ただただ強さを追求した者   作:鏡餅丸

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4.山の頂上へ行こう

 ■ ■ ■

 

 マスコットみたいなオオカミモドキが、俺を背後から襲ってくる。 

 

 それを気配を察知していた俺は、その攻撃を横にヒラリとかわす。

 

 そしてすれ違いざまに、右手に持つ剣でオオカミモドキの頭に五連撃くらわせる。

 

 するとオオカミモドキは、ポリゴンエフェクトになり消えた。

 

 『レベルが36に上がりました』

 

 そう書かれた半透明の青い板が出た。

 

 それを見てさっそく、ステータス画面のを出しポイントを全部AGIに振る。

 

 このゲームを始めて一ヶ月が経つ。

 

 あれから朝から晩までゲームをやりまくり、レベリングはやらず主に色々なクエストとスキル上げをやった結果。

 

 今のステータスはこうなった。

 

#####

 

ヒバリ

Lv36

HP40/40

MP30/28

 

【STR0〈+15〉】

【VIT0】

【AGI190】

【DEX0】

【INT0】

 

装備

頭【空欄】

体【空欄】

右手【初心者の双剣】

左手【初心者の双剣】

足【空欄】

靴【空欄】

装飾品【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

スキル

【爆走】【悪路走破】【気配遮断Ⅹ】【気配察知Ⅹ】【加速】【超加速】【しのび足Ⅹ】【双剣の心得Ⅹ】【連撃剣Ⅹ】【大物食らい】【剣ノ舞】【体捌き】【体術Ⅹ】【魔強化】【MP消費半減】【見切り】【MP強化小】【MP回復速度強化大】【一方通行】【先走り】【登り走り】【水泳Ⅲ】【潜水Ⅲ】【水走り】【エアステップ】【空蝉】

 

 

【気配察知Ⅹ】

 気配を察知し、見えなくてとも相手の動きや場所が分かる様になる。

 

・取得条件・

 見えない所に、意識を集中する。

 

【超加速】

 1分間、使用者の【AGI】を50%上昇させる、再使用には30分かかる。

 

・取得条件・

 専用のスキルクエストをクリアする。

 

【連撃剣Ⅹ】

 剣のよる連続攻撃に補正が掛かり、剣による連続攻撃で相手ダメージを与えた際、与えるダメージを5%上昇する。

 

・取得条件・

 連続で三回以上攻撃を当てる。

 

【双剣の心得Ⅹ】

 双剣の扱いに補正が掛かり、双剣を持っている時の【STR】を5%上昇される。

 

・取得条件・

 一定時間双剣を扱う。

 

大物食らい(ジャイアントキリング)

 HP、MP以外のステータスのうち4つ以上が戦闘相手よりも低い数値の時にHP、MP以外のステータスが2倍になる。

 

・取得条件・

 HP、MP以外のステータスの内、4つ以上が戦闘相手であるモンスターの半分以下のプレイヤーが、単独で対象のモンスタ―を討伐すること。

 

【剣ノ舞】

 攻撃をかわす度に【STR】を1%上昇、最大100%。ダメージを受けると上昇値は消える。

 

・取得条件・

 レベル25到達までノーダメージであること。

 

【体捌き】

 体の動きが良くなり、【AGI】が5%上昇させる。

 

・取得条件・

 体を一定時間、動かし続ける。

 

【体術Ⅹ】

 体術を使用する際、補正が掛かる。

 

・取得条件・

 モンスターを殴るまたは蹴る。

 

【魔強化】

 発動させている間1秒間にMP1消費し、【INT】【DEX】以外のステータスに+50上昇される。

 

・取得条件・

 あらゆる行動をする際、MPを使うこと。

 

【MP消費半減】

 魔法以外によるMP消費を半減させる。

 

・取得条件・

 MPを消費し、最初に覚えたのが魔法以外のMP消費をするスキルであること。

 

【見切り】

 クリティカル率を+40%上昇させる。

 

・取得条件・

 1000回モンスターの急所を攻撃し討伐すること。

 

【MP強化小】

 MPの最大を+10上昇させる。

 

・取得条件・

 一度に無くすMPの数が10以下で、MPを0にすること。

 

【MP回復速度強化大】

 MPを1秒間にMP全体の30%回復する。

 

・取得条件・

 一定回数MPを0にすること。

 

【一方通行】

 このスキルの所有者は、一直線に走る時だけ【AGI】だけを4倍になる。

 

・取得条件・

 一定距離を一直線に走る。

 

【先走り】

 背後にモンスターまたはプレイヤーが居た際、【AGI】を20%上昇させる。

 

・取得条件・

 モンスターまたはプレイヤーが背後にいて、追いかけて来るのを置き去りすること。

 

【登り走り】

 足を付けられる所なら、手を使わず走りながら登れる。

 

・取得条件・

 手を使わず木や壁などを登ろうとすること。

 

【水泳Ⅲ】

 水の上を泳ぐ際、補正が掛かる。

 

・取得条件・

 海または池等の所で、一定時間泳ぐこと。

 

【潜水Ⅲ】

 水の中を泳ぐ際、補正が掛かる。

 

・取得条件・

 海または池等の所で、一定時間水の中に居ること。

 

【水走り】

 液体の上を、走り事が出来る。

 

・取得条件・

 【AGI】200以上で、海または池の上を走ろうとすること。

 

【エアステップ】

 5秒間だけ空中を足場に出来る。

 

・取得条件・

 地に足を着けず、手も使わず十回以上ジャンプすること。

 

【空蝉】

 1日に1度致死ダメージを無効化する。1分間【AGI】50%上昇させる。

 

・取得条件・

 レベル35に到達するまでノーダメージであること。

 

#####

 

 ちなみにゲーム内で最高レベルは掲示板によると39レベルらしい。

 

 まあ、俺はレベル上げではなく、スキル上げを中心でやっていたが。

 

 案外このゲームはチョロいのか?

