男女混合超野球連盟ぱわふるプロ野球RTA   作:飴玉鉛

58 / 62
お待たせ♡()
なんとなく初投稿です。


中々本命に入れないそんな時、わたしは青春の味を感じるんですよね(隙自語)

 

 

 

 

 高校編の開幕を祝するRTA再開だぁーっ!

 

 突然だがコイツを見てくれ。

 入学式はまだですが、本作のシステム上では進路が確定していると中学を卒業した時点で高校生として扱われるので、能力キャップが開放されました。ので、以前お話していた通り、全ての経験点を消費して能力値を上げたのだ。

 なお『』の中のはPS込みで超特に相当する技能という意味です。中学時代はキャラ能力だけのゴリ押しだったんですが、高校からはわたしも本気を出していくので表記を変えているわけですね。

 

 

 

【投球フォーム:オーバースロー17(改造済) 投打:右打ち左投げ

 球速:S(162km/h)

 コントロール:S1(101) スタミナ:S1(101)

 ・ジャイロボール    ・ストレート   (・ジャイロフォーク:7)

 ・チェンジアップ:7  ・スライダー:7  ・カーブ:7

(・オクトスモーク:7)

 

 ・センス◎ ・カリスマ ・モテモテ

 

『・精密機械』  『・怪童』 『・怪物球威』

『・驚異の切れ味』 ・リリース ・変幻自在

 ・超短気 ・超集中 『・ドクターK』 ・同心術

 ・マインドブレイカー ・ハイスピンジャイロ

『・エースの風格』】

 

【打撃フォーム:神主打法(パワプロ式・祈祷打法) 弾道:4

 ミート:B(70) パワー:S(90) 走力:A(80)

  肩力:S(100) 守備:B(70) エラー回避:B(70)

 

 サブポジション:外野(センター・レフト・ライト)

 

 ・積極盗塁 ・積極走塁

 ・チャンス5 『・安打製造機』 『・アーチスト』

『・高速ベースラン』『・電光石火』『・ストライク送球』

『・広角砲』 ・粘り打ち  『・恐怖の満塁男』

 ・鉄人 『・エースキラー』『・精神的支柱』

 ・連打  ・レーザービーム『・ローリング打法』

『・内角必打』 『低球必打』『・魔術師』

 ・ラッキーボーイ『・不動の四番』『・至高の外野手』】

 

 

 

 素晴らしい(恍惚)

 聖域勢の攻略により、現状わたししか取得できていない超特も含め、育成はここまで完璧と言っても過言ではありません。プロでも即戦力なのでは?(名推理) ドラ1指名不可避ですね間違いない。

 普通はここまでの能力値にすると故障し易くなるもんですが、超特『鉄人』に加え、パワプロくんの恵体っぷりから見てもケガの恐れはほぼありません。そこはかなーり気を遣って調整してますからね。

 

 本作ではアバターの体格はランダム両親遺伝、つまりランダムな訳ですが、成長過程などは遅かったり早かったりの個体差があるものの、成長限界に達すると共通して通知が来ます。

 そんで体の成長がカンストしましたよ、という旨の通知が来たんで測ってみたところ、パワプロくんの体格は身長191cmで、体重は92kgです。高1にしてプロ並みの恵体というフィジカルエリートの鑑ですねクォレハ……。

 

 高1までで成長期終わる、これはまあ個人差もあるんで不思議じゃありません。しかし幾ら何でもこの歳でこの完成度は無理があるんじゃ……? そう思われるかもしれません。しかも体型はパッと見では細マッチョですからね。

 ですがパワプロくんの筋肉の質は、わたしの丹念な特訓のおかげで最上級。見掛けによらず筋力はエグくなってます。ちょいと肉体的ファンタジー入ってね? と思うかもですがゲーム内ですし、ま、多少はね? ステータス上でもパワーはSランクですし、目標にしている最高球速170km/hもこの恵体からなら繰り出しても問題はないです。ぶっちゃけここまで来たら育成面ではしくじりようがない、ガハハこれはもう勝ったな風呂入って田んぼ見てくる。

 

 現在わたしは中学卒業後、聖タチバナ学園高校の入学式を控えた空白期間に入っております。ちょいとしたモラトリアムとはいえ、一分一秒も無駄にしたくないんで、今回からは重点的にメイン勢とのコミュをしていきましょう。

 

