男女混合超野球連盟ぱわふるプロ野球RTA   作:飴玉鉛

14 / 62
日付が変わるギリギリなので初投稿です。


パワプロくんのオリ変

 

 

 

 

 世の中を動かしてきたのは常に一握りの天才なRTA再開します。

 

「専一様、ですか。うふふ、対等なお付き合いができる、良い友人になれそうですわね」

 

 落ちろ蚊トンボっ!(唐突) 落ちたな……(早漏)

 

 ――わたしは今、目当ての彼女候補とファースト・コンタクトを取ったところです。そろそろ来るかなーと思い網を張ってたんですが、見事に張ってた網へ掛かってくれましたよ。やったぜ。

 

 さて。どういう事? と首を傾げる視聴者の方々にご説明しましょう。

 プレイヤーキャラ……パワプロくんは中学生になると、一定周期毎にメインキャラクターと出会う機会に恵まれます。

 この法則に当て嵌まらないキャラも勿論いるのですが、そうした人には用がないので気にしてはいけません。むしろこの法則外にいる人は裏社会に関連する、パワポケ的な人ばかりなので縁がない方がいいのです。

 ゲーム的なメタ視線で見ると、中だるみを避けるための、シナリオ上の都合なのでしょうが……パワプロくんは表社会のキャラとは必ず一回は出会えるようになっている――ここを憶えておくだけでいいですね。

 

 とはいえ、あくまで【機会に恵まれる】だけです。同じマップ……同市町村内にキャラがポップするだけなので、こちらから会おうとするか、偶然の出会いに期待するしかありません。

 なので必ずしも縁を結べるわけではない事も留意していてください。

 そして中高大の学生スタートで、出会いイベントはほぼ同一のものになります。中学生から出会いイベントが始まる理由は……性の目覚めを迎えてるかどうかなんでしょう(適当)

 

 で、ですね。目当てのキャラがポップする場所は、概ねそのキャラの背景に即したものになるので、この世界観の闇に触れたいなら街に繰り出し、人通りの少ない場所を歩き回るといいでしょう。……ジャジメントや九頭龍、アジムやオオガミなど、闇に関わるキャラとかなりの高確率で出会えますよ。

 

 ですが今回、わたしは闇に関わる気はないので、そこらに近寄るつもりは欠片もありません。闇w 闇とか厨二かよw それパワプロじゃないじゃんw などと草を生やしながら軽く見て、安易に関わると死ぬよりツラい目に遭ってから死にます(二敗) 死んだ方が救いになるぐらい闇はガチなんで、いい子の皆さんは気をつけましょう。

 で、絶対関わりたくないと、わたしと同じ事を思ったなら。幾人かのメインキャラの庇護を受けられる立場を確保して、遭遇事故をカットしてくれるSP聡里ちゃんと仲良くなっておきましょう。聡里ちゃんは闇に関わりたくない人のセーフティとしてかなり有能です。世間的な立場とかそういうのではなく、個人としての聡里ちゃんが、危険を避けるための嗅覚を備えていますので。

 

 そんで、話を戻します。わたしがたった今コンタクトを取ったのは、目当てのマネ兼彼女候補三人の内の一人、木村美香ちゃんです。過去作までは両親が大きな会社を経営する大金持ちの令嬢だったんですが――本作だと橘財閥に匹敵する木村財閥の令嬢にランクアップしてます。本人は容姿端麗・スポーツ万能・学業優秀と三拍子揃った完璧美少女なのに変わりはありません。

 本作の規模で同ランクにあるのは、木村財閥・猪狩コンツェルン・橘財閥などが挙げられます。他にもありますが、今回のパワプロくんが深く関わる事になる面子に限って紹介させていただきました。んで、木村美香ちゃんはここら一帯の有名人で、とっても小僧共から憧れられてる高嶺の花。下心満載な男ばかりに絡まれるので、そのことを鬱陶しがってるのが初期段階。下心しかない男にうんざりしているその時に、パワプロくんと出会うわけですね。

 

 このタイミングで練習中、「わー手がすべったー(棒読み)」と失投し、わざとチームメイトに特大ホームランを打たれる事で、イベント補正に引っ張られたホームランボールがコロコロと場外に飛び出してしまいます。

