最近忙しかったのですが、何とか落ち着いて来ましたのでこれから週一のペースでの更新に戻していこうと思っています。
それではどうぞ
志久がキメラの攻撃を受け、反撃の準備を整えている時、研究所の奥底でハーフヴァンパイアの製造実験をしていた赤木は何者かに襲撃を受けていた。
「はぁ!はぁ!はぁ!なんだ!なんなんだあの化物は!」
息を切らせながら赤木は走る
("あれ"さえ、"あれ"さえ起動できればこれを乗り越えられる!)
カツ、カツ、カツ
後ろから聞こえるハイヒールの音がやけに響く。全力で走っている赤木だが、一向に音は小さくならず、むしろだんだんと近大きくなってくる。
(辿り...着いた、ぞ)
荒い息を吐きながら研究所の最奥に位置する部屋に転がり込む
そこは、なにかの液体で満たされている巨大なガラス瓶と、その中で眠っている人間とよく似た、しかし男とも女ともつかない中性的な顔立ちの"何か"が不思議な存在感を示していた。
「ふっ、ふははははは!勝った!勝ったぞ!私の勝ちだ!」
赤木はすぐに機械に駆け寄り、キーボードを叩いた。
そして最後にエンターキーを押し、命令を決定した瞬間
グギギギギギ!バギィ!
数々のロックが掛けられ、赤木以外は絶対に開けられないはずの扉を圧倒的な
腕力で強引にこじ開けて、ルナがゆっくりとした歩調で入ってきた。
その姿は道中、足止めの為に使ったキメラ達のものだろうか、多量の返り血によって赤く染め上げられ、彼女の人の域を軽く凌駕した美貌と美しい金髪に合わさり、一種の神々しささえ感じられる程だった
「さあ、これで詰みよ、赤木晶敏。死ぬ前に私の問に答えなさい。そうすれば苦しまないように殺してあげる。まず1つ目、貴方はハーフ製造計画の核となる吸血鬼の細胞を一体何処で手に入れたのかしら?」
「ふっ、ははははは!詰み、だと!?
詰みと言ったのか吸血鬼!」
「これの何処が詰みと言えるのか!そうだな、確かにお前はもう詰んでいるな!」
「何を...言って...ああ、そういう事か」
グァッシャァァァァン!!!
赤木の司令を受け、眠っていた"何か"が動き始めた
それは床を踏みしめてまるでルナから赤木を守るように2人の間に立ち、ルナを威嚇するようにうなり声あげた。
「見ろ!これが私の最高傑作!
"ネクストステージ・ヒューマンズ・
タイプβだ!」
「コイツは主の命令を疑わず必ず実行する執行者だ!コイツらを戦争をしているバカどもに売り付ければ一体いくらの金が生まれるかわかるか!?」
「結局、貴方の目的はただの金なの?」
「"ただの"、だと?もう一度言ってみろ!?」
「はぁ、所詮はただの金属で出来た円状の物体なんかのためなの?」
「"だだの"じゃねぇ!!!金っていうのはな、この世で命よりも大切なものなんだよ!」
赤木は大声で吐き捨てるようにして叫んだ
「金のためなら見知らぬ人間がいくらの死のうがどうでもいい!大事なのは金だ!金だ、金さえあればなんでもいい!
金さえあれば女も、権力も、何もかもが思いのままだ!そんなことお前らみたいな愚図な吸血鬼には分からないかもしれんがな!」
彼はそこまで怒鳴り散らすと彼は実験体に....ネクストステージ・ヒューマンズ
に大声で命令を出した。
「遊びは終わりだ!速くこの女を殺せぇ!!」
実験体は彼の命令を聞き入れて、その眼を赤く光らせながらルナへと襲いかかった
うおおおお何だよネクストステージ・ヒューマンズって
ネーミングセンスが欠片も感じられない、はっきり言って致命的にカッコ悪いな