ある夜私は森を歩いていた珠世が言うには、浅草の近くにも十二鬼月が潜んでいると教えてくれたからとりあえず血を貰っておこうと考えた。
(自然は心が癒される………………)
無数の鎖が二人の剣士を尽く追い詰めていく、二人は風の呼吸を駆使して粘ってはいるがどちらに部があるかは誰が見ても一目瞭然だった。
「っち、糞がぁ時間かけ過ぎちまった!稀血の効果が無くなってきやがったぜぇ」
「落ち着け!実弥!先ずは冷静に鎖を攻略するしかない!!」
「ふふ幾ら頑張ろうが無駄だよ!さぁ先にどちらが死ぬかな?血鬼術、血鎖分連!!」
手を前出すと同時に四本の鎖が腕から飛ばす、二人はそれぞれ左右に避けるそのまま二人は攻撃を放つ。
「風の呼吸、弐ノ型!爪々・科戸風!!!!!」
匡近が四つの鎖を弾き飛ばす。
「任せろぉ!!!!!風の呼吸!!壱ノ型!!塵旋風・削ぎ!!!」
「甘いよ、血鬼術!!!!!!!血鎖無連交差陣!!!!!」
実弥が鬼の頸を斬ろうと近付くが体から鎖を出し、実弥と匡近を巻き込むそのまま二人は地べたに倒れ込む。
「匡近ぁてめぇだけでも逃げろぉ!!!!!!」
匡近は震える膝を押さえつけながら立ち上がり実弥の前に出る、匡近の顔は何か覚悟を決めた顔付きになっていた。
「実弥……………オレは……自分の弟を守る事が出来なかっただからお前だけは死んでも守るよ……オレにとっては実弥も大事な弟みたいなもんだから……」
「やめてくれぇ匡近ぁ!!!頼むから!!!!!」
(実弥ならオレの意志を継いでくれる!!!!!!!!)
と匡近が決死の覚悟を決め特攻しようとした瞬間部屋の襖が開かれる。
「血は違えど兄弟と同じいやそれ以上の絆…………私が守るさ」
気付けば匡近の前にその男は立っていた、二人は知っていた流浪の鬼狩りの噂をそして今眼の前にいる男がその剣士だと二人は直ぐに理解した。
「そこの寝ている少年よコレは私が引き受けるからはやく助けを呼べ」
「あ、はい」
「突然出てきて何なんだ!!!!お前」
「日の呼吸、日暈の龍・頭舞い」
鬼が鎖を出す間も与えず一瞬で頸を斬ってしまった、実弥と匡近はその剣士に見惚れてしまった赫い髪そして赫い刀更にはあの美しい剣技噂は本当だったと感動していた。
その剣士が二人に近付いて頭を撫でる。
「お前達の絆を守れてよかった……………これからも二人仲良くな」
男は鬼の死体へと赴き何かをしてその場から音もなく消えてしまった、二人は礼を言う間もなく呆気に取られていた。
その後、実弥は柱になり匡近は実弥の継子となった二人はいつかあの剣士と再会した時、恥ずかしくないように任務と鍛錬に励むその風柱の屋敷には柱そっくりな男の子が二人の世話をしているらしい。
橋の上で縄に連れられた少女を見つけたとりあえず私は連れている男の頸を掴み上げた。
「お前はこんな小さい子供に何をしている?何を考えている?」
「何だぁ、お前は…………チゲぇよこのガキの親がこの子を売ったんだよ」
「何と、その様な親がいるのかとりあえずこの子は私が貰い受けるほら金だ」
縁壱は少女を保護しとりあえず珠世の元へと連れて行った、そこで少女を風呂に入れ綺麗な着物を着せてあげる。
「あの縁壱様は幼女を慈しむ趣味でもあるのですか?」
「とんだへ」
珠世の鬼が何かを言いかけたが珠世が怖い顔をしたとこで黙り込んだ。
「いや、この娘があまりにも不憫だったのでなとりあえずこの子の親はぼこぼこにした」
「え?縁壱様普通の人をぼこぼこにしたんですか?」
少女は縁壱の胸元にうずくまっている。
「案ずるな珠世私は生き物の体が透けて見えるのだちゃんと急所は外した」
「それでその子はどうするのですか?それに名前もないのでしょ?」
「………………どうしたものか………よしカナヲにしよう」
「縁壱様、未来を先取りしないでください……」
「何か言ったか?珠世?」
「いえ、それで本当にどうするのですか?そのカナヲちゃんは」
「とりあえずはここに預けようと思っているのだが……………」
するとカナヲが縁壱の袖を掴む。
「やはり私の近く置いていた方が安心だな、うんでは行こうかカナヲよ」
コクリと頷き縁壱はカナヲを肩車しまた無惨と兄を探す旅に出た。
その道中、夫に暴行を受けて逃げている美しい女性と子供がいたのでとりあえず夫を先程のカナヲの親の用にボコボコにしその女性と子供は藤の家に預けてカナヲをお願いしようとしたが袖を掴まれたので引き続き連れて行くことにした。
(子供の幸せを、願わない親は悲しいな………………うたよ私はお前の子供を大切にするつもりだったよ)
カナヲを肩車しながらふと夜空を見ると、星が泣いているように見えた。
そしてカナヲを連れ珠世から頼まれている事があり私はある街に来ている。
珠世が言うには。
(この街には女性ばかりを狙う変…鬼がいると言う自分も女性の端くれ同じ女性が狙われているのは胸糞悪いから縁壱様さくっとお願いします)
との事だった、さてその鬼はどこにいるのやら。
暴力夫と親には縁壱は容赦しません、何よりも子供の健やかな成長を願っているので。