Fate/SERAPH Memory   作:超ローマ人

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DaysGoneは死にゲー(挨拶)
どうも、超ローマ人です。
オンライン授業の方式が面倒で仕方なくて「おのれコロナ」状態加速中です(苦笑)
では、本作を引き続きお楽しみください


嫉妬 ─Envy─

女の話をしよう。女はある男を最も愛していた。男が心を傷めた時、彼女は介抱しようとした。だが、男が求めたのは別の女だった。「どうして、どうして……どうしてっ!!?」

女は絶叫し、男を求めるように手を伸ばす。新たなる力を手に入れた今でも……。

 

 

「あぁ、そろそろ来るかと思ったよ。」

藤丸たちが教会に入ると、黒い外套を羽織った男がいた。

「オルタのほうのエミヤかっ!」

「紅いほうじゃないのっ!?チェンジよ!!チェンジ!!」

メルトリリスがクレームを入れるが、お構い無しに黒い男は続ける。

「オレがここに来たからには、カルデアと連絡は取れる筈だ。なんせ、俺はカルデアのサーヴァントだからな。」

暫くすると、通信危機が鳴り出した。

「久しぶりだね、マスターくん。無茶はしてないだろうね?」

「あぁ、色んなサーヴァントを仲間に連れてBBに捕まったマシュを探している最中だよ。………何かあったんだね?」

「あぁ!それがカルデアにまたBBの嫌がらせ通信が入ったんだ!」

そういうと、音声だけが保存された放送を藤丸たちはラジオのようにして聴いた。

「BBチャンネルぅ!!今日は新たなるBBちゃんのサーヴァントを紹介したいと思いますっ!!」

故意に造られた歓声が響く中、BBは不気味な声で笑うとそのサーヴァントの名を挙げた。

「藤丸立香センパイの後輩こと、マシュ・キリエライトですっ!!では、一言どうぞ!」

「………先輩には『BBさん側に就くことにしました』……とお伝えください。」

その場の皆の身が凍り付いた。

マシュの声は信じられないほど、感情という暖かみを感じられなかった。

「…マシュっ!!!」

その反応を嘲笑うかのようにBBの笑い声が木霊した。

 

 

藤丸は乱れた息を整え、ダヴィンチの助言を聞く。

「取り敢えずは睡眠を取るんだ。そこなら、エミヤオルタが結界を張ったから暫くは安全地帯となるだろう。」

「結界と言っても、敵の侵入が分かる程度だがな。」

「待ってくれ、俺はまだ…」

藤丸は異議を唱える……が、足を引っ掛けられ転倒してしまった。

「今のを避けられないようじゃ駄目ね。ベッドで寝て出直しなさい。」

「うぅっ、仕方ないな。」

藤丸は先ほどまでの姿勢が嘘かのように、体を動かせなくなっていた。

「く…っ」

「奏者よ、奏者よ。しっかりしろ!」

「彼は前回の異聞帯を攻略してから十分に疲れを癒せてないからねぇ…」

藤丸はそのまま意識を喪ってしまった。

 

 

「ここは……?」

藤丸は気が付くと、見慣れない天井を眺めた。そして、隣に気配を感じて横目を配るといつも側にいる皇帝がいた。

「漸く起きたか、マスター!」

白い花が黒い服の上に蔦を伸ばす。

「近い……」

「このように花嫁が床に就く……後は分かるであろう?」

そして、床で白と黒の生命が混じり合おうとしていた。

「マスター、目覚めたのね?ならもう看護は必要無いわよね?」

 

 

「よし、マスターが復活したところで作戦内容を説明………したいのだが。」

エミヤオルタが藤丸とネロに視線を向けながら、訝しげに顔を歪める。

「何故顔を赤らめている?」

「あぁいうのは無視して良いから、進めて」

エミヤオルタは図を出しながら、話す。

「この教会が襲われないとは限らない。ここにはアルターエゴを配備しておこう。」

「それ以外はいくつかある管理施設を制圧しろ、そうすればBBの居場所も絞り込めるはずだ!」

そうしていると、またあの桜の少女の声が聞こえた。

「皆で家族会議ですか?では、私も混ぜてくださーいっ!」

「チッ!とんだ邪魔が入ったかっ!!」

 

 

「BB…チャンネルぅ!」

「その挨拶はもう良い。」

「先輩ったら、何をやけになってるんでしようか?この純情系後輩であるBBちゃんは追加情報を施して挙げようとしたのになぁ。」

BBは藤丸を挑発した。藤丸はイライラを隠せないでいたが、ネロとアークミネルバによって叱咤された。

「「乗るな!マスター!!」」

「あれれー?発言権は奪った筈なのになぁ?先輩と直接契約している魔道書ちゃんはまだしも、セイバーさんにまで影響があるだなんて。」

すると、鉄の塊が壁を打つ音がした。

「Senpaaaaaa!!」

「この声は!?」

「すみません、私の番犬が放送の邪魔を♪」

藤丸は怒りを抑えながら、BBを睨んだ。

 

 

「そんなに施設内の情報が欲しいなら、プレゼントしちゃいます!」

機嫌の悪いペットをあやすようにBBは藤丸に言うが、藤丸の目つきは変わらなかった。

「ふざけてないで、本題を言えBB!」

BBは一瞬だけ詰まらなさそうに顔を険しく歪めた。

「そうですか……なら各施設にサーヴァントを送ってやります!」

「やっと本性を現しやがったなっ!!」

アークミネルバが指摘した時、BBの目は赤く光っていた。

「先輩には死への片道切符送り付けておいたので♪永遠にアデュー♪」

「その切符を焼き捨て、余たちは貴様を倒すぞ!」

 

 

BBチャンネルの通信が切れ、各施設に一人ずつになってカルデア一行は散った。

そして、教会は結界で守られているためアルターエゴの二人はアンデルセンを護衛しながらもSERAPH制圧のサポートを行おうとする。

施設はパッションリップとアンデルセンを救出したところを除くと5つある。

BBの刺客を倒してBBの居場所を突き止めるために、藤丸たちは走った。

 

 

次回Fate/SERAPH Memory 『援軍』

 




話的には中間ポイントです
藤丸の正体は何なのか?
月に潜む影とは?
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