3話目です3話目も前回同様生暖かい目
で(ry
それではどうぞ。
「はい?」
オレはルナさんの言っていることが分からず、つい返事を疑問形にしてしまった。
「もう一度言ってもらってもいいですか?」
「キミの血を吸いたいと言ったんだけど。」
ちょっと何言ってるのか分からないですね。
血を吸いたいとか言う人は基本3択。
厨二病を拗らせたやつか、本物の吸血鬼、それとも献血を厨二っぽく言ったやつ。
しかし本物の吸血鬼なんぞこの世には居ないことは確定的に明らか。
したがって、ルナさんは厨二病。
Q.E.D.証明終了です。
つまり、厨二っぽく文字を変換させていくと、
血を吸う→血をとる→献血
ってなるわけだ。
つまりルナさんはオレに献血をして欲しいんだな。
「ルナさん、いくらなんでも遅いですよ時間が。 それにそういう事って、道具いりますよね?」
「?血を吸うのに道具なんていらないけど?」
「えぇ、逆に無かったらどうやって血をとるんですか。」
なんだかオレとルナさんで別のことを話している気がする。
「?こうやって。」
ルナさんはスタスタとオレに歩み寄り、オレの肩に手を置き、オレに顔を近づけた。
そして耳元で囁くように
「じっとしていてね」
とだけ言い、オレの首筋にその白い歯を突き立てた。
まず痛み、次に驚愕、最後に快感。
まるで自分の中の何かが吸い取られるような感覚。
不思議と痛みは最初だけで、あとはただ気持ちがいい。
体に力が入らない。
「ルナ、さん」
と、彼女の名前を呼んでも快感は止まらない。
あぁ、オレ死ぬのかな、と、漠然と感じ始めた時、快感が止んだ。
「ふぅ、取り敢えずこれくらいかしら、
たったこれだけで1週間分は吸えたかしら。流石 "不死木”一族かしらね、常人とは比べ物にならないほど、血が濃い。
癖になってしまいそう。」
マナさんが何か言っているが、頭が朦朧としてよく分からない。
その内、強烈な眠気に誘われ、視界が闇に包まれてきた。
意識が飛ぶ直前、マナさんが何か言った気がしたが、そんな事を考える間もなく、オレの意識は溶けていった。
「あら、寝ちゃったの。まあ、しょうがないか、初めてだもんね、血を吸われるの。これからもお姉さんに、その美味しい血を飲ませてね。」
「そして、ようこそ、3体の吸血王が支配する闇の世界へ。貴方がこの泥沼の戦いに終止符を打つ存在になることに期待しているわよ、"不死木”一族の生き残りさん。」
これが、オレがルナさんと初めて出会った夜に起こった出来事だ。