鉄華団全員生存ルートRTA 【参考記録】   作:オールF

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5連勤の疲れがとれないので再投稿です。色んな方に心配やらご迷惑をかけたことをお詫びします。最新話に目が触れた方は再び投稿されたら思う存分感想をよろしくお願いいたします。


出発〜初戦闘

 再試走するつもり無かったのに結果的に再試走みたくなってるRTA、はじまってんだよなぁ……。

 

 

 前回はバルバトス起動からの一軍粛清前までで終わりました。

 占いの効果を確かめるべく、使ってみましたが、結構いい感じですねー。確かに子供たちの反乱は戦略的勝利としか言いようがないですし、間違っては無いですね。

 

 さてさて、オルガや三日月がオッサン達をパンパンパン(意味深)してる間にやることを進めましょう。前回の会話でエース様なことが確定したので、弟分を守って腹部を貫かれないためにも自衛手段を手に入れましょう。初期装備は壱番組なのでハンドガンと専用モビルワーカーがありますが、宇宙では使い物にならないのでちゃんと使える武器を手に入れます。

 そのために夜でも働いてるおやっさんのところに行きましょう。深夜から戦闘があって今も働いてるとか火星に労働基準法はないんですかね〜。

 

 

「なんだまたおめぇか……で、どうしたこんな時間に?」

 

 

 おう、また俺だよ。壊れよ(暴言)。そんなことよりオッスオッスおつかれっす! ところでその緑のどうにかなりそ? 

 

 

「あーダメだなこりゃ。コクピットが綺麗に潰されてやがる。エイハブリアクターは生きてるから売り物くらいにはできるが」

 

 

 てことはやっぱり次のクランク二ーのグレイズ貰うしかないですね。みんな助けるためにはどうしてもモビルスーツは必要です。漂流者などであれば、入社時に持ち込んで初期装備に入ってるんですけどね、今回はないので戦闘での戦利品頼りになります。

 まぁ、火星を出る前に火星の地下深くでおねんねしてる連中を掘り起こせればいいんですが、フラウロスくんは2期からじゃないと無理ですし、他のモビルスーツは部分欠損が激しいので今見つけてもテイワズにいくまで役立たずで、しかも時間がかかるのでRTA的には旨味ないので無視です。

 ここは昭弘くんの出番を奪ってでもグレイズをいただきましょう。

 てことで、おやっさんに戦利品のリストをもらって大人の皆様の寝床に行きましょう。ちょうどそろそろ無駄な屍が転がってる頃でしょうし。

 

 

「げっ、星原」

 

 

「あ?」

 

 

 真っ先に気付いたのはユージンくんでした。そんな嫌そうな顔しても名前呼んじゃって……やっぱり好きなんすね〜。それよりもオルガはなんで威圧的なの? と思ったら、銃口を向けようとしたミカニキ制してますね。危ねー殺すとこでした。

 

 

「いやコイツはいい。ちょうど良かったアンタには話があったんだ」

 

 

 俺も俺も! これでCGSはお払い箱!

 社長が資産を持ち逃げしたので、銀行にあるお金しかないっていうクソみたいな状況ですが、ここからは有能しか残らないのでRTA走者としては言うことなしですね。例外のトドも後々、(上司が)めちゃくちゃ使えるようになりますしね。

 

 

「で、あんたはどうする?」

 

 

 一夜明けて、辞めていく社員達に退職金を渡しているデクスターを見ながら、突っ立ってるとオルガに訊かれます。トドが残ることにしたぜと言ったらユージンくんは「マジかよ……」と項垂れてましたが、ホモくんが残るって言ったらなんて言うんですかね……。とりあえず、タロット使えるんで使っておきましょうか。

 星の正位置……なんだこれ。あ、でも、イメージ的に良さそうっすね。

 

 

「面白そうってお前なぁ……」

 

 

「まぁ、理由はなんでもいい。アンタは他のクズと違って信用してる。よろしく頼むぜ」

 

 

 はえ〜。星の正位置って面白そうって意味なんですかね。いや、ぜってぇ違うぞ?? これで上手く鉄華団(名称決定前)に入団できたし、何故かは分かりませんがオルガからの信頼も厚すぎて熱くなってきたのでバルバトスの調整に加わりましょう。

 クランク二ーが来るまではホモくんにすることと言えば、オルガに次の戦利品でモビルスーツを手に入れたら乗らせて乗らせて! と頼むだけです。エース様なので降りろォ! (迫真)されることはないでしょう。