 まず何かと蔑ろにしてしまいがちな聡里ちゃんです。

 ごめんね聡里ちゃん、悪気はないねん。聡里ちゃんが辛抱強くて寛容だからついつい甘えてしまうんです。パワプロくんがどんなにダメ男でも、見捨てないどころか逆に喜んじゃうダメンズな聡里ちゃんはホンマ罪な女やでぇ。聡里ちゃんは我々の業界でダメ男製造機だってそれ一番言われてるから。

 クールな外見と言動に反して、意外と肉食系な聡里ちゃん。彼女と二人きりになれるのは専ら武道場です。畳の匂いが心地良い……なんだかここに来るのもずいぶん久しぶりな気がしますね(錯覚) まあ実際、パワプロくん的には一年以上来ていないのですが、わたしの認識上では倍速してたのでそんなに久し振りではなかったりします。

 

 さあ二人きりの鍛錬デートですよ!

 

 ……いやこれってデートなの?(自問) ま、まあええわ。聡里ちゃんが満足するなら実質ここも遊園地と同じっしょ(暴論) という事で白い胴着姿の聡里ちゃんと対峙、対戦です。手加減しねぇぞおい!

 ぐへへ、合法的にくんずほぐれず出来るとか最高かよ。薄っすら浮かぶ汗! 乱れる着衣! 予期せぬTo LOVEる! こんな美少女彼女と密室()で汗を流せるなんて、控えめに言ってご褒美です。

 そんじゃ、イクゾー! イヤーッ!

 

「………!」

 

 グワーッ!(瞬殺) 

 

 ……。

 ………。

 …………え?

 

 いつの間にか地面とキスしてた、だと……!? どうなってるの……一瞬で投げられましたよ……?

 ……い、今のは油断してただけだから(震え声) ちょっとした準備運動的な? 今から本気出すから見てろよ見てろよ〜?

 

 イヤーッ! グワーッ!

 

 チカレタ……(小声)

 ……どぼじで勝でな"い"の"ぉ"ぉ"ぉ"!? おかしいでしょ!? そろそろ聡里ちゃんの武力がわたしに迫ってくるとはいえ、まだまだわたしの方が強いはずなんですけどぉ!? クールになれ、考えるんだ、なんで勝てない?

 ……。

 ………。

 …………あっ、そっかー。パワプロくんの肉体がこの一年で一気に成長してたからや……。具体的に言うと手足が長くなって、わたしの感覚とのズレが出てるんですね。これはいけません! この手の感覚のズレはケガの元、可及的速やかに修正を成さねば……! だからわたしは負けてないし(震え声) 体感では、感覚の修正さえできればまだわたしの方が強いっぽいな、と思いました。これはマジで言い訳じゃないから(迫真)

 

「センくん……」

 

 おや、聡里ちゃんが悲しそうな顔してますね。どうしたのでしょう。

 

「センくん、弱くなってる……私より、強かったのに……やっぱり記憶がなくなったせい?」

 

 そうだよ(便乗)

 

「さあな。野球は体が覚えてたが、どうも武術(こっち)はそれほどでもないらしい……いや、すまん。見栄張った。ぶっちゃけ聡里が強くなっただけなんじゃねぇの? ここ一年はステゴロの技ぁ齧ってる暇もなかったし、聡里が俺を超えたってだけだと思うんだが」

「そんなことない。センくんはもっと強かった」

「……ワリぃ。じゃあ俺が元の腕前取り戻すの手伝ってくれよ」

「うん」

「終わったら、あー……その、デート……しようぜ? 釣り堀とか行ってみたいんだ」

「……うんっ」

 

 微かに相好を崩しながら頷く聡里ちゃんテラ可愛ゆす……。

 思えば聡里ちゃんは不憫な娘です。色々あって出来た彼氏には可愛すぎる二人の幼馴染がいて、あからさまに距離感近い上に二人は自分の彼氏を好いている。彼氏は彼氏で幼馴染達を憎からず思っているようで、もしかしたら彼氏は幼馴染のどちらかを好きなのかもしれないと不安に思っていた。それに自分で気づいてないだけで、気づいてしまったら自分は振られてしまうのではと恐れて、幼馴染の片割れと共謀して関係を持ってしまい、以後はなし崩しに関係が継続し広がっていく悪循環に陥った、と。

 彼氏は他にも多くの美少女に好意を寄せられ、自分は彼氏のスター性が原因で押し寄せる雑多な野次馬などをシャットアウトするのに忙殺されて。その隙に身近な少女たちはパワプロくんに擦り寄る……実はパワプロくんが幼馴染以外の女とも関係を持っていると薄々勘付いてても、強引に肉体関係を迫った過去の負い目で何も言えず半ば黙認。どうしたらいいのか分からないまま流されてると、今度は外敵による彼氏の記憶喪失()で関係が崩壊。彼氏との距離感が分からないで悲しんでると、ごめヒカソングをBGMに新たな恋敵が参戦してくる始末。控え目に言って可哀想。可哀想じゃない? 誰が悪いんだ?

