リアルが忙しかったんです。間が空いたらスランプになってたんです。
書き方忘れたんです。全部リアルって奴の仕業なんだ!
おれは悪くぬぇ!
なので初投稿です(強弁)
多くのパワプロくんが無駄死にで無かった事の証のために……!
再び走者の理想を掲げるために……!
トロフィーゲット、成就のために……!
視聴者よ! わたしが帰ってきたRTA再開してます(クソ長挨拶)
既に周知の事と思われますが、皆様にご報告いたします。
なんと本作、『男女混合超野球連盟ぱわふるプロ野球』に大型アップデートが入りました。そのアプデ内容について言及し熱く語りたいところですが、大筋には関係ないので気になるなら各自でチェックしてください(雑)
このRTAは、件のアップデートが入る前に始めたもの。おいしいイベが大量追加されたからと、利用するのはどうかなと思わなくもない。思うよね? 思うって言え(豹変) なので一応、わたしは新イベントやらを起こすつもりはなく、また事故で新イベを起こされないように、本筋が変化しない機能しか読み込みませんでした。アプデするかしないか、するにしてもオフラインに限り読み込むものを選べる自由があります。素晴らしいですねぇ(恍惚)
公平を期すため、本動画でも利用していくシステムに関しては触れておきましょう。
わたしが使用しても問題ないと判断したのは、今回実装された【倍速機能】です。長期に亘るプレイ時間の都合上、リアルとの時間の乖離と意識の齟齬で心を病むプレイヤーが多すぎた為、開発は意に沿わぬ機能の実装を迫られたようですね。本作のコンセプトが『疑似野球
こだわりのある開発陣すこすこのすこ。
わたしはこの倍速機能しか使う気はありません。またわたしの緻密なチャートの関係上、倍速中にパワプロくんに下手なことをされては困るので、多用したりするのは可能な限り控えようと考えています。
で、件のアプデが『大型』と銘打たれているのは、数々の新イベや機能、新シナリオの追加などがあるからなのですが、最大の要因は他にあります。
ずばり、タたない方ではなくエンディングの方のEDです。本作はプロ野球選手を引退するとゲーム終了するのですが、パワプロくんのその後に関してどうしても気になるという声が多数上がっていた事から、パワプロくんとその周りの人達がどう生きて死んだのかを見ることができる【アフタームービー】の閲覧が可能になったようなんですよ。
そりゃあね、リアルより長く本作で過ごしたプレイヤーは相当数存在するので、ヒロインとかライバルとか友達とかがどう生きたのか気になって当然なんだよなぁ……。斯く言うわたしもその一人だったりします。なので完走した暁には、当代のパワプロくんとゆかいな仲間たちの今後を見てみましょう。
となると、心配になってくるのがパワプロくんの頭のデキです。わたしが操作してるから今があるわけですが、パワプロくんは野球に全振りしてるのでそこだけはわたしと同じ事ができるものの、それ以外――ぶっちゃけ勉学、つまり知力に関するステータスがクソザコナメクジなんですよね。ゲームクリア後はわたしのロールを頭が残念なパワプロくんがする事になり、どう足掻いても他人に失望されたり失笑されるムーブになりそうなんですよ。
RTAにも育成にも関係ない? ほっときゃいいだろ? ところがぎっちょんそうでもありません。どっぷりねっとりぐっちょり関係ありまくります。
というのも、あまり知られていないのですが、本作は野球能力の他にギャルゲーよろしく『文系、理系、芸術、雑学、流行、寛容、忍耐』などのパラメータがあります。これらは隠し要素というわけではありません。が、ほとんどのプレイヤーさんは野球に関係のないこれらを軽視しがちですが、プレイヤーの阿畑さん、もといアバターであるパワプロくんにとっては非常に重要なステータスです。
これはですね、野球の特能、または超得コツの取得確率に関係してます。頭のデキが悪かったりしたらコツの取得率が落ちちゃう……要するに体の感覚だけでは掴みにくいコツを、知力が残念な子が簡単に掴めるわけないということなんですよね……。そんなとこまでリアルに寄せなくていいからァ! という悲鳴が聞こえてきそうですよクォレハ……。
で、わたしはパワプロくんのギャルゲー的なパラメータを、寛容と忍耐と流行以外は全く上げていませんでした。上げてるものだって、野球の練習をしてたりキャラクターと交流してたら自動で上がるものばかりです。
パワプロくんは現在、学業でもトップという化け物ぶりを発揮してますが、それは操作してるわたしが答えを埋めてるだけで、パワプロくんの知力が実際に高いわけではありません。おかげで特定のコツの取得率が低いのなんの。んで、これらのパラメータが【アフタームービー】のパワプロくんのキャラを決定づけるようでして、プレイ中のパワプロくんが幾ら知力も化け物ロールしててもパラメータが低ければバカになっちゃうんです。すると今までのパワプロくんとの齟齬が生じ、化け物が馬鹿者になった! と言われちゃいます。
それは別に良いんですが、やっぱコツの取得難度が低いままってのはいただけませんよね? 今までは自分と周りのキャラの育成を同時進行してたから気にする必要はありませんでしたが、これからはようやくパワプロくんの育成に本腰を入れていきますからね。これらのステも上げていこうと思います。走者的にも目的に沿い、一パワプロファン的にもアフターでのロールを崩さないで済むと、うん、おいしい! ってなもんですよ。
育成効率を上げつつパワプロくんの人生もカバーするわたしは走者の鑑にして人間の鑑(自画自賛)
というわけで早速倍速で流していきましょう。実装されたばかりの機能でも当たり前のように使っていくわたしはユーザーの鑑(熱い自賛)
パワプロくんは現在、図書館にいます。わたしは頭のデキも完璧な超人ロールしてたので、必死こいて勉強してるパワプロくんの姿を知人に見られるわけにはいきません。合言葉はさせます、させます、させません。パワプロくんに勉強させ、野球の練習もさせ、しかし重要なシーンは任せません、という意味ですね。倍速機能は平坦で退屈な光景をまたたく間に流せるのでとっっっても有り難いですねぇ……!
