リアル大変過ぎてやめたくなりますよぉこの仕事(憤怒)
という事で初投稿です(喘息)
頑張るな、夢中になれよ、男道(575) RTAさいかぁーい!
前回のあらすじ。パワプロくん皆を邪険にするなんて酷い事したね……じゃけん闇野くんに全責任を引っ被ってもらいましょうねぇ〜(外道)
前回は試験的に倍速オートしてみたら、色々と目を覆いたくなる結果になりました。が、想定と許容の範囲だったんで、ヨシ!(現場猫) デキる走者たる者、リカバリー技術も必修項目。この程度問題ないです(震え声)
わたしは記憶喪失(のフリをする)要素をチャートに組んでおりまして、前回の件は普通に利用できます(大本営発表) では魔法のコトバを唱えましょう……
記憶喪失のフリとか――なんでそんな事するんですか?(先生並感)
それはね、一度人間関係を刷新できるからですよ。個々の繋がりにおける関係性のマンネリ化の防止、および多感なお年頃の少年少女たちへドラマチックな展開を経験させて絆を深めるためです。
そのために闇野くんを利用するのは必須なのだ。
ところで闇野って誰だよと唸る初見さん。フルネームは『闇野栄剛』で、簡単に言いますと、人の魂とかを奪って自分を強化する外道でシナリオ上だと強キャラで黒幕でヤバイ奴なのに試合だと『寸前☓』やら『負け運』やらなんやらのバッドステータスで試合をブチ壊し逆転負けしやがるクソ戦犯という別の意味でヤバイ奴です(早口)
容姿端麗スポーツ万能、人当たりもいい完璧超人な外面の良さは凄まじく。……ん? それってウチのパワプロくんの事じゃ……? いや気のせいやな。ともかく本作プレイ前に彼の事を知らずにエンカウントすると、普通に騙され利用されバッドエンドになり人間不信に陥るプレイヤーが続出するほどです。
そんな闇野くんなのでプレイヤーからのヘイトも凄まじく高く、本作で最も早く攻略法を確立されたキャラクターとなりました。多くのプレイヤーが束になって分析した結果、闇野くんは丸裸にされちゃった訳ですね。寄って集って一人の男を裸にひん剥くなんて、たまげたなぁ……(棒)
で、なんで記憶喪失のフリをシなくてはならないかと言うとですね。わたしは今まで後輩同輩先輩メインサブキャラ関係なしに指導しまくっていたんですが、それはあくまでパワプロくんのためだったわけで。わたしの目指す高校育成パートに不確定要素は不要なので、メインキャラ以外を弾く必要があるからです。あんまりサブからの評価が高すぎたり距離が近すぎると、サブキャラまで同じ高校に来てしまい予定が狂う可能性が出てきます。メインキャラは能力や性格、イベントが確定してるので計算しやすいんですよ。なのでサブキャラという不確定要素の塊を排除するためにはサブキャラの好感度を落とすか、距離を置く必要がありまして、そのために記憶喪失ムーブをかましておく必要があるんです。だから、闇野くんを利用する必要があったんですね(構文)
んで、利用するとは言っても、ホントは闇野くんにエンカウントするために行動するとこだったんですが、闇野くんに実際に会う必要はなくなってたりします。というのも既に礼里ちゃんのパパン達の件でフラグが立ち、パワプロくんが記憶喪失のフリをして、闇野くんにヤラれたとでも言えば、その存在を礼里ちゃんが証言してくれる下地が出来上がっているからです。礼里ちゃんには悪いですが、コイツぁ怪我の功名ですよ……。
なので実際には会った事もない彼に罪を被せるのは余裕です。この約一年のパワプロくんは明らかにおかしいですからね。サブの皆の評価を落としつつ、闇野くんという共通の敵を作る事でメインの皆の団結力を上げ、その上でパワプロくんの知能を強化する。まさに一石三鳥。冴えてますねぇ(自賛) ってなわけで早速取り掛かりましょう。イクゾー! デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!