 

 

「ん? あぁ、ギャラルホルンに目ェ付けられてんだ。そん時は頼むぜ」

 

 

 こいつ頼んでばっかだな……(ブーメラン)。

 モビルスーツに乗車できるようになったのでバルバトスの整備を手伝いに行きます。知力と器用高くてパイロットでもメカニックの真似事できるのでいいっすね〜。女型のステータス配置とか言ってめんごめんご〜。けど、この筋力と体力の無さは一期終盤で響いて来そうなのでしっかり上げていきましょうね〜。

 

 EEXを得るために整備ミニゲームをこなしてクランク二ーが来るのを待ちます。ミニゲームで得られる経験値なんてたかが知れてるので、別にやらなくてもいいですが、休憩しすぎて体力満タンで寝れないため、これ以外やることがないのです……。睡眠時間には気をつけよう! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありが……」(←パンパンパン!)

 

 

 

 

 はい、お茶の間を戦慄させたありがパンパンパンを終えたので戦闘終了です。ちなみにホモくんが未関与のイベントはだいたい飛ばせるのでアニメとか見すぎて飽きたという人はガンガン飛ばしていきましょう。でも、なんでこのシーンはスキップ出来ないんですかね?

 

 この後経験値獲得画面に移って、ステータスに振ることができます。ですが、ホモくんは今回はメカニックの真似事しかしてないので勝手に器用度全振りになります。EEXはまだ使わなくてもいいので温存します。

 

 

 んでぇ、こっからフリーになるのでグレイズをホモくん色に染め上げてあげましょう。

 通常なら器用度が一定値を超えるとカスタマイズの項目が追加されるんですが、まだありません。あったところで戦利品がグレイズと通常装甲Aしかないので何もできません。つっかえ。

 カラーリングくらいなら任意で変えれるので適当にぱぱっと変えちゃいましょう! 色変え無しでもピンクでも、クランク二ーの識別反応を発してると結局アインくんに狙われるので好きに塗っちゃいましょう。自分は黒と黄色っていう雀蜂みたいな色にしときました。

 雀蜂……いいよね……(プロは多くを語らない)

 

 あとはこれをデクスターや昭弘達と先に宇宙へと運んじゃいます。バレないようにそっとだぞ、そっと! 運び終わったらオルガ達が来るのを待ちます。それまでかなり時間があるので船員に話しかけて友好度上げやらしておきましょう。

 

 

「なんだあんたか。……相変わらず細い身体してるな」

 

 

 お前がガチムチすぎるんだよなぁ……。昭弘くんはオルガに仲間と認められて嬉しいみたいで、今は友好度に関係なく結構話してくれます。

 にしても、何見てんのよエッチ! 身体が細くてもアンタより腕は上なんだからね! と息巻いておくと勝手に火がついてトレーニングに向かいます。これでグシオンリベイクに乗る時にステータスが通常よりも上がるので煽れるだけ煽っときましょう。

 次は肩で被弾することに定評のあるチャドですね。団長が死ぬ度に肩を撃たれてる人と言えば分かりますかね。

 

 

「あぁ、ホシさん。どうしたんですか?」

 

 

 こいつは意外にもホモくん敬ってますね。どう森みたく「話に来た」と「なんでもない」と出ましたが、馬鹿正直になんでもないって言ってもなんにもないので「話に来た」を選択しましょう。

 

 

「ようやく、俺たちだけの仕事が始まるんですね。ワクワクする反面、不安もあるけど……オルガ達とならできそうな気がするんですよ」

 

 

 出来るよ出来る(太いのが死ぬけど……)。

 まぁ、死なせないためにホモくんがいるので大船に乗った気でいろよ! 

 あとは電子戦に強いダンテなんですが、彼もチャドと似たような事しか言いません。ごく稀に栄養バーとかくれるんですけどね。今回はくれませんでした。何がいけなかったんでしょーか? 

 デクスターさんは既に本部に戻ってるので声をかけられないので、オルガのピンチに駆けつけられるようにコクピットで待機しておきましょう。大人に振り回されたくないって言いながら(言ってない)トドやギャラルホルンに振り回されて、蜂の巣にされる鉄華団を蜂の色に塗装されたグレイズでワイが解決する……完璧やな! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ホシさん! 大変だ! 団長達が!』

 

 

 はいはいきたきた。もう待ちくたびれましたよ。

 ここでようやく初めての戦闘です。武装が破損しているアックスとメイスと少し心もとないですが、火星のぬるま湯に浸かってるだけのカス共ならこれでどうとでもなります。

 モビルスーツハンガーのロックを外してもらい、イクゾー! デッデッデッデデデ!! 