あおいちゃんの卒業式(意味深)後、クリスマスや初詣、バレンタインデーなど次々とイベを消化していきます。ゲーム中のパワプロくんは基本的にプレイヤーが蓄積したデータ通り、忠実にロールを熟してくれるので違和感を持たれることもありません。が、しかし、やっぱり今はバカなんで、目を離したりはできませんよ。何かやらかしそうなら即座に倍速を解除して操作しなくてはなりません。まるで子供が危ない事しないか目を光らせて、ハラハラしてる母親みたいな気分ですよ……! これらの重要イベは、高校時代で改めて等速でヤッていくので、今回ここを流した事は大目に見てクレメンス……。
ん。
どうやら大過なく時は進み、あおいちゃんが無事に卒業したようですね。一足先に野球部がない聖タチバナ学園高校に進学し、野球部を立ち上げほどほどに頑張っててもらいましょう。がんばれ♡ がんばれ♡
しっかし倍速機能、使ってみたはいいんですが、便利過ぎるのも考えものですね……。昨今のAIはもはや人間並の感情、人間以上の知能を持っているもので、人間を再現する事などお茶の子さいさい。作中のキャラクター達はリアルな人間の感性を持っているので、プレイヤーの立ち居振る舞いの変化やら空気やらを敏感に感じ取る者、感じられない鈍感な者など普通にいます。
簡単に言うと、倍速機能を多用するとわたしの入れ込み具合が軽くなり、それがわたしのロールの質を落として、終いには真剣味を欠いてしまう事にも繋がりかねません。他のゲーム作品ではそうした例が既にあり、作中のキャラクターに胡散臭がられたり嫌われたりするプレイヤーがいるそうです。軽薄だおまえ! という感じに。それを考えるとやはり、倍速機能は本作だと多用しない方が良いですかね……? してもいいのはパワプロくんが単独で勉強してる時ぐらいでしょうか。それ以外は普通に操作してた方が安定する――って言ってる間にパワプロくんの中学卒業が間近に迫ってますねぇ……サラマンダーよりずっと早ぁい!
見守ってた感じ、パワプロくんは終始無双してました。モテモテのツヨツヨの無敵超人ですよ。座学テストとかはパワプロくんがやって成績落として赤点ギリギリ、周りの人達にやたら心配されてましたが……まあええやろ()
中学生編はそろそろ畳みたいとは思ってましたし、そういう意味だと倍速の実装は有難かったですね。前から言ってるように、わたし蹂躙はあんま好きくないですし、パパっとヤッて終わり! と出来るのは嬉しい……おや?
な ん で 等 速 に 戻 す 必 要 が あ る ん で す か?
……やはり倍速機能は邪道、はっきりわかんだね(憤怒)
試運転的な使用でなんで問題が起こるかなぁ……? 開発スタッフは倍速機能に親をコロされでもしたんですかね? もう許せるぞおい!