「……? すまん、お前誰だっけ。俺と知り合いだっけか……?」
「えっ!? な、なに急に……あ、ジョーク? あ、あはは……わ、笑えないからやめてよぉ、もぉー」
「お、おう……」
という感じであんまり話さないけど仲は悪くない、接点の少ないクラスメイトとのやりとりをしておきます。普通に話しかけてこようとしてきた所でぶっこみましょう。これをクラスメイト他、メインの子達にも目撃させます。
こうするとちょろっと影薄い子くんちゃんさんからの評価が落ちてしまいますが、野球に関わってない奴なんで痛くも痒くもありません。大事なのは、ところどころで忘れるはずのないものを忘れてるアピールを、どうでもいいとこでチラ見せさせる事です。(わたしが操作してた)パワプロくんらしからぬ言動を一年通した結果、パワプロくんの台詞に敏感になってるだろうと予測されるので、他の娘達の反応が透けて見えるようですねぇ。
案の定、放課後に聡里ちゃんが接近を試みてきました。
3年になって同じクラスになってたようです。聡里ちゃんにはちょっと可哀想な事をします、先に謝っておきましょう。すまんな。後でフォローするから許してクレメンス……。
「センくん……? あの……さっきの事なんだけど……」
「あ? あー……別になんでもねえって」
「っ……! 待って!」
そそくさと退散する素振りを見せると、聡里ちゃんは手を掴んできました。逃さん、お前だけは……! という鉄の意志を感じます。眉尻を落として心底不安そうで、とてもカワイそカワイイです。
「センくん、どうして私のこと避けるの……? ううん、私だけじゃない。他の皆も……野球にも真剣に打ち込んでるように見えない。どうしたの? 悩みがあるなら、どうして相談してくれないの……?」
「………」
「いつかは打ち明けてくれる、相談してくれるって信じてたから、ずっと待ってた。けど……もう待てない。お願いだから、なんとか言って」
「……おう。話すのはいいけど、一人ずつ話すのもメンドクセェし、皆を集めといてくれよ。つっても、話しても信じてくれるか分かんねぇけどさ」
「信じる。私が、センくんの言うことを疑うわけない」
「……後で俺ん家に来い。家の場所知ってるか?」
「え? う、うん……」
「じゃ、そういう事で。先に帰っとくから手ぇ離せ」
ちょい乱暴に聡里ちゃんの手を振り払います。何気に酷い態度に聡里ちゃんは衝撃を……受けてはいても、ダメージは低い感じですね。一年近くも放置されて、避けられてたせいで、これぐらいだとショックも薄いのでしょう。
というかよく別れてねえな(素) リアルでこれやると自然消滅的に恋人関係は解消されるものなんですが……やはり聡里ちゃんは天使、はっきり分かんだね。RTA的には別れててくれた方がうま味があるのですが、そうなってたら辛いんで不幸中の幸いという事にしておきましょう。
パパっと帰って、終わり! とはなりません。特にやる事があるでもなし、聡里ちゃん達が来るまでボーッとしときます。倍速開始!(無反省)
まーだ掛かりそうですかね? ちょっと来るの遅いよ〜どうなってんの? この空いた時間がもったいないんで、状況を整理しておきましょうか。
今日調査したところ、パワプロくんの人間関係は割りかし死んでます。しかし怪我の功名というべきでしょうか? それとも日頃の行ないが良かったから被害は最小に抑えられたと見るべきでしょうかね。後者ですね間違いない。ともかく、一部を除いてサブキャラの殆どはパワプロくんと疎遠になってます。これは嫌われたというよりパワプロくんの変化……倍速中の行動の変化によってどう接したら良いのか分からなくなった、というとこでしょう。しかしメインの人達は戸惑いながらも距離を置いていません。多分パワプロくんの事が好きだからじゃないっすかね(テキトー)
人の好意に胡座を掻くのは最低で最悪ですが、フェードアウトしてなかっただけヨシとしましょう。とはいえ記憶喪失ムーブをするので、これからどうなるかは分かりません。彼女達との関係がどうなるかはわたしの言動に掛かっていますので、細心の注意を払って最低でも現状維持、最高は好感度の低下をさせず共通の敵(笑)である闇野へのヘイトを高め、仲間意識と目的意識を高める事です。わたしの腕の見せ所さんですよ(震え声)
ピンポーン(迫真)
インターホンが鳴らされました。玄関前でスタンバってたパワプロくんが、大儀そうにドアを開けてお客様を迎え入れます。
「ん」
「お、お邪魔しますでやんす……」
矢部くぅん!! と、ちーちゃん!?
