初投稿です。ハッキリ言って下手くそです。
なろうにも1話目だけ上げましたが、こっちの方が落ち着くのでこっちで上げます。
ほとんど深夜テンションで書いてます。
誤字などあったら教えてください。
コメント待ってます。
それではどうぞ
「くそ!、なんで俺はこんなことやってんだ!!」
夜の街を俺は全力で走り回る。
足を止めるな、走り続けろ、止まったら待っているのは、圧倒的な死だ。
「あぁもうちくしょう!!」
背中に背筋が凍るような殺気を受け、俺は更に足を速めながら、なんでこんなことになってしまったのかを思い出していた。
「よし、これで一段落着いたかな。」
日常生活に必要な最低限度の家具を置き終わり、引越し作業の終わりがみえたのでここで1つ、調度品を置きながら頭の中で簡単に自分を振り返って見るとしよう。
俺の名前は藤木志久 この春高校1年になる、(ラノベ基準で言えば)至って普通の男子だが、ここで俺の(ラノベ主人公にありがちな)設定を説明しよう。
俺は中学1年の時に両親を事故で無くし、親戚の叔父さんの家に中学まで住んでいた。
もちろん、アニメやドラマにあるような嫌がらせは受けずに暮らしていたんだが、やはりどうしても馴染めない所もあった。
元々独立精神が人一倍あった俺は、中学を卒業後、一人暮らしをして高校に行くことに決めていた。
しかし、一人暮らし暮しをしなければならないほどの距離の高校に、行きたい学校がなく、結局進学を決めた学校は他県の学校だった。
ハッキリ言って、叔父さんと叔母さんが進学を許してくれるかどうかは心配だった。何せ、高校から他県の学校に行く奴なんてあまりいない。
許してくれるかどうかと心配になっていたが、その心配は杞憂に終わった。
叔父さん達は、最初こそ戸惑っていたものの、なぜ自分が行きたいのが、そこで何をしたいのかをハッキリ説明すると、「若いうちぐらいやりたいことをやりなさい」と、最後には笑顔で俺の選択を応援してくれた。
本当に叔父さん達には感謝してもし切れない。
と、ここ数ヶ月間のことを思い出しながら引越し作業をしていたら、いつの間にか午後7時過ぎぐらいになってしまっていた。
「しょーがねぇ、今から飯作んのもめんどくせぇし、今日は外食にすっかな。」
因みに周りに誰もいないのに、自分の考えを口にするのは、小学校の時からの癖だ。
「これ1回お喋りな女子に聞かれて、厨二扱いされたことがあるんだよな」
またもや過去のことを思い出し、苦笑いを浮かべながら、部屋の鍵を閉め、部屋を出ていく。
外食と言っても所詮高校生、平均よりかなり多めに小遣いを貰っていると思うが、無駄使いできる程でもないので、行く先はよく見るジャンクフードのチェーン店、マケドナルド
通称マケドだ。
休日なら混んでいる時間帯だが、今日は平日なので比較的空いていた。
運良く窓側の席に座れ、バニラシェイクとチーズダブルバーガーを注文した。
少し前の、無駄使いをしない考えと壮絶に矛盾している気がするが、まあね 、晩御飯ですから、男子たるものしっかり食べないと。
と、自分に言い訳をしながら、ボーッと、人の群れを見ていた。
程なくしてハンバーガーが俺の元に運ばれた。
1口齧り付く。
美味い。
ジャンクフードって 、時々食べるとホントに美味いよな〜と思いながら、食べ進んでいき、5分程で食べ終わってしまった。
バニラシェイクを飲みながら、追加でポテト頼もうかなと考えていたら、ある女性が視界に写った。
その女性の髪は金髪だったので、ついつい見てしまったのだ。
その時俺は危うく周りに人がいる中で、変な声をあげるところだった、いや、ちょっと変な声出たね 、「ヴンっ!?」みたいな。
周りの人が数人こっちを見た気がしたが、そんな事はどうでもいい、
今俺の視線は、先程の金髪の女性に釘付けになっていた。
年齢は俺より2~3歳上だろか、おそらく大学生、身長は俺よりも少し低いく、160後半ほどだろうか。
そして何より顔。
中学時代、(今も)2次元のキャラクターが好きで、3次元の女子が全く可愛いと思えず、3年間、3次元での色恋沙汰とはほぼ無縁の俺が凝視してしまうほどの
美貌だった。目はつり目で浅葱色だが、一目でその人の優しさがわかるほど暖かい目だった。鼻も高く、唇も淡いピンク色で、思わず視線が吸い寄せられてしまった
スタイルも良く、シュッと引き締まっているが出るところは出ていていた。
俺が考える女性の魅力を凝縮したような女性だった。
そして、たった数秒でそんな事を考え
た自分が若干、いや、かなり気持ち悪くなり、軽い自己嫌悪に陥った。
長くなったな、要するに端的に纏めると、惚れました、一目惚れですねこれは、HAHAHA。
なんだかとても気持ち悪いことを考えいる気がする、何だよHAHAHAって、何処ぞのオールマ〇トさんですがね。だがしかし、俺の言い分も聞いてほしい。
俺のストライクゾーンのド真ん中を160㌔の火の玉ストレートで射抜かれたんだぜ。
誰だってこうなると俺は思うね。
しかし、世界は無常だ、俺はあの人のことを全く知らないし、あの人の俺のことを全く知らない。
そして俺は、知り合いでもなんでもない人に話しかける程の度胸は無い。
チキンだと好きに罵りやがれ、とにかく無理、絶対無理、
そいつが無理なことはきさまがいちばん知ってるはずだ...
と、潜在能力を解放した人みたいなことを心の中(若干漏れてる)でいいながら、これ以上は目に毒だと言い訳をしながら席をたった。
レジに行く途中、その女性の横を通る時、俺のことを見た気がしたがおそらくそれはただの自意識過剰だろうと、心に言い聞かせながら店をでた。
家に帰り、歯を磨いて布団を敷き横になったが、一向に眠れない。
目を閉じればあの女性の横顔が目に浮かぶ。
これは本格的にまずいなと思っていると
ピーンポーン
と、インターホンの音がした。
こんな時間に一体誰がと思いながら、えっちらおっちら布団から這いようとしてちると、
とても澄んだいつまでも聞いていたくなるような声が、インターホンから聞こえてきた。
「すいませ〜ん、先日隣に越してきた者です、挨拶に参りました」
俺は少し待ってくだいと返事をして、
一気にスイッチを切り替え、急いで寝間着から、普段着に着替えた
この間、僅か4秒。
もし相手が野郎だったり、普通の声の女性なら、ここまで早く着替えないだろう。(野郎なら寝間着のまま行くまである)
だがしかし、インターホンから聴こえた声は、聞き惚れてしまうほどの美声!
声優さんはみな声がよく、イケメンや、美人が多い、そこから俺は声がいい人は顔も良い理論を勝手に作っている。
声がいい人は顔もいい、はっきり分かるんだね。
「お待たせしました。」
超スピードで着替えた俺は急いで扉を開けた
今から思えば扉を開けず、居留守を使っておけば良かったと後悔している。
しかしこの時の俺はまだ何も知らず、ただ呑気に玄関の扉を開け、それと同時に常識が通じない、裏の世界への扉を無自覚で開けてしまい、奇妙な事件に見舞われることになるのだが、それはまた、別のお話。
続く...のか?