 

 

 船に風穴を開けようとしている角の生えたグレイズはミカニキが無慈悲にゼロ距離射撃でコクピットをぶち抜いてくれるので、自分は他の奴の相手をしておきましょう。早めに減らさないと特務サンサー! がやって来てしまうので、メイスとアックスでこちらも慈悲などなくコクピットを叩き潰していきます。そうしてると通信が入りましたね。増援でしょうか。

 

 

『ねぇ、そっちのデカいの貸してよ』

 

 

 あぁ、どうやらミカニキがちまちま撃つのだるくてメイスをねだってますね。初期ミカだと射撃はあまり当たらないので、交換してあげましょう。

 

 

『あんがと』

 

 

 そうしてちまちまから豪快に敵を屠っていくミカニキの露払いをしているとなんかこちらに向かってくるグレイズがいますね。

 

 

『貴様ッ! その機体はクランク二尉のグレイズッ! なぜ貴様たちがァ!』

 

 

 奴さん死んだよ。俺が殺した(大嘘)。

 

 

『貴様ァァァァァ!!!!』

 

 

 HAHAHA! 楽しいなぁ! グレイズによる、グレイズのためのどデカい戦闘はよォ! ……いや、これ結構地味っすね。アインくんは殺しても生きてても、鉄華団主要メンバー誰も殺さないんで、殺さなくてもいいんですよね。殺してしまうと良くわからないやつがマクギリスの玩具、もとい阿頼耶識の餌食になるので動けなくして武器とか奪ったらボロ雑巾のように捨てて……ん? ピビピ……? 

 

 

『新たなエイハブウェーブを観測! ホシさんの方に来るよ!』

 

 

 えぇ……(困惑) 狙うなら俺よりも敵殺してるミカでしょ……。

 なんて言ってもCPUは我の感情を理解してくれないので、ある程度ボコってボロ雑巾になってもらったアインくんから真新しいアックスとミカニキから受け取った滑腔砲で紫色のシュヴァルべと戦闘です。

 今回の目標はあの右手を切り落としてランスユニットを手に入れる事なんですが……アックスと滑腔砲じゃムズいんだよなぁ……。

 1番いいのはコクピット潰して機体ごともらうことなんですが、ガリガリ君にはマクギリスぶっ殺すマンに覚醒してもらう必要があるので、最悪左手のワイヤークローだけいただきましょう。

 

 

『投降すれば然るべき手段でお前たちを処分してやるぞ』

 

 

 あ、そういうのいいんで(ローキック)。

 

 

『やるな! だが! これでどうだ!』

 

 

 ワイヤークローが左手に! お相手氏は阿呆ですか? そんなことしたら拙者から逃げられませぬぞ? (おたがいさま)。上手く距離を保ちながら右手を執拗に撃ちまくりましょう。

 

 

『ちっ、貴様ッ!』

 

 

 ふははは怖かろう! 痛かろう! だから早く右手もげろ! こっちも左手がもう限界だからさぁ! 

 

 

『しまった!?』

 

 

 はい、これでノルマ達成です。左手は肩関節から下をパージして、ガリガリの意表を突きましょう。これで油断したガリガリのカメラアイに一発打ち込めば追いかけてきません。急いでイサリビへと帰還しましょう。

 あとは回収したシュヴァルべの右手をつけてもらって……って、これじゃ両方右手になるやん!? (ガバ)

 

 

 J・ガイルの旦那になったので今宵はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 ###

 

 

 

 オルガの機転と三日月や星原のおかげで危機を脱した鉄華団の船【イサリビ】は祝福ムードに包まれていた。今まで大人に振り回されるがままだった子供たちが、ついに大人達に一泡吹かせることに成功したのだから。

 モビルワーカーから降り立ったユージン・セブンスタークは仲間達に賛辞を受けながら食堂へと向かうと、個人的に嫌な顔にあった。

 

 

「げっ」

 

 

 それは先程まで三日月と共にギャラルホルンのモビルスーツを屠った上に敵から武装を奪い取って帰ってきたという元一軍のエースであり、その男が戦闘後に関わらず涼し気な顔で三日月と共に食事をしていた。

 

 

「あ、おかえりユージン」

 

 

「お、おう」

 

 

