勝ち続ける意志力が大事なRTA再開します。
いやぁ決勝戦の相手は強敵でしたね……まさか満塁なのに敬遠してくるとはこの海のリハク以下略。
例によって例の如く、決勝動画は別枠に上げてます。守くん達相手にした準決勝とは違い、盛り上がるところも、遊び心を入れる余地もない蹂躙試合でしたので。特に見所さんがなかったのでやむを得ない措置です。
別枠に興味は無ぇ! 本枠しか見ねぇぜ! といった方の為に説明しておきますと、決勝で締めたのはエースあおいちゃんです。あおいちゃんはこれが中学最後の試合でした。が、余韻もクソもない圧倒的強さを見せつけての優勝なので、テンションMAXで喜べず……優勝決定時のあおいちゃんの表情を言葉にすると「あ、勝った。終わった。うーん……」みたいな感じです(雑)
あおいちゃん的には不完全燃焼だったようですが、一応優勝への嬉しさはあるみたいでした。「ボク達が日本一なんだよ!」と笑顔でピースサインを見せてくれたあおいちゃんは必見の価値あり。別枠で見る事が出来ますので、興味のある方はそちらもどうぞ。
で、真面目な話をするとですね、個人的には準決勝での猪狩守くんの仕上がりっぷりが意外でした。わたしのこれまでの経験から言って、このままのペースで成長していけば、多分高2までにアフロ守を通り越しそうです。
しかしその爆発的な成長も、意外ではありましたが想定の範囲内。現時点でライジングシリーズ最終形態のカイザーライジングを投げれるようになってるのも、変化球の持ち球が増えてるのも、まあ猪狩くんならこんぐらいやるだろうなと思ってました。流石にパワプロくんと同じチームで切磋琢磨していた時よりは一枚格が落ちるな、といった具合です。そして友沢くんも仕上がって来てますね。投手を断念する事になる怪我を負ってないので、本来の友沢くんよりも強くなってます。この調子だと技術力がプロレベルになるのに……あと三年ぐらいでしょうか?
本作の超高校級=プロ級だってそれ一番言われてるから。超大学級も即戦力という意味では大差ありません。
で。わたしが彼らを刺激し、鍛えているのには勿論理由があります。わたしは最強投手を作り、最速最短でプロ野球人生を駆け抜けようとしているのですが、そこに強力なスター選手がいないと盛り上がらないんですよね。
早い話、あんなにすげぇ奴らがパワプロには全く歯が立たないなんて……! という感じで盛り上げ役にしたいんです。そんで本RTAの締めの試合は、完全究極体の彼らに勝って終わろうとしてるんですよね。
謂わばパワプロくんの『絶対エース』を象徴する無敵エピソードのために、彼らを利用し尽くそうとしているわけです。そうしてパワプロくんが引退する理由として、彼らの名を挙げて『あの二人との勝負が俺の野球人生の集大成でした』とか言って、コネ作りまくってる橘か木村財閥のどちらかにコネ入社してEND……というのがわたしの組んでる
ただ、一応ガチ勢ではない方のために解説しておきますと、彼らのレベルは一定までは確定で成長するのですが、ライバルポジションにいるパワプロくんが良い成績を残さない限り能力キャップが設けられてます。なのでこんな奴に勝てるわけないだろ、と本動画で絶望する必要はありません。各プレイヤーの技量に合わせた強さ設定がなされておりますので。
で、そんな彼らにも限界はあります。カンストした守くん達の能力は、ガチ勢の中堅に届くか届かないか、といった感じですね。ガチ勢の上位陣からすると同じ上位陣しか相手にならないようで、サクセスなども専らオンラインでやり如何にして相手プレイヤーを潰すかに心血を注ぎ込んでるようです。試合はおろか普段から闇討ち狙ったり、社会的に殺そうとしたりと、お前ら野球するより生き生きしてるな……と絶句すること必至です。いい子の皆は真似しちゃ駄目だぞ(はーと) 野球ゲームですからね本作。
あ、そういえば、準決勝で勝ったので、試合後ボーナスを貰えました。いつものしょっぱい経験点の他に――超特『マインドブレイカー』をゲットできました。やったぜ。一体誰の心を折ってしまったのか心配ですね(棒読み)