クールビューティーでインテリっぽい、しかしその実お馬鹿さんな美藤千尋ちゃん。難しそうな顔でこちらを睨んでますが、これはパワプロくんを心配してくれてる表情です。睨んでるように見えるのは目つきが悪いからです。
で、矢部くん。今更なんですが矢部くんって声がスゲェ可愛くてロリロリしてるんですよね……! 眼鏡を外した素顔も女の子っぽく、彼の姉にクリソツですよ。矢部くんは男の娘だった……!?
どうぞどうぞとふたりを中に招き入れます。ちなみにパワプロくんの両親は二人共が単身赴任中でして、まさしくギャルゲー主人公めいた環境になってます。なので気兼ねなく我が家を箱にできますねぇ(暗黒微笑)
居間に通してテーブルの椅子に座ってもらいます。んで、わたしは台所へ。サーッ!(迫真) お待たせ! アイスティーしかなかったんだけど、いいかな?
「ありがとでやんす……」
「………」
お行儀の良い矢部くんと、無言でアイスティーを睨むちーちゃん。ちょっとお礼も言えないのかよこれだから女は(クソデカため息) †悔い改めて†
特に話すこともないんで、無言を貫きましょう。雰囲気作りって大事ね。居た堪れなさそうに矢部くんが身じろぎしてますが無視です。ちーちゃんはちーちゃんで、ずっと黙り込んでますが……らしくなさも無視。
暫くそうしてると空気が淀み、重苦しくなってきます。そんな中で口を開く勇気は矢部くんにはないです。聡里ちゃんは矢部くん達にも声を掛けたようですが、肝心の聡里ちゃんたちはいつ来るんですかね……?
手持ち無沙汰なんで矢部くんでも弄ってようかな……ちーちゃんをイジるのもアリですね。寧ろ普段の絡みが他の人達より少ないちーちゃんとコミュった方が良いでしょうか。騒がしい娘のちーちゃんが静か過ぎるのも心配なんで感触を確かめるためにも構ってみましょう。
「そういや、二人はどこの高校に行くんだっけ」
「へっ? パワプロくんと同じでやんすけど……いきなりどうしたんでやんすか……?」
「お前が『ソフトとの兼部でも良いから一緒に野球しようぜ』って誘ってきたんだろ! せっかく私がオーケーしたのに最近ずっと無視してきて……お前は何がしたいんだっ」
「……悪ぃ」
おっとぉ? ちーちゃんが激おこプンプン丸な理由がわかってしまいましたね……なるほど、そういやわたしが倍速使う前に、ちーちゃんを口説き落としてましたわ……。ちーちゃんは分かりやすい娘で、本作では攻略可能な娘だと大分前から判明してましたし、パワプロくんに好意を持ってるのは知っていました。で、そんなパワプロくんからの誘いにちーちゃんは内心小躍りしたいぐらい喜んで、なのにそのパワプロくんは『釣った魚に餌はやらん』とばかりに放置されていた、と。コイツはめちゃ許せんよなぁ?