 

 特に【双剣の心得】なんか俺にとっては死にスキルだったが、スキル上がりやすかったし。

 

 いや違うか、俺が誰よりもやりこみまくったからか。

 

 それじゃ、ほとんどのスキルレベルをカンストしたし、そろそろどこかのダンジョンに行こうか。

 

 今の武器愛着はあるがおさらばして、ユニークシリーズが欲しい。

 

 だが問題はどこのダンジョンに行こうか、出来れば原作通りになってもらいたいから「毒竜の迷宮」は無しとして。

 

 どこかいいダンジョンあったか?・・・・思いつかない。

 

「頑張って、未発見のダンジョンを探すか」

 

 しかし探すと言っても、当てがある訳ではないしどうしたものか。

 

「仕方ない兎に角、「毒竜の迷宮」がある山の方にを探索しに行こう、もしかすればその近くに、隠しダンジョンがあるかもしれない」

 

 確か原作では森とは逆方向にあるはずだったな、まずは森を抜けだそう。

 

 それから森から抜け出そうと、道無き道を抜け出し通常の道に戻る。

 

 森を抜け出すとすぐ目の前に山が見えた。

 

 山が見えた方に向き、そのまま見えている方へ走る。

 

――東の山の麓――

 

「ここが「毒竜の迷宮」がある山か」

 

 【AGI】が高いお陰で、五分で着いた。

 

 見上げるとまるで富士山を見ているかの如く、巨大な壁を見ている様に感じ頂上が全く見えない。

 

「まずは「毒竜の迷宮」の入り口を探そう」

 

 そう思い周りを色々散策していると、枯れた木々がある所がありその奥へ進む。

 

 進むにつれ地面にはポコポコと音を立てる沼が幾つもある。

 

 そこを避けながらさらに進むと、地面が盛り上がり洞窟みたいにぽっかり空いた入り口がある。

 

 間違いないここが、ここが「毒竜の迷宮」だ。

 

 それを確認した後、入ることなく道を引き返す。

 

 いやさすがに毒の対策もいていないのに、「毒竜の迷宮」にのぞむのは自殺行為だ。

 

 それに解毒のポーションがない上に、回復ポーションも余裕が無い。

 

 ここのボス原作でも知っている毒竜(ヒドラ)に、武器を腐食させられて無くしたら致命的だ。

 

 仮に主人公みたいにモンスターを食べて倒すと言う方法があるが、生きている状態であのビジュアルを食べる勇気はない。

 

 それ以前に【AGI】極振りなのだから、ステータス的にマネが出来ない。

 

 それにさっきも考えたが、原作は今の所変えるつもりはない。

 

「仕方ない、別のダンジョンを探すか」

 

 その後別の方で山の頂上へ行く道を見つけ、とりあえず山の頂上を目指しその道を走る。

 

 道中モンスターが襲って来たが瞬殺し、マップを出して見ながら二合目や三合目はすぐに登れた。

 

 だが中腹まで来るとモンスターの強さが変わり、すれ違いざまに剣で頭に五連撃くらわせても倒せなくなる。

 

 よろしいなら、十連撃だ。

 

 そうしながらモンスターを倒しながら、さらに進み頂上までもう少しの所。

 

 冷蔵庫ぐらいの大きさがあるオーガみたいな黒いモンスターが立ち塞がった。

 

黒オーガ

HP95000/95000

 

「わお、これ絶対クリアさせる気ないだろ」

 

 これは全力全開でやらないとやられる、そう思ってい双剣を構えるとオーガが空手の正拳突きをする構えをとる。

 

 そのままオーガはその場を動かず、届きもしないはずの俺に向けて、正拳突きをしようとする。

 

 それに嫌な予感を感じ、空中に逃げた。

 

 すると轟音と共に地面は抉れ、木々もなぎ倒されていた。

 

「【エアステップ】手に入れておいて良かった、それにしてもヤバイな、あれを食らうと即死だな、まあ【VIT】もゼロで【HP】の低いしどんな攻撃も即死か」

 

 それじゃ、反撃と行きますか。

 

 斜め下に空を蹴り、黒オーガに一直線に行く。

 

 それに合わせるかの様に、向かって来る俺の方に拳を斜めに突き出す。

 

 だが体を捻り拳をスレスレにかわし、すれ違いざまに今出せる最大の百八連続攻撃をくらわせる。

 

 その後すぐ受け身を取り、転がりながら距離を取りすぐ立ち上がる。

 

 どれくらいHPを削れたか、黒オーガのHPバーを見る。

 

黒オーガ

HP95000/93700

 

「これは気が遠いな」

 

 そして再び黒オーガの方に走り出す。




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