この超特コツをゲットできたのに、あまり喜びは感じられません。入手条件ガバガバのガバである事に定評のあるコツですし。いたいけな野球小僧どもの心を何度も折り続けてきたので、これが手に入るのは至って順当ですから。
天才どもは高校で追いついてきますが、パワプロくんも負けてはいません。能力キャップが事実上開放されるので、貯めに貯めた経験点を全ブッパし、手に入れてた超特コツ特能コツを全て手に入れ、更に能力も上げれるとこまで上げていこうと思います。本作だとパワプロくんの体の成長期は高2までに終わるのが確定してますし、恵体なパワプロくんは最終的には190cm辺りで身長はカンストするでしょう。
今の所、溜めてるコツとかを全取得し、能力値を上げると、高校では一年生の段階で以下の通りになるのが確定しています。これより弱くなることはないので、気が早いですが明記しておきましょう。
ちなみに下記のステにはまだ未取得の超特も加えてますが、中学時代中ではわたしが手を抜いてただけなので、わたしのPSを足した場合、擬似的に超特クラスになるので改変してるだけです。その点は括弧で囲っておきます。
『』で囲われてるものに関しては、本来は超特相当ではない事を留意しつつ見てください。
【投球フォーム:オーバースロー17(改良済) 投打:右打ち左投げ
球速:S(162km/h)
コントロール:S1(101) スタミナ:S1(101)
・ジャイロボール ・ストレート (・ジャイロフォーク:7)
・チェンジアップ:7 ・スライダー:7 ・カーブ:7
(・オクトスモーク:7)
・センス◎ ・カリスマ ・モテモテ
『・精密機械』 『・怪童』 『・怪物球威』
『・驚異の切れ味』 ・リリース ・変幻自在
・超短気 ・超集中 『・ドクターK』 ・同心術
・マインドブレイカー ・ハイスピンジャイロ
『・エースの風格』】
【打撃フォーム:神主打法(パワプロ式・祈祷打法) 弾道:4
ミート:B(70) パワー:S(90) 走力:A(80)
肩力:S(100) 守備:B(70) エラー回避:B(70)
サブポジション:外野(センター・レフト・ライト)
・積極盗塁 ・積極走塁
・チャンス5 『・安打製造機』 『・アーチスト』
『・高速ベースラン』『・電光石火』『・ストライク送球』
『・広角砲』 ・粘り打ち 『・恐怖の満塁男』
・鉄人 『・エースキラー』『・精神的支柱』
・連打 ・レーザービーム『・ローリング打法』
『・内角必打』 『低球必打』『・魔術師』
・ラッキーボーイ『・不動の四番』『・至高の外野手』】
なんやこれ(白目) 盛りスギィ! と、思われるかもしれません。
しかし本作の超特や特能は、あくまでPSの補助や補正として機能してます。なので自前のPSが元々ある人が特能なりの補正を受けたら、大体の特能が超特に進化する事はザラなんですよね。
ので、むしろガチ勢からしたらこれが普通なんですよ。
中には見覚えのないコツとかがあって何それと首を傾げられるかもしれませんが、古典の一つであるパワプロスマホアプリのせいで超特が乱造され始め、更には虹特なるものまで出てくる始末。なので知らない能力があったら……各自ググって下さい(丸投げ)
なお打者能力のほうが充実してるのは、前から何度か言ってますがわたしが得意なのは打者の方だからです。投手PSの技能は可もなく不可もなくといった感じですね。
中学まではキャラスペックによる力押しばかりだったんですが、高校からは本気でやるため、パワプロくんの力も借りていきます。パワプロくんとわたしが悪魔合体すれば、幾ら原作の天才共が相手でも遅れは取りません(震え)
高校からは更に追い込みを掛け、超特より上の虹特やらなんやらを獲得したりして、なんとか無双モードでプロまで逃げ切りたいなって思います(希望) どこかでミスったら洒落にならんので、更に気をつけていきましょう。
「――それで、本題に入るわけだが、力場くんはどこの球団に興味があるのかな?」
現在わたしは、ご覧の通りヒゲのオッサンとカフェにいます。