 

 全部闇野のせいなんだ!!(集中線)

 

 まあここまで全部、客観的に見たら一部を除いてパワプロくんは悪くありませんからね。人間関係崩壊阻止論〜それでも僕は悪くない〜の面目躍如です。

 闇野が悪い(魔法のコトバ)を唱えてれば万事丸く収まります――今だけ。あんま多用すると効力が薄れますからね、自重しましょう。

 しかし見方を変えれば今は聡里ちゃんにとってチャンスです。パワプロくんは記憶喪失()なんで、これを機に過去の負い目を無かった事にしましょう。もちろん聡里ちゃんはこれ幸いと過去の過ちを無かった事にするなんて卑怯な真似はしないでしょうが、わたし、つまりパワプロくん側から別の形で関係を再構築していけばいいんです。記憶喪失()だからね、(パワプロくんが彼女という肩書の聡里ちゃんを贔屓するのは自然な形だから)仕方ないね。

 

 今後は聡里ちゃんを私生活行動ルーチンの中心に据えます。これにより密かに溜まってた聡里ちゃんのストレス値を軽減させ、不満を解消させましょう。そうしたら聡里ちゃんは心的負荷が無くなり覚醒します。

 聡里ちゃんのワガママはなんだって聞いてあげましょうね。露骨ですがリップサービスです、なんかお願いはないか訊いてみましょう、なんだって言うこと聞きますよ!

 

「なんでも……? いいの?」

 

 ――ん? 今何でもするって言ったよね?(意訳)

 おう、考えてやるよ(考えてやるとは言ってない) 日頃世話になってますからね……いいよ、来いよ! 自重なんか捨てて掛かってこい!(語録無視)

 

「なら……私も野球したい」

 

 ……why?

 

「プロになりたい訳じゃない。センくんとどうしたらずっと居られるのか、どうしたらセンくんと前みたいに仲良くなれるのか、考えてた。私も野球部で、選手をしたらいいんじゃないか……って思うようになったの」

 

 なるほど。確かに聡里ちゃんは選手としてやってく√もありますが、まさかここでこう来ますか。そうなっても別段影響はないですし――わたしは一向に構わん! ……不慮の事態も聡里ちゃんがいたらそのシックスセンスでガードしてくれるから安心だね(小声) 闇野闇野って連呼してますが、それよりヤバイ奴は幾らでもいるのでね、ガード要員は必須なのだ……。

 ってなわけで、いいよ! 来いよ! 胸に【自主規制(ピーー!)

 

「こんな志の低さで加わるのは気が引けるけど――え? いいの?」

「いいぞ。野球やってる奴の全員が全員プロ目指してるわけじゃねぇし、エンジョイ勢は何処に行ったっているもんだ。でもマンツーマンで教えるのはいいけどよ、スタメンになれるかどうかは別だぞ」

「うん、それでいい。……ありがとう、こんなワガママ聞いてくれて。足引っ張らないように気をつける」

「そこは気にすんな。野球一年生はどう足掻いても足引っ張るもんだ」

「ぁ、ご、ごめんなさい……」

「責めてねぇって。ワガママ言われてた方が気が楽だし、むしろどんどんそういうのは言ってくれていい。俺だって野球しかしねぇで生きてるわけじゃないんだ、甘えてくれよ。甘やかさせてくれ。その方が『らしい』だろ?」

「……うん。ありがとう」

 

 ()()()ってなんだよ(哲学)

 まあ高校生男女のらしさってのは勢いですからね、恋人らしさとかもそういうのに含まれるんでしょう(適当)

 こっからは積極的にらしさを出していけ(ライブ感)

 

 さぁて。こっから感覚のズレを修正していきます。頼むぜ〜聡里ちゃん。方針はガンガンいこうぜ! 修行がんばりゅ!

