魔法科高校の魔女   作:お魚さんZ

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ちょっと目を離していたらUA3000を越えていました。
さらにお気に入りも90件と前回の倍になっていました。
うーん、見間違いかな...となったことをここに記しておきます(苦笑)
こんな拙作を見ていただき本当にありがとうございます。

前書きはこれくらいにして本文をどうぞ。


入学編1

イリヤが前の世界との別れを決めてから3年。

彼女は国立魔法大学付属第一高校にいた。

 

イリヤは中学校三年間で調べられることは全て調べた。

イリヤが一番懸念していた、魔術師はどうやら存在しないようだ。

何故魔術師がいないと断言できるのかというと、根源で知ったからだ。

根源に虚偽の情報は無い。よって、この世界に魔術師がいないとわかったのだ。

 

イリヤは前の世界と区切りをつけた後、この世界で生きるうえで一つの目標を立てた。

それは「楽しく、気が赴くままにいきること」である。

楽しく、気が赴くままに。そんな生き方は、一族の運命を背おわされ、それに縛られていたイリヤには無縁なものだった。だから、今度の人生はそう生きたいと願ったのだった。

 

さて、そんなイリヤが何故第一高校にいるのか?

それは今日がイリヤの入学式だからである。

ちなみに結構早くに来ていたのだが、早くに来たのは校内を散策するため。

何か面白いものは無いかなぁとイリヤは散歩を始めた。

 

 

 

少ししてイリヤが鼻歌混じりに歩いていると、入学式が行われる講堂の前で男女が言い争いをしているのが聞こえた。

何事かとそちらに歩きながら聴覚を魔術で強化する。聴覚を強化された耳には、会話の内容がはっきりと聞こえてきた。

 

 

________________________________________________

 

 

「納得できません」

 

「まだ言っているのか...?」

 

第一高校入学式の日。

新たに入学する者を祝うように桜が舞う中、入学式の会場の講堂の前で言い争いをしている男女がいた。

 

「何故お兄様が補欠なのですか?入試の成績は二番目だったではありませんか!到底納得できるものではありません!」

 

「お前が何処から入試結果を手に入れたのかは横に置いておくとして...魔法科高校なんだから、ペーパーテストより魔法実技が優先されるのは当然じゃないか。俺の実技能力は深雪も良く知っているだろう?自分じゃあ、二科生とはいえよくここに受かったものだと、驚いているんだけどね」

 

女子生徒がお兄様と言っていることからもわかるように、この二人は兄妹である。

妹の方は司波深雪。誰が見ても美しいと答えるであろう、一流の職人が作り上げた芸術品のような美貌をもっている。

兄の方は司波達也。ピンとした背筋に鋭い目つき、容姿全体でいえば中の上といったところか。

 

二人とも第一高校の新入学者である。

だが二人が着ている制服には違いがあった。

深雪の制服には第一高校のエンブレムである、八枚花弁がある。

しかし、達也の制服にはそれが無い。

それは一科生である妹と二科生である兄の差を示していた。

 

「そんな覇気の無いことでどうしますか!勉学こそ今回は上がいたものの、他のことではお兄様に勝てる者などいないというのに!魔法だって本当なら」

 

「深雪!」

 

強い口調で名前を呼ばれ、深雪はハッとして口を閉ざした。

 

「分かっているな?それは口にしても仕方のないことなんだ」

 

「...申し訳ございません」

 

深雪を機嫌をどうとろうかと悩んでいると、ふと、視界に透き通るような銀髪が目に入った。

そちらを見ると第一高校の制服を着た外国人の少女が歩いていた。

銀髪に赤い目。見るからに外国人という容姿をしている。

すると、あちらはこちらが見ていることに気づいたらしく、にっこりと笑い、通り過ぎていった。

その外国人を目で追っていると妹から冷気が漂ってきた。

 

「お兄様?いかがされたのですか?女の子をじっと見つめられて」

 

笑っているように見えるが、目が笑っていない。

達也は外国人がいることが珍しいなと見ていたのだが、どうやら深雪にはあの少女に目を奪われていたように見えたようだ。

 

「いや、ただ外国人がいることが珍しいと思ってな」

 

「あら、そうでしたか。確かに珍しいですよね」

 

魔法師の育成は各国が競うように行っている。魔法師は国の戦力だ。故に魔法師はそう易々と外国に送り出さない。だから国内で外国人を見かけることは珍しいのである。

 

すると、深雪がそういえばと達也に言った。

 

「彼女、もしかして魔法実技含め入試成績が一位だった人ではありませんか?」

 

「名前は確か、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだったか?」

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。ペーパーテストは全て満点。それだけでも驚くことだが、それだけではない。深雪を抑えての魔法実技一位である。深雪は一流の魔法師といっても過言でないレベルの実力をもっている。その深雪を越えるというのは信じられないことだった。

総合的な順位は一位がイリヤスフィール、二位が深雪という結果だったのだが、なぜかイリヤスフィールは新入生総代を辞退していた。よってその代わりに深雪が新入生総代を務めることになったのであった。

 

(それにしても...深雪に勝るほどの実力、警戒しておいたほうがいいかもな)

 

達也はイリヤスフィールを警戒することに決め、妹には入学式のリハーサルに行くように言った。




あれぇおっかしいなぁ、今回は入学式の日の終わりまで書くつもりだったのに。
最初の出会いの部分が無駄に長くなってしまいました...(なりすぎですね)
次回は入学式の日の終わりまで持っていきたいです。

唐突ですが、イリヤの身長は144cmです。
身長について今後触れるか分からなかったのでなんとなく書いておきます。
体重?...女の子に体重は聞いてはいけません。痛い目に会います(経験談)

今現在コロナウイルスで休業中なので書けるだけ書いちゃいたいなと思って
いるのですが、いかんせん筆が遅いもので...
感想でもいただいたのですが、自分のペースで頑張っていこうと思います。
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