このオッサンはプロスカウトの影山さんですね。中坊に唾付けに来るとかお前暇なのか(辛辣) と、なるかもですが、野球一強世界である本作だと、将来有望な野球小僧にはプロからも声が掛かる場合が儘あります。
過去シリーズだと節穴やら無能やらと揶揄される影山さん。しゃあないねんなぁ、高3とか大3まで無能ステがデフォなパワプロくんが、急にトップクラスに成長するとか現実的に考えて見抜くの無理ですやん。それに影山さんはパワプロくんの希望する球団に入れるよう、完璧な調整をしてくれる超絶有能マンなのを忘れないでやってください……。
本作でも彼はパワプロくんの希望を聞いて、無事に希望球団に入れるように調整してくれます。そこらへんどうなってんのと探ってみたら、優秀な人材はメジャーなどからヘッドハンティングされないように、出来る限り希望を聞く事になってるようですね。
影山さんと自己紹介を兼ねた雑談をした後、彼はズバッと切り込んできました。彼はパワプロ事件と呼ばれる例の騒動――ファン達のモラルハザードをはじめとした諸々の時期には接触してきてません。パワプロくんからアイツらと同じ扱いをされかねないと思って、慎重に時期を待ってたのでしょう。
影山スカウト、有能。
「『頑張パワフルズ』ですね」
変に駆け引きする必要はありません。素直に希望球団を伝えます。
すると影山さんは意外そうに表情を動かし、驚きを表現しました。
彼からすると予想外もいいとこでしょう。今のパワフルズは球界一の雑魚扱いですからね。そんなとこにゴールデンボーイが入りたがってるとか予想できるわけがない。
「……本気かな? 君がこれから順当に、さらなる実力を付けていったら、かなりの好条件で良い球団に入れると思うが」
「本気です。俺が野球を始めたキッカケが、テレビでパワフルズの試合を見たからですし。それに今は弱小でも、俺が入ったら簡単に立て直せますよ。なんせ俺がいるところに聖ちゃんと礼里ちゃんは来るって言ってくれてますし、そうなったら打線にも厚みが出ますしね」
影山さんは個性豊かな面々を知ってるので、これぐらいのビッグマウスは逆に好印象になります。もちろん彼から見て釣り合いの取れてる物言いなら、ですが。この周回のパワプロくんならもっと大きな事言ってもいいですね。
ほう……六道さん達も一緒の球団を希望してるのか、と呟く影山さん。心の中のメモ帳にカキカキされてることでしょう。よいぞよいぞ。
「強気だな、力場くんは」
「そうですかね? 俺達が金満球団に入って一強時代になったら、野球も詰まんなくなると思いません? 俺達は弱い球団に入った方が、野球も盛り上がると思うんですが」
ビッグマウスビッグマウスビッグビッグマーウス♪(ハハッ)
俺が入ったとこが一番強いとイキるパワプロくん。
この言葉を事実にしてみせます。見苦しいのは実力が伴わないイキリ、伴うならイキリは格好良くなるんです。俺様キャラなパワプロくんらしく、これからも強い言葉を連発していきましょう。
弱く見えるぞと言われようが、パワプロくんはともかくわたしが謙虚なのでセーフ。
「……不思議だな。君が言うと井の中の蛙が粋がっているように聞こえない。……時に力場くん、君はチームメイトの指導もしているようだが、君から見てこれはと思う選手はいるかな?」
「全員センス良いですよ。その中でも抜きん出てるのは――」
と、ここでヒロインズの名前を全部出し、ついでに矢部くんの名前も出しておきます。矢部って誰だよ(素) と反応されるので、今はヘボいですが磨けば光りそうと宣伝しておきます。
わたしは友情に厚いので、矢部くんの名前を影山さんに覚えて貰う。
今はまだプロになりたいという思いは薄いですが、本気で野球やってる内に自分も行けたらいいなと思い始める事は承知しています。これで彼もプロに連れていければ御の字ですよ。ふふ……パワプロくんと遭遇してしまったのが運の尽き、逃さないよ矢部くん(ニッコリ)
影山さんはデキた人なので、このカフェのお代は持ってくれます。じゃけん遠慮せずゴチになっときましょうねー。
と、こんな感じで今回はここまで。次回もまた見てくださいねー! ばいばい!