イジって遊んでられる空気じゃないっすね……ここは濡れた子犬のような目で媚びときましょう。クゥーン。
「ソイツも含めて後で話す。そろそろ他の奴らも来るはず――」
ピンポーン(迫真)
「――噂をすれば、だ」
来たわね。
やって来たるは氷上聡里ちゃん。霧崎礼里ちゃん。六道聖ちゃん。橘みずきちゃん、太刀川広巳ちゃん、小山雅ちゃん、木村美香ちゃん、早川あおいちゃん(!?) 以上八名参陣! 矢部くん達を含めると十名でちょうどいい。
にしてもさらっとあおいちゃんも混じってますね……暇人かな?(失礼) というか人口密度ヤベェですねぇ。ついでに見事なまでにハーレムですよ。矢部くん? 矢部くんはパワプロくんの真ヒロインですわよ(迫真)
「……よし、全員知ってる顔だな……」
意味深に呟きつつ、安堵の色を滲ませましょう。んで、彼女達に向けて説明する時が来ました。闇野とかいう奴の恐ろしい陰謀()について……!
今の内に謝っとくぜ、闇野。わたしのガバの穴埋め修正のため、全てのヘイトを貴様に向けてくれるわ!
† † † † † † † †
「……殺して、やる……」
んにゃぴ……やっぱり、闇野……の(存在にヘイトを集めた)方が一番いいですよね。だってほら、殺意の波動に目覚めた礼里ちゃんが物騒に、ど真ん中ストレートな殺意を、凄く凄い怨嗟を込めて呟きましたもん。
効果は抜群だ!
なんせ礼里ちゃんは両親の魂を闇野に奪われてる事を知ってます(真実) そんな礼里ちゃんは現状世界で一番パワプロくんを大事に想ってて、そんなパワプロくんがまたしても闇野に襲われたのです(大嘘) そりゃキレる。
ちなみに本作の世界観だと、オカルトチックな話でも割と簡単に信じてもらえます。だって、ねえ……? 元々そういう事例(エフェクト現象・礼里ちゃんの超能力)に慣れてるのもありますし。
で。
パワプロくんがこの一年皆を放置してたのは、第一に(闇野のせいで!)皆に関する記憶が薄れていたのと、第二に(闇野のせいで!)座学に関する知識とかが消えちゃったから勉強に必死になってて、第三に(闇野のせいで!)何もかもに無気力になりかけていたから、という事にしました。無気力なままではいられないから勉強を頑張ってた云々と言ったら、礼里ちゃんがブチ切れてしまったわけです。どうしてそんな事になったんです?()
礼里ちゃんはさておき、他の面々もまだ見ぬ悪党()への敵意を持ってくれたようで、矢部くんなんかは号泣してます。
「ウゥゥゥゥ……酷い、酷いでやんす……こんなのあんまりでやんすぅ……」
矢部くぅん……曇り顔も最高でやんす……!(外道) なんやかんや皆も辛そうですし、わたしのガバのせいとはいえ悪いことしてしまいました。うーんどうやってフォローしようかしら(遠い目)
というか闇野は生きて帰れるのでしょうかね。美香ちゃんやみずきちゃんに敵視されたようですし、ふたりのパパン達に話が行ったら普通に全殺されそうですね。オカルトの研究等は大財閥ほどやってるもんですし、最悪死んだ方がマシな状態で生かされ、モルモットにされそうですよ……。
まあいいや。闇野は外道だからね、仕方ないね。寧ろ被害がない内に存在を周知し、ヘイトを向けられたんだからヨシとするべきでしょう。普通に考えて他人の魂を奪って自分を強化するとか害悪野郎以外の何者でもないですし。
パワプロくんも皆と改めて仲良くしていきたいと意志表明をして、もう皆を避けたりはしないと約束もしました。前回のガバに関してはこれでリカバリー完了でしょう。パワプロくんの状態の説明をして、結果礼里ちゃんは元々同居してましたが、聡里ちゃんと聖ちゃんまで同居する事になりまして(!?)、パワプロくん含め全員が常に単独行動は避け、素性も知らない同年代の他人からのカメラ撮影を断固拒否する事になりました。
今回はここまで。次回は卒業式あたりかな? 高校入学までヤッてイキたいと思います。また見てくださいねー! ばいばーい!