 それを追うとボールが美香ちゃんの足元に転がるので、「おーいそのボール取ってくれー(棒)」と呼び掛けましょう。すると美香ちゃんはガン無視してくるので、気にしないでボールを拾いに行き素通りすると、『ワタシに話し掛けようとしていたんじゃないの(驚愕)』となり、自身の自意識過剰っぷりと失礼な態度を恥じ、謝罪して名前を訊いてきます。それに答えると好意的な第一印象を持ってくれるわけです。

 

 メッチャ良い娘なんですが……ちょっとチョロ過ぎて将来悪い男に捕まりそうで心配になりますね……なのでわたしが守護らねば……!(使命感)

 

 で、打算を打ち明けておきましょう。何度も申し上げてるように、わたしは本作世界観の闇の部分に関わるつもりは毛頭ありません。普通に野球させてください(切実) 今はまだ中学生なのでマークは甘いのですが、有名になればなるほど、能力が高まれば高まるほど、比例してパワプロくんの運命力が唸りを上げるのか闇の手が伸びてくるんですよね(恐怖)

 なのでその闇の手をシャットアウトする為に、メインキャラと親密になっておく必要があるのです。女など我が道に不要! という方や、王道の野球道を邁進したいなら、重度のツンデレである猪狩守くんと仲良くなりましょう。彼はかなり本作で優遇されてるんで、彼と親密になるだけで割となんとかなるんです。

 

 わたしの場合、猪狩くんと個人として親しくなるつもりはないので、他の選択肢を取っています。

 

 その選択肢が木村美香ちゃんと橘みずきちゃんです。みずきちゃんやあおいちゃんとは高校で邂逅する予定だったんですが……聖ちゃんと幼馴染になった恩恵で中学時代で出会えたのは僥倖でした。

 聖ちゃんの内助の功は五臓六腑に染み渡るでぇ……。

 彼女達の実家パワーの庇護を受けられたら、闇の手をカットしてくれます。なんせ本作の大財閥は私兵集団を抱えてましてね……武力面と経済面でガードできるんですよ。そんでミクロな視点だと聡里ちゃんが事故を防いでくれるという。なおこれ全部を猪狩守くんは単体でやってくれます(白目) 猪狩くんは特に何もしてなくても、仲が良いだけで世界の意志が守ってくれてる感じがするのです(困惑)

 

 ともかく。彼女達の実家パワーの庇護を受けるには、みずきちゃんに関しては親密度をマックスにしておくだけでいいです。

 プロ野球選手を引退後、みずきちゃんは財閥の後継者になるんで、その後継者枠のみずきちゃんの親しい人は、みずきちゃんのパパンが自動的にガードしてくれるんですよね。娘のメンタルを護る橘パパンはパパの鑑ですよ。

 で、彼女候補の美香ちゃんの場合は、彼女の好感度をマックスにし、かつイベントを完走する必要があります。二つの大財閥の庇護を得て、やっと身の安全を確保できるわけですね。……パワポケ要素混ぜるとか、開発の悪意が透けて見えますよ。

 

 ――それからもう一つ、ずっと解説しなきゃと思いながらも忘れていた事があります。話は逸れてしまいますが、また忘れてしまわない内に済ませておきましょう。

 

 本作のパワプロくんとメインキャラクターの年齢は同世代で固定されてるんですが、その基準は元祖三人娘とされる緑・青・紫の娘達になってます。

 あおいちゃんと同い年になれば、パワプロくんと同い年固定の猪狩守くんもそうなるんです。で、今回は聖ちゃんと同い年なんで、自動的にあおいちゃんだけ殆どのメインキャラより一個上の学年になっちゃうんですよね。

 一人だけ一年早く卒業しちゃうあおいちゃん可哀想……なのであおいちゃんと甲子園優勝を果たしたいなら、高校二年生までに成し遂げておく必要があるんですね。まあこれはこれでメリットはありますよ? あおいちゃんの勧誘が成功してるんで、一年先に高校に入ったあおいちゃんが、野球部を先に作って面倒な諸々を片付けておいてくれるんです。おまけにキャプテンもやってくれるんで、パワプロくんの負担を減らしてくれます。やったぜ。

 

 よし、忘れてた解説を挟めました。あーさっぱりした(棒読み)

 

 なので今回はここまで……と言うにはまだ早いですか。前回予告していた、本作で実装されたシステムの一つの使用ターンをご覧に入れましょう。

 概要は前回お話したので省きますが、『女の子パラダイス』の時間です。

 良い響きですよね、女の子パラダイス。ノンケには堪らないでしょう。

 このシステムを発動する条件に、最低五人の女の子と同じチームに所属し、友好度を一定以上にしておく必要があるんですが、これはもうクリアしています。クリアしてるのは礼里ちゃん、聖ちゃん、聡里ちゃん、みずきちゃん、あおいちゃん、そんでヒロピーと雅ちゃんですね。

 

 え? なんで選手じゃない聡里ちゃんが入ってるのか、ですか?