 

 

 

 

 

 

 

 

  †  †  †  †  †  †  †  †

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、感覚のズレは直ったんで次行きましょう次!

 

 お次のコミュ相手は聖ちゃんです。

 彼女の身長は168cmと、女性としては結構高め。しかしパワプロくんの恵体と比べると、些かばかりミニマムな印象が付き纏います。そんなことは全然ないんですがね。偉丈夫と少女が並んだらそうもなります。

 聖ちゃんの体型は、バストは貧乳寄りの普乳で、腰つきはあおいちゃんに次いでデカ……安産型。鍛え方が良いんでしょう、全体的に無駄な肉がありません。パッと見は美人系ですが、よく見たらかわいい系という、一粒で二度美味しい可憐さです。性格も非常によくて、出演作品によっては人気最強のヒロインとなること疑いなし。下手なギャルゲーヒロインよりずっと可愛いと我々の業界でも評判ですよ。

 

 そんな彼女はパワプロくんの幼馴染で、生まれた日が同じかつ生まれた病院も同じ、さらに家まで近所同士というコテコテの黄金ヒロインです。幼馴染ヒロインのお約束『幼き日の結婚の約束』を未だに覚えてそうですね。

 え? そんな約束してない? そっかぁ……。

 ついでに野球歴もパワプロくん同様、同年代屈指のベテラン。足は遅いものの走塁技術は高く、打者としての技量もトップクラスです。捕手として? それはもちろん文句なしのナンバーワンですよ。

 

 ――と、ここまで前置き。

 

 パワプロくんの投じた一球を、聖ちゃんは後逸してしまいました。

 

「な――」

 

 ところは聖ちゃんの家である寺。その庭。捕手のマスクと防具を身に着け、キャッチャーミットを構えていた聖ちゃんが絶句してます。

 はい。わたしは今、正式な高校生活が始まる前の試運転をしてるんですね。そんでパワプロくんは大胆不敵なセリフを吐いたので、聖ちゃんは気合を入れてわたしの試運転に付き合ってくれました。

 

『――高校生になった記念に、そろそろ本気で投げてみたいんだが、受けてくれるか?』

 

 パワプロくんはそう言ったんです。今まで本気じゃなかったのかと聖ちゃんは驚きながらも、捕球して魅せると超集中モードを発動したんですが。呆気なく捕球ミスし、体で止める事も出来ずにボールを逃してしまいます。

 ぽと、ころころころ……とボールが聖ちゃんの後ろに転がりましたね。ふふふ……聖ちゃんほどの捕手にすら捕球をミスらせるとは、パワプロくんの力が末恐ろしくなりますよ。

 

「……チッ」

「っ……?!」

 

 ここで露骨な舌打ち。

 聖ちゃんのミスを責めてるのではなくて、自身の力が上手く制御できてない事への苛立ちを敢えて発露してみました。

 するとどうした事でしょう。聖ちゃんはあからさまに狼狽えてます。

 これはあれですよあれ。パワプロくんを失望させたと勘違いして勝手に慌ててるんですね。やはり倍速モードは悪い文明、彼女達に悪い印象を持たれてるようです。問題を浮き彫りにできたんで、苛立ってるフリはもうしません。

 

「狙ってるとこから三センチぐらいズレたな。やっぱ普段から全スト慣らしてねえからコントロールも狂うか」

「すまない、次は捕る! だから……」

()()()? だからってなんだよ」

「………」

「もしかしてさ、ミスったのを気にしてんのか。なら気にすんなよ。自分に苛ついてただけだ」

「そう……か」

 

 それでも不安げに瞳を揺らして、所在なさげに視線を彷徨わせる聖ちゃん。

 しかし意を決したように問いかけてきました。

 

「専一は……ピッチングはずっと手を抜いていたのか?」

「いや、別に手は抜いてなかったぞ」

 

 抜いてました(小声) ナニを抜いてたんですかねぇ?(自問) おっと下品に走るとこでした。自重しましょう。

 正直に申し上げまして、手を抜いてたかどうかと聞かれたら、答えはYESです。しかしここで抜いてた(意味深)と言うのは不正解でしょう。聖ちゃんの心理としては、相棒がずっと遊んでた事に気づきもしなかったとは思いたくないはずですからね。それに能力キャップがあったとか説明できるわけありませんし。

 

 なーのーで、

 

