別荘を探し始める」

 

「時間が稼げるって訳ね」

 

ダイヤがそう推察すると、鞠莉はそう自慢げにそう告げると果南も納得が言った様子だった。

 

「千歌さん達はどうするんですの?」

 

「メッセージの意味を理解してくれれば、多分気づくと思うけど…」

 

まさかみんなこっちに探しに来るとは思ってもみなかったし、結局撒いてしまったままなのも心苦しいのでダイヤはそう問いかけると、鞠莉はそう答える。

 

「でも、鞠莉のお母さんに言われたからって本当に来ちゃうなんてね」

 

「私たちの事はいいから、新しいAqoursを始めなさいって言ったのに」

 

もう卒業した私達の事は気にせず。残ったメンバーで新しいスタートを切ってほしい。そう伝えたのにと鞠莉は呟く。

 

「恐らく、言われたからではないと思いますわ。きっと何か、伝えたいことがあるのでしょう」

 

そうダイヤが自分の予想を述べる。全て話してきたつもりだったが、残された側としてはまだ何か伝えたいことがあるのかもしれないと。

 

「そういえば、ある人って?」

 

「驚くわよ~?」

 

ある人という含みのあるワードが気になってそう果南が問いかけると、鞠莉はそう意地悪く笑う。そうこうしていると、扉が開いて別室から綺麗な黒髪を短く切りそろえた青年が入ってくる。

 

「よお、久しぶり…でもないか」

 

「ヒロ!?なんで?」

 

湊博樹が出てきたものだから、果南は驚いて思わずそう声を張り上げる。一方で博樹は一部白くなっていた髪も染め直したのか、前あった時よりも明るそうな印象を受ける。

 

「オレがこっちで借りてる家なんだよ、日本より施設が整ってるからこっちにいることが多かったし」

 

「なるほど…」

 

「そうだヒロもその辺の金銭感覚おかしいんだった…」

 

そう説明されて、やや呆然としながらも納得するダイヤの隣で、果南はやれやれといった様子でそう漏らす。

 

博樹の場合、自身が取得した工学特許が膨大でかつ全て自分の自由に扱えるお金として手元にくるので鞠莉より実は自由が利くのだ。

 

「事情は粗方把握してるしその事に口を挟むつもりはないが、結局ここも鞠莉の親戚が管理してた家だし長くは誤魔化せないぞ?」

 

「大丈夫、チカっち達と合流できれば。見つかる前にまた移動するから」

 

そう博樹が心配して見せると、鞠莉はそう答える。もちろんその事も織り込み済みだといわんばかりだった。

 

「それより一緒にくる?」

 

「いやいいよ、オレは…」

 

「果南と2人の方が良い?」

 

「お前っ…!」

 

鞠莉に悪戯っぽくそう告げられて博樹は思わず顔を赤らめる。「鞠莉!何でそんなこと…」と思わず果南も声を荒げるが、鞠莉は悪戯に成功したと言わんばかりに舌を出して笑う。

 

「イッツジョーク」

 

「ったく、悪いがオレも暇じゃないんだ。空いてる部屋は沢山あるから勝手に使え、じゃあな」

 

そう言って博樹はさっさと部屋から出て行ってしまう。その時一瞬だけ博樹の表情が何か思い詰めているようだったが、この時の3人は気付くことが出来なかった。

 

 

 

 

 

一方在校生メンバーもその頃ようやく鉄道を乗り継いでようやくフィレンツェに到着していた。

 

「ふぅ~到着ぅ…」

 

飛行機でイタリアに来てすぐ今度は二時間鉄道に揺られ、流石に疲れてしまったしお昼を食べ損ねてしまっていたので軽食を摂ろうと月の案内でフードコートに来ていた。

 

「メッセージをみてここまで来てみたものの…」

 

「鞠莉ちゃん達どこにいるのかな?」

 

「待ってれば、また向こうから接触…してくるのかしら?」

 

やっと座ってゆっくりご飯を食べることが出来たわけだが、やはり鞠莉達を探すのが本来の目的なのでそう言葉を交わしながら周囲に視線を配るがそれらしき人影はいない。

 

「ケータイは?」

 

「何も…きっとケータイだと、鞠莉ちゃんのお母さんに解るようになってるんだとおもう…」

 

なにか連絡はないかと聞いてみるが、ルビィはそう首を横に振る。あり得ない話ではないので一同はどうしたものかと顔を俯かせる。

 

「はいおまたせ~」

 

そんな一同の様子を見て、意識的に笑顔を作ってテーブルに戻ってきた月は大きなステーキがのった皿をテーブルに置く。

 

「うわ!なにこれ!?」

 