まあええわ。リカバリー余裕な範囲でしか試運転はしない、これ走者の鉄則ですからね。
† † † † † † † †
早川あおいが卒業して以後、最初の大会を迎える前から兆候はあった。
練習試合、春の大会、WBSC U-15野球ワールドカップ、秋の大会。そのどれもに出場し、圧倒的な力で優勝した。しかし彼――パワプロは、終始虚しげな面持ちをしていたように思う。
やる気がない。明らかに、何事に対しても手を抜き始めたのだ。分かりやすい例は学校の中間と期末の考査だろう。パワプロは常に100点しか取らないような超優等生だったのに、一気に点数を落として赤点ギリギリの成績に落ち込み、教師陣を困惑させた。いったいどうしたんだと心配した教師にパワプロは、
「さあ……? よく分かんないですけど、マジでやってこれですよ」
と、心此処にあらずといった様子で答えた。
だがそんなはずはない。いくらなんでもここまで成績が落ちるわけがない。全国模試でも一位という、人間離れして怪物めいていたパワプロが、こうも成績を落としたなら、その原因は本人以外に考えられないのだ。
パワプロは野球の試合でも手を抜いていた。練習でもそうだ。本人はそんな事はないと否定していたが、誰がどう見てもパワプロはやる気を欠いている。手を抜いてヒットを打たれる事もあり、仲間に練習のアドバイスもしなくなった。どうしたのかと心配する人達に、パワプロは一貫して言うのだ。
「
力をセーブしてても勝てる? 確かに、そうかもしれない。パワプロは怪物だ。現に勝ててしまっている。日本でも、世界でもだ。
教えなくても上手い? そうだろう、仲間が上手くなれたのはパワプロのお蔭である。ここからは自分で方向性を定めるべき所まで進んでいる。何もかもパワプロに頼り切りでは、いつかは頭打ちになり成長を見込めない。
だが、らしくない。
それよりも優先してやる事とはなんだ、何よりも優先していた者達を放置して先に帰るとは何事だ? 全く以て、らしくない。
パワプロに何があったのだろう。聡里が、聖が、礼里が。みずきが、雅が、広巳が。美香が千尋が矢部が――身の回りの誰もがパワプロに訊ね、はぐらかされた。答えが返ってこず、それとなく後を尾けようとしても撒かれる。そんな事が一年近く続き、遂に痺れを切らして強引に迫ろうにも、頭にチラつくのは親しき仲にも礼儀ありという言葉。パワプロがこれだけ頑なに隠すのだ、何か事情があるのは想像に難くない。頼ってもらえないのが不満ではあっても、不満であるからこそ自分達へ怒りが湧く。
パワプロに何かがあった。しかしパワプロからすると、自分達は頼りにならないと思われている。だから何も相談してもらえない。その事実が堪らなく悔しく、歯痒かった。
だが誰よりも悔しかったのは、パワプロと最も親しいと言っても過言ではない聡里たちだ。恋人である聡里、幼馴染である聖と礼里。聡里は何も言ってくれないパワプロに密かに衝撃を受け、聖は生まれた時から一緒だったのにパワプロのしている事を知れない事に不安を覚えた。そして同棲している礼里は、自身への禁――読心術を解禁こそしなかったが、家の中にいてもパワプロの意図が掴めない事にひたすら動揺した。
一年間、パワプロはずっと勉強していた。礼里は傍でそれを見続けていたのだ。
繰り返すが、パワプロは座学の成績も全国一位である。その学力は大学レベルのものも問題にしないほどであり、今更小学生レベルの問題などお話にもならないはずだ。
礼里を介してパワプロのしている事を知っている者達は、パワプロが周囲の目を誤魔化すためにそんな事をしていると考えた。……それ以外に何がある? パワプロの学力で小学生の勉強をするなど、常識的に考えて有り得ない。
やがてパワプロは小学生レベルを卒業し、中学生、高校生レベルの問題も解くようになっていった。さも一年間の何もかもを犠牲にした努力の成果であるかのように。……パワプロは何がしたいのだろう。何をしているのだろう。
もしかして――野球に、飽きてしまったのか?
有り得ない、と断言できなくなっていた。
何故ならパワプロは強すぎた。手を抜いていても勝てるぐらい周りが弱すぎた。本気になれなくて当然だろう、打ち込む気力が萎えていくのも当然だ。怪物は周りの人間の弱さに絶望してしまったのかもしれない。
自分が努力したら誰も勝てない。だから、努力しない。怠けていても勝ててしまうのなら、腐ってしまうのも無理はない。本気になれない競技に情熱を失うのはあり得る話だ。
だが、まさかだ。まさかあのパワプロが、こんなふうに腐ってしまうとは。そう勝手に失望して。それよりもなお、パワプロを絶望させてしまった自分を誰もが責めた。パワプロの本気を引き出せない自分達の不甲斐なさを、なんとかして乗り越えなくてはならない。そのためには兎にも角にも実力を付けねばならなかった。パワプロに追いつこう、と。勝負の楽しさを思い出してもらおう、と。意識の高い仲間たちは発奮した。
そんな時だ。
彼らに激震が奔る凶報が届いた。
「え……?」
その報せを聞いた聡里は絶句した。
パワプロが――倒れていたというのだ。
病院に運ばれ、今も意識が戻っていないという。
何があった? 不吉な予感に、心が凍りつきそうだった。
(いや
(カッコ悪いから闇野に襲われた事にしよう。おのれ闇野!これも全部闇野って奴の仕業なんだ!)
(そろそろ中学生編は畳みたい……)
(せや! 倍速機能が実装された事にしよう!)
(巻くのにこれほど便利なものはない。先人は偉大なり)
(多用はし)ないです。