「体が仕上がってもねえのに今のレベルで投げるわけにはいかねえだろ。で、今の体格になったから、そろそろ手ぇ抜かなくてもいいかなって思ったんだ」

 

 という事にしておきましょう。

 

「限られた条件内では本気だったぞ。だから重く受け止めないでくれ。流石の聖でも、俺のMAXの球速が160km/h超えてるとか思わなかっただろ?」

「……うむ。専一……実は前々から思っていたのだが……」

「うん?」

「化け物だな、お前は」

「ひっでぇな。それで褒め言葉のつもりかよ」

「もちろん、そうだ。――私もお前に相応しい捕手でいられるように、更なる特訓を積まねばならないな」

「おう、気張れ。今更お前以外の女房なんざ考えたくもねぇ」

 

 本当は言うまでもないんですが、今の関係的に口に出さなきゃ伝わらないでしょうし、リップサービスとして本音を言ってみると聖ちゃんは少し照れたみたいですね。ほっぺた赤くして可愛い(粉蜜柑)

 ですが聖ちゃんの思考パターン的に、そろそろ訊いてきそうな気がしますんで、今の内に答えを練っておきましょう。うーん……『はあ? 何言ってんだか……なにがあっても俺の根っこは変わんねえよ』……こうですね。

 

「念の為に訊いておきたいのだが、専一、お前は……野球を辞めようと思ってないだろうな」

「はあ? 何言ってんだか……」

「だってそうだろう? 専一は天才だ、他が霞んで見えなくなるぐらいに。対等に競い合えるライバルがいない。退屈になって、弱い連中に嫌気がさしても無理はないだろう」

「なにがあっても俺の根っこは変わんねえよ」

「………本当だな?」

「昔の俺の事は知らねえけどよ。少なくとも今の俺は野球を辞めようなんて考えてねえな。だって考えてみろよ、野球は一人じゃできねえんだぜ? それを好んでやってんだから、俺は皆といるのが好きなんだ。周りが雑魚ばっかでも飽きるには早すぎんだろ」

「……雑魚、か」

「俺は化け物で、天才らしいからな。そんぐらい思い上がって――露骨に慢心フラグ立てときゃ、そのうち俺の足元掬ってくれるヤツの一人や二人は出てくるだろうぜ。そうでないなら、せいぜい遊ばせてもらうだけだ。聖は慢心して天狗になってる俺を使って、どこまで無双できるか試してりゃいい。そんで俺が打たれたら笑ってくれよ。天才が聞いて呆れるってな」

「……なんだそれは。慢心して、油断して、上から目線で見下して。そうまでして追いついてくる者が出てくるのを期待してるのか」

「そりゃそうだ。特に期待してんのは聖とか礼里だな。なんならいつでも挑んでこいよ、捻じ伏せてやっから」

「……残念だがその機会はないな。私は専一の女房役だぞ。お前が投げる時、私がいるのは常に()()だ」

 

 そいつは重畳、と言って笑っておきます。すると聖ちゃんは安心したように肩から力を抜きましたね。そんで小声でなんか囁いてます。

 読唇術!

 

「よかった……専一は、専一のままなのだな……」

 

 ふぅむ……これは……。聖ちゃんのストレス値は許容範囲に落ち着いたようですね。ヨシ!(確認猫)

 聖ちゃんは倍速中のパワプロくんの言動で、いつか野球を辞めちゃうんじゃないかって不安に思い続けてたんでしょう。そしたら後に残るのは野球しか取り柄のない自分だけ。そうなってしまったら、自分は何をしたらいいのかわからなくなってしまう、と。そう自分では思ってたんでしょうね。

 野球以外にも取り柄ありまくるからなオメェ。自己評価低すぎかな?

 いやぁ周りの娘のストレス値の管理は大変ですが、この調子でなんとか軌道修正していきましょう。

 

 とりまピッチングPSテク修正の時間だーっ! 今の能力値と感覚を擦り合わせて完璧に仕上げるぞー!

 

 

 

 チカレタ……(小声)

 

 

 

 つ、次は……礼里ちゃんですね。コイツは強敵の予感ですよ……!

 

 というところで今回はここまで。キリが良いんで次に回します。

 

 そういえば全然関係ないですけど礼里ちゃんって競泳水着似合いそうですよね(別れの挨拶)

 

 

 

 

 

 

 

 




面白い、続きが気になると思っていただけたら感想評価などよろしくお願いします。

そろそろアンケートタイムの予感。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。