「でっか…」

 

みんなで分けて食べれるように切り分けてあったそれは、とても一人で食べれるサイズではなくそう口々に驚く。

 

「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。ここの名物だよ」

 

そう答えると月は、ルビィへウインクする「きっと大丈夫だよ」と。その意図が伝わったのかルビィも暗かった表情を少し明るくなる。

 

「あれ?善子ちゃん?」

 

そこで一緒に食べようとしたところで善子の姿が無い事に花丸がまず気がついた。

 

「相変わらず自由だな善子ちゃんは…」

 

遥もそう思わず呟くも立ち上がって周囲を見渡す。だが見慣れた髪の毛を右側頭部でシニヨンを作っている女の子の姿はどこにも見えない。

 

「消えた?」

 

「あの堕天使…自分が行方不明になってどうするの」

 

千歌や梨子も呆れ気味にそう告げると「心当たりは?」と月が尋ねてくる。だが初めてきた土地で彼女が行きそうな場所を模索するもなかなか思いつかない。

 

「善子ちゃん、ヨハネってずっと呟いてた」

 

だがここへたどり着くまでの道中、善子がずっとそう呟いていたのをルビィが聞いていたらしく。月の案内で恐らくそこであろうという場所へと急ぐ。

 

一同が向かったのはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂というフィレンツェで一番有名なドーム状の天蓋のある巨大な建造物だった。

 

結論から言うと、そこでひとまず善子とは合流できた。それはよかったのだがなぜか白い羽根を背負って、シニヨンにも白い羽根を刺して『天使ヨハネ』を自称し始めるわ。天蓋への入場券を人数分買っておいて『天使ヨハネの導き』と称してひとり15ユーロ要求してきたりした。

 

そんな様子を「Aqoursっていろんな子が居るんだねぇ~」と月は笑っていたが、こうも振り回されてはこちらとしてはため息が出る。

 

だがそのお陰で、街中を見渡せる展望台から見えた光の明滅が、鞠莉達からの合図であることに気がつくことが出来たわけではあったのだが…。

 

 

 

 

 

先の光の見えた場所へ、今度はタクシーで向かう。するとその場所は住宅街ではなかったので、どの建物か一発でわかった。だがたどり着いたころには、あたりは夜の暗闇が包んでいた。

 

「ごめんくださーい!」

 

豪邸の前に立つと千歌がそう声を張り上げる。ここにいるのなら、日本語でそう告げれば反応してくれるだろうと。

 

するとギィと音を立てて門が開くと、一人の人物が口に指をあてて『静かに』とジェスチャーをしながら中へと招き入れる。

 

「よく鞠莉の雑なヒントでここまでこれたな」

 

「博樹さんも一緒に来てたんですか?」

 

そう言って笑っていたのは博樹だった。その事に遥やみんな驚くが、一緒に行動していた訳では無い事を説明され中へと通されると、3年生組3人が待っていた。

 

「ママから何か言われなかった?」

 

そう鞠莉に聞かれるが「特には」と千歌が答えると、「何があったの?」と梨子が反対に説明を求める。

 

「うん…ちょっとね?」

 

そう言ってはぐらかすように答える鞠莉に「折角ここまで来たんだよ?」と千歌は当然納得いかない様子だった。

 

「確かに千歌さんが可哀想ですわ、このまま隠しておくのは」

 

そう言ってダイヤも鞠莉の口から説明するように諭すが、口を割ろうとしないので果南が代わりに答える。

 

「実は鞠莉、結婚するの」

 

余りに想定外の内容に、暫し場を静寂が包み込む。

 

「誰かと戦うの?」

 

「それ決闘」

 

千歌がそう口を開くとすぐさま果南がそうツッコミを入れる。

 

「綺麗好き?」

 

「潔癖ですわ」

 

曜にはダイヤが

 

「面白い話?」

 

「傑作だな」

 

ルビィには博樹が

 

「マルはそのラストが気になるずら」

 

「それは結末」

 

花丸には遥が

 

「ぐぬぬぬぬ…」

 

「結界かしら?」

 

何故か右腕を突き出して唸り始めた梨子には善子がそれぞれ反応する。

 

「だから結婚だって」

 

そう紅茶を一口飲んでから果南がもう一度告げる。

 

「「えええええええ!?」」

 

その言葉に、何故か突っ込む側に回っていた遥や善子も含めた7人の絶叫が響き渡った。




劇場版のシーン、好きなシーンが多すぎてなかなか進みません…
もともと五話完結を想定していましたが、6~8話くらい使いそうです(最初は二話目でイタリア編まで終わる予定でした)
とにかく、また次回でお会いしましょう。
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