Fate/SERAPH Memory   作:超ローマ人

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Epilog of SE.RA.PH

マシュを救い出してから7日後。

SE.RA.PH.で再会したサーヴァントたちは聖杯戦争の記録を引っ下げてカルデアに加わることになった。

「久しぶりだな、皆。」

「そりゃどーも。まさか、カルデアのマスターが月の聖杯戦争の勝利者でもあるなんてな」

緑衣のアーチャーだけでなく、赤い服の海賊や太陽の騎士も藤丸を懐かしそうに見ていた。

彼には月の勝利者と同じように茶色の髪を持つようになったからだ。

「さて、先ずは。」

「あのぉ……」

マスターに声をかける黒マントを羽織った少女がいた。

「………なんだ?花見か?そんな時間は……」

「そうじゃありません!彼女のところへ行きたいのですが」

「………ダヴィンチちゃんに聞きに行く」

藤丸は後ろを付ける彼女に対して苦虫を噛み潰すような思いで監視しながら目的地へ足を運んだ。

 

 

「おや?そちらは…」

「BBです」

黒マントの少女・BBが自ら名を挙げる。

藤丸はそれを終えたのを確認し、マシュの容態を聞き出す

「マシュの容態は──最悪としか言えないね。霊基をまるごと改造されただけじゃない。強い魔力で霊核を斬られた形跡がある──」

「───つまり、二度と闘えない体にってわけか。」

「………」

BBはうつむきながらマシュのほうへ歩みだした。

「BB!」

藤丸は少女AIに呼び掛けた。

「……なんでしょう?」

「…分かってるだろうな?」

「……はい、申し訳ございませんでした」

「俺に言うな!言うべきは──」

藤丸は寝たきりになった後輩へ視線を送る。

 

 

 

「ったく、あのポンコツAI。反省モードになった途端大人しくなりやがって」

「キツいお仕置きは済んだんだろ?なら、良いじゃないか」

「まぁね。」

黒い服の青年は再召喚することで復活を遂げた赤い弓兵と煙草を咥えながら

話す。

「なぁ、アーチャー?サンドイッチの余りあるか?」

「あぁ、あるとも。しっかり届けろよ?」

 

 

──寝たきりで目を覚まさなかった少女は目を覚ました。

ベッドの端で寝ている『協力者だった者』を見た。

「BB……さん?………!」

それよりも隣の椅子に置かれたバスケットを見た

『お帰りなさい』

「……ただいまです。先輩」

 

 

「奏者は人が良いな……そこが魅力的なのだが。」

「あの娘には迷惑かけたからな。けど、私にとって最も大切なのは……」

不器用だが情熱的に青年は告白する

「『俺の』セイバーだけだ」

「………」

白い薔薇は花弁を少し赤らめさせながらその蔦を黒い服に絡ませた。

「…………やはり貴様は余の………」

「……………」

白い花弁が赤い蜜を吸わせた。

もうひとつの花弁にそれを押し付けるように。

 

完

 

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