† † † † † † † †
「あ、パワプロくん……」
偶然――と言うのはわざとらしい。けど本当に偶然だった。
年下の男の子ではあるけれど、接していたらずっと年上の人に甘やかされてるかのような照れ臭さ、不可思議な安心感を齎してくれる少年が、見知らぬ男の人とカフェから出てきて、談笑しながら別れる場面に出くわしたのだ。
ニット帽を被った髭面の人は、駐車場に向かって車に乗り込むと、そのまま走り去っていく。パワプロくんはそれを見送って、ボクが来た道の反対を向き歩き出してしまう。ボクは一瞬躊躇うも、変に遠慮する仲でもない。駆け足でパワプロくんを追い掛けて、その背中に声を掛けた。
「ねぇ、パワプロくんっ」
「ん……おう、あおいちゃんか。こんなとこで会うなんて奇遇だな」
振り返ったパワプロくんが、ボクの目を見る。その目線はややボクを見下ろす形だ。
初めて出会った時はまだボクの方が身長は高かったのに、その差は10cm以上もできている。ボクが167cmだから……目測だけど180cmはあるだろう。
つい最近の大きな騒動で、パワプロくんの素性は世間にも知れ渡っている。今でこそ沈静化してるけど、道行く人達はパワプロくんを見掛けると気になってしまうようだ。特に女の人達はミーハーな声を上げてて、なんだか遠い人になってしまったんだなぁ、と思わなくもない。身近な人が人気アイドルになってしまったかのような、距離感に迷ってしまう感覚だ。その感覚を助長するのは、ボクがパワプロくんに話し掛けると集まる女の人達の好奇と嫉妬の目だ。
パワプロくんは自他共に認めるイケメンである。女の子として、はしゃぎたくなる気持ちは分かる。けどパワプロくんの魅力は顔なんかじゃない。野球に真摯なこと、男女を区別はしても差別はせず、分け隔てなく誠実に向き合うところ――他にもたくさんある。そうした内面を見ないで、知ろうともしないで騒ぐ人達は……ハッキリ言って気持ち悪かった。
「うん。そろそろクリスマスだしね、皆へのプレゼント買ったりしないと」
「あ? あー……そっか。そういや来月クリスマスか……」
「パワプロくん? もしかして忘れてたの?」
「忘れてた。どうすっかなぁ……なんにも考えてなかったぞ。えー……っと、聡里ちゃんには猫のぬいぐるみ、聖ちゃんには髪紐、礼里ちゃんにはマフラーでいいとして……あおいちゃんは何が良い?」
「それ本人に聞く? ちゃんと自分で考えないと意味ないよ」
気になってるのはさっきの人のこと。けど中々それに触れられない。直球で聞いてしまってもいいのかもしれないけど、個人的なことに首を突っ込んでるみたいで気が引けてしまう。そんなボクの気のない反応に、パワプロくんは不意に意地悪く笑い掛けてきた。
不覚にも、一瞬見惚れてしまう。
「んじゃ、あおいちゃんと今日デートしたって事で。一ヶ月早いクリスマスプレゼントの先払いだな」
「っ……? な、なにそれ、そんなので誤魔化されないんだから! ボクにも氷上さん達みたいにちゃんとしたプレゼント考えてよっ」
「冗談だって。じゃ、今日の予定は空いてるし、あおいちゃんさえ良かったらデートしようぜ」
「――ぇ?」
「安心しろって。プレゼント云々は別にちゃんと考えるさ。とりあえずそこらへん回って、あおいちゃんの好きな物の傾向をリサーチしたいんだよ」
デート。
その単語に、ボクは頭が真っ白になる。
パワプロくんは簡単にその言葉を使う。広巳ちゃんやみずきちゃんにも、その言葉を使って二人で出掛ける事は結構あった。ボクも言われた事はある。
けど今回は、いつも通りに流す事はできなかった。
秋の大会が終わって、不意に思ったからだ。これで一年間は、パワプロくんと野球が出来ないんだって。会えなくなるわけじゃないけど、一緒にいられる時間は他の皆よりもずっと少なくなる。だから――心の何処かで、パワプロくんとの時間を独占したいという思いがあった。
パワプロくんと街を歩く。それだけの事で何も考えられなくなって、あたふたと慌ててしまいそうだ。
駄目だ。酷い男の子だ、パワプロくんは。だってパワプロくんには、彼女が……氷上さんがいるのに。なんで他の女の子にまで優しくするんだろう。
――氷上さんとパワプロくんは、付き合ってる。けどそれを公言してるわけじゃない。なら……ボクが知らないフリして付き合っても――
不意に頭の片隅で閃いた、最低な発想。
それに強烈な自己嫌悪を懐く。けど、同時に途方もなく巨大な誘惑に駆られてしまった。
だから――うん、これはきっと、パワプロくんが悪いんだ。
ボクが
そして、
「――また明日、あおいちゃんの家にお邪魔していいか?」
「……なんで?」
「マリンボールの理論、もっと煮詰めたいんだろ。どうせ考えるなら早い方がいいと思わねぇ?」
「……思う、かな?」
夕方まで一緒にいて、すぐに離したけど冗談めかして手を繋いだりしちゃったりして。別れ際にそんな事を言われてしまったボクは、断るべきなのに断れなかった。そんな言い方は卑怯だ――だから、ボクもちょっとだけ、ほんとうにちょっとだけ、卑怯になってもいいはずだ。
――ごめんね、氷上さん。
何に対する謝罪なのか、判然としないまま。させないまま。ボクは心の中でそっと呟いた。
アンケート結果が全てだから(言い訳)
どれが良いでしょう?
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あおいちゃんの卒業式(意味深)
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みずきちゃんの決起式(意味深)
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ヒロピーの団結式(意味深)