と「波よ聞いてくれ」が今期のアニメの中では特に好きですね。
それに比べて僕の青春はいったいどこに消えたのかな?
ラブコメのラの字も無かったんですが。
前回はルナさんと主人公の性格を歪ませましたが、いかんせん文字数が足らないせいでただの情緒不安定な人達になってしまったんですよね。
しかし5000も6000も1話で書けるほど設定作ってないしな〜と思うこの頃です。
それではどうぞ。
声が、聞こえる。
「志久、貴方は私たちにもしもの事があったら、1人で生きていくことになるの。
それでも、貴方は生きなくてはならないわ。
辛くても、怖くても、泣きそうでも。
それでも貴方は生きなくてはならない。
なぜなら貴方は私たちのたった1人の息子で、
不死木一族の末裔なのだから。」
この声は、どこかで。
「この胸の証は 貴方の 抑える
だけどこれの し損ねたら貴方は」
そうだ!この声は!
「頑張ってね、志久。」
何でだよ!何でオレを置いて逝ってしまったんだ!
「母さん!」
「ひぇ!びっくりしたよ〜も〜」
「あれ?ここは?」
「なになに、志久くん覚えてないの?
もしかして軽く記憶飛んでる?」
そうだ、オレはルナさんの部屋で作戦会議をしていて、ルナさんにオレの本音を言って、それから
「夢を、見ました。」
「夢?どんな夢見てたの?どうせこの年頃の男の子の夢なんてエロいんでしょ?」
「ルナさん、今すぐオレを含む全男子高校生に謝ってください。
あとオレはエロい夢なんて見たくても見れません。」
「うそうそ、冗談よ。
それで? どんな夢見てたの?
母さん!て叫んでたけど。」
うわ、聞かれてたのかよ
「いや、別に何も」
「はい嘘〜、何なに言ってご覧?
母さん! なんて叫ぶとか志久くんって マザコンなの?」
「ああ!もう!分かりましたよ!
話せばいいんでしょ!話せば。
僕の母親が夢の中で言ってたんですよ、何がなんでも生きろって。」
「ふ〜ん」
「それにしてもおかしな話ですよね、日本に住んでるただの男子にそんなこと言うなんて。」
「そうね、"普通の"男の子に言うのはおかしな話ね。」
「ですよね〜さすがに心配しすぎだろとは思います。
けどこれって少し変ですよね、まるで自分達が死ぬ事が分かっているふうにも読み取れますし。」
「まあ、それは夢だからじゃない?
志久くんが両親は死んでしまうって分かっていたから。」
「そうですね、結局これ、夢ですし。」
まて、オレはいつルナさんに両親は死んでいるってことを話したんだ?
血を吸われてフラフラしてる時に口が滑ってしまったのか?
「それじゃ、とりあえず計画の続きをしましょう。」
そうだね、結局前回 ルナさんが若干壊れてることが発覚して、オレが血を吸われただけだもんね。
「まずここが赤木の自宅」
ルナさんはここから北に約50キロ程離れたところに線を引いた
「そしてここが職場。」
さらにそこから西に10キロ程離れたところにも線を引いた
「そしてここから南に10キロ、つまりここから見て北に約40キロ地点が私たちが侵入する場所。」
「赤木が運営している孤児院.....ですよね?」
「そう、恐らく赤木はここで孤児を使った人体実験をしているわ。」
「ですがよくやりますね、いくら個人の金で建てられた孤児院だとしてもそんなことやってたら普通バレるだろうに。」
「恐らく政治家や警察上層部と何らかのパイプを持ってるんだと思う、そうでなきゃ説明がつかないわ。」
「それで、赤木がやっている実験っていったいぜんたい何なんですか?
子供を使って人体実験をしなけれでならないほど重要な事なんですか?」
「....そうね、こいつがやっていることはまず人としてやってはいけない事ね。」
「それは、いったい?」
「...赤木がやっている事、それは...」
「人工的な人間と吸血鬼のハーフを作ることね。」
「なっ!?人間と吸血鬼のハーフを人工的に創る!?
そんなこと、出来るんですか!?」
「そう、こいつの実験は子供たちの体の中に吸血鬼の細胞を植え込み、成長させて、擬似的な人間と吸血鬼のハーフ....
つまりはハーフヴァンパイアを作り出そうとしているの」
なんてこった、一気に話が大きくなってきたぞ、人間だけではなく吸血鬼まで関わってくるなんてな。
「この実験が成功したらどうなるんですか?」
「ハーフヴァンパイアは、通常の吸血鬼と比べて肉体的な面では弱いけど、昼間でも活動できるのよね。
これを吸血鬼たちのことを知っていて、さらに完全に支配下に置ける人間が現れたなら....そして今こそ絶対数が少ないものの、安定して大量に生み出すことができるようになれば...」
なるほど分かった、分かってしまった。
数日前のルナさんの話なら、吸血鬼の王達は世界が、否、自分たちが住んでいるこの地球が滅ぶようなことにならないように人間を見張っているらしい。
しかしそんなこと知らない人間からすれば、自らの行動を邪魔されるようなものだ。さぞ鬱陶しい事だろう。
そしてその鬱陶しい奴らを消すチャンスがあれば、吸血鬼たちを駆逐しにかかるだろう。
人間側の理由は簡単だ。
しかし、一つだけ
「何でルナさんが知ってることなのにその王様たちが止めにかからないんですか?」
「まあ、それは人間なんぞが戦いを挑んできても軽くあしらえるとでも思っているのか....それぞれに思惑があるのか....
いや、あのクソじじいにそんなのあるとは思えない...つまり..まあ〜そうなるのかな〜......あのクソ老害共め」
怖い!ルナさんが怖い!昨日とは違うベクトルで怖いよ!
「そうね、吸血鬼側がやる理由は1つだけ。」
そこでルナさんは1泊置いて諦めたような顔で言った、
「ただ、人間と戦いたい...だけだね」
「え」
「うん、ごめんね志久くん。
今から思えばこれかなり大事だよ、
暇つぶしに来たけど来てよかった。ホントに。志久くん、覚悟して、この作戦の結果次第で......下手したら、世界終わるよ、これ。」
彼女は、初めて余裕が全く無い顔でそう言った。
いや〜今回初めて深夜テンションじゃない時に本文書いたんですけど、前回が酷すぎて目も当てられないですね。
前回が本当に進展がゼロだったので、少しは進めようと思って書きました。(進展したとは言ってない)
また次の回も読んでくれるとあり難いです。
それではまた