 

 彼女は優れた運動能力持ってるんで、誘えば普通に練習を手伝ってくれるからです。『彼女』なんでLOVEパワーを付与してくれるオマケつきともなれば誘わない手はありません。

 なんせLOVEパワーが発動するとですね、取得経験点が増して体力の減りが少なくなり、更にケガ率もダウンするんですよ。――わたしは超特の『鉄人』を保有してるんで、残り体力が安全圏にあるならケガ率ゼロなんですけど。

 

 んで、シニアの練習が終わった後、ヒロピーも誘っていつもの河原で練習をします。雅ちゃんがシニアに入ってないからですね。

 折角の『女の子パラダイス』でハブったら可哀想ですし(建前) シニアの野郎連中が邪魔でしょ(本音) せっかく華やかな空間になるのに、画面に野郎が映ったら視聴者さんも嫌でしょう?(責任転嫁)

 ってなわけで、早速やりますか!

 

「センくんは分かってるだろうけど、ストレッチは入念にやること。ケガしたら元も子もない」

 

 むに、むに、と体を押し付けながら柔軟運動を手伝ってくれる聡里ちゃん。ンホー!(汚い声)(LOVEパワーON)

 

「パワプロくん、シンカー系の握りなんだけど……ここ、こうしたらどうなると思う?」

「キャップ! シンカーの変化量増やすのってこんな感じでどうよ?」

 

 いつの間にか苗字呼びからあだ名で呼んでくれるようになったあおいちゃんと、お前ハッチかよと言いたくなるあだ名で呼んでくるみずきちゃん。

 二人が我先にと詰め寄ってきて、左右から引っ張りながら訊いてきます。日頃の指導の賜物でしょう、触っても触られても特に抵抗がなくナチュラルにボディタッチしてくれますね(ゲス顔)

 シンカー系の変化球は苦手なんですが、理論は知ってるので助言できます。知識を惜しまず知ってることはなんでも、全部、根こそぎ吐きます。ここの助言次第で彼女達の代名詞、マリンボールやクレッセントムーンの完成度とクオリティーが変わってきて、クリティカル判定を出したらこの二種の球がエグい魔球に進化します。進化させ、真価を引き出しましょう(激ウマギャグ)

 わたしも前までの試走で教えてもらってるんで、一応マリンボール・クレッセントムーン両方投げられるんですが、どうもわたしとは相性が良くない変化球なんで使うことも、持ち球として表記されることもなかったりします。とりあえず完成形を知ってるんで、それとなく誘導するのが無難でしょう。

 それと、パワプロ世界だと明らかに物理法則無視した変化球があります。みずきちゃんのクレッセントムーンとかが良い例ですね。なので常識的な指導とかはなんの意味もない、とは言い過ぎですが最善でないのは確かです。完成形を早期に習得したら、彼女達は更におかしな進化を果たしてもおかしくないですね。

 

「ね、パワプロくんっ。こう言うとなんか恥ずかしいんだけどさ……パワプロくんにはジャイロフォークがあって、早川先輩と橘さんは自分だけの変化球作ろうとしてるよね。それ見てたらさ……あたしもオリジナルの変化球、作ってみたいなって思ったりするんだよね。何かアドバイスあったら嬉しいかな!」

 

 ヒロピーが冗談めかして言ってくるので頷きます。おう、考えてやるよ(教えてやるとは言ってない) 君にジャイロフォーク見せたこと無いけどな。

 まあでも教えるとしたら、ヒロピーは持ち球に高速シュートがあるんで『ブレッドシュート』辺りが良さげですかね。これは覆水武明という、孤高の天才キャラのオリ変なんですが、これまた覚えてます。投げ方だけは。

 わたしはシュート系を投げたら、どうもフォーク系とスライダー系の感覚が悪くなるんで使う気はないんですよ。死蔵させるぐらいなら教えてもいいと思います。本家本元の覆水くんには悪いですが、敵チームになるのが確定の人の事より、自チームになる見込みのあるヒロピーの方が大事ですからね。申し訳ないですがヒロピーを贔屓しましょう。

 