 ユージンの存在に気付いた三日月にそう声をかけられて反応を返した彼は視線だけを寄越してすぐさま食事に戻った星原に眉をピクリと上げた。

 

 

「……」

 

 

 しかし、彼の対応に別段怒ることは無い。恐らく逆の立場なら自分も同じことをしただろうからだ。それに星原がいなければあの強行突破も出来なかったかもしれないというビスケットの言葉も考えると嫌味のひとつ言うのもはばかられた。

 

 

「そういやアンタ、阿頼耶識もないのにモビルスーツの操縦上手いよね。なんで?」

 

 

「……さぁね」

 

 

 ふと、そう尋ねた三日月に星原は興味なさげに答えると食べ終えた皿をアトラへと返しその場をあとにした。淡々とした返しをされた三日月は別に思うところもなく「そっか」と1人でつぶやくとこちらも皿に乗っていたモノを平らげ、ユージンの方を見た。

 

 

「あれ? ユージンは食べないの?」

 

 

「いや……今はいい……」

 

 

 断ったユージンは食堂を通り過ぎると星原と同じ廊下を歩いた。確かに三日月の言う通り、モビルスーツに乗るのは初めてでしかも阿頼耶識もないのに堕としたモビルスーツの数はあまり変わらない。壱番組の頃からモビルワーカー乗りとしての腕の良さは知っていたが、それがモビルスーツでも変わらないことにユージンは少し苛立ちを覚えた。

 読み書きも出来て、モビルスーツの整備もできて、さらには乗ることも出来る。ついでに占いも。おそらく、この船の中では一番の多才なのではないだろうか。対して自分は……と、考えたところでユージンは頭を振った。

 

 

「んなこと考えても仕方ねぇ……」

 

 

 そうだ、俺はさっきみんなのために命を張った大仕事をしたんだと自らに言い聞かせたユージンは、踵を返して再びブリッジの方へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、鉄華団により煮え湯を飲まされたギャラルホルンはというとかなり殺伐としていた。火星支部本部長のコーラルは死亡。また、彼と共に出撃した兵士もアイン・ダルトンを除いて全員死亡と散々な結果であった。

 おまけに監査に来ていたガエリオ・ボードウィンも機体の装備が一部奪われるという失態を犯してしまい、船内の空気は彼の怒りで張り詰めていた。

 

 

「クソっあの黄色のグレイズめ! よくも俺をコケにしてくれたなッ!」

 

 

「まぁ落ち着けガエリオ。少々、彼らを舐めすぎたようだ」

 

 

 火星宇宙ステーションの執務室の壁を怒りに任せて殴ったガエリオに対して、微笑を浮かべたマクギリス・ファリドは彼を宥めると共に先程の戦闘を振り返った。

 まず、彼が目を奪われたのは厄災戦を終わらせたとされる禁忌のモビルスーツ、ガンダムフレームであった。此度の戦闘に参加する気のなかったマクギリスが出撃したのもそれが理由であり実際に対峙した彼は名も知らぬパイロットに高揚感を覚えた。まるで、アグニカ・カイエルの英雄譚のような。

 加えて、腕の立つパイロットであるガエリオを蹴散らしたグレイズのパイロットにもまた興味が湧いた。ボロ雑巾のように機体をズタズタにされ負傷したアインという兵士によれば、その力はまさしく本物であり、おそらく相手は自分を殺せたというのだ。恐らく、それはガエリオも同じで、的確に右手だけを狙うスキルがあるのならコクピットを撃ち抜くのも容易かったはずである。

 

 

「コーラルが死んだおかげでやることは山積みだ。彼らを追うのは少し先になるだろうな……」

 

 

 マクギリスのつぶやきにガエリオは静かな怒りを灯したまま、部屋を去っていく。気持ちの整理をつけるか、あるいは自分だけでも彼らを追う手筈を整えるつもりだろうか。いくらセブンスターズの息子でも無理な話であるが、それだけ今のガエリオが怒り心頭であることが窺えた。

 

 

「それにしても……」

 

 

 クーデリアを乗せた少年騎士団に、それを守るガンダムフレームと謎のパイロット。大人になれない子供であるマクギリスにはそれらのワードは心をときめかせるには十分であった。誰もいなくなった部屋で透けたガラス越しに見える火星を見下ろしながら、彼は薄く微笑んだ。

 これから起こるであろう革命の瞬間を楽しみに待ちながら。




作品削除には気をつけよう!
今まで投稿してた分のブルワーズ戦①までは5分毎に投稿予定です

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