男は容易く上弦の鬼を倒した、消滅するのに興味が無いようで只空を見上げていた。
(季節ではないがこの時期の氷と言うのも美しいな)
姉妹二人は見惚れていた、神の如き強さを目の当たりにしたからだ相手は上弦の鬼だその鬼を相手にして息は上がらず傷一つついてなかった。
その少女達から見るとその剣士は神の使いに相違ないと思った雰囲気は物静かで争い事を好きそうにも見えない、二人が考えこんでいたら預かっていた女の子がその剣士の元へと駆けて行った。
そして何も言わずにその剣士の腰に抱き着いていた。
「そうか、心配かけたなカナヲよ」
「あの、助けていただきありがとうございます」
カナエが剣士に近寄り礼を述べると、その剣士はこちらを見て何か驚いている表情をしていた。
(この雰囲気…………………似ている…………………うたに………………)
「いや、礼ならカナヲに言ってくれ私は別、そう大した事はしていない」
「いやいやあの、上弦の鬼を倒したんですよ?それを大した事ないって……まさか!?」
しのぶは噂の剣士の特徴を眼の前にいる剣士と照らし合わせてみたらなんと一致する、なら上弦でも倒せるかとしのぶは一人納得していた。
ふと二人に視線をやるとカナエはもじもじしていた。
(やだ私ったら命の恩人に……………………………やーんかわいい女の子とセットにすると絵になるーーー)
「すまぬが君の名前を聞かせてくれぬか?」
「え?え?私の名前ですか?胡蝶カナエと申しますふつつか者ですがって私ったら何を言ってるのもう!」
と一人乗りツッコミをしていると縁壱は「良い名だ」と言い去ろうとするがカナエはそれを引き止める。
「あの!何かお礼をさせてはくれませんか?私をよじゃなくて何かお礼を!」
縁壱は考えた、このまま自分がカナヲを連れていてもこの子の為にならないのではと、まぁかすり傷一つたりとも付けさせるつもりはないが。
縁壱はしばらく考え。
「ではカナエよこの子を預かってはくれぬか?私は鬼の始祖を倒さねばならぬのでな」
それを聞きカナヲは縁壱を強く抱き締めるが縁壱は優しく頭を撫でながら。
「カナヲよ、お主もこれからは普通の生活をしなさいそして優しい人と出会い、暖かでささやかな幸せを掴みなさい」
カナヲはこくんと頷きそれを確認すると縁壱はカナヲを託しその場を後にする。
「カナヲちゃんこれからは私が母親と思ってもらっていいからね?因みに父親はあの剣士様ふふ」
「姉さんそれよりもあの剣士様の名前聞くの忘れてたわよ!」
しのぶがカナエに言うとカナヲが口を開く。
「あの人の名前は継国縁壱、私の父親代わり」
カナエは優しく抱き締めながら。
「なら今度お父さんって呼んであげなくちゃね、私はふふふふ」
「何故だ?何故童磨がそれに何だ?上手く奴の視界が…………己!!!!!」
無惨は上手く縁壱を見る事ができないそれがわかるのはもう少し先の話し。
カナヲをカナエ達に預け縁壱は一人庭園でお茶を飲んでいた。
(ふむ、一人と言うのは寂しいものだな、たがこれも一興か)
一人庭園の美しさに見惚れているとふと視線に入る程、特徴的な髪色をした女性と男性が何か言ってるのが眼に入った。
(何ならあの娘………心臓の動きが速いな何かあるな)
無礼だが聞き耳をたててみると。
「君の様な女性とは結婚できないな、それに何ですか?その髪の色は?産まれてくる子供に遺伝したらと考えるとぞっとする」
「……………………………………………」
縁壱は音もなくその男の頸を掴み上げる。
「お前は女性を何だと思っている?お前は自分が神にでもなったつもりか?」
「何なんだ!!お前は!!!!!!!離せ!!!!こんな女はなぁ!」
「おい娘よ、残念だがこの男には見る眼がないのだろういっそお前から断りを入れてやれ」
「え?あ…………はい!!!アンタ見たいな糞眼鏡こっちが願い下げよ!!!」
と娘の渾身の一撃は男の腹に入り男は吹っ飛びどこかの建物に入っていった。
「あの……………あの人大丈夫ですかね?」
「あぁ大丈夫だ、それにしても娘よ今の一撃良かったそれに、案ずる事はないずれありのままの君を受け入れてくれる男性と出会えるさ」
と縁壱はどこか遠くを見ながら娘に告げる。
(何かしらこの人キュンキュンこないでも不思議な、人だわ!!!!!!)
「そうですかね…………私人と少し違うんです」
「他の者よりも力が強い事か?」
こちらが言おうとする事を先に言われ驚く少女。
「ならば鬼殺隊に入るといい、君の力なら必ず強い剣士になれる頑張りなさい」
「鬼殺隊………わかりました!!あの!私は甘露寺蜜璃って言います!!」
「甘露寺蜜璃…………良いなだ…………私は継国縁壱また会おう蜜璃よ」
その後、甘露寺は鬼殺隊に入るそして縁壱の言うとおりになるがそれはまだ先の話し。
無惨が縁壱に気づくのはもうちょい先です笑