「ばっちこーい!」

「下手な打球は打ってくるな。難しくないと練習にならない」

 

 今はまだ、高校でも野球ができるとは思ってないエンジョイ勢の雅ちゃんは二塁手に。()()()から矢鱈とスキンシップの増えた礼里ちゃんは遊撃手固定。この二遊間の守備を鉄壁にする為の処理をします。この二人のターンに移るとファーストにはヒロピーが付いてくれますんで、ドシドシ鋭い打球を打ち込んでやりましょう。

 

「こ、こう? あっ、こうか! ふふふ、やっぱり楽しいなぁ、野球……」

 

 他の皆と比べたら圧倒的に練習量が少ない雅ちゃんには、特に力を入れて指導しましょうね。守備はもちろん打撃技術を徹底的に仕込みます。

 異性に触られるのに慣れてないはずが、特に抵抗を感じてる素振りのない雅ちゃんは無防備過ぎますが……役得云々の邪念は無用。純粋にわたし直伝の技術を仕込みまくり、我が軍の二番打者に据えたい人材なのでバント技術、アベレージヒッターのコツなどを覚え込ませましょう。

 まだわたしの草案に過ぎませんが、一番打者のリードオフマンは礼里ちゃんで、二番に雅ちゃん、三番は今のとこ聖ちゃん、四番にわたしが着くのが理想だと思ってます。守備でもチームプレイが巧みな雅ちゃんなら期待に応えてくれるはず。今後は雅ちゃんに守備職人、アベレージヒッターなどの打撃技術と走塁技術に長けた選手になってもらいましょう。適性もそっちですし。

 

 礼里ちゃん? ステ表記上だとわたしより全ステが上で、技術も申し分ないので特に言うことがないという……。天才ですよ、この娘も。なので礼里ちゃんには、下位互換である雅ちゃんとの連携力の向上に努めてもらいます。

 

「パワプロ。そろそろ()()()()()()()()()()。私も『超集中モード』に自由に入れるようになったからな」

 

 ほんでわたし自身の練習をする、とはなりません。トリを飾るのは聖ちゃんです。オリ変に名前付けたり、厨二に理解のある世界観なので、『超集中モード』と聖ちゃんが言っても違和感はないですね。

 この超集中モードは、言ってみれば走馬灯のアレです。スポーツだと『ゾーンに入る』といいます。体感時間が引き伸ばされ、全てがスローモーションに見えるようになる感じ。聖ちゃんは元々優れた集中力を持っていて、その恩恵でステは低くとも技術面でとても優れています。いわゆる打てる捕手なわけですね。

 ほんとうは『超集中モード』を会得するのはもっと後になるはずが、わたしとほぼ毎日練習してたお蔭で成長が早まり、中1の段階で会得したようです。

 

「フフン。私を誰だと思っているのだ。パワプロの球を一番見てきたのは私だぞ。そしてパワプロを一番見てるのも私なのだ。()()()()()()()()()気がしていたからな、それを止めさせて本気を引き出すのが女房たる私の務めだ」

「………」

「氷上、お前には負けないぞ」

 

 さらっと女房役ではなく女房と言って聡里ちゃんを牽制する聖ちゃん。『牽制』は投手のわたしの仕事なんですが……。

 バチバチと視線で火花を散らす二人。素知らぬ顔をしてる礼里ちゃん。捕手だからって、走者(わたし)走者(カノジョ)を『刺殺』するのだけはやめてくださいよホント(蘇るトラウマ)

 や、聖ちゃんはそんな事しないぐう聖だって知ってるんですけどね。モブ娘でやられたリアル黒ひげ危機一発が想起されると……ふふ……下品なんですが……失禁、しちゃいそうです……。

 

 それはそれとして本気出して良いと言うので出してみました。今まで変化量を抑えてたジャイロフォーク、受け止められるかな?

 

「……っ! もう一球だ! 次は止めてみせるぞっ!」

 

 グラブで弾いてしまいましたね。後逸しちゃってます。かなり珍しい光景に礼里ちゃんが目を丸くしてます。可愛い。多分聖ちゃんのミスを初めて見た勢も驚いてますね。

 ですが流石は聖ちゃん。既に球筋には慣れてるようで、二度目は見事にキャッチしてくれました。そのドヤ顔、可愛い。天使か。……聡里ちゃんが睨んで来るのが怖いので隠し球を見せときましょう。本気のジャイロフォークを捕ってくれるようになった聖ちゃんなら、そのうち捕れるようになるでしょうからね。

 

「な、何? 密かに開発した魔球を捕ってくれ? う、うむ……任せるのだ! パワプロの総ては私が受け止めてみせるぞ!」

 

 矢鱈と意味深の言い回しはやめろ(迫真)

 で、わたしの切り札その二をお披露目です。

 

「き、球種はなんだ? なに……? ()()()()()()()だと!?」

 

 現実世界だと絶対投げられん(確信) むしろ投げれる投手いるならわたしはその人を神だと崇め奉りますよ。

 そう、わたしの真の切り札は超高速ナックル……速球と同じ球速のままナックルの軌道を描く大魔球です。これは忘れもしない、10周前のパワプロくんが『オクタヴィア』という娘から伝授され、その後の9周前のパワプロくんが阿畑パイセンの補助を経て独自に改良し、変化量とキレを増したもの。パワプロ時空にしか存在できない、世界でたった一人わたしだけが投げられるトッテオキです。……ガチ勢プレイヤーの中には、これより酷い球投げる人もいるという恐ろしさよ。

 

 えげつない変化球なんで、世界トップランクの捕手も捕球をミスりまくること請け合い。なので泣く泣く封印してるんですけどね……。

 安定して捕ってくれるのは、ガチ勢プレイヤーの捕手の人ぐらいでしょう。わたしはオフラインでやってるんですけど、オンラインでやれば協力プレイもできるんで、そういうのに醍醐味を求める人もいます。アイツらマジでバケモンなので勝てる気がしない。

 ですが聖ちゃんなら、いつかはこれも捕れる日が来ると信じてます。プロになって何年もしたら、ですけど。それまでは捕れないでしょう。少なくとも今は絶対捕れないと思います。

 

「!? なっ……くぅッ……! こっ、こんなの……現実に有り得る球なのか!?」

 

 有り得ないんだよなぁ(事実) 案の定捕れてませんね。泣きそうな聖ちゃん可愛いよprpr

 大丈夫だって安心しろよ〜。捕れるとは最初から思ってないんで。

 

「っ……! 舐めるな、いつか……いつか必ず! このボールも捕ってみせるぞっ!」

 

 その意気や! ……最終的にわたし、170キロの直球投げれるようになる予定なんで、170キロのジャイフォと超高速ナックルに進化するんですけどね。それ捕れるようになってたら、間違いなく聖ちゃんが世界最強の捕手だと賞賛されるでしょう(遠い目)

 とはいえ強力な切り札ですが、その分スタミナの消費量がエグい。肩と肘の負担も大きい上に、握力もかなり使います。多投はできないんで、今はまだ封印必至です。日の目を見る時は来るんでしょうか……(不安)

 

「ちょっと何よ今の!?」

「えっぐ……うわ、凄すぎてなんか逆に引くよ……」

「ナックルかぁ……あたしには無理な奴だね……」

「うわぁ……」

「私も打てるぐらいにならないと、対等な選手とは言えなくなるのか……?」

 

 驚きながら皆が近寄ってきます。天狗になりそう……なるわけないんですけどね。誰も捕れない魔球とか無価値ですよ。

 

 ってな感じで今回はここまで。……え? 普通に練習してただけじゃないか――ですか?

 そりゃそうですけど。でも絵面としては常に女の子に囲まれ、触り触られを公然とできるという……ホモもノンケ&ロリコンに堕ちること必至な環境でしたよ。システムもばっちし機能してて、うん、おいしい!

 教えてばっかなんで、皆もコツとか掴んで成長する上に経験点も激増するとかうま味が強すぎて病みつきになりますよ……。

 

 転校してシニアも変わったばっかなんで、来年の秋大会まで出られないのがネックですが、それを補って余りある環境は最高です。

 女の子パラダイスを何度も繰り返していけば、中学生の経験点のカンストも容易いでしょう。野手能力をカンストしてもお釣りが来ますね。

 

 次回は二年生になるまでのダイジェスト実況と、幾つかの解説をしたいと思います。動画編集が大変なんで、ちょっと遅くなるかも?

 また見てくださいねー! ばいばーい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




面白い、続きが気になると思って頂けたら評価等よろしくお願いします。

アンケート第二弾です。

科学ノ発展ニ犠牲ハ付キモノデース。

  • 構わん、やれ
  • ヒェッ……(やめてくれよ)
  • やってもええけど成功パターンでオナシャス
  • こんなに辛いのなら愛など要らぬゥ!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。